もし炭治郎のところにしのぶさんが来てたなら?   作:卵かけ太郎

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柱合会議です


第九話

三日後、しのぶ達は柱合会議出席のため隠の人に連れられて、産屋敷邸に来ていた。

「じゃあ、炭治郎ここで禰豆子さんと少し待っていてくださいね。出番が来たら隠の人に呼んでもらいますから。」

 

「はい!!」

 

「姉さんも禰豆子さんと遊んでないでそろそろ行くわよ?」

 

禰豆子さんを膝に乗せて遊んでいる姉に声をかける。

 

「うーうー」

「えーもう少し遊んでもいいじゃない…」

 

「いいから行くわよ。」

 

「はぁ仕方ないか…禰豆子さんまた後で遊びましょうね…」

名残惜しそうに膝から下ろして立ち上がると

「ムー!!」

フリフリと手を振って答える禰豆子

 

ぱぁ!!!「ねぇ、しのぶ。」

「だめよ。」

「何よ〜まだ何も言ってないじゃない。」

「どうせ行きたくないとか言うんでしょ!!いいから行くわよ!!」

「もー炭治郎く〜ん助けて〜」

 

「えーっと」

カナエからの救援要請にちらりと自分の師匠を確認すると、

「……(余計なこと言うとわかってますね?)」

 

「カナエさん、すみません連れて行かれてください…」

 

「わー炭治郎くんのおバカ〜」

ズルズルと引きずられていくカナエさんを見送る炭治郎

 

 

産屋敷邸 大広間

 

「なぁ胡蝶、てめぇら、鬼を匿うとはどう言うことだぁ。」

 

激昂する風柱

 

「姉妹揃って派手に隊律違反だな。」

 

囃し立てる音柱

 

「姉妹揃ってそのようなことをしでかすとはな、どう落とし前をつける?柱だぞわからないわけないよな?」

 

責め立てる蛇柱

 

「残念だ胡蝶…」

 

落胆する岩柱

 

「その鬼はどこにいる!?早く首を切るべきだ場所はどこだ!!」

猛る炎柱

 

「……」

沈黙する水柱

 

「(まぁそうなりますよね…)なら説明させていただくと、禰豆子さんは人を襲っておらず、その兆しが見られない為、私が原因の究明を行なっています。」

 

「だが、これからも人を襲わないのか保証がないのは問題だぞ。」

炎柱の煉獄杏寿郎がさらに質問する。

 

「私、禰豆子さんとさっきまで遊んでいたのだけど、襲う心配なんてなかったわよ?私としのぶ、あと今なら義勇くんとで監視もしっかりしてるし。」

 

「だが鬼殺隊は鬼を狩る組織のはずだ、なぜ生かしておく必要がある?全ての鬼は殲滅するべきだ。」

蛇柱の伊黒小芭内が反論をするが、

 

「はぁそんなんだから未だに鬼を倒す手段が、首を切ることか、日光に当てる、だけなんですよ。」

 

「なんだと?」

 

「首を切っても死なない鬼の可能性もあります。そのための有効な戦術を探さないといけません。ここまで言ってまだわかりませんか?」

 

「つまりお前の、藤の花の毒のように鬼に対して殺傷能力ないし無力化する手段が、派手に増える可能性があるってことか?そいつはいいな!!」

少し考え音柱の宇髄天元は戦闘が有利になればそれでいいと考える。

 

「その鬼がそれに必要だと言うのか?」

沈黙を貫いていた風柱の不死川実弥

 

「えぇそうです、少なくとも他の鬼と違い人間を喰らうことがない禰豆子さんは特別な存在です。それだけでも禰豆子さんを殺さない理由になります。」

 

「ちっ…なら自由にさせておく必要もねぇよなぁ、実験動物だと言うなら拘束して調べればいいだろ!!」

 

「それをして禰豆子さんの今の人を襲わないと言う特性をなくしてしまったら意味がないんです。敵意のないものをわざわざ攻撃して敵対する必要なんてないはずです!!」

 

「御館様のお成りです!!」

議論が過熱し始めたところで御館様がやってきたのである。

 

「やぁみんな忙しい中、よく来てくれたね。」

ザッ

全員が一斉に平伏し礼の姿勢を取る。

 

「御館様に置かれましても御壮健で何よりです、益々のご多幸を切にお祈り申し上げます。」

カナエが御館様へ挨拶をする。

 

「ありがとうカナエ、怪我は大丈夫かい?上弦と遭遇して良く生き延びてくれたね。」

 

「はい、ありがとうございます。お陰様で体はだいぶ良くなりました。上弦の情報につきましては後ほどお話しいたします。」

 

「うん…ありがとうカナエ、では先ほど、皆が話していた鬼の少女禰豆子とその兄竈門炭治郎について話そうか、と言ってもほとんどしのぶが話してくれた内容で相違ないし、みんなに認めてほしいと思っているよ。」

 

「御館様の願いであっても私は承知しかねます…」

先ほどまで沈黙していた岩柱が御館様に進言する。

 

「信用しない、信用しない、鬼は大嫌いだ。」

 

「鬼を殱滅してこその鬼殺隊だ。」

 

 

「ならしのぶ?カナエ?ここに炭治郎と禰豆子を呼んでもいいかな?正直、今日は会わせるつもりはなかったのだけど…」

 

「直接見て判断すると?」

 

「そうだね…とても残念だけどわたしの言葉では納得してくれないみたいだからね…」

 

「組織の長にここまで言わせるなんて…」

カナエが非難の声を上げる。

 

「本当信じられない…あれだけ理由を挙げさせて、結局出した意見全部無視してくれるんだもの信じられないわ。御館様がお可哀想だわ。信頼する部下に信頼してもらえないんですもの。」

しのぶも追従して非難の声を上げる。

 

「「「!!」」」

突然の女性二人からの非難の声に思わず黙ってしまう。

 

「(あーおっかねぇ、女の団結力はこわいねぇ、雛鶴たちも良くやるからなぁ、あれ……)」

少し遠い目をする天元…

 

「構わないよしのぶ…私の力が足りなかっただけのことだよ、では呼んできてもらってもいいかな。」

 

「……」

少しバツの悪そうな3人を残し、

 

「(御館様も乗ってくださるんですね…)では隠の方お願いしますね。」

パンパン

手を叩いて隠の方に命令を出す。

 

「あぁ皆にお願いがあるのだけど、これから来る炭治郎と禰豆子両名に危害を加えることがないようにしてほしい。」

 

「「「御意」」」

 

数人が渋々ではあるが了承したところで

 

「お連れしました。」

「失礼します。」

「…むー」

隠の人が炭治郎と禰豆子を連れてきた。

 

「炭治郎、こちらに…」

「はい」

しのぶが炭治郎と禰豆子を自分とカナエの間に呼ぶ

 

「良くきてくれたね、炭治郎、禰豆子」

 

「この方は鬼殺隊の当主産屋敷耀哉様です。炭治郎、挨拶を」

 

「はい、竈門炭治郎と言います。胡蝶しのぶ様の継子にしていただいております。よろしくお願い致します。こっちが鬼の禰豆子…です。」

鬼と単語が出た瞬間爆発的に殺気が増えた。

 

「うんよろしく、炭治郎、禰豆子」

 

「むー」ふりふり

挨拶に対して手を振る禰豆子だが

「こら禰豆子」

急いで辞めさせようとしたところで

「炭治郎構わないよ、すまないけど少し近づいても構わないかな?」

「えっはい大丈夫です」

 

「!!御館様危険です、おやめください!!」

悲鳴嶼から待った止められるが

 

「大丈夫だよ、みんなが近くにいるからね」

そういうと、禰豆子に近づき、目線を合わせしばらく見つめ

「むー?」

首を傾げる禰豆子に少し微笑み頭を撫でてから離れる

「うんありがとう、禰豆子はやはり問題なさそうだね、鬼舞辻の支配が及んでないようだね。」

 

「御館様今のはどう言うことでしょうか?」

 

「あぁ大したことないよ、鬼舞辻の支配が及んでいる鬼ならば私は今確実に襲われていたからね。」

「「「「はぁ!?」」」」

柱全員から驚きの声が上がり、全員がパニックになる。

 

数分後

「みんな落ち着いたかな?」

 

「「「「……はい」」」」

いや誰のせいですか、と柱のほとんどが思った。

 

「これでわかった通り禰豆子には鬼舞辻でも想定していない何かが起こっていると見て間違いない、経過観察で様子を見ると決定する。いいね?」

 

「「「御意」」」

「「……御意」」

 

数人が納得しきれてないようにも見えるがとりあえずは話は、まとまりひと段落する。

 

「では禰豆子はもう下がっていいよ。会議が終わるまで杏寿郎の継子に禰豆子を見張ってもらってもいいかな?」

 

「甘露寺にですか?えぇ構いません、彼女なら如何なる事態にも対応できるでしょう!!」

 

そう言われて、禰豆子は退出していく。

「禰豆子大丈夫ですかね…」

心配する炭治郎にしのぶが声をかける。

「甘露寺さんなら大丈夫ですよ、安心してください。」

「しのぶさん…はい」

 

少し間を置いて再度、御館様が話を始める。

「では次に炭治郎の呼吸…始まりの呼吸について…」

 




人物に切り替えが難しいんじゃあ〜
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