モンストキャラの日常 作:トマト大西
「そもそもなんだけど何であんたは私達を襲ってんのよ!そこをまず教えなさい!」
テンペストは腕の機械をいじりながら女性に聞く
「何故それを貴様らに教えなくてはならない?」
「やられるにしても理由がいるのよ!理不尽にやられたら悲しすぎるでしょ!」
女性は「ふむ」と呟いて剣をおろす
「…それもそうだな。…そもそも私の目的は貴様等ではない」
「は?じゃあ何で襲ってくんのよ…」
「貴様らが私の邪魔をするからだ。私の目的はただ一つ。『アニマ』を殺す。それだけだ」
「アニマぁ?…誰よそれ?」
テンペストが首を傾げる
「?そいつらと共にいたあの金髪女だが?」
「…マナのこと!?いやいやいやあの子はアニマなんて名前じゃなくてマナって名前よ!?」
「いいや。あいつがアニマだ。私が間違えるわけがない」
女が自信満々に言うためテンペストも「うぅ…」と狼狽える
「…じゃあ何でその『アニマ』とやらを狙ってるわけ?」
テンペストが女に聞く
「…奴は…星の破壊者だ」
「…星の…破壊者…?」
「…そうだ。…あれは今から十年くらい前のことだった。私は宇宙での救済活動を行っていた時、高エネルギー反応があってな。すぐに現場に駆けつけた。そこにいたのは黒い羽を持つ天使のような奴がいてな。そいつこそが破壊をもたらす者『アニマ』だったわけだ。私はそいつをあと一歩のところまで追い詰めたんだが…逃がしてしまってな。しかもあろうことか奴は人間に憑依することで自らの身を隠したのだ。私はその日からずっと奴を探していた。そしてついに見つけたのだ。奴のエネルギーを持つ人間を。それがあの金髪の女。貴様が言うマナだ。」
「…そんなことが実際にあるのか?」
「信じたくないかもしれないが事実だ。奴を放っておけばこの星も破壊されるだろう。だから私が奴を倒しに来たのだ」
女の話を聞いたテンペストは頭を悩ませる
(…今の話が事実ならこの女に正義がある…。確かにこの星の命とマナの命。天秤に掛けるまでもない。だけどそれでいいのか?私が受けた恩は…そんな簡単に手放せるものなのか?…そんなもんじゃないだろ!)
テンペストは再び女に向き合う
「…それを聞いても貴様は私の邪魔をするのか」
「確かにお前の言う正義は間違ってないさ。だけどな!それよりもっと大事な恩を私はマナから受けた!なら!それを返すために今お前をここで倒す!」
テンペストは腕の機械のスイッチを入れて戦闘態勢に入る
「…私も協力するよ」
「ゾロ!?大丈夫ですなの!?」
テンペストの横にゾロも立ち、剣を抜く
「…ビリーもまた射撃態勢に入ってる。ここからは三人が相手だよ!」
「…増えたところで変わらん」
再び光が舞った
コンプレックス運極にしてぇなぁ…