モンストキャラの日常 作:トマト大西
まさか自分が入ろうと思っていた部屋がアウトな部屋だとは…
そんなことを考えつつ何とか逃げ出せないか考える蓬莱
しかしそんな考えも虚しく、無慈悲にも生徒会室の扉が開かれる
「ん?サファイアどうした?…此方の方は?」
「あっ、瑠璃さん!えぇと…この人は…不法進n「通りすがりの旅人です!!」!?」
蓬莱は生徒会室から出てきた刀を持った男…瑠璃が生徒会の一員だと瞬時に推測し、このままショタ…サファイアに報告させるのはまずいと思い急いでサファイアの言葉を遮る
「…そうか。で、サファイア。こいつは何者だ?」
しかし瑠璃には効いていないようだ
「不法進入者です!」
「誤解です!」
「…取り敢えず中で話を聞こうか」
瑠璃が生徒会室の扉を開けようとした時、蓬莱はこの生徒会室に入った時点でゲームオーバーだと考えた
(まずい!どうする…?瑠璃って呼ばれてたこの男子は私がいくらここで違うと言っても聞いてくれないでしょうし…かくなるうえは…!)
蓬莱はサファイアを掴み走り出す
「…えぇ!?ちょっと…!はなして…っ!」
サファイアは細い手で抵抗するも振り払えるはずもなくそのまま蓬莱に引っ張られていく
「何っ!?サファイア!貴様っ!」
瑠璃が走って蓬莱を追う
「ふっ…!これでも私は走りには自信がありましてね…っ!」
「早いっ…!」
蓬莱がぐんぐん瑠璃を突き放していく
「…簡単には逃がすかっ!」
瑠璃が刀を抜き力を込め、振るう
すると刀身が青いオーラに包まれ斬擊が蓬莱目掛けて飛んでいく
「はぁ!?飛ぶ斬擊とかあり!?ふざけ…っんな!」
ギリギリで避けた蓬莱はスマホを取り出し宣言する
「こうなったら…レクイエム!取り敢えず殺さないように怪我させないようにしながらこの追手を足止めして!」
蓬莱のスマホが輝き修道服姿の異形、レクイエムが出てくる
「あぁ…呼び出されてしまいましたか…私はただ迷える魂に安寧と永遠を与えてあげたいだけなのですが…」
「!?急に出てきた…だと?やはり奴らも次元の者か…!」
瑠璃が急に現れたレクイエムに驚きながら刀を構える
「武器を収めてください…私は戦闘する気などありません…」
「そちらがなくても此方にはある!どいてもらおう!」
瑠璃が刀をレクイエムに振り下ろす
「そうですか…ならば仕方ありませんね」
スカッ
「何っ!?」
瑠璃の刀がレクイエムに触れるとレクイエムの体が透過し、切れない
瑠璃が振り替えるとレクイエムが修道服の中から瑠璃を見ていた
(…!?何だここは…っ!?声が…っ!?)
瑠璃が見た先には…深淵…いや、柔らかい暗闇と暖かな火を灯しているロウソクが無限にある空間が広がっていた
瑠璃が声を出そうとするも何かが引っ掛かっているかのように声が出ない
『ならばあなたに一時的な安息を…』
何処からともなくレクイエムの声が響くと瑠璃は急に眠気に襲われた
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
一方蓬莱は学園を脱出し近くの山に逃げ込んでいた
「はぁ…はぁ…何とか…逃げてきた…」
蓬莱は木に手を付き、肩で呼吸する
「…ふぅ…ふぅ…僕も…疲れたん…ですが…」
蓬莱に引っ張られてきたサファイアも蓬莱に寄っ掛かり、呼吸を整える
「…大丈夫ですか?」
「あぁ…レクイエムは?」
フワーっと飛んできたレクイエムが蓬莱に近寄る
「えぇ…あなたの言った通り怪我させず、殺さず処理してきました…では私はこれで…」
「うん…お疲れ様」
蓬莱がそう言うとレクイエムは一礼し、姿を消す
「あの…あなたは何者なんですか…?」
サファイアが蓬莱に再び質問する
先程ははぐらかされたからだ
「…信じてもらえないかもだけど…」
蓬莱が話し出そうとしたその時!
「む!?そこにいるのは蓬莱じゃないか!?」
「…あー!その仮面は!」
山から一人の仮面を着けた男が現れる
「エルドラド!?」
仮面の男…もといエルドラドが現れた!
神殿の実は金を確定にして欲しい…