もし炭治郎のところにしのぶさんが来てたなら?   作:卵かけ太郎

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前話にて沢山の感想ありがとうございます。
返信に時間がかかってしまうと思うのでお礼としまして、投稿を前倒しで今日させていただきます。喜んでいただければ幸いです。


第十九話

「えっと…とりあえず、おめでとうございます…」

 

「ありがとう炭治郎くん。」

 

「お腹にはお子がいらっしゃるのですか?」

 

「そうよ!!」

 

「そうですか…はぁ冨岡さん何か弁明はありますか?」

一緒に来ていた義勇さんに話を振る

 

「……ない。」

 

「わかりました、では一発ぶん殴ります。」

 

「……あぁ頼む。」

 

「炭治郎くんやめて!!わたしから迫ったの義勇くんは悪くないわ!!」

 

「(だめだカナエさん、責任の所在はもう関係ない、早くしないと本当に義勇さんが殺される!!)」

 

「……いや構わない、そのぐらいのことは覚悟の上だ。」

 

「炭治郎、私が殴ります。引っ込んでいなさい…」

 

「しのぶさん、まず手に持った日輪刀を使って、その向きで殴ったらただの刺突です。」

 

「だってあの男、姉さんと結婚するどころかもう子供まで…」

 

「結婚前の女性に手を出したのは良くないですけど、カナエさんから迫ったみたいですから、情状酌量の余地はありませんか?」

 

「ありません!!」

 

「しのぶ、少し落ち着いて?ねっ」

 

「姉さんは、いつまでもそこに立ってないで縁側で座ってて、いつまで立ってるの!!お腹の子に悪いでしょ!!」

 

「はい……」

カナエも仲裁に入るが逆に叱られて縁側に座る。

 

「では冨岡さん…とりあえず大切な姉を傷物にされたので一発殴りますね。」

 

「…あぁ。」

 

「(よかった…しのぶさんも、なんだかんだ言って、一発殴れば許すつもりだ。)」

 

「ではそこに座っててくださいね?」

 

「…わかった。」

 

 

「(あれ?しのぶさんが数歩下がっている?)」

 

ある地点から加速して拳を振り上げる。

 

「地獄に堕ちろおおお!!」

 

十分な加速から、沈み込むように地面を踏みしめ、その力を余すことなく足から腰さらに腰の捻りを加え、さらに肘を抉り込むように回すことで貫通力を増した拳は、義勇の側頭部を正確に捉える。

 

炭治郎はこの時のことをのちに話した際「人が地面と水平に飛ぶこともあると初めて知りました。」と語っている。

 

 

 

それから数分、ようやく落ち着いたしのぶさんが二人と沈黙を通していたカナヲを屋敷に招いた。

 

「カナヲ一週間ぶりだな。」

 

「うん炭治郎、元気だった?」

 

「あぁ元気ではあったけどな…」

 

「しのぶおばさん、荒れてたみたいだね。」

 

「…ん?待ってカナヲ、なんでそんな呼び方を…」

 

「カナエ姉さんと義勇兄さんが結婚したら養子にしてくれるのだから、しのぶさんは叔母に当たるからそう呼ぼうかなって。」

 

「……だめだカナヲ…その呼び方はだめだ…」

 

「なんで?」

 

「とにかくだめだ、せめてしのぶ姉さんとかにしてくれ。」

 

「?わかった。」

 

「よし、じゃあ行こうか。(危なかった…)」

 

「うん。」

 

ギリギリで爆弾の発見に気づいた炭治郎はなんとか解体に成功する。

 

 

しのぶさんの隣に座り正面に義勇さんとカナエさんが机を挟んで座って、

カナヲもカナエさんの隣で座っている。

 

「では冨岡さん、姉さんと結婚するんですか?」

 

「…生涯通して守り抜くと誓う。」

殴られたため青あざを作りながらまっすぐと答える。

 

「義勇くん…」

 

「はぁもうわかりました、結婚を認めます。(あそこまで既成事実とその後の真摯な対応されたら有耶無耶にできないじゃない…)」

 

「ありがとう、しのぶ。」

 

「…ありがとう。」

 

「はい、おめでとう姉さん………にぃ…義勇さん。」

 

「おめでとうございます、カナエさん義勇さん。」

 

「おめでとうカナエ姉さん、義勇兄さん。」

 

「あれ?そういえば俺はこの場にいない方がよかったのでは?」

 

アオイさんもなほ、きよ、すみの三人も一応席をはずしているのにと疑問を口にすると、

 

「いいのよ、ほぼ家族みたいなものだから?ねっしのぶ?」

 

「ちょっと姉さん!?」

 

「……あぁそういえそうだったな、進展しているのか?」

 

「義勇さんまで何を言ってるんですか?」

 

顔を真っ赤ににしながら、反論するしのぶ

 

「どうしたんですかしのぶさん?顔が赤いですよ、熱でもあるんですか?」

 

しのぶさんの手を取りデコとデコを当てて体温を確認する。

 

「なっなっ……きゅう」

容量を超えた情報に頭が整理できず、胡蝶しのぶ 気絶。

 

「ちょ、しのぶさん!!」

 

「(炭治郎…鈍感…)」

 

「あらあら、炭治郎くんあんまりしのぶをいじめちゃダメよ?」

 

「すみません…」

 

「(炭治郎このままだとお前も)喰われるな…」

 

「えっ急になんですか?冨岡さん?」

 

「あなた、だめよ?」

 

「……あぁ」

 

「(なんですか今のは!!)とりあえず、しのぶさんはこのままだとよくないので寝室にでも運びますね。」

 

気絶したしのぶさんを運ぶため横抱きにして立ち上がる。

 

「えぇお願いね、炭治郎くん(これは途中で目を覚ましてもまた気絶しそうね…)」

 

 

 

「はぁ一時はどうなることかと思いましたけど、なんとか話がまとまってよかった… (しのぶさんも先週から緊張してたもんな〜緊張の糸が切れたのかな?)」

 

「うーん」

 

運んでいたしのぶさんが、

 

「たん…じろう……」

 

不意に寝言でそんなことを言う。

 

「……はぁ」

 

 

 

ふと廊下で立ち止まり、横抱きにしていたしのぶさんの額に顔を近づける。

 

ちゅっ

 

「あんまり無防備だと、襲っちゃいますよ?ねぇしのぶさん?」

 

 

 

 




読者を糖尿病にしてやる
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