もし炭治郎のところにしのぶさんが来てたなら?   作:卵かけ太郎

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第二十八話

胡蝶しのぶはそわそわしていた。柱合会議から帰ってきてからずっとそわそわしている、修行時代から時間になれば、朝ごはんを食べに戻ってくることも知っているのにわざわざ呼びに行くぐらいは、そわそわしている。

「おはよう、炭治郎。」

「あっ、しのぶさん、おはようございます!!」

「朝ご飯もうすぐできるから、朝の鍛錬もそのぐらいにして、一緒に食べるわよ。」

「はい、ところでしのぶさん…」

「(きた!!)何かしら?」

「今日の朝ごはんの献立は、なんですか?」

「えっ?えーっと、サワラの塩焼きと豆腐とネギのお味噌汁ですね。」

肩透かしを食らったように慌てて献立を答える。

「サワラってお魚ですか?楽しみですね、俺、山育ちなんで海の魚ってあんまり食べたことないんですよね。」

「(あれ?どうして…)食べやすくて美味しいですよ。」

「へぇ…楽しみですね、しのぶさんの料理も久しぶりなんで楽しみです!!」

そう言って、屋敷に入っていく炭治郎

 

「……えっ?」

 

 

 

「…いつになったら来るのかしら?」

待てど暮らせど、告白してくる気配がない…一応朝昼晩と食事を共にし、鍛錬も一緒にしている。それにも関わらず一向に告白してくる気配がない…

 

ある日、炭治郎が蝶屋敷の手伝いをしてくれている時にある病室で、

「尾崎さん、すいません…俺がちゃんと助けることができればよかったのに…」

 

「いえ、炭治郎くんが助けてくれたおかげで、今もこうして生きているの。本当にありがとう。」

 

「(確かあの人は、那田蜘蛛山で炭治郎が助けた隊士だったような…)」

 

「そうですか…何か出来ることありますか?」

 

「えっ…ならご飯食べさせてくれない?」

 

「…えっ、ご飯ですか?」

 

「うん、ちょっと両手を骨折してるから食べ辛いんだ…」

 

「わかりました、俺でよければ手伝います。」

 

「尾崎さん?お加減はどうですか?」

 

「あっ胡蝶様、はい、だいぶ良くなりました、ありがとうございます。」

 

「そうですか、炭治郎は一体どうしたのかしら?」

 

「あっ、尾崎さんとは那田蜘蛛山で会って、鬼に拘束されていた所を助けようとしたんですけど、大怪我をさせてしまいまして…それの償いができればと思いまして…」

 

「私が命を助けてもらっただけでもありがたいと言っているんですけど…彼がなかなか頑固なもので。」

 

「そうでしたか…なら炭治郎、優しさを履き違えてはいけませんよ?甘やかすのと優しくするのは違います。彼女は、炭治郎のおかげで生き残ることができました。しかし怪我をしたのは、彼女の責任であり、あなたが背負う物ではありません。」

 

「しのぶさん…それは本心から言っていますか?何かは分かりませんが…しのぶさんから、今している匂いは別の感情がほとんどですよね?」

 

「はぁ本当に厄介な鼻ですね…ですが、わたしが言ったことは間違っていません。」

 

「なぜですか?なら俺も本心でもない言葉に従う通りはありませんよね?」

 

「あの…二人とも落ち着いてください。炭治郎くんごめんね…わたしが間違ってたわ、一人で食べるから大丈夫よ。」

 

「いいえ、とりあえず今回は手伝います。」

 

「もう勝手にしなさい!!」

 

「えぇ勝手にします!!」

 

その日、初めて喧嘩をしてしまった…

 

 

 

 

「しのぶ様、午後の機能回復訓練を炭治郎さんに手伝ってもらいたいんですけど構いませんか?」

 

「…好きにしていいですよ、わたしには関係ありません。」

 

「アオイさん、構いませんよ、善逸と伊之助の機能回復訓練ですよね、手伝いますよ。」

 

「えっ?えぇ…お願いします。(なんでこんなに険悪な感じになってるの?)」

 

 

 

「じゃあ伊之助さん、善逸さん今日から、機能回復訓練を開始します。」

 

「炭治郎はしないの?」

 

「俺は、怪我してないからな。でも二人の手伝いするために、お休みをもらったんだ。反射訓練と全身訓練を手伝うことになってるぞ。」

 

「なるほど、紋治郎をぶっ倒せるかもしれないってわけだな!!」

 

「炭治郎だ!まず二人とも柔軟やってくれ、それから相手をするから。」

 

なほ、きよ、すみによるほぐしを喰らい、伊之助絶叫 善逸終始笑顔

 

「では、炭治郎さんの前に私と全身訓練です。」

 

「いくぜぇええええええ」

 

 

 

 

「……ごめんね、弱くって……」

 

なんとかアオイを倒して、俺とすることになったのだが、一方的になってしまい、伊之助は臍を曲げた。

 

「伊之助…俺は、伊之助がすごい奴だって知ってるぞ。俺を倒すんだろ?そんな所で寝てるようなやつに、俺は倒せないぞ。」

 

「……でも俺には、どうすれば、強くなれるか、わからねぇ。」

 

「伊之助、俺がある技を教えてやる。その名も、全集中・常中だ。」

 

「なんだ!!その技は!!そんなのあるならさっさと教えろよ、紋治郎!!」

 

「炭治郎だ!!あぁわかった。まずは、こう肺に空気をグッと溜めて、そうすると血管がグワアアアアとなるからそれを、ググッと押さえ込んで、呼吸を維持する、わかったか!!」

 

「わかったぜ!!おっしゃあ!!やってやるぜ!!」

 

「えっ、わかったの?俺にはわかんなかったよ?、本当に?」

 

一週間後

 

「違う二人とも、もっとこうグッと力を込めるんだ!!」

 

「こうか!!」

 

「違うこうだ!!」

 

「わかんないよぉ〜」

 

「……わかんねぇえええ!!」

 

「ごめんな…もっと上手く教えられればよかったのに…(しのぶさんのようには行かないな…)」

 

すると道場に誰か入ってくる。

 

「お前は誰だ?」

 

「私は、炭治郎の師匠の胡蝶しのぶです。」

 

「はぁ?この人が!?炭治郎の師匠?ズルすぎんだろ…」

 

「なぁ権八郎、こいつ強いのか!!」

 

「炭治郎だ!!……俺の師匠だぞ、強いに決まっているだろ…」

 

「えっこんなに美人で炭治郎より強いの!?嘘でしょ?」

 

自己紹介を終えて

「炭治郎、教え方が下手くそすぎますよ。そんなんじゃいつまで経っても二人とも覚えられないじゃないですか。」

 

「はい…」

 

「わたしが変わりますから炭治郎は、どっか行ってください。」

 

「……はい…あとはお願いします…」

そう言って訓練場を後にする…

 

「あっ炭治郎…」

「権八…」

 

「ごめんな、善逸、伊之助…」

 

二人の、全集中・常中の指導を引き続き、指導を行い、その日の鍛錬は終了した。

 

「はぁ…(なんであんな言い方しかできないのよ、炭治郎は優しい子ってずっと知ってたはずなのに…それにさっきだって、一生懸命な炭治郎を無碍に扱って…嫌われちゃったかな…)」

 

「しのぶ様!!」

落ち込んでいると、アオイが血相を変えて走ってくる。

「どうしたのかしら?」

 

「炭治郎さんが家出しました!!」

 

「……はぁ?」

 




砂糖をください…
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