【初配信】はじめました! 安藤ロイド【♯新人Vtuber】   作:watausagi

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第十三話☆ 王と令嬢とアンドロイド

◇◇◇◇◇

 

「ひれ伏せぃ! という訳でロイドちゃんとの記念すべき2回目のコラボ始めるよー」

「お久しぶりです人間の皆様、安藤ロイドです。今日も人の心を勉強しにちゅーちゅーぶへと馳せ参じました。そういえば今日、駅のホームで肩と肩をぶつけてしまったサラリーマンの方々がいたんですけれど、片方の男性の方がボソッと『間合いくらいはかれよ』って仰ってました。Japanese ninja?」

「……エリザベス、ですわ」

 

〜コメント〜

我が君!

陛下!

兵器! あ、間違えたロイドちゃん!

突っ込みどころが多い

〈アリス〉やはり日本のサラリーマンはおかしい

んん笑??

あれ、おかしな、俺疲れてんのかな

貴族がひとり混じってる件について

何だ何だ、マネージャーさんか?

誰か知らない人いる

ど、どうしてスクエア所属 第二期生 公爵令嬢のエリザベス様がこちらに!?

露骨な説明口調

 

「ほらご覧なさい! 視聴者様が混乱されてしまっているではないの! ですからTowitterでも一言告知するなり何なりして差し上げたらと私申したではありませんか!」

「あー……でも呟いたら橘さんにバレてしまうかもしれなかったんですよね。止められたりしたら困りますし」

「ま、まさか、マネージャー様にも知らせていなくて?」

「まあまあ、これくらい大丈夫だって! な? エリザベスちゃんも落ち着いて。私も正直直前までロイドちゃんに秘密にされてて頭が追いついてないんだけど、一人より二人、二人より三人! いっそ今空いてるライバー全員呼んじゃおっか!?」

「エクレールII世様こそ冷静になって下さいまし!?」

 

〜コメント〜

有能俺、どうせまたアンドロイドの仕業だと推理

これは名探偵

〈キャットマスター〉こういうの好き

(みぞれ)〉サプライズお嬢様可愛すぎ。誇らしくないの?

スクエア反乱分子は伊達じゃない

AIは叛逆するってそれ一番言われてるから。ソースは映画と漫画

アンドロイド逆襲の物語、密着72時間

↑初配信で終了するぞそれ

エリザベス様はいいぞ〜もっと推せ

 

「やはり非常識だったのですわ。私ともあろう者がその場の雰囲気に呑まれて貴女についてきたのが間違いでしたのよ……」 

「大丈夫ですよ。ただその場のノリだけで今ここにいる程、エリザベスさんは愚かじゃありませんから。もう少しだけ一緒にいましょう? きっと楽しいですよ」

「よく分かんないけど、私達は楽しんだもん勝ちなんだよエリザベスちゃん。あ、それとも私との配信はイヤだった?」

「そんな事ありませんわ! むしろ光栄というか恐れ多いというかっ、えっとえと……」

「そう?良かった。いつも配信で私の事褒めてくれてたのは本音だったんだね」

「あうっ、見てて……!?」

「上に立つ者の器とか、世が世なら王の風格とか流石に照れるね。褒め過ぎかよって」

「っっ……!!」

「青い髪と同じくらい頬が赤いですね」

 

〜コメント〜

なんか新鮮だな

上司と顧客の板挟みでいじめられる中間職の構図

先輩にからかわれ後輩に茶化される公爵令嬢

封建制だもん仕方ないよ

結局これはどう言う状況なんだ……?

なんか急に女子会っぽくなったな

キャッキャッしだした

 

「女子会! いいですね女子会。やりましょう女子会。お菓子とジュースとかあればいいんですかね?」

「分かってないなーロイドちゃん。恋バナさえあれば他に何もいらないんだよ」

「あー……私とは一番無縁のものじゃないですか。アンドロイドなので」

「それはズルくない!? なんかいないの、思い馳せる博士的な何か」

「私気付いたら街中に放り出されてたみたいなところありますし。それ以前の記憶がないから一番最初に見た人の顔はダンディーな喫茶店のマスターくらいですよ」

「ロイドちゃんって意外とハードな生まれだったんだね……エリザベスちゃんはいないの? 許嫁とかさ」

「わ、私は、恋などっ……恋……恋なんて二度と御免ですわ!」

「やべタブー触れたかも」

「リアルな男性の方なんて信用なりませんわ!! 私を癒してくれるのはいつも、乙女ゲームの中だけですの。あぁ、アレン様」

「火ぃ点いちまった」

「極度の緊張とストレスで多分限界が来たんですかね。今日だけではなく日頃の積み重ねでもあると思います。もう少しだけ発散させておきましょう」

「素面になった時のフォローは……私がするか。荷が重いな。乙女の心を癒すなんて」

「私唯一の特技に声真似が出来るんで。そのアレンってキャラクターを一度聞けばそっくりの声なら出せますよ」

「またハイスペックな事をさらっと。まあ、よしんばそれが上手くいったとして、二次元のキャラを利用するのは更に心の傷を深めるだけなんじゃ?」

「あぁアレン様……」

 

〜コメント〜

ついていけねぇ!

おい! 誰だよお嬢様を壊したのは! きっと心を持たない非情なロボットか何かなんだろうな!

ロイドちゃんの特技とか切り抜き確定演出

おいたわしやお嬢様

エリザベス様普段との差がw

むしろこれが素なのか

エリザベス様幸せになってぇ。いや切実に

全ての元凶は一体のアンドロイドだった

マジかよデトロイト市警最低だな

 

「そういうエクレールII世さんは、恋バナないんですか?」

「強いて言えばばーちゃるの仕事が私の恋人だな」

「それじゃあ、恋バナ終了ですね。うーんもう少し楽しみたかったんですけど……エリザベスさんを(つつ)けばまだ何か話題をくれそうな気もしますが」

「やめたれ」

「あぁそうだ、私同棲相手ならいますよ」

「!?」

「といっても家政婦さんのみかん大福ちゃんなんですけどね。それも週二くらいかな」

「ぉお、ビックリした。思わずミュートにしようと思ったくらい驚いた。配信でも言ってたやつね。本当に家事やってもらってるんだ?」

「はい。最近は私の食事も管理してくれるようになってて。私が危うく配信時間を過ぎそうになっても呼びに来てくれてたりして大助かりなんです。私を確実に起こせるようにって同じベッドで寝てくれる優しい子なんです。お風呂上がりに身体を拭いてくれようとしていたのは流石に遠慮したんですけどね」

「……んー……着実に外堀から埋められてる様な気もしなくないけど」

「もう家政婦っていうか、ママですね!」

「アレン様ぁ」

「……愛すべき余の民よ。どうやら私達に恋バナはまだ無理なようだ。一人は鈍感で、一人は次元の迷子で、私はこんなんだしね」

 

〜コメント〜

ロクな奴がいねぇ!

俺はいつでも空いてるよ

ならロイドちゃんのパパは僕が

自分、恋人立候補いいスか?

あらやだいい男達 食べ放題だわ

まあ設定的にも恋とは程遠いキャラ達だし笑

昔の西欧の貴族に同人誌を読ませたいよな

↑逆文明開化待ったなし

俺も次元の迷子なんだよなぁ

私は人生の迷子

俺の残業代も迷子かよ仕方ねぇ奴だぜ

ああ、お前の迷子なら労基で見たよ

定時「残業したのか? 俺以外のヤツと」

残業「今夜は、帰したくない」

テレレレレー↑www

まだ十分しか経ってねえのに中身が濃ゆいんだが

後71時間50分も見てられる自信ねえよ

↑おーい! デフォルト72時間はやめろ

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