もし炭治郎のところにしのぶさんが来てたなら? 作:卵かけ太郎
炭治郎の神楽舞が終わった後、お風呂上がりで一段落してる時、鎹鴉から「三日後、柱合会議〜会議ノ際、竈門炭治郎及ビ竈門禰豆子ヲ連レテ出席サレタシー」
とのことである。こうなることは確定していたから覚悟はできている。しかし、下手したら問答無用で処刑なんてこともあるかもしれない…
姉さんも庇ってくれると言っていたけど、私が始めたことなのに、私の力で場を抑えきれないことが情けなくて仕方ない…
「(こんなんじゃ炭治郎に合わせる顔がないわね……」
ガサガサと襖の反対で音がする。
「誰かしら?」
「ムー」
「あぁ禰豆子さん、どうしたんですか?」
「ムー!!」
座布団に座ったまま振り返ると禰豆子さんが膝の上に頭を乗せて寝転がってきた。
「あぁ膝枕ですか?いいですよ。」
「ムフー」
「炭治郎の神楽舞を見せてあげられなくて、ごめんなさい…」
蝶屋敷には、他の隊士もいるため禰豆子さんの移動は制限されている。その為、前回の神楽を見ることが出来なかったのである。
「ムー」ふるふる
「ありがとう…いい子ですね。」なでなで
禰豆子とそのまま戯れていると、襖の反対側から声をかけられる。
「しのぶさん、禰豆子来てますか?」
「炭治郎?えぇ来てるわよ。入って来ていいですよ。」
「すみません、お邪魔します。」
炭治郎が襖を開けるとお風呂上がりで、少し火照った顔としっとりと濡れた髪に浴衣を着たしのぶが目に入る。
「ッツ」
「?どうかしたの?」
「えっいや… あっ禰豆子がすみません。」
「?大丈夫ですよ、私も来てくれて嬉しいです。」
禰豆子の頭を撫でながら答えてくれる。
「ちょうどよかった。炭治郎と禰豆子さんに伝えないといけないことがあります。」
「伝えたいことですか?」
「えぇ三日後、柱合会議というものが、御館様のお屋敷にて行われます。そこに炭治郎と禰豆子さんを連れて行くことになりました。
「柱合会議ですか…」
「えぇ御館様と柱を全員集めて行う会議です。そこで炭治郎くんと禰豆子さんのことを御館様に直接お伝えします。」
「禰豆子もですか……」
「えぇでも私と姉さんが絶対に守りますから安心してください。」
「はい、ありがとうございます。でもすみません、迷惑ばかりかけてしまって…」
「気にしないの、師匠を信用しなさい。」
少し強がりを隠しながら、得意げに少し胸を張る
「師匠…はいわかりました!!」
「……呼び方は変えないように(師匠呼び思ったより嬉しくないわね…)」
気がつくと禰豆子さんが寝てしまっている。
「すぅーすぅー」
「禰豆子さん寝ていましたね…」
「そうですね、もう夜も遅いので、禰豆子連れて部屋に戻りますね。」
「えぇなんなら三人で一緒に寝ますか?」
「えぇ!?何言ってるんですか!!」
「ふふっ冗談ですよ。夜も遅いんでそんなに大きい声を出してはいけませんよ。」
「しのぶさん、勘弁してくださいよ〜」
「あら、私と一緒に寝るのは嫌だったかしら?」
「嫌とかではなく、俺が我慢できるか心配だったんで。」
「へ?」
「あっ、では失礼します。お休みなさい。」
寝ている禰豆子を抱えあげて、軽く微笑んで部屋から出て行く。
「……揶揄われた?」
直後、顔が赤くなり叫び出しそうになる。
禰豆子を抱き抱えて部屋を出た後少し歩いて
「……(なんであんなこと言ったんだ俺は!!普段なら絶対言わないのに!!)」
廊下の壁に背中をつけ思わず叫び出しそうになる。
「「(ああああああ)」」
月明かり照らされる蝶屋敷で声鳴き悲鳴がふたつ重なる。
今回短めです、次回柱合会議、あれ、禰豆子の二年間保証がない柱合会議ってどうするんだろう…説得できるかな…