モンストキャラの日常   作:トマト大西

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冬ですね


驚嘆と承認

「な、何なんですかこいつは!」

 

「そんなのこっちが聞きたいっつーの!」

 

突然現れたアドゥブタにロコモコとハイビスカスは驚く

 

そんな二人を見てアドゥブタは幸悦の声を漏らす

 

「あぁぁ…いいわぁ…その驚愕の顔…さぁもっと…もっと!」

 

アドゥブタはそう言いながらメル達にチップソーを放つ

 

「避けろ!」

 

「ッ!」

 

カルナの一声で我に戻ったロコモコは咄嗟にチップソーを避ける

 

「…カルナはなんかあいつに対する有効打みたいなのはないのかい?」

 

メルがカルナに聞く

 

「我では無理だ。最も奴の行動原理は抑えきれなくなった承認欲求。例えどんな風に見られようと自分が讃えられることに快楽を覚えるヤバイタイプの異形。それがアドゥブタだ」

 

「承認欲求…まてよ?」

 

メルが何か閃いたのか俯かせていた顔を上げ、アドゥブタを正面に見据える

 

「彼女は承認欲求の塊…そういう認識で間違いはないな?」

 

「そうだが」

 

「それなら…彼女はきっと自分が見られなくなること…いや、興味すら持たれなくなることが嫌いなはず…」

 

(だがそうしたところで決定打にはならないだろう…それにあんだけ存在感がある者に対してどう興味を失えと?あのチップソーも危険極まりない…こうなったら無理矢理にでもゴリ押しするか?…いいやそれは絶対に駄目だ!それでプルメリア達が死んだらどうする!…逃げる?いいやそれこそあり得ない。…そうか!アドゥブタがこの世界の異変か!なら結局のところアドゥブタは倒さなきゃいけないってことか!)

 

メルが頭で考えを巡らせている間にもアドゥブタの攻撃は続く

 

ロコモコはクレーンを盾にしたり、空間内に残った岩などに隠れながら逃げている

 

アヒ・ポキと五右衛門は自分が持っている武器で攻撃に対処している

 

そんな中武器も持っていないプルメリアとハイビスカスはただただ逃げるしかなかった

 

そんなプルメリアの足にアドゥブタが放った反射分裂弾のいくつかが直撃してしまう

 

「…痛ッ!」

「プルメリア!危ない!」

 

膝をついたプルメリアに追い討ちをかけるようにチップソーがプルメリア向かって飛んでくる

 

ハイビスカスが咄嗟にプルメリアの前に立つ

 

「ハイビスカス!逃げて!」

 

迫るチップソーを正面から迎え撃つつもりのハイビスカス

 

「…メリアを…傷つけてんじゃ…ないわよ!」

 

チップソーに向かってハイビスカスは右腕の拳をぶつけチップソーを破壊する

 

「…へ?」

 

「おっ!やるじゃないか!」

 

プルメリアは呆気に取られた声を出す

 

五右衛門は何処か嬉しそうな声を出した

 

「…これ以上私の親友を傷つけんなら…容赦はしないわよ!」

 

ハイビスカスがアドゥブタに向かって言い放った




船長来ました
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