ポケットモンスター ステラ・ガールズ   作:夜秋

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アリスとアカリ!最強タッグバトル!

他の地方にはロケット団やギンガ団、プラズマ団等の悪の組織が存在する。

ここ、ステラ地方にはそんな組織は存在しない。

そう、思っていた。

目の前の光景を目にするまでは。

 

全身黒いスーツに黒いサングラスを身につけた黒づくめの男達が2人。

私達の前に立ちはだかっていた。

 

「チャンピオンとジムリーダーのポケモン、丁度良い!悪いがそのポケモン達は我々ダークホール団が頂く!」

 

2人の内1人が言った。

 

「はいどうぞと渡すとでも?」

 

「まさか、力ずくだ!」

 

男達はそう言ってボールを構える。

2人同時・・・つまりはタッグバトルだ。

 

「寝言は寝て言うもんやで!ウチらに勝てるわけ無いやろ!アリス、行くで?久し振りのタッグバトルや!」

 

「任せて、アカリ・・・ううん、あーちゃん。行くよ!」

 

「あぁ!コテンパンにしたるで!」

 

そう言って私達もボールを構える。

 

「行け!ズルズキン!」

 

「やれ!バルジーナ!」

 

男達はズルズキンとバルジーナを繰り出した。

 

「ほな、行くで!全てを噛み砕け!ガチゴラス!」

 

アカリがそう言いながらくるんと回りながらボールを投げ、左手を前にする様に横向きで立つ。

 

「行くよ!ヌメルゴン!バトルスタンバイ!」

 

私がそう言ってバク宙をしながらボールを投げると着地してアカリと背中合わせになるように横向きに立ち、右手を前にする。

 

そして、ヌメルゴンが出るのと同時に雨が降りだす。

ヌメルゴンの特性だ。

 

「ほな、行くで!ガチゴラス!バルジーナにストーンエッジや!」

 

「ヌメルゴンはだくりゅうで2匹とも攻撃して!」

 

「ガオォー!!」

 

「ヌメ!」

 

ガチゴラスが左足を上げ、地面に思い切り叩き付けると岩が地面から突き出してバルジーナを襲う。

バルジーナはそれを空高く舞ってかわした。

ヌメルゴンのだくりゅうもズルズキンにしか当たらなかった。

あのバルジーナ中々素早い。

 

「反撃だ!ズルズキン!ガチゴラスにとびひざげり!」

 

「ズルっ!」

 

ズルズキンがガチゴラス目掛けてとびひざげりをしてくる。

 

「ヌメルゴン!ガチゴラスを庇って!」

 

「ヌメヌメ!」

 

ガチゴラスに当たるはずのとびひざげりは咄嗟に間に入ったヌメルゴンに当たる。

 

「まずはあのヌメルゴンからだ!バルジーナ!ヌメルゴンにあくのはどう!」

 

「バル!」

 

バルジーナの放つあくのはどうもヌメルゴンが受け止める。

体力は半分を下回っただろう。

 

「行くよ!ヌメルゴン!ねむる!」

 

私が言うとヌメルゴンは大きな欠伸をしてその場で丸くなって眠った。

 

「ガチゴラス!ズルズキンにドラゴンファングや!」

 

「ガチ!」

 

ガチゴラスがその巨体からは想像も出来ない素早さでズルズキンに近づくとズルズキンに噛み付いた。

 

「眠ってる今のうちだ!バルジーナ!エアスラッシュ!」

 

「ふふっ、残念。ヌメルゴン起きて!りゅうのはどうで返り討ちにして!」

 

私が叫ぶとヌメルゴンはパチッと目を覚まして座ったままりゅうのはどうを放つ。

 

「ガチゴラス!ズルズキンをバルジーナにぶつけるんや!」

 

ガチゴラスは咥えていたズルズキンを投げ飛ばしてバルジーナに当てた。

 

2体は地面に落ちて目を回していた。

 

「なっ!?なんでそんなに速く起きるんだよ!」

 

「まだやるか?」

 

「ふん!これからだ!行くぜ!サザンドラ!」

 

「ここからが本番だ!ボーマンダ!」

 

2人が出したのはどちらもドラゴンタイプ。

ヌメルゴンは素早さも高くない為流石にあの2匹の攻撃は耐えきれないだろう。

 

「ヌメルゴン、お疲れ様。戻って!」

 

「ガチゴラスもや!後は任せとき!」

 

私とアカリはポケモンを戻して次のボールを手に取る。

 

「行くよ!マホイップ!バトルスタンバイ!」

 

「行くで!大空を舞え!プテラ!」

 

私達のエースである2匹を繰り出す。

 

「マホイップ!プテラにデコレーション!」

 

「マホ!」

 

マホイップが開幕デコレーションでプテラのこうげきととくこうをぐーんと上げる。

 

「さて、それじゃあ・・・」

 

「ほな、行くで!ウチらの本気見せたるわ!」

 

プテラが雄叫びを上げ、マホイップがぴょんぴょんと跳び跳ねてみせる。

 

「させるか!ボーマンダ!プテラにはかいこうせん!」

 

「サザンドラはマホイップにあくのはどうだ!」

 

「プテラ!かわすんや!」

 

「マホイップ!じこさいせいで迎え撃って。」

 

プテラは空へと舞って攻撃を華麗にかわし、マホイップは受けたダメージをすぐにじこさいせいで回復した。

 

「ほな、行くで!太古の力を今解き放て!プテラ!メガシンカや!」

 

「行くよ!マホイップ!素敵なティーパーティーの始まりだよ!主役は勿論!おっきなデザートだよね!天まで聳える特大ケーキマホイップ!キョダイマックス!」

 

私がマホイップをボールに戻すとボールが大きくなる。

私はそれを両手で投げるとキョダイマックスしたマホイップが現れる。

そして、それと同時にアカリのプテラもメガシンカする。

 

「なっ!?」

 

「メガシンカにキョダイマックスだと!?」

 

「ここ、ステラ地方は島全体がダイマックス可能なパワースポットなの。だからどこでもダイマックス出来るんだよ!」

 

「それと同時にメガストーンも見つかっとる。メガシンカもせやから可能なんや!」

 

「マホイップ!サザンドラにキョダイダンエン!」

 

「プテラ!ボーマンダにもろはのずつきや!」

 

マホイップのキョダイダンエンとプテラのもろはのずつきを2匹とも避けられずもろに食らってしまう。

勿論、2匹は一撃で戦闘不能となった。

 

「まだやるんか?」

 

「うぐ!覚えてろ!」

 

2人組の男達は捨て台詞をはいてその場を逃げるように去って行った。

それと同時にマホイップが元の大きさに戻り、プテラも元の姿に戻った。

 

「久し振りやったけど上手くいったな!」

 

「当たり前でしょ?私達のタッグが上手くいかない訳ないじゃん。」

 

そう言ってハイタッチするとマホイップとプテラもハイタッチした。

圧倒的なバトルを見て目を輝かせるノエルと共に私達はヒスイシティへ向かった。

ヒスイシティはもう目の前だ。




はみだし解説
今回からたまに補足やら解説やらをいれていきます。
今回はアリスとアカリです。
2人はバトルでポケモンを出す時に決まった掛け声を使います。

アリスは「◯◯!バトルスタンバイ!」とポケモンを出します。
また、マホイップのキョダイマックスでは「マホイップ!素敵なティーパーティーの始まりだよ!主役は勿論!おっきなデザートだよね!天まで聳える特大ケーキマホイップ!キョダイマックス!」と言ってキョダイマックスします。

アカリはポケモン毎に違う掛け声で繰り出します。
「大空を舞え!プテラ!」
「全てを噛み砕け!ガチゴラス!」
「全てを凍てつかせよ!アマルルガ!」
「不動の要塞となれ!ユレイドル!」
とポケモン毎に違う掛け声で繰り出します。
また、プテラのメガシンカでは「太古の力を今解き放て!プテラ!メガシンカや!」と掛け声と共にメガシンカします。
ジムリーダーやチャンピオンはバトルを盛り上げる演出の1つとして決め台詞と共にポケモンを出したり、メガシンカやキョダイマックスをしたりします。

他のジムリーダーも皆決め台詞を持っています。
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