モンストキャラの日常 作:トマト大西
「まずこの世界はどんなところなんだ?」
マグは先程捕まえたマナにこの世界について聞く
「えぇと…どんなって言われても…」
「…質問が悪かったな。では…異形について知っていることはあるか?」
「…異形?何ですかそれ?というか貴方達こそ何者なんですか?」
マナの質問を受けたマグは話し出す
「そうだな…まず信じてもらえないと思うが俺たちはこの世界とは違う世界からやってきた者だ」
マグがそう言うとマナは頭の上に?を浮かべて首をかしげる
「…えっ、頭とか打ちましたか?」
「…その反応は至極真っ当だが俺たちは正気だ。別に頭がおかしくなった訳じゃない」
「じゃあ元からヤバイとか?」
「元から正常だ。…まぁ信じがたいだろうがな」
マグがそう言いきると後ろにいた三人組も話し出す
「私達だって信じたくないわよ…何で私達が巻き込まれたのよ…」
「ホントにさ…こっちはただの義賊なのに…」
「ただの義賊は自分のことを言わないだろ」
銃を持っている男にマグが突っ込みを入れる
「…てかネズミ?何で喋ってるの?」
マナがネズミに聞く
「…これにはそこそこ深い事情があってだな…」
「別にそんな深い事情もないでしょ。『ネズミは小さくて便利だから義賊に向いてる!』とか言って自ら呪いを自分にかけてたじゃないの…」
「いやちゃうねん。もっと手軽に人間に戻れるかなぁって思ってたら戻る条件が異界の鍵って…難易度高すぎんよー」
「つまり自業自得じゃない…」
ネズミの悲しい過去が明らかになったところで自己紹介をしていく
「改めて俺の名前はマグ。とある探偵の助手をしていたんだが…離ればなれになって現在こいつらと一緒にいる」
マグが三人組を指差しそう言うと仮面の女性が手を上げて話す
「はーい!三人組の紅一点!チャームポイントはこの仮面!その下には美少女フェイスが待ってるゾ!そんな私は怪傑ゾロ!よろしくね!」
キャピッという効果音が付きそうな感じで話すゾロを白い目で見る残りの二人
「…じゃあ次は僕が…早打ちなら誰にも負けないまさしくその腕は世界、いや!宇宙一の早打ちガンマン!ビリー・ザ・キッドとはこの僕よ!」
ビリーがそう言うとゾロとネズミはうーんと首を傾げる
「なんか普通よね」
「インパクトがないんだよね。それじゃ印象に残らないよ?」
「じゃお前やれや」
「任せろ」
そう言ってネズミが前に出てくる
「ではでは…悪から奪い市民を救う!それが俺のモットー!誰が俺を呼ぶかって?市民か?悪か?いいや!世界が俺を呼んでいる!見よ!このチャーミーな愛されボディ!それが!この俺!ねずみ小僧よ!」
ねずみ小僧がそう言うとゾロとビリーは微妙な顔をする
「長いよね」
「チャーミーって急にぶっ混んできたな」
「あとねずみはそんなにチャーミーで愛されではないような…」
「あ?お前ねずみをなめてるな?お前らが可愛いとか癒されるとか言ってるカピバラもねずみやぞ?」
「ごめん私カピバラよりキリンの方が好きだわ」
「そう言うことじゃないんだよなぁ…」
三人組がそんな掛け合いをしているところにマグが横槍を入れる
「お前ら一旦落ち着け。…それじゃあ改めてマナも自己紹介してくれ」
「えぇ。…私はマナ!ピッチピチのJKよ!よろしく!」
「お前もやるのかよ」
「お?年齢マウントか?」
取り敢えず全員の名前がわかった
安定と信頼のイベ礼装すらでない爆死