モンストキャラの日常 作:トマト大西
常夏の島
「…暑い…」
さんさんと太陽が照りつける砂浜
美しい海が太陽の光を反射してさらに青く輝いている
まるでリゾート地のようなそんな場所に二人の少女が歩いていた
「…なんで私がこんな場所に飛ばされるんだ…!あぁ…水が欲しい…てかここどこ…?」
そう嘆いた少女は皆もよく知る高校生探偵メル
「まぁそんなに文句を言っても始まらないさ!こういう時は楽しいことを考えるもんさ!例えばこの海には滅茶苦茶凄いお宝が眠ってるとかね!」
「そんなんで楽しくなるのは君みたいな泥棒とかだけだよ五右衛門…私は早く現地住民に出会いたいよ」
メルと共に歩いているのは石川五右衛門
彼女もまた門に吸い込まれ、メルと一緒に砂浜で目を覚ました
彼女もこんなことを言っているが暑いことには変わり無いようで着ている着物の上半身部分を脱いでおり腰に巻き付けている
そのため胸のさらしが丸見えになっている
まぁそのさらしも汗で濡れているのだが
そんな二人は歩きながら現地住民の捜索を行っているのだがかれこれ二時間、まるで人の気配がない砂浜を歩き続けていた
最初は会話があった二人の間には微妙な空気が流れていた
「…うぅ…」
メルが暑さにやられたのかふらっとめまいを起こす
「おっと…大丈夫かい?」
メルの体を五右衛門が支える
「…ごめんなさい…正直もうきついわ…」
「そうか…ちっと我慢しな」
五右衛門がそういうとメルをお姫様抱っこし歩き出す
「な…!?何をしているの!?」
「何って…取り敢えず日陰に移動しようかと思ったんだが…」
「だからって…私を…お、お姫様抱っこする必要はないだろう!?」
「えぇー?だってめんどくさいじゃないか。わざわざおぶるのも」
そういいながら五右衛門はお姫様抱っこしたまま海岸から離れて森のなかに入っていった
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「…まさかホントにこんな川があるなんて…」
「ははは!いやー勘で歩いてみるもんだね!水は冷たくて影になってて涼しい!もしかしたら現地住民もこんな感じの所にすんでるのかもね!」
五右衛門は持っていた竹の水筒に川の水をいれながらそんなことを言う
「…それだ!」
そんな五右衛門の話を聞いていたメルは思わず立ち上がる
「おぉ?なんかわかったのかい?」
「現地住民の話だよ!あぁ、なんで気づかなかったんだ!そりゃ砂浜を歩いていてもいないわけだよ!」
「おぉ?」
「現地住民だって暑さに平気な訳じゃないだろうし何よりいきるためには水が必要不可欠!古代文明だって川の近くで繁栄したんだ!なら絶対にこの川を上っていけば集落やそのヒントがあるはず!」
「…?つまりこの川沿いを歩いていくってことかい?」
「その通りだ!いくぞ!」
「…もう太陽も沈んで夜だけど?」
五右衛門の言う通り当たりはもう真っ暗になっていた
「…取り敢えず寝るか」
二人はそのまま川沿いで一夜を明かすことにした
そんな二人を見ている影があった
「…あの方達は悪いお方なのかしら?」
という訳でメルと五右衛門です