モンストキャラの日常 作:トマト大西
「入れ」
拘束されて地下牢に連れてこられた蓬莱とエルドラドは牢屋に投げ込まれる
「ふぎゅ」
「ぐぇ」
二人を投げていった生徒は鍵を閉め地下から出ていく
「いたた…投げるって…こっちはレディよ?」
「まぁ罪人だしな…そういう扱いできないんだろ…にしても本当に学園の地下にこんな牢屋があるとはな…」
エルドラドは学園の地下に広がる空間に関心を持っていた
「そんなこと言ってる場合?どうすんのよ…捕まっちゃったらゲームオーバーもいいとこじゃない」
「う~ん…どうすっかな…」
「あんた達もやらかしたのね~」
エルドラドが悩んでいると牢屋の奥から何者かが声をかけてくる
「お?誰だ?」
「私の名前はコクスティア。この帝国に対して反旗を翻したコールマインっていうグループのリーダーよ」
コクスティアと名乗った女性は手錠を掛けられており、エルドラドや蓬莱より厳しい拘束をされていることは明らかだった
「反旗を翻した…要するに反乱軍ってこと?」
「まぁそうね。私達はこの帝国を変えようとしたんだけど…阻止されちゃってねぇ…んまぁそれで捕まったって感じ。あんた達は?」
「俺達はそうだな…不法進入?」
「まぁ勝手に学園に入ったから…そうじゃない?」
「?不法進入だけでここに入れられたのかい?…そりゃおかしな話ね…」
「へ?」
「ここに入れられるってことはそれなりのことをやった連中が多いのよ。少なからず学園に対して何らかの脅威になるような連中ばっかりだし…でも不法進入だけで入れられるなんて始めてよ?あんたら他にもやってるんじゃない?」
「えぇ?俺は何もやってないしな…蓬莱は?」
コクスティアの話にエルドラドは疑問を持ちながら蓬莱に聞く
「私もそんな目立つことやってないわよ?やったことなんてサファイアを人質にしたりレクイエムを召喚したこと位だし…」
蓬莱が顎に手を当てて答えるとエルドラドが無言になる
「…」
「あら?何か変なこと言った?」
「スゥー…やらかしてんじゃねぇか!」
「えぇ!?」
「お前サファイア人質はまだしもレクイエム召喚って何!?そんなこと聞いてねぇぞ!?」
「だって言ってないし聞かれてないし!」
「あぁ…絶対それが原因じゃん…終わった…」
エルドラドが膝から崩れ落ちる
その姿を見てコクスティアがガハハと笑う
「あんたら結構やってんね!」
「笑えねぇよ!?」
「いやいや…しっかし召喚だなんて随分大層なことを…それで学園の生徒とかに危害を加えていたら最悪死刑だろうねぇ…」
「おい!お前やらかしてないよな!?」
コクスティアの話を聞いたエルドラドが焦り気味に蓬莱に聞く
聞かれた蓬莱はゆっくりとエルドラドから目を逸らす
「…やりました」
「…」
「…」
ボソッとやりましたと言った蓬莱の言葉を聞いたエルドラドとコクスティアは無言になる
「…いや違うのよ?レクイエムには足止めを頼んだだけだから…な、何なら本人に聞いてみる?」
「…出せ」
「はい…レクイエム?」
蓬莱が隠していたスマホを取り出しレクイエムを呼び出す
修道服に身を包んだレクイエムが召喚される
「うぉ?ホントに召喚できるのかい…」
「ねぇレクイエム?足止めしたときに彼に対して危害は加えてないわよね!?」
蓬莱が聞くとレクイエムははいと一礼する
「それはそれは…蓬莱様の申し付け通り殺していませんよ?」
「まてまて…怪我も加えてないだろ?」
「えぇ…彼には仮初めの安息を堪能していただいております…」
「仮初めの安息?」
「はい…解りやすく言うと仮死状態です…」
空気が凍った
ジュエルズ6のコクスティアさんをだしたよ。