モンストキャラの日常 作:トマト大西
「うっ…ここは…保健室か…」
学園の保健室にて一人の少年が目を覚ます
少年の名前は瑠璃。レクイエムに仮の安息を与えられていた彼はつい先ほど目を覚ました
「…俺は…負けたのか…」
瑠璃はベットから身を起こし、立て掛けてある自分の刀を見る
「…くそっ!」
瑠璃は拳をベットに叩きつける
その目には悔しさが浮かんでいた
「…あんな奴に負けておいて何が守るだ!…結局足を引っ張ってばかりじゃないか…それにしても賑やかだな…何かあったのか?」
瑠璃が服を着替え、刀を取り保健室から出ようとしたところで一人の医療担当の生徒が保健室に入ってくる
「あっ!瑠璃さん!起きたんですね!」
「あぁ…しかし外が賑やかだな。何があったんだ?」
「それが…脱獄が起きまして…」
「脱獄?一体誰が…」
「それが…瑠璃さんを意識不明にした召喚獣をあやつる女とその仲間の男、それからコールマインのリーダーコクスティアが…」
「そうか…俺は生徒会室に向かう。お前は負傷した生徒達を運べ」
「はっ、はい!」
瑠璃はそう指示をだすとすぐに生徒会室に向かって走り出す
(もし脱獄をしようとするなら必ず生徒会室の前を通るはずだ…急げば間に合う!)
そう考えながら生徒会室に向かった
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一方生徒会室前では真珠と蓬莱、レクイエムによる戦闘が激化していた
蓬莱はいつの間にか身に付けたのかアルカディアやカナン、エルドラドのように変身しており、何処からともなく出した五色の宝玉を操りビーム等を使い真珠を攻める
レクイエムも謎の人魂のような炎を操り真珠を攻めるも真珠はそれらを自らが出したグリッターボールに取り込み発射する
「ッ!」
蓬莱はグリッターボールを避けるも体制を崩す
それを真珠が見逃す訳もなく黒い重力球を蓬莱に向かって発射する
しかしレクイエムによってそれらの重力球は弾かれ真珠に向かってくる
真珠は特に焦りもせず避ける
煙が立ち込める中、蓬莱はレクイエムに耳打ちをする
「…レクイエム…」
「はい?」
「…瑠璃の時に使った技を真珠に使って。それで私達は脱出できる」
「…よろしいので?」
「かまわない」
「了解しました…では…安息にご招待しましょう…」
レクイエムがそう言うと修道服から闇が溢れだす
「これは…闇?」
真珠の体が闇に包まれると真珠は謎の淡い炎が周囲を照らす謎の空間に立っていた
「ここは…」
「ここはあなたに安息を与える場所…安らかに眠りなさい…」
「うっ…急に眠気が…」
真珠は眠りそうになり、とうとう膝を付いたその時、空間にヒビが入り、明かりがそこから漏れてくる
「何…空間が…破られた…?」
真珠はレクイエムのそんな声が聞こえたと思ったら生徒会室の前に戻っていた
「…まさかあれを破る人がいるとは…」
「レクイエム!?足止めは!?」
「失敗です…どうやら援軍みたいですよ」
二人が真珠の方向を見ると一人の人影が歩いてくる
「やぁやぁ!僕を除いてパーティーだなんて聞いてないよ!全くサプライズが好きみたいだね!」
歩いてきた男はそんなことを言ってレクイエムと蓬莱を見る
「ダ…ダイヤモンドさん!?どうしてここに…」
「いやー実は僕としたことが忘れ物をしててね。取りに来たら真珠が異形と戯れてるじゃないか!これはパーティーだって思ってね…参加したんだが…ダメだったかい?」
「ダメじゃないです!むしろあなたが来たとなれば百人力です!」
真珠がダイヤモンドと話している一方でレクイエムと蓬莱は危機感を覚えていた
「…レクイエムの術を所見で破ったって…!ただでさえ真珠だけでも面倒なのに!」
「…悔しいですけど同意です…」
「もう諦めれば…あと僕はいつまでここに放置されてれば?」
サファイアは話し合う蓬莱とレクイエムを見てそんなことを呟いた
まぁビナーはモンタナの次に好きですけど