もし炭治郎のところにしのぶさんが来てたなら?   作:卵かけ太郎

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第十一話

柱合会議の翌日

何度目だろうしのぶさんと対峙して正座している。

「炭治郎、私は怒っていますわかりますね?」

 

「……はい」

このやりとりも二回目な気がする、しかし前回の比ではないほど怒っている匂いがする…

 

「なぜ怒っているかわかりますね?」

 

「はい…甘露寺さんに周囲から見てナンパと取られる行為を行なったためです。」

 

「……はい、そうです。」

 

なんだろう今の間は?匂いは依然として怒っているし…

 

それからしばらく、剣士としての心構えとか、女の人への対応を注意され一時間ほど経ち

 

「あなたは、私の継子です。これからより一層訓練はキツくなって行きます。他の人にうつつを抜かしている暇はありません。いいですね!!」

 

「はい!!(訓練に集中するためにも)もうしのぶさんしか見ません!!」

 

「!!そういうところがダメだと言っているんです!!」

 

お説教が1時間プラスされた…

 

 

それから今まで1000回だった素振りを2000回にされそれを必死にこなしていると、

 

「炭治郎くん、お疲れ様。」

「……」

カナエさんと護衛の義勇さんがやってきた。

 

「カナエさん!!お疲れ様です!!」

 

「しのぶから聞いたわよ、甘露寺ちゃんをナンパしたんですって?」

 

「なっ違います。容姿を褒めただけです。そんな邪な気持ちがあったわけではないですよ。」

 

「あらそうなの?しのぶがすごくヤキモチ妬いてたから、てっきりそうなのかと。」

 

「しのぶさんがヤキモチですか?」

 

「……(胡蝶しのぶは炭治郎を好いているのか?)」

 

「そうよ、昨日だって帰ってきてからの夕食がししゃもとご飯だけだったのよ。」

 

あぁそういえば気絶して目が覚めたら朝だったな昨日は…

 

「そんなことが…」

 

「だから、炭治郎もあんまり他の子に目移りしちゃダメよ?」

 

「はい!!(今は鍛錬に集中する時頑張るぞ)」

 

「(またしのぶに怒られそうね…)うん頑張ってね炭治郎くん」

 

「はい!!」

 

 

 

俺の素振りの様子を見ながらしばらくして

 

「……そういえば胡蝶カナエ」

 

「何?義勇くん、あっカナエって呼び捨てにしてもいいのよ?」

 

「……カナヲの事だが…」

 

「あっもう!!うんカナヲがどうかしたの?」

 

「…鍛えてみようと思う」

 

「?どういうことかしら?」

 

「…弱ければ奪われる。」

 

「???えーとつまり、今のままカナヲが弱いままではいつか自分の意思を持っても踏み躙られて奪われるから鍛える、そう言いたいのかしら?」

 

「?…そう言っているが?」

 

「言ってないわよ!!鬼殺の剣士にしようと言うわけなら反対だったけど、そうではないのよね?」

 

「……あぁ自らの意思と覚悟がないならやらせない。」

 

「そういうことなら、いいわよ。カナヲに確認してみないとね。」

 

「…あぁ頼む。」

 

「じゃあ行きましょうか、炭治郎くん頑張ってね!!」

 

「……精進しろ。」

 

「はい!!カナエさん、義勇さん!!」

そう言って離れて行く二人を見送りながら素振りを続ける。

 

「(でもカナエさんすごいな…どうしてわかったんだろ…)カナヲも鍛えるのか負けられないな!!」

気合を入れ直し、集中して素振りを再開する。

 

 

素振りと走り込みを終わらせ道場で柔軟を行なった後、

 

「炭治郎は、柔軟が苦手なようですね。そこまで体は硬くないようですけど…」

 

「……いえ、情けなくてすみません…」

 

「?では次に全身訓練を行いましょうか。」

 

「全身訓練ですか?」

 

「えぇ簡単に言えば鬼ごっこです。では炭治郎の鬼から始めましょう。」

 

 

なにこれ、しんどい全然捕まらない。いくら走っても追いつかない、こちらが走れないぐらいになったら、足を止めて動かなくなってその場で避け続けて、少しでも回復したらまた走り出して、それを永遠と繰り返す。

 

「そろそろ、いいですね。一旦休憩にします。」

 

炭治郎の疲労のピークを見極めて、しのぶの声により鬼ごっこが終わる。

 

「はぁはぁ…」

 

「炭治郎、五分休憩したら神楽を舞ってください。」

 

「はぁはぁ…ヒノカミ神楽を…今からですか?」

 

「はい、型が崩れないように三つの型を1回全力でやってもらいます。そして少し休んで時間を三十分にした鬼ごっこをする、これを4回やりますよ。」

 

「…すーっ、はい!!」

 

 

 

 

 

「はぁはぁ…」

 

「はい、お疲れ様です。では少し休んでご飯にしましょうか。」

 

「(今までで一番しんどい…ご飯は入るだろうか…)…はい」

 

「じゃあ行きますよ。」

なんとか立ち上がりしのぶさんと一緒に歩き出す。

 

「あっそういえばカナヲも鍛錬を開始するようですよ?」

 

「えっそうなの?」

 

「はい、義勇さんとカナエさんがそう話してましたよ。」

 

「まぁ姉さんが言うなら多分大丈夫だと思うけど…」

 

そのあと話しながら母屋に帰り、

 

食卓を四人で囲む

「じゃあ今日もみんな揃ったわね。いただきます。」

 

「「いただきます。」」

「…いただきます。」

「……」ぺこり

 

「そういえば姉さん、カナヲ鍛えることにしたってほんと?」

 

「えぇ本当よ。今日少し訓練してみたけどすごいわよカナヲ、私と義勇くんで鍛えるからきっと炭治郎くんより強くなるわ。」

 

「…ん?」

カナエの言葉に引っ掛かりを覚えるしのぶ。

 

「……あぁ(二人とも) 強くなるだろうな。」

 

「……はぁ?」

額に青筋が浮かぶ。

 

「炭治郎だって強くなるわよ!!」

 

「いいえ、カナヲよ。カナヲはすごいのよ。特に目がとてもよくて教えたことをすぐ覚えるわ。」

 

「それなら炭治郎だって鼻が利くわ。(たぶんだけど…)」

 

「……(鼻が利くのか炭治郎、 鱗滝さんみたいで) すごいな。」

 

「ほら!!冨岡さんだってすごいって言ってるわよ。」

 

「ちょっと義勇くんどっちかの味方なの!!」

カナエから非難の声が上がる。

 

「……失礼する。」

危機を感じ逃走しようとするが、

 

「「逃げるな。」」

 

びくっ

二人に強く呼び止められびくつく水柱

 

「へぇカナヲすごいな。柱二人に稽古つけてもらえるなんて「炭治郎!!」はい!!」

大家族で騒がしい夕食に慣れている炭治郎は我関せずを貫きカナヲに話しかけるがしのぶに呼ばれて姿勢を正す。

 

「二週間後カナヲと対決するわよ!!」

「カナヲもよ。」

 

「「???」」

 

「対決内容は今日私とやった鬼ごっこと、まだやってないけど反射訓練、後は実践形式の打ち込み稽古の3本勝負、でいいかしら?姉さん?」

 

「えぇいいわよ。」

 

本人たちの知らぬところで対戦内容が決まる。

 

「ちょ、しのぶさん俺、カナヲと対決するんですか?」

 

「えぇそう言ってるじゃない、明日から特訓よ。」

 

嘘だろ…今よりキツくなるのか…だが決まったことだ仕方ない!カナヲにも負けられないしな!!

「はい!!わかりました!!」

 

「後、しのぶ?私とカナヲはしばらく義勇くんの屋敷で生活するからそのつもりでいてね。」

 

「はぁ!?ちょっと冨岡さんどういう事ですか!!」

 

「………??……!?」

 

「ちょっと姉さん冨岡さん知らないみたいだけど、どう言うこと?」

 

「だって互いの訓練の進捗がわかったらつまらないじゃない。」

 

「だからって冨岡さんの家に泊まり込む必要ないじゃない。未婚の男女が一つ屋根の下で暮らすなんてダメよ!!」

 

「大丈夫よ、義勇くんだって私を襲ったりしないわよね?」

 

「あぁ絶対にしない。(襲う?どう言うことだ俺は鬼じゃないぞ?)」

 

「むっ(即答ってどう言うことかしら?)……って言う事なら泊めてもらうわね?」

 

「……あっあぁ」

今まで感じたことのないような圧を感じ頷く義勇

 

「それを言うなら炭治郎と一つ屋根の下で暮らすのはいいのかしら?」

 

「私と炭治郎は継子の関係よ、それに炭治郎だって襲ったりしないわよね?」

 

「はい!!絶対にしません!!!」

 

「(そんなに力強く言うことないじゃない)はぁ炭治郎明日の特訓は今日の三倍です。」

 

「(なんでだぁ)…はい。」

 

その後機嫌が悪くなったカナエさんとしのぶさんの代わりに義勇さんと食器を片付け、風呂を用意して交互に入った。

 

入浴後、最近つけ始めた日記を書いた後、禰豆子と少し遊び

「はぁ禰豆子、またしのぶさんを怒らせてしまった…」

 

「…むー」ぽむぽむ

頭を数回触れてくる

 

「おぉ禰豆子慰めてくれるのか〜にいちゃん頑張るぞ〜」

 

「むーむぅ」うとうと

 

「あぁ眠いのか、なら早く寝ような〜」

 

「む〜……すぅすぅ」

 

「うん、おやすみ禰豆子…」

 

この日から禰豆子は目を覚さなくなった。

 

 

 




カナエ、カナヲ水柱邸へ
禰豆子充電期間突入です
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