モンストキャラの日常   作:トマト大西

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普通です


いざ脱獄

 

牢屋に入れられて一週間…

蓬莱達は暇をもて余していた

 

「…暇ね」

 

「そうだな」

 

もちろん初めの数日はコクスティアと話したりコクスティアとしりとりをしたりと中々充実していた。

 

…充実してたのかな?

 

「君たちたった一週間で暇とかそんなんじゃこれから先暇すぎて死んじゃうよ?」

 

「そんなこと言われても暇なものは暇だし…」

 

「…てかコクスティアはどれくらいここにいるんだ?」

 

「そりゃ…………大体4ヶ月位か?」

 

「…よくまぁそんなにいて嫌にならないな…」

 

「まぁね。…ここだけの話コールマインはまだ壊滅してなくてね?…いや残ってるのって一人だけなんだけど…まぁその子がそろそろ私を脱獄させてくれるらしいのよ」

 

「「へー」」

 

「興味無さすぎ!?」

 

三人がそんな話をしているとコツコツコツと誰かが歩いてくる

 

歩いてきた女性…珊瑚は牢屋の前に立ち、三人を見下ろす

 

「…そこの青い女。出てきなさい」

 

珊瑚が蓬莱に向けてそう言うと何故かコクスティアが立ち上がる

 

「なるほど、私か。悪いな!先に出させてもらう!フハハハ!」

 

「貴様ではないコクスティア。てかお前は赤い服来てるだろ。お前じゃない青いほうだ」

 

今度はエルドラドが立ち上がる

 

「なるほど…俺か」

 

「お前じゃねぇよ!?てか女だって言ってんだろ!?お前はどっからどうみても男だろ!?」

 

「わかんねぇだろぉ!?お前は見た目で判断するのか!?心が女の子の場合だってあるだろうが!!このスカポンタン!!」

 

「む…確かに…失礼だったな…」

 

「まぁ心も体も男だけど」

 

「じゃあいいじゃねぇか!!てか青い女!さっさとこい!」

 

やっとこさ蓬莱が反応する

 

「そんな…あなたは私をどうするつもり!?」

 

「どうするも何も姐さんがお前から話を聞きたいらしいからな…」

 

「そりゃお前牢屋に入れられた女が呼び出されたってことは…そういうことだろ」

 

「バイバイ蓬莱…一週間の付き合いだったけどいいやつだったよ…」

 

「イヤー!犯されるぅ!!」

 

「いや犯さねぇよ!?てか話聞けや!」

 

「まぁ最近は攻めの男の娘も流行ってるらしいからな…」

 

「つまり珊瑚はオラオラ系男の娘…?」

 

「あなた生えてたの!?」

 

「生えてねぇよ!?私は正真正銘女だ!」

 

「ほんとぉ?」

 

「でも気の強い女ってそっちも行けるってバッチャが言ってた…」

 

「お前のバッチャどんな奴!?そんなこと普通言わねぇよ!」

 

「まぁまぁ冷静になりたまえ珊瑚」

 

「あぁ!?」

 

「…ここに青い女何ていないだろう?」

 

「いや青い服着た女って意味だわ!!全身体も青い訳じゃねぇよ!?」

 

「うぅ…どうせなら初体験はは好きな人で…」

 

「まぁかの有名なジャンヌダルクも無理矢理犯されたって言うし…」

 

「捕らわれた乙女の宿命的な所あるよね」

 

「うわーんコクスえもん!何とかしてよ!」

 

「しょうがないなぁ蓬莱ちゃんは…そういう時にはこれ!拳!」

 

「暴力か…」

 

「やはり暴力…」

 

「別に殴りかかってきてもいいけどそんときはお前らさらに刑期増えるからな?」

 

「…ちなみに俺と蓬莱ってあとどれくらいで出れるんだ?」

 

「んー…まぁそこの…蓬莱だっけ?から話を聞いてから決めるらしいからな」

 

「蓬莱、言ってこい」

 

「いやー!」

 

「あぁ!もうめんどくせぇ!」

 

珊瑚はしびれを切らしたのか蓬莱に一撃入れて気絶させる

 

「ぐぇ」

 

気絶した蓬莱を引きずって珊瑚は地下から出ていった

 

 

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

 

 

「…んぁ?ここは…?」

 

蓬莱は目を覚ますといかにも生徒会室って感じの部屋にいた

 

「ん?目ぇ覚めたか?」

 

蓬莱は椅子に拘束されていて、その隣に珊瑚が立っていた

 

そんな蓬莱の正面には一週間前蓬莱を締め上げた女性…真珠が椅子に座っていた

 

「目が覚めましたか?なら結構…さてあなたには聞きたいことがあります」

 

「んー?聞きたいこと?スリーサイズとか?」

 

「は?」

 

「…いやすんません。何でございましょう…」

 

「聞きたいのは…瑠璃が戦ったであろうあの召喚獣のことです。あれは何ですか?」

 

真珠が聞くと蓬莱はう~んと唸る

 

(何って言われてもなぁ…レクイエムって何なんだろう…異形?んでもそれだけでこの子達が納得するわけ無いだろうしなぁ…まぁレクイエムが言ってたこと言えばいっか)

 

「確か…永遠なる安息の眠りを与えるものとかだったような…」

 

「…それで瑠璃を……では聞きます。その眠りから目覚めさせるにはどうすればいいのですか?」

 

「え…(まずい!そんなこと知らない!でもここで知らないって言ったら隣に立ってる…珊瑚だっけ?にぶん殴られる!…なら一か八か…!)…なら呼んでみましょう!」

 

「ほう?」

 

「出せるのか?」

 

「そりゃもちろん!レクイエム!来て!」

 

…シーン…

 

「…」

 

「…」

 

「…おろ?」

 

「…珊瑚」

 

「はっ」

 

真珠が滅茶苦茶冷えた声で珊瑚の名前を呼ぶ

 

珊瑚は返事だけして蓬莱をまた地下牢に連れていった

 

バタリ

 

真珠だけが残った生徒会室で真珠は深いため息をつく

 

「…瑠璃…」

 

ボソッと瑠璃の名前を呟いた彼女の目には少し涙が浮かんでいた

 

 

 

 

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

 

 

 

「おい!レクイエム!何であん時出なかったの!?」

 

牢屋に戻ってきた蓬莱はレクイエムを呼び出し、文句を言う

 

「…祈りの時間だったので…それに大丈夫です…彼に与えたのは仮染めの安息なる眠り…故にそろそろ目が覚める頃でしょう…ではこれで…」

 

言うことだけ言ってレクイエムは戻っていく

 

「…結局まだここで暮らすのかぁ…空が見たいなぁ」

 

「それは俺だって…ん?」

 

蓬莱がため息を付くとまた誰かが地下牢に近づいてくる

 

その姿を見たコクスティアは待ってましたと言わんばかりの表情を浮かべる

 

「クルーディル!待ってたわ!」

 

「コクスティア!さぁ出ましょう!」

 

クルーディルと呼ばれた女性がおそらくコクスティアが言っていた残り一人のコールマインのメンバーなんだろうとエルドラドは考えた

 

「…その二人は?」

 

「え?…クルーディル、二人も解放して」

 

「え?」

 

「いいのか?」

 

「脱獄の手数は多いほうがいいわ…お願い」

 

「了解!…ほら!」

 

クルーディルはコクスティアの言うとおり蓬莱とエルドラドの拘束を解除する

 

「よし!じゃあ新生コールマイン!脱獄作戦開始!」

 

「おー!」

 

「私達ってコールマインなの?」

 

「わからん」

 

こうして脱獄が始まった!




わさびふりかけってなんであんなに美味しいんですかね?
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