もし炭治郎のところにしのぶさんが来てたなら? 作:卵かけ太郎
善逸と伊之助が常中を習得して、俺たち三人と禰豆子は無限列車で発生している謎の失踪事件について調べることになった。
今回の任務には炎柱の煉獄さんと恋柱の甘露寺さんが同行してくれることになっているのだが…
「なぁ炭治郎…置いてきてよかったのか?」
「だって連れてくるわけにはいかないだろ?」
「そらそうだけど…」
なぜ、善逸とそんな会話をしているのかというと。
しのぶさんが駄々を捏ねたからである。
「私も同行する!!」
「だめですよ、しのぶさんはこれからカナヲと任務がありますよね?」
「カナヲは、義勇さんの継子でしょう、なんで義勇さんが面倒見てないのよ!!それに、私はまだ炭治郎と一緒に任務に行ったことすらないのに、なんで煉獄さんの方が先なのよ!!」
「仕方ないじゃないですか、煉獄さんの家にある日の呼吸の本でわかったことがあるから話したいってことになったんですから」
「…それは仕方ないですけど、そのあと炭治郎の重要度が上がったからって言う理由だけで甘露寺さんも同行するのはどうしてですか!!私でもいいじゃないですか!!」
「それは…煉獄さんの元継子だから連携がよく取れるって言う理由があるって説明されたじゃないですか?」
「でも私と炭治郎だって一緒に戦えばあの二人にだって負けません!」
「柱二人相手にですか?」
「うぅ負けないわよ!!」
「(冷静じゃないのに口は回るな…)」
しばらく口論が続き
「炭治郎〜早くなんとかしてくれよぉ〜」
「早くいくぞ!紋次郎!!」
善逸と伊之助が急かし始める。
「わかったわかった、はぁ…しのぶさん?」
「何よ?」
なぜか警戒するしのぶさん
「一緒に来ますか?」
「いいの?」
「だめですけど、そこまで駄々をこねるなら仕方ないですね」
「!じゃあ準備してくるから待っててね」
そう言いながら部屋に走っていくしのぶさん
「よし、行くぞ善逸、伊之助」
「おう!!」
「えっいいの!?すげぇウキウキで部屋に戻っていったのに?」
「いいから走るぞ!一回しか使えない手だ、一緒に行けるって警戒が解けた今がチャンスなんだ!走れ!!ごめんアオイさん!!足止めお願いします!!」
「はぁ〜わかりました、お気をつけて。後で怒られても知りませんよ?」
「お願いします!!」
そう言って二人を連れて走り出して今に至る
「何とかしてくれとは言ったけどさ…流石に置き去りはやばいだろ…」
「……まぁそうだよな…」
「カァ〜炭治郎!!手紙ダァ〜」
突如、鎹鴉から手紙を渡される
「ん?なんだろう」
震えて眠れ…
胡蝶しのぶ
「おい、どうするんだ?これ…怒ってるのは伝わってくるけど…」
「あぁ帰ったら覚悟しないといけないかもしれない…」
しのぶさんからの手紙に戦慄していると
「おい!!ヤベェぞ!」
突然伊之助が大きな声をあげる
「どうした伊之助?」
「なんだ!!あの生き物は!!」
「汽車だよしらねぇのかよ」
「シッ落ち着け!!」
「いやお前が落ち着けよ」
「まず俺が攻め込む!!」
伊之助が攻撃しようとしたところで
「待て!伊之助!!」
「(おっ炭治郎、流石だな蝶屋敷でしのぶさんとアオイちゃんに並び伊之助を止められる数少ない一人)」
「ダメだぞ、伊之助いきなり攻撃するなんて、もしかしたら守り神かもしれないだろ?」
「あぁ炭治郎もそっち側なのね!!汽車だって言ってるじゃんか!列車分かる乗り物なの人を運ぶ、この田舎者が!」
「あっもしかしてこれかアオイさんが言ってた乗り物って、「黒くて大きい煙を吐きながら進む鉄の箱」ってたしかに、その通りだすごいな!!」
「すげぇ教え方…えっアオイちゃんも結構力強い教え方するのね」
善逸がアオイの教え方に戦慄していると
「猪突猛進!!!」
ドゴンと列車に向かって体当たりをしてしまう
「おいバカ!!やめろ!」
善逸が急いで止めに入るが
「貴様ら!!何をしている!!」
騒ぎを聞きつけた駅の係員が様子を見に来てしまい、あわや警察を呼ばれる寸前になってしまい慌てて逃げ出し、しばらく身を隠して、発車寸前の列車になんとか乗り込むことに成功した。
「そういえば今日は、柱の人二人と任務なんだよな?」
「あぁ炎柱の煉獄さんと恋柱の甘露寺さんだ、煉獄さんはとても強いし、甘露寺さんはとても優しくて禰豆子もとても懐いているな」
「へぇそうなんだよかったね禰豆子ちゃん」
善逸が箱に向かって話しかけると
ギィィィっと金属を引っ掻いた音が響き
「ぎゃあ耳がぁああ」
善逸の耳が軽く死にそうになった。(ちなみに禰豆子は返事がをしようとしただけで、攻撃する意思は一切ない)
そんなやりとりをしていると
「うまい!!」「あぁ美味しいわ!!」
車両の前の方から声が聞こえてくる
「煉獄さん美味しいですね!!」
「あぁうまいな!!甘露寺!!」
大量の弁当の空き箱と共に、楽しそうに食事をする二人を見つける。
「なぁあの二人が柱なのか?」
「あぁそうだ」
「食いしん坊じゃなくて?」
「…うん」
「しのぶさんもあんなに食べるの?」
「いや、柱が全員沢山食べるわけじゃないぞ」
善逸の柱に対する誤解を解き、意を決して話しかける。
「あのお久しぶりです!!」
「あっ炭治郎君!久しぶり!!」
「おぉ竈門少年か!!随分強くなったようだな!下弦討伐するなんて凄いじゃないか!!胡蝶の継子でなければ俺が鍛えたのに残念だ!!」
「あっありがとうございます!!」
突然の賛辞の言葉に思わずお礼を言う
「そういえば、しのぶちゃんで思い出した!!炭治郎君、しのぶちゃんとお付き合いしてるってほんと?」
すると突如甘露寺さんが思い出したように話始める。
「よもや!!本当か竈門少年!!」
「えっあーはい、最近お付き合いさせていただいています…」
「きゃーいいなぁ、師弟で恋人同士なんて素敵だわ!!」
「そうだな!きっと息もピッタリだろうな!!」
二人は祝福してくれるようだ。
「チッ!」
善逸の方からは舌打ちが聞こえる
「うぉおお早えええ!!」
伊之助は興味なし
そんなやりとりをしていると
「切符を拝見致します…」
パチンっ
「炭治郎?起きなさい?」
目を覚ますと…いつの間にか、家に居て、父さんと母さんが心配そうに見ている
「あれ…俺は…いったい…」
「どうした炭治郎?具合でも悪いのか?」
「そうね…炭治郎、熱でもあるのかしら?」
そういうと母さんが俺の額に触れる
「にいちゃんどうしたの?」
「具合悪いの?」
左右から茂と花子も心配そうに着物を引っ張る
「えっなんで…みんな…生きて…」
溢れる涙を止められない…
「おい、にいちゃん!どうしたんだよ?」
竹雄も心配そうにしている
「ごめん大丈夫だから、嬉しくてみんな生きてて」
「大丈夫…みんな生きているぞ炭治郎」
父さんが頭をポンと撫でてくれた、
優しく大きな手…懐かしい…父さんの手…
それから大泣きして家族総出で俺を泣き止ませてくれる…久しぶりの家族の温もり、平和だった日常…
「(あぁ幸せだな…離れたくない…でも…)父さん、母さん、みんな…ありがとう…でも俺…」
口に出せずに少しいると、父さんが口を開く
「あぁ炭治郎…気づいているな?」
「うん、わかってる、ここは夢の中で早く目を覚まさないといけない…」
「そうか…なら大丈夫だ…あとは『ちゃんと覚えているな?』」
父さんは、あの夜のことをまた伝えてくれる
「父さん…うん、ちゃんと覚えているよありがとう、心配ばかりかけてごめん。」
「ならいい…あとは……幸せになりなさい、炭治郎」
「そうね、私からも、炭治郎あんまりしのぶちゃんに心配かけちゃだめよ、しっかりと幸せにしてあげるのよ、約束」
「母さん…もちろん、絶対にしのぶさんを幸せにして見せる、約束する」
「なら…安心ね、破ったら頭突きするから覚悟するのよ?」
「ちょっ葵枝そんなことしたら炭治郎が死んでしまう」
あれ珍しく父さんが慌ててる。
「母さん俺も母さん譲りで頭硬いから流石にやめた方がいいと思うよ?」
「よせ炭治郎!!葵枝の頭突きは本当にだめだ、怒らせるんじゃないぞ」
本当にやばいのか…母さんの頭突き…
「そうよね、結婚してるのにも関わらず誰彼構わず優しくして…告白されてたこともありましたもんね?」
「葵枝ちょっと待て、そんな昔の話を持ち出すなんて、俺はずっと葵枝一筋だろ!!」
「ふふっ知ってますよ、少しからかっただけです、そうじゃなかったらもっと早く寿命使い果たしてますよ、ふふっ」
俺は一体何を見させられているんだろう、夢なんだよな?俺の知らない情報まで出てきて、なんでイチャつく両親を見せつけられているんだ…
「あっでも炭十郎さんの悪い癖が炭治郎にも残っているわね、あんなに誰彼構わず口説き落とすなんて!!」
「(えっ火種は俺に回ってくるんですか?)母さん待って、俺もしのぶさん一筋だよ!!」
「でもこんな息子の悪癖を直さなかったら死んでも死にきれないわ」
そう言いながら俺の両肩を掴み少しのけぞる母さん。
「えっうそ、父さん、みんな!!助けて!!!」
「強く生きろ!!炭治郎!!!」
「「「にいちゃん元気でね」」」
無慈悲!誰も救う気がない…
「じゃあ行くわよ!!」
「いや待って死ぬ!ほんとに死ぬ!!」
グシャ
迷走に次ぐ迷走を重ねて、ぎゆナエが書けなかったり、炭治郎小さくなるご都合血鬼術とかやりそうになり、色々と踏みとどまった結果、投稿が遅くなりました、すいやせん…