モンストキャラの日常 作:トマト大西
「最後に俺か…」
メル、蓬莱と確認がすんだところでアルカディアがスマホを取り出す
案の定ブォンという音と共にホログラフィックが浮かび上がる
「…貴様か…私の眠りを妨げたのは…」
浮かび上がったのは四人の異形とは違い、まだ人形を保っていた
「まぁ妨げたってよりかはたまたまなんだけどな」
「何だっていい…眠りを妨げたのは事実だろう」
「いや事故だから。故意じゃないから」
「知るか。そんな事どうだっていいんだよ」
「じゃあなんなんだよ」
「何故私はこんなところにいるのだ?説明してくれ」
「?自分から来たんじゃないのか?」
「なわけあるか。私は獄の中で封印されていたけど最近暇だなぁーとか思って眠っていたのだ。それを貴様が呼び寄せたのでは?」
「いやいやいや知らんて」
「…まぁいい。状況はなんとなくわかった…協力するしかないか…んで?貴様の名は?」
「すごい不満そうだなぁ…。俺の名前はアルカディアだ。お前は?」
「アルカディア…なるほどな。私の名前は奈落。禁忌の獄に封印されていたただのしがない乙女さ」
「封印されるような奴が乙女なわけあるか。冗談はもっとお互いを理解してからな?」
「冗談ではないがな。まぁ信じるか信じないか…それは貴様が決めることだからな。私はどちらでもいい」
奈落…そう名乗った女性は周りを見渡し
「ほぉ…ここには異形がこんなにも…」
ボソッとそう呟いた
「取り敢えずこれで全員かな…?」
メルが確認を取るようにアルカディア、蓬莱、カナン、エルドラドに聞く
「まぁそうだね」
「よしならば…エルドラド」
「んぁ?」
「あの異界の門について知っていることを話してもらおうか」
「なんも知らんよ…イデアはなんか知らないの?」
「…まず君たちはあの異界の門が何処に通じているかわかるかい?」
「?異界の門っていうくらいだから異界じゃないのか?」
「確かに異界という点は何も間違ってないが…うん。そもそも異界というのは複数あるんだ」
「複数…?」
「そうだ。複数異界があるというか複数の世界にあの門は繋がっているんだ」
「どこで○ドア的なやつか…」
「そんな万能じゃないよ。まず決められた異界に行くにはその異界に繋がる鍵がなきゃダメなんだ」
「鍵?」
「そう。もちろん鍵がなくとも異界に行くことが出きるけどその場合ランダムに行くんだ。でも鍵があればその鍵が示す世界に行くことが出来る…だから僕はエルドラドに鍵を集めてもらっていたんだよ」
「鍵については初耳だな…」
イデアの説明を聞き、メルは少し考える
「…なるほど、だから校長を狙っていた訳か…」
「ご明察。でも僕自信も僕の世界の鍵を誰が持っているか、どの鍵がどの世界に通じているかはわからないから当てずっぽうにやっていくしかないんだよ」
「…それはカルナやセレナーデも同じなのか?」
「異界から来たものに例外はないよ」
「つまり単純に考えても4つの鍵が必要というわけか…」
「そうだね。頑張ってね」
「無責任すぎる…」
アルカディアは一つ溜め息をついた
蓬莱運極させてぇなぁオレモナー