モンストキャラの日常 作:トマト大西
アドゥブタの覚醒
そう言うのが正しいのかわからないが少なくともその言い方が正しいのだろう
アドゥブタは今までの佇んでいた鎧のようなものを破り、腕も片方6本。計12本生やした
「なんだ…あれ…」
「あれが本当の姿なの…?」
「まさしく異形…か…!」
ハイビスカス、アルビダはその姿に驚愕する
メルはその姿をみて悔しそうに唇を噛む
そんなメル達の姿を見てアドゥブタは「あぁぁ…」と幸悦の声を漏らす
「そう…!その表情!それが私が欲しかったのよ!あぁもっと!もっとその驚嘆の表情を見せて!」
アドゥブタは自らの殻を腕で開けるとそこから光が溢れだし今までと比較にならない程の分裂弾が飛んでくる
「はぁ!?なんだその量!?反則だろ!」
「これは…!避けるしかないねぇ!」
「ただただ逃げるしかない!」
五右衛門やハイビスカス、ロコモコは取り敢えずクレーンの影に隠れる
「あっはははは!どうしたのぉ?ねぇ!もっとその驚嘆の表情を見せて!もっと私を求めて!」
「大体何で私があんな狂った奴と戦っているんだ!ただ私はこの島にリゾート地を作ろうとしただけなのに!」
「んなこといったって今更だろ!それにあいつを倒さねぇとお前の言うリゾートも作れねぇんだぞ!まぁ作らせる気はないがな!」
ロコモコの嘆きにハイビスカスが背中を叩き活を入れる
「ぶっ…でもどうすればいいのよ?多分だけどあんたのさっきの攻撃は通らないんじゃない?少なくとも対策はされてるだろうし…」
「それは…」
ロコモコの指摘にハイビスカスは言葉を詰まらせる
「ふー…まぁそんなこと考えても始まらないだろうし取り敢えず攻めるしかないんじゃないかい?」
五右衛門がそう言うがハイビスカスとロコモコはあまり納得していない様子
「それが出来ればいいけど…でもこの弾幕の中どうしろと?」
「…プルメリア達の所に行ければ…」
「…私なら行ける」
五右衛門がそう呟く
「マジで?」
「あぁ。これでも忍者なんでね。速さには自信あるのさ」
五右衛門がそう言うとハイビスカスはチラッとアドゥブタを見る
「…私達は誘導とか出来ないけどそれでも行けるの?」
「まっかせな!」
「じゃあメルに指示を仰いできてくれない?それでいろいろ動くだろうから」
「はいよ!んじゃまぁ行きますかねぇ!」
五右衛門はハイビスカスの注文を受け、クレーンの影から飛び出す
「あらぁ?」
アドゥブタは一人飛び出した五右衛門を集中狙いする
しかし自信があると言っていた通り速さで分裂弾やチップソーの弾幕を掻い潜ってメル達が隠れているクレーンの影に向かう
「よっと!」
無事たどり着いた五右衛門を見てメル達は少しホッとする
「まさかあの弾幕を潜って来るとは…流石だね」
メルが感心したように五右衛門に声を掛ける
「まぁね!んじゃ名探偵さんよ!作戦はあるかい?」
五右衛門が聞くとメルは強く頷いた
アビゲイルも出なかった…