モンストキャラの日常 作:トマト大西
「魂の回収?」
「えぇ…始皇帝は所謂不死なる存在…ここと異なる世界では英雄となった者…その者の魂さえ有れば破滅から世界を救うための燃料は揃うのです…しかし始皇帝は不死。となれば魂の回収も私では難しい…そこで同じ不死の特性を持っ蓬莱をぶつけることでその性質を打ち消しあって貰おうと思っていました」
「ん!?ちょっと待て!蓬莱って不死なのか!?」
「えぇ、そうですよ」
「知らなかった…」
「てか不死って打ち消しあえるものなの?」
クルーディルは女性に聞く
「可能です…まぁ原理はわかりませんが」
「なるほどねー…しっかし破滅かぁ…それはどういうことなんだい?」
「そのままですよ…私は私がいた次元である日観測してしまったんですよ…亜人や妖精、聖騎士等を滅ぼす存在…異形なる者達を」
「異形…イデアみたいな奴か?」
「そうですね…ですが彼女はこちら側の異形。敵対する異形は全てで11体います」
「結構いるなぁ!?」
「いえ、これでもかなりましなんですよ。元々異形なる者は15体いたんですよ。でもその内の4体がこちら側になっているというのはかなりいい状況です。これなら私が回収してきた英雄達の魂で何とかなるかも知れないですから」
「なるほど…その異形に対してのカウンターがあんたが集めている魂ってことか…」
コクスティアがうんうんと首を動かしていると図書館の扉が開けられ、三人が入ってくる
「ほぉら、いやがった」
「さっすがタイガーアイ!私は信じてたよー!」
「チッ…」
「おいこら何で舌打ちしやがった?」
「別に?ただお前が役に立つんだなって腹が立っただけだ」
「なんだと?」
「こーら!二人とも喧嘩しない!それよりコクスティア!クルーディル!おとなしくお縄に付きなさい!」
「げぇ!?ペリドット!?」
「それにタイガーアイ!タンザナイトまでいる!?」
サングラスをかけていかにも不良っぽい見た目のタイガーアイ、逆にしっかりと制服を着ている優等生なタンザナイト。そして活発少女ペリドットが図書館に入ってきた
「…どうするコクスティア」
「まぁ待て私には秘策がある…あんたはどうするんだ?えーと…」
「そういえば名乗ってなかったですね。私はエリュシオン。しがない司書ですよ」
「魂の回収とかしてる奴がしがない司書な訳無いんだよなぁ…」
「まぁ折角ですしあなた達に付いていきますよ。どのみち始皇帝を探さなきゃいけないので」
「よし、取り敢えず…」
コクスティアは三人をまっすぐ見るとニヤッと笑いタンザナイトを見る
「な、なんだよ…」
「フッフッフッ…私は知っているぞタンザナイト」
「な、何をだよ」
「お前毎日学園の裏庭に来てお前の眷属のドラゴンに悩み相談していることを!そしてその悩みは…」
「わー!わー!お前ぇ!言ったら殺す!まじで殺す!」
「コクスティア。教えてくれ」
「タイガーアイてめぇ!」
「私も知りたいなぁ…」
「うっ、ペリドットまで…ダメだ!」
「でも私は止まらねぇや!タンザナイトは毎日自分の眷属に『ペリドットが好きだ』って言ってましたぁ!」
空気が凍った
エリュシオン再登場