モンストキャラの日常 作:トマト大西
アリアはもう全員殺しに来ている
蓬莱はそう確信していた
というのも先程に比べて弾幕の濃度が上がりタゲを取るのも中々難しい状況だった
一応クルーディルやタイガーアイ達がタゲを取ってくれているがそれでも瑠璃と真珠に向かっている弾は多い
「…さっきより状況は厳しいわね…」
蓬莱がそう呟くと隣のレクイエムがそりゃそうだと頷く
「当たり前じゃないですか…彼女は歌で魂を回収してまた歌うっていう特性がありますから。その歌を邪魔されたんじゃそりゃもうぶちギレですよ」
「そんな特性あったんだ…」
「知らなかった…」
サファイアと蓬莱は思わず声が漏れる
「まぁ私もそれなりのあれはありますけど」
「どんな特性?」
「言うわけ無いでしょうが。そもそも特性って弱点でもありますからね」
「…弱点?」
「えぇ、彼女の場合歌を妨害される事が弱点というか沸点になりますからね」
「…なんで先に言わないの!?」
「聞かれてないので」
「クソガァ!」
「蓬莱…落ち着いて?」
サファイアが蓬莱を宥める
「それなら大丈夫…僕の予想は正しかった…ならあのクスリはアリアには絶大な効果があるはずだよ」
サファイアは自信満々にそう言う
その表情を見た蓬莱は思わず黙り込む
サファイアの表情は自信に満ち溢れていた
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ぐぅ…近づけねぇ…!」
「空からの攻撃は私が何とかするから前方に集中すればよろしい」
「私が後方を何とかするから!瑠璃は前だけを向いて!」
瑠璃は弾幕の嵐にさらされながら尚前進をする
ミカエルが上からを、真珠が後方からの弾幕を処理し何とかアリアに近づく
「まずはクスリをあいつに飲ませなくては…!」
瑠璃はアリアの元にたどり着き見上げる
アリアも当然瑠璃を睨んでおりリレーションカッターを瑠璃の四方八方に飛ばしてくる
「さっ…せるかぁ!!」
そのカッターをエメラルドがハルバードを振るい叩き落とす
「いっけぇ!瑠璃!」
「おらぁ!」
瑠璃がクスリを投げ、アリアの口(?)に入る
「~!?~!!」
アリアがクスリを飲み込むと何かを叫ぼうとしているが声が出なくなっていた
「今なら斬れるぞ!瑠璃!」
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
瑠璃がアリアに向かって刀を振り下ろした
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「僕のクスリは使用者の音を消すクスリなんだよ」
「音?」
「つまり声が出せなくなるってこと。…彼女は歌が命。なら声が出せなくなったら確実に弱体化すると思ってね…結果として大当たりしたって訳」
サファイアと蓬莱が見ている先では瑠璃がアリアを真っ二つに斬っていた
オーブが…オーブがねぇ…