もし炭治郎のところにしのぶさんが来てたなら? 作:卵かけ太郎
「じゃあ炭治郎…ぶちのめすね?」
「どっ、どうしたんだ!!カナヲ!?」
絶対に言わないであろう言葉を急に言い出したカナヲに炭治郎が動揺しながらも声をかけると
「師範たちが、まず相手を驚かせてから動揺したところをぶちのめせって言ってたから……」
「だめよカナヲ。そんな言葉遣いしたら。」
アオイが心配そうに声をかける。
「なんで?」
「なんでって……」
「カナヲ、言葉が人を繋いでくれるんだ。だからそんな言葉遣いをしたらだめだ。カナヲが困ってる時に、普段から優しい言葉遣いをして接してないときっと助けてはくれないよ。わかるかカナヲ?」
炭治郎が諭すように、ゆっくりとカナヲに言葉の大切さを説く。
「……うん」
「よし偉いぞ、カナヲ。」
そんな様子を見たしのぶは、くるっとカナエと義勇の方を見て声をかける。
「ちょっと姉さん?冨岡さん?少し話があるわ?」
「なっ、なにかしらしのぶ?」
「……」
「どうしてカナヲがあんな言葉を使っていたんですか?」
「「……」」
「もしも〜し、聞こえないんですか〜?なんでカナヲがあんな言葉遣いをしてるのか聞きたいだけなんですよ?えぇ怒ってるわけではありませんので、早く正座してください。ねっ?」
「しっしのぶ、それはもうお説教するって言ってるわよね。怒ってるわよね。」
「いいからさっさと正座しなさい。」
「………はい」
「冨岡さんもですよ?何関係ないって顔してるんですか?」
「……いや…俺は訓練しかしていな「いいから座ってください?」……」スッ
しのぶの圧に負けて座る義勇
「炭治郎は、カナヲと手合わせしててください。アオイ立ち合いは任せます。」
「はいわかりました。行くわよ、炭治郎、カナヲ」
「はい!」
「……」コクン
「なんで大人が二人もいて、あんな言葉遣いをさせてるんですか!!!」
しのぶさんの怒号を背に残して道場に移動する。
鬼ごっこと反射訓練での対決を終え、一対一でほぼ互角の勝負で、
鬼ごっこはスタミナの差で炭治郎が勝ち、反射訓練は炭治郎の行く手を的確に抑えてカナヲが勝利した。
「(カナヲ強いな、なんだろう目がいいのか?)」
「じゃあ最終戦ね、そろそろしのぶ様達もくると思うけど」
「……はぁ」
「もう足が痛いわ〜」
「自業自得よ姉さん、アオイどうなったかしら?」
お説教を終えたしのぶ達がやってきた。
「現在一対一で残すは打ち込み稽古で決着ですね。」
「そう…実際どうだったのカナヲは?」
「それは見てのお楽しみね!!」
「はぁ参考にならないわね…冨岡さんはどう思いますか?」
「……少し残念だな」
「残念?」
「……水の呼吸のみを極めなかったことが…」
「では最終戦を始めます。3本先取です、準備はいいかしら?」
「はい!!」
「……」コクン
「では、はじめ!!!」
開始の合図と共に、互いに間合いを詰めて木刀を振るう。
カン!!! バキッ カラカラ
「一本!!!」
カナヲは、炭治郎の振り下ろしを突き技で弾き飛ばして、その後、横振りの斬撃で木刀を吹き飛ばした。
「今のは、水の呼吸?でも二撃目は花の呼吸だった?」
カナヲが繰り出した技を見て、驚愕の表情を浮かべるしのぶ
「……あぁはじめの突き技は、雫波紋突きだ。」
「そして二撃目は紅花衣、カナヲは水の呼吸と花の呼吸を両方扱えるわ。」
技を教えた義勇とカナエが自身の技を説明する。
「そんな…まだ二週間ぐらいしか経ってないわよ。なんて才能してるのよ…」
「まだ、肺が弱いから連続で出せる技は限られてるけど、強いわよカナヲ」
少し誇らしげにカナヲの自慢をするカナエ
炭治郎は木刀を拾い直し再度構え直す。
「(すごい、早さの突き技だった…俺も負けてられないな)」
「じゃあ次行くわよ、はじめ!!」
再び間合いを詰め、カナヲが雫波紋突きの体制に入る
「(この突きは一度避けろ!!) 『ヒノカミ神楽 幻日虹』」
先程と同じように、炭治郎に対して放たれた突き技を回避してカナヲの後ろを取り、首筋に木刀を添える
「……!!」
「一本!!」
「何?しのぶ今の技、ここからでも炭治郎くんが打ち込まれたと思ったら陽炎のように消えて見えたわよ?」
「あぁそれは姉さんが花の呼吸の使い手で視力がいいからかしら?今のは、『ヒノカミ神楽 幻日虹』 特殊な足運びをする回避のための技よ。残像を残すことができて、視覚が強い相手に特に強く力を発揮する技なのよ。」
「そんな…ずるいわ。カナヲの強みがそのまま、弱点になっちゃうじゃない。」
「ふふっそうね、なら今回は炭治郎の勝ちかしら?」
「…それはどうかな」
「冨岡さん?」
「次で最後よ、準備はいいかしら?」
「はい!!」
「……」コクン
「では、最終戦はじめ!!」
「(やっぱり今度は攻めてこないよな、なら!!)『ヒノカミ神楽 日暈の龍 頭舞い』」
今度は炭治郎から攻める。カナヲとの間合いを一気に駆け抜けて、木刀を振るう。
「……(早いでもこれなら…)『全集中 水の呼吸 捨壱ノ型 凪』」
炭治郎の攻撃が間合いに入った瞬間、カナヲの斬撃により弾かれる。
「今のは?捨壱ノ型?確か水の呼吸は捨ノ型までしかないはずでは…」
初めて見る型にしのぶが声を上げる
「今のは、義勇くんが作った「捨壱ノ型 凪』 間合いに入った攻撃を高速の斬撃で無効化する技よ。カナヲはまだ数発しか弾けないけど、義勇くんは確かこれで上弦の血鬼術も防いでいたわ。」
「冨岡さんが作った?」
「えぇすごいわよね、あんなすごい技を作るなんて!!」
「俺はすごくなんてない…」
「いいえ、すごいわ私が何度だって言ってあげるわよ。義勇くんはすごいわ。」
「……」
黙ってしまった義勇をよそに試合は続いていく
「(無力化された、まずい!)
「……(ここ)」
『全集中 花の呼吸 肆ノ型 紅花衣』
凪によって技を無力化されたことにより生じた隙をカナヲが狙う。
「(回避!いや、間に合わない迎え撃て!!)
『ヒノカミ神楽 円舞』
回避から迎撃に切り替え、円を描くように木刀を振るう。
互いの全力で振るった木刀がぶつかり合う。
原作だと、カナヲと伊之助は天才タイプですよね。
柱2人がかりで鍛えればこのくらい強くなると思いこの形ですね。