【完結】川口息吹は憑依転生者な器用貧乏だけどかわいい 作:風早 海月
・本作品はフィクションです。
・本作品は特定の思想・国家等を非難・侮辱する意図はありません。
・本作品は意見を発信するものではありません。
・上記の注意書きで嫌悪感がある方は、『第52話』の読み飛ばしを推奨致します。次話の前書きにて本話のあらすじを記す予定です。
※※※
以下本文につき、前書き部分の注意書きをご覧になった上でお読みください。
韓国のスポーツは、お国柄もあるのかラフプレーが目立つ。
有名どころと言えばサッカーだけど、それ以外にもバスケや柔道、そして野球も、多くの競技でラフプレーやフェアプレー精神に欠く態度やプレーが目立つ。サッカーの審判買収なんてお笑いにしかならないわね。
また、日韓戦は普通にプレーしたって強い競技でも普通にラフプレー。野球で言えば故意四球とか守備妨害とか走塁妨害とか…正直相手にしたくないお国。
正直言えば、まだ北朝鮮が悪者に思われがちだけど、スポーツにおいては北朝鮮選手たちの方がマナーはわきまえてるって思うこともある。
本当にやれやれだ。
「えー、皆さん、今までお疲れ様です。残すところ残り6試合です…正確には優勝したら凱旋試合があるので最大7試合ですね。
さて、8回戦の相手は韓国です。皆さんお分かりとは思いますが、韓国は…えー、まぁラフなプレーが多いことで有名です…ね?そのため、次の韓国戦では特別にお願いが多々あります。
まずは私たちが無理なプレーをしないこと。これは私たち自身の怪我の確率を下げるためです。ラフプレーが組み合わさった場合はさらに怪我のリスクが上がりますから…
2つ目。直接的に言うので申し訳ないのですが、韓国戦はなるべく主戦級選手を出さないようにします。具体的には、楠川さん、川口息吹さん、岡田さん、伊藤さん、川原さんの5人はスタメン起用を取りやめます。
3つ目。守備の時は、韓国の走者が送球妨害をバレない様にしてくる可能性があります。送球を妨害してくることがあれば、少し大袈裟に嫌がってください。
4つ目。攻撃中はいつラフプレーを受けるか分からないので、注意してください。特に死球は避けるようにお願いします。
5つ目。もしも乱闘が起こった場合は、必ず怪我をしないように。相手が武器を持ち出したら何とかして逃げてください」
森永ヘッドコーチが、韓国戦の注意事項を選手たちと擦り合わせていく。
森永ヘッドコーチが日本代表桜ジャパントップチームとして活躍した頃、長本監督がトップチームの監督として指揮をとってた。
その頃にあった日韓戦では指名打者制度無しルールで試合をしたのだが、日本の先発投手が1打席目に頭部死球を受けたり…
それはまぁ野球…いや、ベースボールとも呼べない様なものだった。
その経験を持つ2人の指導者は韓国戦を危険視していた。
そして、韓国との試合の初日。
日本は普段以上の警戒の中で球場入り。
光ちゃんと田崎さんはベンチ外だ。
スタメンは以下の通り。
1 青木玲奈(一)
2 川口芳乃(二)
3 山崎摩利(三)
4 岡本美穂(指)
5 穴吹芽依(中)
6 風間花詠(左)
7 清藤奏子(遊)
8 近藤唯(捕)
9 藤堂雨音(右)
投手 大野亜由子
スタメンがメンバーに知らされたのはついさっき。
特に内野手の配置には頭を抱えたとか。
そうこうしているうちに、私たちがロッカールームからベンチに入ると、韓国側の一塁側応援席には横断幕が。
まぁハングルで書かれてるから分からないけど、明らかに挑発とか侮辱系統の文言であり、日本チームがベンチに現れたところから韓国応援席からのブーイングの大喝采。これは酷いわね。
でも、ちょっと笑える。
こんなことしか出来ない人達なんだなって。
球場での直前練習を終えて、両チームのノック。その後にグラウンド整備。
いやー、下品ね。どうしょうもないわ。
私はベンチから始球式を眺める。
始球式は1回戦の初戦以外は全てオーストラリアの現地の野球ファンの方が務めている。1回戦の初戦はメジャーとかの引退投手が務めてくれた。
日本の先攻で試合が始まる。
1回の表。
今日の先頭の青木さんは、9球粘ってから左打者の強みである一塁への近さを利用したセーフティーバントで出塁し、ノーアウト一塁。
2番、芳乃。
韓国の投手は、正直野球に強い国々と比べると打高投低で、打撃は良いのに投手がお粗末という状態。その守備力を補うため、極端なシフトを敷くことが多い。
芳乃に対しては、既に打力が低いとバレているのか、はたまた送りバント阻止を目的としているのか、前進守備…外野手までもが内野に近いエリアにまで来ている。
初球、ベンチからのサインはランエンドヒット。
高めに外れたボール球をスルーした芳乃。青木さんはスタートを切っていて、二塁へ。二塁ベースカバーに入ろうとしたセンター・セカンド・ショート・レフトが4人でお見合いしてしまいセーフ。
記録上は盗塁となるものの、これは韓国の連携力…シフトでの守備練習不足が露呈する結果に。
韓国は2球目も前進守備。
内角中ほどに入ったストレートをバントで一塁方向へ転がして前進守備を敷いていたセカンドに捕らせて送りバント成功。ファーストではなくセカンドに捕らせたことで、右利きの投げずらい位置である三塁をセーフにさせる頭脳と技術の合わさったプレーだった。
3番、山崎さん。
数球粘って、7球目。
真後ろに飛ばすファールフライをキャッチャーに捕球されてキャッチアウト。青木さんはその瞬間にスタートを切って、本塁へ駆け込む。投手がベースカバーに入るのが遅れ、1点を先制する。犠牲フライとなる。
4番、岡本さん。
打席に立ち、初球。
投手が投げた球は左バッターボックス…岡本さんの方向に。右利きの投手からのクロスファイアで避けきれなかった岡本さんのお腹に当たる。
死球が宣告されるも、岡本さんは動けず蹲る。球審がタイムをかけて、救護班を呼ぶ。岡本さんはしばらくして立ち上がり、担架を拒否して一塁へ走塁した。
だが、韓国投手は帽子を取るなどの軽い謝罪などもせずふてぶてしい態度をとることにネクストから一部始終を見ていた穴吹さんがキレて韓国投手に詰め寄る。
「あのバカ…!」
同じ高校の先輩でもある楠川さんがベンチを飛び出して穴吹さんを抑えて、何とかプレーを再開する。
5番、穴吹さん。
初球、穴吹さんはビーンボールを投げられ、咄嗟にしゃがんで避ける。これが功を奏してキャッチャーはキャッチできず、岡本さんが二塁へ進む。
完全にキレた穴吹さんがバットをその場に置いて、韓国投手に詰め寄ろうとするも、球審に止められる…が、それを振り切りそうになるところで両チームの選手が飛び出して一触即発の状態に。
私ももちろん出ているけど…こんな乱闘とか前世でも経験ないし、ちょっとワクワクしてたりする。
審判とその通訳者が間に割って入って、場を落ち着かせる。
球審が警告試合を宣言し、韓国の投手に対して警告を与える。
この大会は警告試合の制度があり、報復防止以外にもあまりにもラフプレーが目立つ場合などにも選手生命保護を目的に宣言され、退場処分のハードルがガクッと下がる。
今大会の本戦予選リーグから起算して既に4試合で宣言されているが、内3試合は韓国絡みである。これで韓国は4試合目の警告試合となる。
試合は1回の表、ツーアウト二塁、カウント1-0から再開する。
韓国投手は審判の裁定に不服なのか、精細を欠いた投球でフォアボール。
投手はメンタルの重要なポジション。そういう意味では詠深はエース足りうる素質があるわね。
6番、風間さん。
初球に風間さんの背中を通る危険球があり、球審が韓国の先発投手に退場を命じ、それに対して韓国投手は不服として球審に詰め寄る。塁審と通訳も集まって、韓国の監督に投手退場の措置を速やかに行わない場合は没収試合にする*1と警告を与えた。
カウント1-0から韓国はリリーフに代えて試合を再開する。
リリーフはいきなりの登板で制球乱れてフォアボール。
ツーアウト満塁となる。
7番、清藤さん…のところで、試合を決定づけるため、怜先輩を代打に送る。
監督が、指をクルクルと回すサイン…というか煽りを出す。ホームランを打てという韓国に対しての圧力。
怜先輩は本塁打を打てるようになったのはこの代表中に色んな人から学んできたから。本塁打期待値はそこまで大きい訳ではない。だが…得点圏打率9割オーバーの怜先輩なら、この代表最高打点の怜先輩なら、最低限犠牲フライは確定していると言っても過言ではない。
初球、落ちる球を引っ張ってレフト線にかっ飛ばす。
ランナー走る走る。
バッターランナーの怜先輩も快足飛ばして二塁を蹴って三塁へ。
サードが捕球した時には怜先輩は既に三塁の上にスタンドアップスライディングで完全セーフだった。
ツーアウト三塁に変わる。点は4-0。
8番、近藤さん。
初回の4点差に苛立つ韓国。
試合を見限ったのか、初球は再び死球。近藤さんは運がなかったのか、避けるのが遅かったのか、その大きな胸に直撃してた。痛そう。
球審は塁審と通訳を集めて相談。数分後、没収試合が宣言され、大会特別ルールに則り日本が15-0で勝利となった。
また、試合成立イニングである4イニングを終えていなかったため、記録は残らなかった。
その日のうちに、大会委員会は韓国のあまりにも酷いラフプレーに対して、今大会の残りの韓国の試合全てに警告試合を宣言する処分を発表。韓国はこれに反発して以降の試合を全て放棄するとして翌日の朝に帰国するのだった。
きっと反日主義の方ばっかりだったんでしょうね…
ちなみに『韓国 ラフプレー』で調べてもほとんどサッカーの話しか出てこないですので笑