モンストキャラの日常 作:トマト大西
ペンデュラムの攻撃をベビーアークがピコピコハンマーで弾きつつ、ベビーアークも攻撃を行う
しかしそこはワラベンジャーのリーダーペンデュラム。うまく避けて体勢を立て直す。
「思えば俺と戦うのは…2年ぶりか?」
「そうだね…あの頃から成長したかと思えば君たちは何も変わってなかったね」
ペンデュラムとベビーアークは瓦礫の上で対峙する
「何も?」
「そうだ…君たちは結局市民を虐げているじゃないか!」
「む…」
「私の団員にも君たちに住んでいる場所を追われた人や家族を殺された人だっている!そんな事をする奴等がヒーローなのか!?」
ベビーアークの問いかけにペンデュラムは苦い顔をする
「…わかっている」
「…へ?」
「わかっているんだ。俺達が市民達から悪だと思われていること、もはやヒーローなのか…そんな疑問を持たれていることも」
ペンデュラムはポツポツと語りだす
「デスアーク団を滅ぼしたモンストファイブの子孫…だからこそ俺達もヒーローとして街を守る!…それが俺達ワラベンジャーの結成理由だったんだがな…ふたを開けてみればファイアーフライは自分の正義を押し付け、ミミとロロは金第一…途中からスカウトしたバタフライだけがヒーローとしてしっかり活動していたかもしれないな…そんなメンバーだったらそりゃ世間からは悪評が相次ぐだろうな…」
「…そんだけわかってたなら何で止めなかった?」
「止められなかったんだよ。だってこんな俺達でも求める奴等はいたからな!ヒーローは助けを呼ぶ声があればそこに駆けつけるもんだろ!」
ペンデュラムはそう言うと地面を蹴り、ベビーアークに向かって駆け出す
「だから!ここで!どちらが真の正義か!決めさせてもらうぞ!」
「っ!?」
「喰らえ!ペンデュラムハンマー!」
ペンデュラムは手に持っていたハンマーをベビーアークの溝にぶち込む
「ガッ…ガハッ…ッ!」
ベビーアークは息を吐き出し吹っ飛んでいく
瓦礫にぶつかり体勢を立て直そうとしたベビーアークが顔を上げるとペンデュラムがハンマーを持って追撃してきた
当然ベビーアークは避けられるはずもなく顔面にハンマーがクリーンヒットする
瓦礫が衝撃に耐えられずガラスが割れるように砕けていく
「…どうだ!」
ペンデュラムはハンマーを地面に突き立てベビーアークがぶっ飛んだ先を見る
そこには沈黙しているベビーアークがいた
「…終わったか…」
ペンデュラムが勝ちを確信し汗を拭ったその時、一本の矢がペンデュラムの頬を擦った
「…まだ生きていたか」
ペンデュラムが飛んできた方を見ると鼻血を出し、歯が数本折れてボロボロになっているベビーアークが弓を構えていた
「…ハァ…ハァ… 」
「息も切れてボロボロ…勝負は決したと思うけど?」
「…まさかもう勝ったと思ってるんじゃねぇよなぁ!?」
ベビーアークが吠えると弓を槍に変化させペンデュラムに駆けていく
その目は今までのベビーアークと違い、狂気を孕んでいた
「!?まだそれだけ動けるのか…!?」
何とかベビーアークの槍をかわし、再びハンマーを構えるペンデュラム。
しかし槍をハンマーに変えたベビーアークの攻撃に間に合わず、もろに脇腹に凪払いを喰らってしまう
「ぐっ…!」
瓦礫にぶっ飛んだペンデュラムにベビーアークがハンマーを弓に変化させ、追撃する
数百本の矢がペンデュラムの突っ込んだ瓦礫目掛けて飛んでいく
矢が瓦礫に届き煙が舞う
「…」
煙が晴れ、そこにはボロボロのペンデュラムがいた
「…ハッハッハ!もう二人ともボロボロだな!」
ペンデュラムが顔に手を当て笑う
「…だが私にはもう一段階上があるが?」
ベビーアークが弓をピコピコハンマーに戻しペンデュラムを見る
「奇遇だな!俺にももう一段階上がある!」
「ならそれを出しきって立っていた方が勝ちでよくないか?」
「そうだな…では行くぞ!」
ペンデュラムが左手を空に伸ばし、腕時計をかざす
「見よ!ベビーアーク!これがワラベンジャーの最終兵器!ワラベリオン!カモン!」
ペンデュラムが空に向かって叫ぶと何処からともなく巨大なロボットが到着する
両足はミミとロロをイメージしたピンクとオレンジ、胴体はペンデュラムの緑色、頭部はファイアーフライの赤色、そしてバタフライの羽が背部に付いているロボット。それがワラベリオン。ワラベンジャーの最終兵器である
「本来なら五人が乗り、悪に裁きを与えるものなのだが…俺一人でも扱える!」
そう言ってペンデュラムはワラベリオンに乗り込む
『さぁベビーアーク!貴様に正義の鉄槌を!』
ワラベリオンを見上げたベビーアークはニヤっと笑い
「それがワラベンジャーの最終兵器…なら私も開放する!」
そう言い、ポケットから一つの薬を取り出す
『?何だそれは?』
「これはアンソニーが作り出した一時的に己にデスアークの力を与えるものだ!行くぞ!」
ベビーアークは薬を飲み込む
するとベビーアークが光に包まれた
『!?』
光が晴れるとそこにはケンタウルスのように足を生やしたベビーアークがいた
「…これが余の新なる力か…成る程…よく馴染むな」
『ほう?』
「ワラベリオンよ、この姿でいるのは一分が限界のようだ…故に一撃で勝負させてもらう」
『いや構わん!此方も望むところだ!』
ワラベリオン、ベビーアークはエネルギーを貯める
『行くぞ!ファイナルワラベインパクト!』
「天よ地よ…我が仮染めの力に滅されよ!」
両者同時にエネルギーを発射する
お互いのエネルギーがぶつかり、大爆発を起こす
煙が晴れるとベビーアークは元の姿に戻っており、ワラベリオンはそのまま立っていた
「…私の負けね」
ベビーアークがそう言うとワラベリオンからペンデュラムの声が聞こえてくる
『いいや…俺の負けだ…ワラベリオンの最高出力で発射したんだ…もう一歩も動けんよ…』
「…なら勝利はもらうわよ」
『ふっ…好きにしろ』
~ベビーアークVsペンデュラム~
勝者、ベビーアーク
もうここまで来たらモンタナ獣神化してくれ派と最後の獣神化にしてくれ派に別れてそう。