モンストキャラの日常 作:トマト大西
「では私からか…」
メルがそう言い自分のスマホを確認する
案の定異形が出てきた
「おぉ…悲しみの化身足る我を呼び出すそなたは…」
「メルだ。君は?」
「我の名はカルナ…メルよ…そなたはこの悲しみを癒せるか…」
水色の砂時計のようなものを体内にある異形はカルナと名乗った
「なぁカルナってセレナーデみたいにバックストーリー的な奴はあるのか?」
アルカディアがイデアに聞く
「そうだねぇ…まぁインド神話のカルナについて調べればいいさ。僕の口から語るのはめんどくさいからね」
「インド神話…ではセレナーデにもモデルがあるんですか?」
「ロミオとジュリエットとか?でもあれ悲恋じゃねぇしな…まぁいいか」
そんなアルカディア、イデア、蓬莱の会話を他所にメルはカルナと話を続ける
「君の悲しみを癒せるか…か。それは恐らく難しいだろうね。第一君の悲しみの元を私は知らないんだよ」
「おぉ…そうか…我が悲しみを癒せるものは存在し得ないのか…ならばせめてそなたの悲しみを癒すとしよう…」
「私の悲しみ?…私は悲しみなぞ無いのだが…」
「なるほど…確かに真足る悲しみは深層心理に隠したくなるのが生あるものの当然の判断だ…だが我の前でその悲しみを隠しきれると思わないことだ…」
「へぇ…じゃあ君がいう私の悲しみはなんなんだい?」
「それはここでは言わぬが吉であろう…それを公表すればそなたは悲しみではなく怒り、憎しみに囚われてしまうだろうからな…そなたの過去にどんな悲しみがあろうと我はそれを受け止めよう」
「…過去の悲しみ?そんなもの…」
「無理に意地を張るものでない…そなたの人生はまだこれからなのだから…そなたの本心を心から理解し、賛同してくれるものは必ず現れるだろう…」
「っ!君に何がわかる…?出会ってたった数分の君に私の過去が理解されてたまるか!」
「その感情はすぐに捨て去るべきである…」
「…」
「…今はそのような状態でもいずれそなたは皮を剥くだろう…」
そうカルナは言うとホログラフィックは消える
「…」
メルは少し溜め息をつき、蓬莱に振り向き「次は君の番だ」という
「えぇ…では私のスマホを…」
蓬莱がスマホをつけると今度は修道服姿の女性?のような異形が表れる
「ぁ…あなたは…」
蓬莱がホログラフィックに聞く
「あぁ…私がいるからにはもう安全です。あなたにも永遠なる安息の眠りが訪れることでしょう…」
「…いや私は名前を聞いたのだけど…」
「あらそうでしたか。それは申し訳ございません」
修道服の女はクルッと一回転し名乗る
「申し遅れました…私の名前はレクイエム…あらゆる生命に永遠の安息の眠りを届けるものでございます」
レクイエム…そう修道服の女は名乗った
「レクイエム…ですか…。私は蓬莱と申します。これからよろしくお願いしますね?」
「蓬莱…あなたには特に安息の眠りを…」
「それって私を殺すってことよね…勘弁してよ…」
「?永き時を生きるあなたには永遠なる安息の眠りが必要でしょう?それとも自らの手でその永き時に終止符を打てるとでも?…いいえ、恐らく不可能でしょう…ですから私があなたに眠りを届けましょう…全てが終わるそのときまでに…」
「…へぇ?期待しないで待ってるわ」
ゲヘナやっとクリアできた…