モンストキャラの日常 作:トマト大西
アルカディア達がスマホの中に異界の者達が入るということがあってから数日後
アルカディアは学校にて蓬莱、カナン、エルドラドと話し合っていた
というのも今朝、アルカディアが登校するとロッカーに手紙が入っていたのだ
その内容は『この前すれ違った五右衛門だけど盗んだものが目的と違ったから返す。今夜そこの学校に行くから待ってろ』とのこと
「…これ本物かぁ?」
当然アルカディアは疑うわけで。
「というか盗んだものって何だよ」
「さぁ…あの時いたもう一人の女の子かな?」
「だとしたら私達は人を受けとるということですか?なんか犯罪臭が…」
「いやそもそもエルドラドがいる時点で犯罪もクソもないと思うんだが…」
「いやー俺がやってるのは正義の盗みだから」
「盗みに正義もクソもないだろ…」
「取り敢えずアルカディアはどうするの?」
カナンがアルカディアに聞く
「うん、取り敢えず受け取ろうと思う」
そうアルカディアが言うと、ブォンとエルドラドのスマホからイデアが出てくる
「だとしたら僕たちもそこにいよう。その鍵はかなり重要かもしれないからね」
「うぉっ、急に出るなや…」
「でもマグとメルさんにもいてもらった方がいいのでは?」
蓬莱がそう提案し、話し合いの結果あの時のメンバーが受けとるということで話し合いは終了した
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夜、アルカディアはカナン達と共に学校で五右衛門を待っている
「それでわざわざこんな夜にね」
「いや、お前は別にそこにいるなら寒さ感じないだろ」
スマホから奈落が何故こんなところにいるのかと聞いてきたので説明している
「でも詳しい時間指定はされてないのね」
「…あぁ!確かに」
「じゃあいつ来るかわからないじゃない」
「…教室で待機するか」
アルカディアが教室に行こうとした瞬間、フゥと風が吹き忍者が現れる
「…来たか…」
メルがそう言うと全員が忍者に注目する
「よっ!」
忍者…五右衛門は気さくに登場した
その脇には一人の幼女が抱えられている
「…随分軽いね…ここで捕まるということは考えないのかい?」
「ん?まぁ捕まったらその時はその時!わざわざそんなこと考えない!それが私の心情だからね!」
ハハハ!と豪快に笑う五右衛門
「まぁ取り敢えずその盗んだものを…」
「あぁ、ほら!」
「おい!投げんなや!」
五右衛門がポイっと幼女をアルカディアに投げる
アルカディアが落下地点で構えていると空中で幼女が消える
「!?」
アルカディアが辺りを見渡すとそこには幼女を抱えたガンマンと仮面を付けた女、そしてネズミがいた
「ふっふっふっ…この宝は我々3義賊が頂いた!」
ネズミがどや顔をし、そう宣言する
「ちょっと!トリプルスリーじゃないの!?」
「えぇ!?スリーアウトローじゃ!?」
「いや統一しろよ!」
「まぁ何でもいい!五右衛門!これは貴様が奪った宝…それもわざわざ門があるこの学校から…つまり!この宝を門に持っていけば何か起こるに違いない!行くぞ!」
ネズミがそう言うと、三人は門に向かって走り出す
「あいつら門を開ける気か!?エルドラド!あいつらを行かせるな!」
イデアがエルドラドに追うように指示する
「わかったよ!」
「俺達も追うぞ!」
エルドラドに続いてアルカディア達も走り出す
それと並走して五右衛門も三人を追う
「君も追うのかい?」
「そりゃ当然。私が宝を渡したのはあんたらだからね!あいつらに渡した訳じゃないし!」
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「おいゾロ!どうやって門開けるんだ!」
「えぇ!?ねずみ小僧知ってるんじゃないの!?」
「知らん知らん!ビリーは!?」
「知らないよ!?」
三人が門の前でわちゃわちゃしているとエルドラド達が追い付く
「なにやってんだ…」
「!?もう追い付いたのか!?」
「いやいやそんな距離なかったよ?」
「くそー…こうなったら秘技人力毒ガスを使うしか…」
ねずみ小僧が何かをしようとしたその時、三人の後ろの門が開き、その場の全員を吸い込まんと吸引しだした
「!?うおぉぉぉ!?」
「ねずみ小僧!きゃぁ!」
「吸い込まれる!」
三人が門の中に吸い込まれた
だが門は吸い込む力を弱めずついにアルカディア達も吸い込まれてしまう
「なんだこれぇ!?」
「アルカディア!気をしっかり持て!」
「ウワァァァァァ」
アルカディアは気が遠くなり、意識を失った
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「…ーい…きろー」
「…ん?」
「あ!起きたな!」
「んぁ?…ここ…何処?」
「目が覚めたようだな」
アルカディアが目を覚ますと何処かの施設のような場所にいた
「てかあんたら誰だ?」
アルカディアは自分が寝ているベットの近くにいる幼女と淑女を見て聞く
いや淑女は見たことがあるのだが
「おいおい私を忘れるな…奈落だ」
「あれ?お前実態持ってたっけ?」
そう。奈落は今までのホログラフィック体ではなく、おもいっきり触れられた
「ここが異界だからだろうな…」
「異界?」
「そう、ここは門の中だよ。私達は吸い込まれたんだよ」
「…他の奴らは?」
「取り敢えずカナンはいたね。他の奴らはこの世界にいるのかそれとも他の異界に飛ばされたのか…解らないね」
「そうか…取り敢えずお前とカナンがいることで少し安心したわ」
「ちょっと!私をおいていくな!」
二人が話していると、幼女が頬を膨らまして怒る
「…あんた誰だ?」
「そういや私も知らないな…君の名前は?」
そう二人が聞くと幼女はフフンと胸を張りよくぞ聞いてくれたと言わんばかりで話し出す
「フフン。何を隠そう私こそがこの施設の保有者でありベビーアーク団の団長!ベビーアーク様だぞ!ほら!拍手!」
パチパチパチ…
よく見ると周りの団員達が拍手をしている
そんな挨拶を聞いたアルカディアは一息ついて、一言
「…なんかめんどくさそうな世界だなぁ…」
ベビーアーク欲しい。