もし炭治郎のところにしのぶさんが来てたなら?   作:卵かけ太郎

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投稿遅くなりました!!!


第三十話

「もう待つなんて、できる訳ないじゃないですか!!大好きです!!炭治郎!!」

 

先程の一瞬だけ触れた唇の感触が、鮮明に残っている、

隊服を掴んだままのしのぶさんの手を取り、腰に手を回し抱き寄せる。

「覚悟が一瞬で吹き飛んだじゃないですか…しのぶさん…俺からも言います、大好きですよ、しのぶさん」

 

「ねぇ炭治郎…わたしとお付き合いしてくれる?」

「しないんですか?」

「……する。」

「じゃあよろしくお願いしますね、しのぶさん?」

「はい…炭治郎。」

「……もう一回してもらっていいですか?」

「何を?」

「接吻です、突然で良くわからなかったんで。」

「……だめ、改めて考えると恥ずかしい…って腕を離しなさい!!炭治郎!!」

恥ずかしさから逃げようとするしのぶさんを抱きしめたまま、力を込める

「そんなに嫌ですか?少し悲しいです…」

「うぅ……わかった…してあげます…」

「嬉しいです、しのぶさん!!」

しのぶさんがそのまま背伸びをしながらキスしてこようとするが、少し意地悪したくなってわざと少し離れる。

 

「…もう!!届かないじゃない!!」

ちゅっ

抗議するしのぶさんに、不意打ち気味に接吻をする。

「なっ…」

「ごめんなさい、あまりにも可愛かったので、自分からしちゃいました。」

「もう!!なんで時々意地悪なのよ!!」

 

付き合い始めの熱にうなされる様にしのぶさんと喋っていたが…時間が悪かった。

 

「うるさいですよ!!!何時だと思っているんですか!!!」

 

夜中の蝶屋敷にアオイさんの怒号が響き、今まで静かだった禰豆子からも、箱からドンっと抗議してくる。

 

 

ー翌日ー

昨日あの後、アオイさんにすごく怒られてしまった…時間が悪かったな…

怒られた後、とりあえず、その日は別れて、朝の鍛錬で会おうと約束したんだが…

 

「ねぇ炭治郎?」

「なんですか?しのぶさん。」

「昨日は夜よく眠れなかったの…」

稽古に来たしのぶさんはとても眠そうにしていた。

「そうですか。(どちらかと言ったら寝不足というよりは、朝が苦手なだけな気がするけど…)」

「それでね…ちょっと縁側に座って?」

「?はい、わかりました。」

言われた通り、縁側に座るとしのぶさんが、

ポフっと膝の上に頭を乗せる。

「あれ膝枕ですか?」

「だめかしら?」

「いいえ、いいですよ。」

膝の上に乗ったしのぶさんの頭を撫でながら少し休憩する。

「でも急にどうしたんですか?」

「……いいでしょう別に。」

「そうですか…あっ!もしかして、禰豆子がやってもらっているのが羨ましかったとかですか?」

「……」ぷい

今まで上を向いていたのに突然そっぽを向いてしまう。

「あっもしかして図星ふがっ!」

突如鼻を摘まれる。

「この鼻のせいですか!!ほんと憎たらしい鼻です!!」

「べふに、はなのへいじゃないです。(今回は、別に鼻のせいじゃないです。)」

「うるさいです!!今日こそ鼻を捻り切ります。」

「イタタ」

 

 

「………なにあのイチャつき…」

「なんだ電治郎のやつ何やってるんだ?」

 

 

ーお昼ー

善逸にブチギレられて、午前中の鍛錬が終わった後

「炭治郎これから、お昼ご飯を作るので手伝ってください。」

「はい、いいですよ。」

しのぶさんと一緒に、ご飯を作ることになり、俺は、羽釜で米を炊くことになり、火加減の調整をしていると。

「炭治郎、少し味見してください。」

「はい、いいですよ。」

「はい、あーん…」

そう言いながら、鍋に入った生姜の佃煮を菜箸でひとつまみして差し出してくる。

「あむ、あっ美味しい、やっぱりしのぶさんの手料理は美味しいですね。」

「そうかしら?」

「はいとっても美味しいです、とても安心する優しい味がします、毎日食べたいそんな味です。」

「そっそう、なら毎日一緒にご飯を食べましょう、いいでしょ?炭治郎…」

「はい!!」

 

「「「(素敵な話をしている!!いいなー)」」」

そんなやりとりをなほ、きよ、すみに見られると気づかずお昼の時間は過ぎていく。

 

 

ー午後ー

 

そういえば、しのぶさんに手紙を渡してなかったな…今渡して大丈夫かなぁ…珠世さんはいい人なのは知っているけど、鬼からの手紙を預かった、なんて…はぁどうしよう…

 

「炭治郎?今日は午後から医学の勉強よ。」

「はっはい!!」

思わず手紙を後ろに隠してしまう。

「?……今後ろに隠したものはなんですか?」

「あっえーっと、怒りませんか?」

「怒られる様なことをしたんですか?」

少し言葉尻に圧を感じる。

「えっ、いや、そうじゃないですけど…」

「すぐに言えば怒りません、早く白状しなさい。」

「はい!!前回の任務で、鬼舞辻無惨と敵対する鬼に出会いまして…」

「鬼舞辻と敵対する鬼ですか?はぁ…また厄介なことに巻き込まれましたね、御館様には報告してありますか?」

「はい!!それで手紙を預かっていまして…」

「手紙ですか?」

「はい、その方は医者をしていまして、しのぶさんの傷薬を大層褒めていました、それでしのぶさんに手紙を渡して欲しいと。」

「はぁ…一応読みましょう…」

しのぶさんに手紙を渡して、内容を読んだ後

「わかりました、炭治郎その鬼は、炭治郎から見て信用できますか?」

「はい、信用できる人達です。」

「(人達…ですか…)わかりました、あとは任せてください。」

「えっはい…ちなみに手紙の内容は?」

「まだ秘密です。」

手紙の内容を聞こうとしたら、しのぶさんは指を一本立てて唇の前に立てながらそう答えた

「こんな大きな秘密を抱えて、家出までしてたなんて…」

「……すみません」

「もう秘密はありませんか?」

「はい、ありません!!」

「ならよし、じゃあ、医学書を一緒に読んで、医学の勉強するわよ?」

「正直あまり得意じゃないんですけど…」

「あら?やる前から諦めるなんて、かっこ悪いですよ?」

「(かっこ悪い…)やります!!すぐにやります、一緒に勉強しましょう!!」

「(単純で可愛い)ふふっなら行きましょか?」

「はい!!」

 

 

「これって何語ですか?」

渡された医学書を開くと、見たことがない文字が並んでいた。

「ドイツ語ですね。」

「…まず、そこから勉強ですか?」

「はい、私が翻訳しながら読みますので、そこからだんだん覚えてくださいね?」

「気が遠くなりそうですね…」

「大丈夫ですよ。」

そういうと俺の使っている帳面の縁に何かの文字を書いていく

Ich werde immer bei dir bleiben

「なんですかこれ?」

「内緒です、頑張って読める様になってくださいね?」

ほんとこの人は、人のやる気を出させるのが上手だな…

 

 




そろそろ無限列車編に行こうかな
医学の勉強をするためにドイツ語の勉強をする剣士がいるらしい…
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