もし炭治郎のところにしのぶさんが来てたなら? 作:卵かけ太郎
あれから数ヶ月経ち、煉獄さんと甘露寺さんが正式に結婚した。
婚約した直後甘露寺さんのお見舞いに来た伊黒さんは、心から祝福して、病室を出た際偶然通りがかった、炭治郎、善逸、伊之助に訓練と称した八つ当たりをぶちかましたが、今では煉獄夫妻両名ととても仲良くしている。
そして、めでたいことが続きすっかり忘れていたが、今日打ち直してもらった日輪刀がやってくる日
「鋼鐵塚さん怒ってるだろうなぁ…」
「えぇそうね、なんで蟲の呼吸を使ったのよ精度も低くて毒もないのに」
「俺の使える型で一番早い攻撃だったんですよ、しのぶさんのおかげで煉獄さんを助けられました。」
「なら…よかったわ(自分の作った型を人が使うのは初めてで少しむず痒いですね…)」
「えぇありがとうございますしのぶさん」
「……スゥーではそろそろくる頃ですね」
そう言ってその場を離れようとする
「(あっ照れてる匂いがする)しのぶさん照れてます?」
「照れる?なんのこと?」
「だって耳赤くなってますよ?」
バッ
思わず耳を隠すしのぶさん
「はっ」
「ほらやっぱり照れてるじゃないですか?」
「もう!!炭治郎のバカ!!」
しのぶは恨みがましく見つめる
「(少しからかい過ぎた…)わーごめんなさい」
「ふんもう知らない、ばーか!!」
「(子供みたいな怒り方するな…それに恨みが篭った匂いもする…)」
「そうだな、確かにこいつは大馬鹿野郎だ」
真後ろから突如現れた鋼鐵塚さんが包丁を振り上げる
ブンッ
「ぎゃああああああぶな!!」
寸前で回避しなんとか凶刃を避ける
「テメェ!!刀を折るとはどう言う了見だ!!!」
「ごめんなさい!!相手がかつてないほど強かったんですか許してください!!」
「ざけんじゃねぇえええぶっころしてやるううううう」
再び包丁を構えて追いかけてくる
「ちょっしのぶさん!!助けてください!!!」
「はぁー耳まで顔が赤くなってる見たいね…熱でもあるのかしら…」
「ぎゃああさっきの根に持ってるごめんなさい!!ごめんなさい!!」
「死ねええええええ」
一時間ほど追いかけ回されなんとか落ち着いた鋼鐵塚さんに日輪刀を受け取り
「次折ったら本当に命を奪うからな…覚悟しておけよ…」
そう言って鋼鐵塚さんは帰って行った…
それから、相変わらずしのぶさんとの合同任務はなく、ここ蝶屋敷を拠点に単独任務か、善逸と伊之助を連れての合同任務を行うことが多い。
「はぁ煉獄さんに教えてもらった日の呼吸の十三番目の型…とてもじゃないけど朝まで続けられないな…円舞から炎舞に繋がることはわかるがそれを朝まで続けることができない…」
煉獄さんに教えてもらった日の呼吸の十三番目の型一から十二までの型を朝まで続ける、ヒノカミ神楽を行うと言うことではあるが、朝まで続けることが未だにできないのである…
「列車での光景もあれから見れていないし…行き詰まってるなぁ…」
無限列車内で乗客が透けて見えた現象もあれ以降見ることができずにいる…
「父さんが最後に見せてくれた、光景はきっとあの現象に繋がってる気がする…がいくら型を出しても人が透き通ることはなかったしな…」
そんなことを考えながら木刀で素振りをしていたら
「きゃあああああ」
突如玄関から悲鳴が聞こえてくる
「なんだ?」
急ぎ玄関に向かうと
「放してください!私ッ…この子は!」
「ウルセェなぁ黙っとけ…」
アオイさんとナホを抱えた音柱様の姿が見える
「女の子に何やってるんだ!!」
「炭治郎さん!!人攫いです!!」
キヨの言葉を聞き
ぶちっ
『ヒノカミ神楽 陽華突』
手に持っていた木刀で突きを繰り出す
「おい!!派手にあぶねぇじゃねぇか!」
玄関の門の上に飛び上がり避ける音柱様
「よし、大丈夫でしたか、アオイさんナホ?」
「えっ?あっはいありがとうございます…炭治郎さん」
「うわあああんありがとうございます!!炭治郎さん!!!」
「(あいつ突きを囮に二人を派手に奪い返しやがった…)おい、お前胡蝶の継子だよな?」
「えぇそうですよ?あなたは地味柱様でしたっけ?」
「誰が地味柱だ!!俺は音柱の宇髄天元様だ!!何回か会ってるだろ!!」
「俺の知り合いに女の子を誘拐する様な、人はいませんよ?」
「ちっ誘拐じゃねぇよ、上官命令だ、そこの隊士二人を連れて行く、文句は言わせねぇ」
アオイさんとナホを指差しながら言う
二人ともビクッと震えるが庇うように前に立ち
「お断りします」
「なに?」
「第一にナホは隊士ではないです。」
「ならそっちの女は連れて行く」
「いいえダメです、彼女はしのぶさん不在の蝶屋敷の要です、いなくなられると蝶屋敷が機能しなくなります。」
「ちっしるかそんな事(しゃべり口調が胡蝶に似てやがる…やりずれぇ)」
「はぁなら代わりに俺達が行きます、それで満足ですか?」
そう言うと塀の上に善逸と伊之助が現れる。
「今帰ってきて力が有り余ってる、行ってやってもいいぜ?」
「いいいいつもお世話になってる蝶屋敷の人たちに…てて手をだださせないぞ!!」
「あっそなら行くぞ!!」
音柱様はそう言いながら門の上から地面に降りてきた。
「(あっさりと引き下がった?)どこに行くんですか?」
「日本一色と欲に塗れたド派手な場所、鬼の住む遊郭だよ」
「(遊郭?)なんですかそこ?」
「ダメです炭治郎さん!!そんなところ行ったら殺されてしまいます!!」
アオイさんが心配そうに言う
「大丈夫ですよ、俺はちゃんと帰ってきますよ、安心してください。」
「ちっお前を庇って行くんだから文句言うんじゃねぇよ」
音柱様がようやくまとまりかけてた話を振り出しに戻されそうになり、鬱陶しそうに声をあげる
「うるさいですよ!!違うんです帰ってきてから殺されちゃいます!!しのぶ様に!!」
「しのぶさんに?なんでですか?うわぁ」
ガバッと突如音柱様に担ぎ挙げられる
「(こいつ今うるさいって言った?俺上官だぞ?)ちっいいから行くぞ!!」
そう言うとそのまま、走り始める
「うわぁあああ!!アオイさーんしのぶさんに伝えておいてくださーい!!あと禰豆子のこともよろしくお願いします!!!」
「ちょっ待ってよ〜」
「くそ!はえぇ負けねぇぞ!!」
急いで後を追う善逸と伊之助
「わかりました炭治郎さん!!絶対に伝えます!!お気をつけて!!」
お願いしまーす!!
と遠くから聞こえる
「炭治郎さん大丈夫ですかね…」
ナホが心配そうに声を上げキヨとスミも心配そうにしている。
「えぇ大丈夫よ、ちゃんと帰ってきてくれるわ、それよりもしのぶ様に早く連絡しないと」
「伝令!伝令!!胡蝶しのぶ!!竈門炭治郎ガ音柱宇髄天元ニ攫ワレ遊郭ニ向カッタ!!カァアアア」
「……はぁ?」
冨岡夫妻の子供産まれるのは、遊郭編終わってからかな?時間の流れがわからんくなってきてやばいですね…
あれ?水柱一家の番外編に加えて、炎柱の番外編を作らなくいけなくなってる?