モンストキャラの日常 作:トマト大西
解放されたエミルと合流し、モグディカーに乗り拠点へと帰還したベビーアークとアルカディア達
モグディカー内でベビーアークがエミルに本当になにもされてないか聞いたところ「なにもされてない。強いて言うなら手足を拘束されてたくらい」とのこと
「しかし決闘ですか…日時は?」
エミルがモグディカーから降りて汗を拭きながらベビーアークに決闘について聞く
「一週間後の今日戦ったところだって。その間に私も特訓しとかないと…」
「一週間か…モグディカー強化間に合うかな…」
二人が一週間後の決闘の準備について話し合っていると一人の男性がコンテナに入ってくる
「ベビーアーク様。よくぞご無事で」
「あ、アンソニー!」
「アンソニーさん…決闘の話は…」
「うむ。それまでにこちらもベビーアーク様の専用武器の調整を済ませておこう…そちらの方々はどうするんですか?」
アンソニーと呼ばれた男性がアルカディアとカナン、奈落に聞いてくる
「ど、どうするって…」
「私としてはこれ以上巻き込みたくないんだ…只でさえ今回の戦いで目をつけられてるだろうし…だから今なら間に合う。緊急用の脱出口があるから逃げるならそこから逃げて」
「…」
「ベビーアーク様」
「うん。…最終的に決めるのは君たちだから…行こう」
そう言ってベビーアークはアンソニーと共に行ってしまう
残されたアルカディアとカナン、奈落は少し重い雰囲気を出している
「あんたらなにもしないなら部屋に戻ってな。今からこいつ(モグディカー)の整備をするから」
エミルにそう言われ、アルカディア達は部屋に戻る
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
部屋に戻ってきたアルカディア達はベットに座り込む
「…確かにベビーアークの言うとおりだな…」
「そうだね…私達はなにもできなかったし…あの時だってセレナーデや奈落がいなきゃお荷物だったし…」
「…でも逃げるのもなぁ」
「そもそも逃げたところでどこに行けっていう話だよね」
「はぁ…二人ともかなりネガティブじゃないかしら?」
アルカディアとカナンに奈落が突っ込む
「じゃあ何が出来るんだ?俺たちは別に特別な力はないし…」
「あるとしてもセレナーデを呼び出せるこのスマホ位しか…」
「…一週間あるのですよね」
「ん?」
「決闘まではね?」
「うーん…少し待ってなさい」
二人の言葉を聞いた奈落は少し悩み、そう言って部屋から出ていく
しばらくして奈落が部屋に戻ってきてアルカディアとカナンにこう言った
「二人とも、特訓です」
その言葉を聞いたアルカディアとカナンは少し固まり「「ムリムリ」」と二人揃って言う
「特訓っていってもよ?そんな一週間でなんとかなんのか?」
「一週間であのヒーロー達と戦えるレベルになると思う?」
「…二人ともまだ異界の力を発揮し尽くしてないからそう言えるんですよ」
「「異界の力?」」
「えぇ。私達はそれを可能とすることが出来ますので」
「…それってどうやんの…?」
「その為の特訓です。さ!行きますよ!ベビーアークに暴れても問題ない部屋の使用許可はもらっていますので!さぁ!」
「「…やるか!」」
こうしてアルカディアとカナンは奈落主催のトレーニングを開始した!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「まぁ今日は初日だからこんなもんでしょう。さ!明日もやりますから早く寝てくださいね!」
奈落がそう言うもアルカディアとカナンは疲れきってぶっ倒れている
奈落が部屋を出ていってからしばらくして回復したアルカディアがカナンに話しかける
「…なぁ」
「んー?どうしたの?」
「…今頃あいつらどんな世界にいるんだろうな」
アルカディアが言うあいつらとはエルドラドや蓬莱、マグとメル等のあの時扉に吸い込まれた者達のことだ
「うーん…意外とここよりハードな世界にいるかもよ?」
「例えば?」
「例えば…監獄とか?」
「えぇ…?どういう状況…?」
「ほら!飛ばされた先が牢屋の中とかよくある話じゃない?」
「そこからブレイクするのか…」
「はたまた滅茶苦茶平和な花の世界とか!」
「あーそれいいなぁ」
「ハハハ!……あー!アルカディアがいてくれてよかったぁ!」
「どうした急に」
「いやー改めて思うんだけどここに私一人だったら絶対心折れてるなぁって。実際アルカディアがいるってわかったときはホッとしたもんね」
「…いやそれ俺じゃなくてもよかったんじゃ?」
「うーん…どうだろうね。確かにメル先輩だったら論理的に考えて導いてくれそうだし…」
「ほら!やっぱり!」
「でもね?今ここにいるのはアルカディアじゃん。んでさっきのベビーアークがピンチの時とか絶対メル先輩とかエルドラドだったらあんな行動しないなぁって思って。まぁ実際私達は危なくなったけど…。でもあそこで行動しなかったら後悔してたと思うの。だからありがとう。私と一緒にいてくれて」
「…そんな今から死ぬみたいなこと言わんくても…」
「死なないよ!」
「てかその言い方だともしかして俺に惚れたか?」
「いやあり得ないんで」
「急に冷たくなるなや!」
「…ぷっ」
「笑うなや!」
こうして夜も更けていく
一回でいいから国士無双してぇなぁ私もなー