もし炭治郎のところにしのぶさんが来てたなら?   作:卵かけ太郎

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すいません、投稿おそくなりました。
誤字脱字報告いつもありがとうございます。


第二十九話

「炭治郎が出て行った?」

 

「はい…掃除のため部屋にお邪魔したら、机の上にこんな手紙が…」

 

〈しばらく戻りません 竈門炭治郎〉

 

「なら、しばらくすれば帰ってくると思いますが…」

 

「(そんな…いや…いやよ…)炭治郎……」

 

「しのぶ様!?」

炭治郎の名を呟くしのぶ様の声を聞いて顔を見ると、瞳から涙が溢れている。

 

「いや…炭治郎…帰ってきて…ひどいこと言ってごめんね、炭治郎……」

 

「しのぶ様大丈夫です、ちゃんと帰ってきますよ!!炭治郎さんはしのぶ様のこと大好きですから、大丈夫ですよ!!」

 

「あぁ炭治郎……うわああああああん」

 

「(この様子、炭治郎さんは知らないのよね……見れば一発なのになぁ)」

 

 

 

 

 

 

「はぁ…帰って来たらすぐ告白するつもりだったのに、なんで喧嘩なんてしてるんだ俺は、それに置き手紙だけ置いて出てくるなんて、子供じゃないんだから…」

 

「あぁ?テメェこんなところで何してんだ?」

 

「あなたは…風柱様、すみません、少ししのぶさんと喧嘩しまして、家出しました…」

 

「はっ…ガキかテメェは…」

 

「すみません…」

 

「はぁ〜話してみろ…なんで喧嘩になったんだよ?」

 

「…俺が守りきれず、怪我を負った隊士の看病を……俺の責任だから俺がしようとしたら、しのぶさんに怒られまして…」

 

「それで喧嘩になったと…テメェはアホか?怪我を負ったのはそいつの責任で、てめぇが気にすることじゃねぇ。」

 

「でも!!」

 

「でもじゃねぇ、鬼殺隊にいる奴らは、大なり小なり覚悟を決めてそこにいる。そんな覚悟をしている隊員の怪我の責任を勝手に引き受けんじゃねぇ!!」

 

「…っ」

 

「……甘さと優しさはちげぇぞ。」

 

「(しのぶさんと同じ事を…)」

 

「それに、弱い奴に手を差し伸べてる様な時間がテメェにあるのか?」

 

「えっ…」

 

ガキィン

 

突如刀を抜き炭治郎の背負っている禰豆子の入った箱に、攻撃をしてくる。

 

「チッ、随分硬い箱に入ってる様だな!!」

 

「なっ、やめてください!!風柱様!!」」

 

「馬鹿が、攻撃されてるならさっさと刀を抜け!!」

言葉で止めようとする炭治郎の顔面を殴りつける。

 

「がっ」

 

炭治郎は殴られた衝撃で地面を転がった。そして、近くに転がった箱に再び刃を振り下ろす。

 

「ヤメロォおおお!!」

急ぎ起き上がり刀を抜き、振り下ろされた刀を止め、体を入れ替える様にして箱との間に入る。

 

「馬鹿が!だからあめぇって言ってんだよ!!」

 

今度は足を払い、転ばせ、がら空きの胴体を蹴飛ばす。

 

「なんで俺に攻撃しなかった?妹を助ける手っ取り早い方法だっただろ。」

 

「そんな事…できません!!」

受け身を取りながら答える。

 

「チッ胡蝶は、過保護に育てたもんだなぁ…テメェが守りたいもんより優先してやることがそれか!!下弦を倒したとか聞いたが期待外れだな、多少強くなったからって余裕こいてる馬鹿はさっさと殺したほうが組織のためか…」

 

そう言葉を発したあとから、風柱様の雰囲気が変わる。

 

『壱ノ型 塵旋風・削ぎ」

 

いつか受けた、壱ノ型より鋭く激しい斬撃を放ってくる。

 

「なっ、まずい!」

『ヒノカミ神楽 円舞』

 

咄嗟に円舞を放ち、技を受けるが衝撃で吹き飛ばされる。

 

「チッさっさと死に腐れよ、心が弱い、覚悟が弱い、何もかも弱いんだよテメェは!胡蝶も哀れだな、こんな大馬鹿に命をかけるなんてな!」

 

「(情けない!!不甲斐ない!!こんなに言われて返す言葉がひとつも出てこない)」

 

「さっさと鬼も殺すか…」

明確な殺気を放ちながら箱に向かおうとする。

 

「!!させるかぁあああ」

 

『ヒノカミ神楽 輝輝恩光」

 

刃を立て風柱に振るう。

 

「チッようやく、やる気出しやがったか」

 

『風の呼吸 捌ノ型 初烈風斬り」

こちらの斬撃を刀でいなし、すれ違い様に攻撃をしかけてくる。

 

『ヒノカミ神楽 幻日虹』

 

回避してさらに追撃を仕掛ける。

『ヒノカミ神楽 陽華突』

 

がそれを迎撃する様に技を繰り出す。

『伍ノ型 木枯らし颪』

 

技の衝突の拍子に日輪刀が吹き飛ばされる。

 

「なっしまっ…(これでは、禰豆子が殺される…)」

 

「チッ…終いだ、さっさと帰れ。」

チンっと刀を収めると、そっぽ向きながら声を発する。

 

「えっ…なんで…?」

 

「これでわかっただろ?テメェの強さなんてゴミみたいなもんなんだよ。テメェが抱えられるもんなんて、その妹ぐらいなもんなんだよ、あんまり師匠に心配かけんなボケが…」

ぶっきらぼうに言うと、何処かに去っていく。

 

「風柱様……ありがとうございました!!」

深くお辞儀をして、お礼を言う。

 

「うっせぇ!!さっさと帰れ!!」

 

 

 

とは言え、結局蝶屋敷に戻っては来たけど…

「(入りづらい…家出が一日持たないって…怒ってるだろうなぁしのぶさん…もう夜だし…)」

 

「…炭治郎?」

ふと声が聞こえる。

「…しのぶさん…あの…」

 

「「ごめんなさい」」

 

「炭治郎…ごめんね。あなたの良さはよくわかってるはずなのに…優しさを否定する様な事を言って。」

 

「俺ほうこそ、すみません、心配ばかりかけて…俺はまだ半人前です。禰豆子一人を守ることで精一杯です、だからもっと強くなります…」

 

「えぇ強くなりましょう…わたしも炭治郎も一緒にね。」

 

「はい!!」

 

「これで仲直り…それで…ね…那田蜘蛛山で言ってた事、ちゃんと聞きたいわ。」

 

「あっ…それはですね…ごめんなさい、少し待ってください。もっと強くなってから、もう一度改めて伝えたいです…」

 

「えっ…」

 

 

「じゃあ、早く戻りましょう。みんなに心配かけてしまいましたから。」

しのぶさんの横を通り過ぎて、屋敷に入ろうとすると…突如服を引っ張られて

 

 

チュッ

 

 

「もう待つなんて、できる訳ないじゃないですか!!大好きです!!炭治郎!!」

 

 

 

 

 




日が影ったら風が雲を吹き飛ばしてくれるかなと思い、風柱様にきてもらいました。
風柱様は蝶屋敷に用があって、任務の帰りに寄ろうとしたら、通り道で偶然炭治郎を見つけて話しかけた感じでした、数日後、蝶屋敷に用事を済ませにきたら、炭治郎に死ぬほど纏わりつかれてブチギレます。

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