日の呼吸を使う武士、月の呼吸を使う武士が幻想入り 作:take8025
縁壱「私は相手がスペルカードを使う前にある程度叩く、というより使わせぬぞ」唐突
巌勝「お前はいきなり何を言ってるのだ?」
縁壱は巌勝を連れて吸血鬼の住む紅魔館へ向かい、何事もなく、無事に進み、巌勝絡みのあるアリスにも巌勝の紹介を済ませた、少々時間が掛かったものの、これと言って問題は無く帰宅した。
強いて言えば、巌勝(イケメン)が来て人里に住む女性勢が騒がしくなった事だろう。
縁壱と巌勝は、今年は二人でのんびり年越し蕎麦を食らい、酒を呑み交わし、過去を語り合いながら年越しをしようと決めていた。
が、それは叶わず当日の大晦日、紅魔館組・霊夢・魔理沙・慧音・妹紅・アリス・紫・藍・橙が縁壱宅に押し寄せてきた。
縁壱「...」
巌勝「...」
霊夢「何その反応...」
魔理沙「縁壱は何となく分かってたけど巌勝までもか...」困惑
紫「因みに、拒否権はありませんことよ?」
藍「紫様の酒呑みにお付き合い下さいませ、私からもお願いします」
橙「縁壱しゃま!巌勝しゃま!一緒にご飯食べましょう!」
慧音「縁壱殿と年を越したいな」
妹紅「私も慧音と同じさ」
レミリア「私の誘いを断るのは許さないわ「黙れチビ助、斬るぞ貴様」え?」
フラン「縁壱兄様と巌勝兄様と一緒に食べたい!」
アリス「縁壱...」
縁壱「...はぁ..分かった」
巌勝「...縁壱が行くなら私も行こう」
縁壱達が折れた。
特に大きな問題は無く、幻想郷がまた新たな年を迎える。
そのお祭り騒ぎの中、元旦でも縁壱と巌勝は気を緩ます事無く、鍛練に勤しんだ。
正月三が日が過ぎて新年最初の道場開き、この日だけは剣術の教えをしないと決めた縁壱は、自分の剣術を学びに来ている子供達にお年玉をあげ、餅つき大会あげた。
お年玉をあげた子供達が無邪気に喜んでいる姿を見てホワホワする縁壱...やはり伊之助じゃね?(指摘)
幸い、子供達にお年玉を配っても懐には余裕がある。
自警団の給金と寺子屋講師の給金と鍛冶屋・大工・その他の給金を混ぜると収入はドバーッ!と、あるのだ。
縁壱は霊夢に一度、「縁壱さんって月幾らくらい給金貰ってるの?それと貯金教えて!」と聴かれたので正直に答えると(生活は普通で性格が貧乏性な巫女)霊夢が泡を吹いて倒れた。
レミリア「フッ...私の方がまだあるわね...」
咲夜「お嬢様、紅茶を持つ手が震えております」
デカく趣味の悪い館の中二病を患ってる小さい主も「小さい言うなっ!」金額と貯金を聴いて震えたのだ。「え、無視?」
それ程までに縁壱は(荒)稼ぎが良いのだ。
というより縁壱は基本的に無欲なもので使う事が無い、なので貯まるに貯まる。
巌勝も幻想入りして少しの間は縁壱と暮らしていたものの、「人里の中で良い物件があるぞ」と慧音から紹介され、そちらの方へ行った。
と、言う訳で、縁壱の一人暮らしが再スタートした。
ーーー
年が明けて2カ月と少しが流れた。
2月14日、幻想郷にも外の世界と同じく、バレンタインデーがあった。
里の者達(道場通いの子の母・女子・独身女性、そして縁壱ファン倶楽部(※縁壱が好きで好きで仕方ない者達が集う縁壱 非公認の倶楽部、巌勝の倶楽部もある))、慧音・妹紅・霊夢・魔理沙・紅魔館組・八雲一家・アリスからもバレンタインのチョコを貰った縁壱。
だが、紅魔館組から手渡されたチョコに血の臭いがした為に問い質すと、間違いなく血が混ざっていた。
どうするか?
縁壱「血を混ぜたチョコなぞ食わぬから要らぬぞ、自分達で食すが良い」
申し訳ないが突き返した。
巌勝も縁壱に負けず、かなりの数を貰っている。
ー回想ー
不定期であるものの、博麗神社に参拝に来た縁壱。
今回は見知った者達が勢揃いだった。
縁壱「ほう、今日は皆居るのか」
霊夢「あら縁壱さん、不定期ながらの参拝かしら?」
縁壱「あぁ、年が明けて二ヶ月経つが後十ヶ月、異変やその他が何事もなく平和に過ごせる様に祈った」
紫「こんにちは縁壱さん、今日は何の日か知ってるかしら?」
縁壱「?すまぬ、何の日かは知らぬ」
魔理沙「今日はバレンタインデーだぜ」
縁壱「バレンタインデー?何だそれは?またクリスマスと同様、西洋の行事か?」
咲夜「えぇ、それで合っております、女性が男性に贈る日です、今日から丁度一月後にもホワイトデーと言う、男性が女性にお返しする日もありますわ」
縁壱「そうか、まぁ私には一切関係の無い事だがな」
『(いや関係あるんだけど...)』
慧音「と言う訳だ、はい」
慧音から手作りのチョコを差し出される。
慧音「良かったら食べてくれないか?不慣れながら頑張って作ってみたんだ」
女一同『(受け取ってはくれないだろうな...亡き妻一筋だし...)』
縁壱「...良いのか?」
慧音「あぁ、その為に作ったのだからな」
縁壱「...ありがたく頂こう(好意は無駄に出来ぬしな)」
女一同、驚愕。
これには一番目に渡した慧音もビックリ。
縁壱は慧音のチョコを受け取った。
紅魔館組からは拒否された物でなく、すぐに新しく作った真っ白のホワイトチョコを、アリスからはコーヒー風味のチョコをそれぞれ受け取った。
縁壱「嬉しいのだがこれは消費するのにかなり時間が掛かる...」
巌勝「私の三倍は軽く無いか...?歩く所の無い程部屋がチョコで一杯になるなぞ...」汗
縁壱と巌勝の目先には、縁壱がバレンタインで貰った大量のチョコレートが置かれている。
縁壱の自宅の空き部屋、じゃなくてチョコレート部屋だな。
縁壱「三食毎日チョコレートです...」絶句
巌勝「私とてお前と同じくチョコレート生活が待っておるのだ」絶句
縁壱「とりあえずチョコ丼、チョコ味噌汁、チョコカレー、チョコアイス・・・」
巌勝「いや食えぬだろうそんな得体の知れぬ食べ物、アイスなら食えるが」
縁壱「昨日試しに作って食べてみました、チョコ味噌汁は食べた時、私が自我を持ってから、鬼としての兄上と一戦交え死ぬあの時までの走馬灯が頭をよぎりました」
巌勝「マジかお前スゲーな」
この後めちゃくちゃ頑張ってチョコレートを完食した。
縁壱「一 生 分 の チ ョ コ レ ー ト を 食 っ た 、 コ ー ヒ ー 風 味 の チ ョ コ は 大 変 美 味 だ っ た ぞ」
巌勝「チョコレートは暫く見たくない...」
継国兄弟は当面の間、チョコを見ただけで気分が悪くなる事が多くなった。
チョコを気合いで完食し、体重もいつもの1.4倍にと増え、暫くは鍛練をいつもの三倍に増やし、十日もせず元の体重に戻した。
そして年が明けて三ヶ月。
まだ一面が雪景色。
今日は寺子屋も道場も自警団の方も(自警団一同「働き過ぎ、休め」)で何もする事がなく自宅で過ごしていた縁壱。
縁壱「(兄上も無事に家を見つけられた事だし、私の時間は増えたな...さてさて、何をしようか...)」
トントンッ
縁壱「(誰だ?)」
縁壱は玄関の覗き窓から来客を確認する。
カメラを片手に真っ黒の翼、天狗の射命丸文だ。
縁壱「(確か...霊夢から聞いた捏造ばかりで出鱈目な新聞を書く記者の射命丸だったか?)」
ー回想ー
霊夢「縁壱さん、お伝えしたい事があります」
縁壱「ん?」
霊夢「妖怪の山に住んで新聞記事を書いている天狗が居ます」
縁壱「新聞?」
魔理沙「新聞ってのはこれだぜ、情報を紙に書いてるヤツ」
縁壱「ふむ」
霊夢「射命丸文という天狗がその新聞を作っておりますが、取材を受けられない様にして下さい、出鱈目な事を記事に書いてますから」
縁壱「...そうか、分かった、無視しよう」
霊夢「それが一番ですから、私達もかなり出鱈目な事を記事に書かれて迷惑しています...」
魔理沙「しつこかったら斬るなりしても良いぜ!」
霊夢「こんな名前でも呼んであげてください射精丸と、そしたら逃げますから」直球
縁壱「それは流石に卑猥過ぎるぞ霊夢よ」正論
ー回想終了ー
縁壱は対応するか悩んでいる。
射命丸「すみませーん!継国縁壱さんですよねー!?おられるのでしょー!?文々丸新聞をしております私 射命丸という者なのですが取材させて下さーい!」
縁壱「(...無視だな、裏から出るとしよう)」
縁壱は相手にしないを決めて裏の勝手口から出て人里へ突っ走る。
射命丸「あやや?お留守ですかね? ん?あ!」
人里へ向けて全力疾走している縁壱を発見し、追い掛ける。
射命丸「あのー!取材させて下さい!」
縁壱「断る」
射命丸「ちょっとだけでも良いですから!お時間取らせませんから!」
縁壱「断ると言っておるだろう、しつこいぞ」
射命丸「お願いしますよー!何でもしますから!」
縁壱「ん?何でもすると言ったな?ならば私に取材をするな」
射命丸「確かに何でもすると言いましたけどもそれは出来ません!」
縁壱「貴様は出鱈目な記事を書いていると霊夢から聞いた、そんなのに相手をする程、私は暇ではないのだ」
射命丸「心外!?私は清く正しい謝命丸ですよ!?て事で!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!取材!!取材!!!」
縁壱「鬱陶しいぞ、黙れ...む?貴様は鳥か?「天狗ですよ!鳥の様に見えると思われますが鴉です!はい!だから取材!」今日は焼き鳥だな」
縁壱は足を止め、抜刀の構えを取り、目標を射命丸に定める。
「あ、ヤッベコイツの今日のオカズになる(飯=自分の絶命=記者生活終了)」と本能的に察したのか、射命丸は「! スミマセンデシタァァァァァァァァァァ!!!」と一言を残し、一瞬で姿を消した。
と言うより飛び去っていった。
縁壱「...行ったか...(家に戻るもせっかく人里に来たから)行くか...」
縁壱は人里の中へ入る。
ちょうどその頃、巌勝は。
巌勝「...暇だ」
...家でゴロゴロしていた。
朝の鍛練も朝食も済ませ、本を読んで過ごしていも時間を潰すには限界がある。
縁壱の所へ行こうにも気分的に面倒、寺子屋へ行こうにも今日は休み...詰んでいるのだ。
巌勝「外にでも出るか...」
巌勝も気分転換の為にブラつく事にした。
「「あ」」
縁壱と巌勝は蕎麦屋の出入り口で鉢合わせした。
縁壱「兄上も蕎麦を食べに?」
巌勝「いや、里をブラついてたら腹が減ってな、立ち寄ったのが此処という訳だ、縁壱は?」
縁壱「私は家でのんびり過ごして居たのですが...」
巌勝「まぁ、ここに居ると身体が冷える、詳しい事は中で食いながら話そう」
蕎麦を注文し、出された蕎麦を啜りながら雑談する。
巌勝「なるほど、その射命丸という天狗には気を付ければ良いのだな?」
縁壱「私が聞いたところによればそうですね」
巌勝「そうか...まだ食い足らぬな」
縁壱「私も同じ事を思っておりました」
巌勝「他も注文するとしよう...鯖味噌定食の特盛りを二つ頼む!」
「あいよ!ちょいと待っててくれ!」
巌勝「蕎麦屋であるにも関わらず定食も作っているのだな」
縁壱「ええ、値段も良心的で量も多く味も良い、店主も人当たりが良いので私はこの店が好きですよ」
巌勝「味が良いのは私も蕎麦を食べて分かった、此処は贔屓にさせてもらおう」
「お!そいつぁ嬉しいねぇ!はいお待ち!鯖味噌定食だよ!大きめの鯖を使ってるから腹満たしにゃなる筈だ!」
「「いただきます」」
ーーー
博麗神社
霊夢「うー...今日も寒い...あ、縁壱さんにこの札渡して」
魔理沙「炬燵でぬくぬくしながら言うなよ」
霊夢「こうも寒いと、何にもやる気が起きないわね...」
魔理沙「何か、おかしくないか?「何がよ」年が明けてから三ヶ月、そろそろ雪が溶けて出しても良い頃なのに溶けるどころか積もり続けている..これは明らかに異変だぜ?」
霊夢「...そうかしら?」
魔理沙「異変に間違いないのぜ!」
霊夢「で?どうするの?」
魔理沙「決まってるぜ!縁壱と異変解決だ!」
霊夢「別にまだ異変と決まった訳じゃないでしょ?もう少しゆっくりで良いじゃない?...あれ?行っちゃったか...」
ーーー
巌勝「うむ、大変旨かった」
縁壱「兄上、宜しいのですか?私の分まで出してもらうなど...」
巌勝「弟には出させんさ、世話になった時の借りを返すだけだ」
縁壱「ありがとうございます、兄上」
「縁壱ー!居るかー!」
縁壱「?」
魔理沙「あ!やっぱり蕎麦屋に居たか!」
縁壱「魔理沙よ、一体何事だ?」
魔理沙「異変解決に行くぜ!」
縁壱「異変解決?...そうか、そう言う事か」
魔理沙「春が来ないってはおかしいだろ?」
縁壱「分かった同行しよう、兄上、申し訳ありません、私はこれから魔理沙と共に異変解決へ向かいます」
巌勝「あぁ、気を付けるのだぞ、縁壱、魔理沙」
縁壱「では、行って参ります」
魔理沙「勿論だぜ!縁壱、箒の後ろに乗ってくれよな!」
縁壱「うむ」
魔理沙「それじゃ出発だぜ!」
魔理沙と縁壱を乗せた箒はふわりと宙に浮き、人里を後にする。
空を飛ぶというのは、縁壱は初めての体験だ。
縁壱「ほぅ...!空を飛ぶ景色がこれ程良いとは思わなかったぞ...!」
魔理沙「空を飛べる奴の特権ってヤツだぜ?空の旅を楽しむんだぜ! あ、そう言えば...」
縁壱「?」
魔理沙「霊夢からこのお札を縁壱に渡してくれって言われてたな」
縁壱「この札は?」
魔理沙「霊夢から聞いたところだと、これ持って念を唱えると色々出来るって事だぜ、空も飛べると思うのぜ!」
縁壱「うむ、そうさせてもらおう」
魔理沙から札を受け取った縁壱は念を唱え、箒から飛び降りた。
魔理沙「!?縁壱!!!」
落下していく縁壱、飛んでいた上空から20メートル下がったところで落下が止まり、また空へ上がっていく。
縁壱「おぉ!本当に飛べるではないか!」
魔理沙「墜ちていくところ見てヒヤヒヤしたのぜ!?」
縁壱「ハッハッハッ、すまぬな魔理沙よ」
途中、雪妖怪のレティ・ホワイトロックを発見し、異変の犯人かと勘違いして撃破。
縁壱「(犯人にしてはあまりにも)弱過ぎる(私は手を下してないが)」の一言を言われ、魔理沙から受けた身体のダメージと縁壱から受けた心のダメージ、レティは墜落していった。
それからまた上昇すると冥界に到着。
縁壱「ここは?」
魔理沙「とりあえず飛ぶ必要は無くなったって事だぜ」
縁壱の目先には、果てしなく続く階段。
縁壱「これを登れと言う訳か?」
縁壱は階段を登り始める。
縁壱「寒さを感じない...むしろ春の様な暖かさを肌で感じるが...」
魔理沙「確かに暖かいのぜ ん?」
魔理沙と縁壱がある程度階段を登った先に一人の影が。
縁壱「む...「どうした?」誰かがあそこに居るぞ、魔理沙と同じ位の体格...女か」
「ここは冥界の白玉楼であります、白玉楼主の西行寺 幽々子様の従者であり、白玉楼の庭師を勤めております、半人半霊の魂魄 妖夢と申します」
魔理沙「私は魔法使いの霧雨 魔理沙だ!お前達が春を奪った犯人だな!」
妖夢「あなた方は生きている者、ここは生きている者は来てはいけない場所、お帰り願います」
縁壱「魔理沙よ、下がっておれ、貴様は剣士で間違いないか?」
妖夢「はい」
縁壱「私と勝負しないか?私が勝てば貴様の主の元へ案内する、私が負ければ潔く魔理沙を連れて帰ろう、どうだろうか?」
妖夢「...良いでしょう、受けて立ちます」
縁壱「理解が早くて助かる、では...継国 縁壱、参る」抜刀
妖夢「魂魄 妖夢、参ります..斬れぬものなど、あんまり無い!」抜刀
両者の刃が力強く当たり、火花を散らす。
縁壱「ほう、二刀流とはまた珍しいものだ」
妖夢「私は剣術を扱う程度の能力です、二刀流が強くあると思っております」
縁壱「確かに二刀流は二刀流で良きものもあるだろう、だが、二刀流であれいずれ限界は来る、すまぬが、貴様がスペルカードを使う事無く終わらせてやる」
妖夢「望む所です」
日の呼吸 壱の型 炎舞
妖夢「!」
妖夢は縁壱の技を防ぐ為、両刀をクロスさせてガードをする。
受けた威力が強く少しばかり妖夢は後ずさる。
ピシッ...!と二つの剣から嫌な音がしたものの
妖夢「(私の刀にヒビが入ったのか...!?いや、もしかすれば私のではない、向こうの刀にヒビが入った音が私にも聞こえたのだろう)」暗示
縁壱「終わりだ」
日の呼吸 参の型 烈日紅鏡
参の型で妖夢の刀、楼観剣と白楼剣の刃を根本から折った。
これには妖夢も衝撃を受けた。
妖夢「! 楼観剣に白楼剣が...!あんな簡単に折れた...!?(聞き間違いじゃなく私の刀だったか!)」
縁壱「妖夢、貴様の剣裁きは悪くはなかった、だが、あの程度で私に勝とうというのは無理難題な事、あまりにも修行が足らぬ」
妖夢「...」
縁壱「刃を折られたなら、それは死を、剣士としての敗北を意味する...私の言う事が分かるか?」
妖夢「参りました...」
縁壱「私に勝ちたくば日々修行を怠るでない、さて、貴様の主の元へ案内してもらおうか、魔理沙、行くぞ」
魔理沙「やっぱり縁壱は勝っちまうから安心だぜ!」
縁壱「?」
ーーー
人里
巌勝「雪かきは面倒なものだ...」
慧音「手伝わせてすまない...」
巌勝「いや、気にするな、困った時はお互い様だ」
妹紅「おーい!一旦小休止したらどうだ?お茶出来たぞ!」
慧音「との事だ、一旦休憩しよう」
巌勝「そうだな」
巌勝は寺子屋の屋根に降り積もった雪下ろし作業を慧音に頼まれて手伝っていた。
一旦雪下ろしを止め、妹紅が淹れたお茶を飲む。
妹紅「一応、蜜柑もあるぞ」
慧音「そう言えばどれ程雪を下ろしたのだ?」
巌勝「殆ど雪は落とした、別にこのまま帰っても良い程度にはだがな」
慧音「そうか、なら、どうせまた雪は降るし、次もすまないが頼みたい」
巌勝「あぁ、私で良ければ」
ーーー
冥界 白玉楼
縁壱「どうした?ここまでなのか?」
西行寺幽々子「」
主の元へ案内させている道中に縁壱は主の情報をある程度聞き出した。
人間ではなく亡霊である事、何も咲いていない木(妖夢は詳しくない)から桜を咲かせようと幻想郷から春を搾取している事、等々。
顔合わせした直後から縁壱は斬りかかり、始めに両足首、次に膝、最後に太股を日輪刀で一秒も掛けずに切断。
幽々子は縁壱の知っている鬼と同じく、切断された箇所を再生させ、反撃に出る。
が、縁壱には通用はしない、それは透き通る世界が縁壱の目には見えているのだから。
幽々子の攻撃を反らして回避しつつ、最初と同じ様に斬りまくる、頸以外の箇所は全て最低一度は斬っている。
七度目辺りから、幽々子の再生速度が遅くなり始めた。
再生速度が遅くなり出したと確信した縁壱は刀を鞘に納め、己の拳で幽々子を、コイツはあの忌まわしい鬼舞辻 無惨と思い込み、身体を急所だろうと構わず、己の出せる力一杯と限界の速度で殴り始めた。
これには魔理沙も妖夢もびっくり。
縁壱「幻想郷に春を返せ、貴様が春を幻想郷に返さぬ限り、貴様を殴り続け、トドメは撲殺する」
妖夢「幽々子様は死んでます...」ボソッ
縁壱「ならばもう一度死んでもらう、それだけの事」
魔理沙「容赦無いのぜ...」
縁壱「春を返せば、博麗の巫女に討伐される事はなく、特に罰せられる事はないと、私は思う」
ポンポンッ
縁壱「? あ...」察し
博麗の巫女、白玉楼到着。
この後、幽々子はまたボコボコにされた。
縁壱に続いて霊夢にまでそれはもうとてつもなくボロクズの如くボロボロになった。
霊夢「春を返す、ですって」
縁壱「これで春が戻れば、薪の消費も収まるな」
霊夢「縁壱さんの事だからてっきり斬ってるものと思ってたわ」
縁壱「いや、その時による」
魔理沙「マジかよ」
・・・
・・
・
この後、無事に春は戻り、長き冬が終わり、木々に桜が咲き始める。
縁壱「...やはり貴様を幻想郷で生かしておけば、霊夢や魔理沙、アリス達といった幻想郷の住人達を喰らう事は容易に想像が付く、やはり貴様は存在してはいけないあぁそうだ生かしてはいけない今すぐに殺さねば...むざりんちゃん、こん日輪刀、お好みは即死?惨死?それともワ・タ・シ?..参る..死ねぇぇぇ!!!!!!」
無惨「フェッ?」
日の呼吸 究極奥義{鬼滅の刃}
無惨「!? ヴェァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!?」
無惨終了のお知らせ。