モンストキャラの日常 作:トマト大西
「作戦は…ゴリ押しだ」
「…は?」
「それって作戦なんですか…?」
メルの発言に五右衛門は唖然とし、プルメリアは純粋な疑問を浮かべる
「というかぶっちゃけると情報が無さすぎてな…いやまぁハイビスカスの攻撃頼りになっちゃうんだけど…でもなぁ…」
メルはそう言いクレーンの影からアドゥブタを覗くように見る
「…あの様子じゃさっきの奇襲は通用しないだろうし…」
「…あの…」
そう言って頭を悩ませるメルにプルメリアが声をかける
「ん?どうしたんだい?」
「そういえば思い出したんです!私の中には誰かを支える力が眠っているんですって!」
「それはホントか!?ならそれをハイビスカスに向かって使えば…!」
「勝てるかもだな!よし!取り敢えずハイビスカスを連れてくるか!」
「ちょっ…!」
五右衛門がスッ…といなくなりすぐにハイビスカスを抱えて戻ってくる
「…私は何をやればいいの?」
ハイビスカスがメルに聞くとメルはプルメリアに視線を動かす
「その…えぇと…」
プルメリアは顔を赤くしてもじもじする
「教えてくれ!それが出来れば勝てるかもしれないんだ!」
メルがプルメリアの手を握って問い詰める
(ボソッ)「…スです…」
「ん?なんて?」
プルメリアが何かボソッと呟く
聞き取れなかったのかメルがもう一回聞く
「キスです…」
「…へ?」
「その…支えたい人とキスをすることでその力を…えぇと…はい…」
プルメリアが顔から湯気が出そうなぐらい顔を真っ赤にしてそう言った
それを聞いたメル達は思わず黙る
「…えぇとつまりプルメリアがハイビスカスとキスすればハイビスカスがパワーアップするってこと?」
いち早く再起動したメルがプルメリアに聞くとプルメリアは俯きながらコクりと頷く
「なるほど………ハイビスカスは…!?」
メルがハイビスカスに聞こうとするとハイビスカスはプルメリアの顎を手で上げていた。そう!世間で言うところの顎クイをしていたのだ!
「…私は構わないよ。プルメリアは?」
ハイビスカスが正面からジッとプルメリアを見つめる
「あぅぁ………お願いします……」
プルメリアがそう言うとハイビスカスがプルメリアの唇に自分の唇を重ねた
「……おぉ、確かに力が沸いてくる…!」
ハイビスカスはプルメリアから唇を放し自分の手をグーパーさせる
「これなら行けそうだ!メル!作戦を!」
「あ、あぁ!よし!作戦はただ一つ!ハイビスカスを全力で接待!行くぞ!」
「「「「「おぉ!」」」」」
そう言って全員クレーンの影から飛び出した
「っつ!!急に飛び出して…!」
アドゥブタは流石に急に出てきた全員に驚いたがそれも一瞬。すぐに迎撃を開始した
だがメルのコピーに五右衛門のスピード、ロコモコのクレーンやアヒ・ポキの槍等を全て対処出来ず、ハイビスカスの接近を許してしまう
「オリャァァァァ!」
ハイビスカスの拳がアドゥブタに当たる
「…あぁ!?」
しかしそれはアドゥブタの手によってガードされてしまう
代償としてアドゥブタのガードに使った手がボロボロと壊れていく
「ふふふふふ!えぇ!えぇ!貴方が来ると思ってたわ!腕は壊れたけどこれで貴方達の反撃は終わり!私の勝ちですわ!」
あっはははは!と高笑いするアドゥブタ
「…確かにな…」
「あっはははは!はぁ?」
「確かに反撃はこれで終わりだ…」
「えぇ!ですから…」
「何故ならこれで勝つからなぁ!」
ハイビスカスはもう片方の拳を振りかぶる
「何っ!?」
「わかってたよ!絶対私を警戒するってな!だからこの拳はフェイク!本命は…」
「ま、待ちなさい!まだ…まだ私は…!」
「こっちだぁぁ!バスターレイィ!!!」
「まだ私は満足してないのにぃぃぃ!!!!!!」
アドゥブタにハイビスカスの拳がぶつかるとアドゥブタの身体が崩壊していく
完全にアドゥブタが崩壊するとアドゥブタの空間が消え、元の島に戻って来た
未開ミッションでミョルニルとエメラルドが出ました。