もし炭治郎のところにしのぶさんが来てたなら? 作:卵かけ太郎
あれからカナエさんの治療等で慌ただしく日々が過ぎて二日経ったころ
「炭治郎くん」
「…はい」
「私は怒っています。わかりますね?」
「はい…」
あれから、負傷したしのぶさんのお姉さんと俺が気絶させた水柱の男性を連れ蝶屋敷に来ている。そして色々なことが落ち着いたことで、俺は現在お説教をされています。
「炭治郎くん、貴方が気絶させた方は水柱様です。以前も話した通り九人しかいない組織の最高戦力です。」
「はい…」
「当然発言力も大きく、その柱を攻撃したとなれば当然炭治郎くんの立場も悪くなります。分かりますね?」
「はい…」
「はぁ…でも状況的に私と禰豆子さんを助けようとしたこともわかります。そこはありがとうございます。でも、以後気をつけるようにいいですね。」
とりあえずお説教もひと段落ついた時、
ガラッ
「胡蝶しのぶ、少し話がある…」
「冨岡さん…この度は私の継子が申し訳ありません。」
「継子…お前はまだ柱ではないだろ…」
「いいえこの度、御館様の命により蟲柱の名を拝命致します、次の柱合会議にて発表になります。」
「そうか…では柱になるお前に問う…あの鬼はなんだ?」
「あの鬼は冨岡さんの代わりで行った任務で出会った兄弟の妹です。」
「ならなぜ鬼を殺さない…」
「それは…」
「待ってください。禰豆子は違います、まだ誰も襲っていないんです。」
「お前は…」
「この前の件はすみません…でも禰豆子は誰も襲っていません。襲いそうになっても俺が止めます!!」
「炭治郎!!すこし黙っていなさい。」
ここでしのぶさんから待ったが掛かる。
「しのぶさん…はい…」
「継子が申し訳ありません。私から再度説明させていただくと、私が到着した時、彼の家族は惨殺され妹の禰豆子さんは鬼に変えられていました。、そこで私は二人と敵対することになり、禰豆子さんは負傷した状態にも関わらず炭治郎くんを喰らうことなく私から炭治郎を守る動きをしました。」
「そうか…だがそれが人を襲わない証明にはならない…」
「なら私が二人の為に命を賭けます。」
淡々とした様子で答える。
「つまり、どう言うことだ…」
「万が一禰豆子さんが人を襲った際は、わたしが死んでお詫び致します。」
「…わかった。そこまでの覚悟を持っているなら俺からはもう何も言わない…」
「ありがとうございます。」
「(しのぶさん…俺たちのために…)」
「話は済んだ。この辺りで俺は失礼する…」
そう言って退席しようとしたところで
「あの冨岡さん、額の件すみませんでした。」
「あぁ、だが気にするな。大切なものを守ろうと行動した結果だ…」
それだけ言うとそのまま出て行ってしまう。
「はい!!ありがとうございます!!」
「はぁ何とかなりましたね…」
「しのぶさん…すいません俺たちのために…」
「いえ、私は私の責任を果たしているに過ぎません。ですから謝られることはありませんよ。それにあなたはこれから私の継子という立場になります。」
「継子…ですか?」
「えぇ簡単に言えば柱の弟子みたいなものですね。」
「そんな立場にしてもらえるんですか!」
「えぇでも普通の人だと継子になれてもあまりの過酷さに途中で逃げ出してしまう人がほとんどですけど、炭治郎くんは状況が特殊なので絶対に逃しません。あと、これからは呼び捨てで呼ばせてもらいます。」
「はい、構いません!!」
「ふふっ、いい心がけです。(少しは怯むと思ったらんですけど少し残念です。)」
ダッダッダッダッ
隠の人が走ってやってくると
「しのぶ様、花柱様がお目覚めになりました!!」
「!!すぐに向かいます!炭治郎、あなたも行くわよ。」
「はい!!」
「姉さん、起きたの!」
「えぇしのぶのおかげで助かったわ…そちらが手紙に書いてあった炭治郎くんかしら?」
「えぇそうよ。炭治郎、挨拶を。」
「はい、この度胡蝶しのぶ様の継子にしていただきました竈門炭治郎と言います。よろしくお願いします!!」
「えぇよろしくね。私は胡蝶カナエ、一応まだ花柱の地位にいるけど今回の怪我で柱の地位を降りることにしたから普通にカナエさんとでも呼んでね。」
「はい、カナエさん!!」
「でも炭治郎くん、しのぶから色々言われてるでしょうから妹さんの事は言いません。でも、どうかしのぶの気持ちを絶対に裏切ることがない様にしてね。」
「はい、この命に変えても絶対に裏切りません!!」
「よろしい、なら後で妹さんにも会わせてね。約束よ。」
「はい!!」
「じゃあ、炭治郎これから姉さんと少し話すから少し席を外してもらっていいかしら?」
「はい、失礼します。」
退席を促されたのでその場を後にする。
廊下を少し歩き蝶屋敷であてがわれた部屋に向かっていると中庭に冨岡義勇さんがいるのが見えた。
「冨岡さん!!」
「…」
「何をなさっているんですか?」
「…」
「お昼ご飯食べましたか?」
「…」ぐぅー
「まだでしたか!よろしければご一緒してもよろしいですか?」
「…」スタスタ
「はい、行きましょうか。今日の昼は鰤大根らしいですよ。」
「…」
「(なんだろう少し気落ちした匂いがする…)あっでも鰤の仕入れが少し少なくて鮭大根か選んで食べるようにと言われてましたね。」
「!…」スタスタスタ
「(喜んでる匂い。好きなのか鮭大根?)」
バサバサ
「あれは
「義勇…一ヶ月ノ間胡蝶カナエノ護衛ニツケェ」
「…了解した。」
再び弱々しく飛んでいく
「義勇さん、これからカナエさんの護衛につくんですか?」
「あぁ再び上弦に襲われる可能性があるからな…」
「義勇さんはすごいですね!」
この時俺は間違えたのだろう…
「俺はすごくなんてない…」
今まで感じたことがないほどの悲しい匂いと共に放たれた一言で俺は思わず足を止めてしまった…
炭治郎が鬼殺隊に入る前ににやりたいことが多すぎるんじゃあ