機動戦隊おねショタサーガ   作:野生のムジナは語彙力がない

2 / 11
お帰りなさい!指揮官様!

第2話でござます。
今回は前回よりもアレな展開が多めですが、ムジナは命令に従って書いただけなので例によって苦情は受け付けておりません。誤字脱字や表現的な指摘は受け付けております。何かありましたらひと言感想とともにコメントしてくれればありがたいです。

オーダー通りとはいえ、少しやり過ぎた気も……r18ではないようにしてますが、BANされないか少し心配なところなのです……

まあまあ
それでは、続きをどうぞ……


第2話:ショタと媚薬と超絶テクニック

 

「それで、指揮官殿はこの後どうしたい?」

 

セラスティアのラボから出たところで、朧は視線を少しだけ下に向け、胸元の指揮官へ尋ねた。

 

(じゃあ……部屋に戻りたいんだけど)

 

抱っこされつつも、指揮官は朧の体に極力触ってしまわないよう努力してそう答えた。しかし、手で直接触れずとも抱っこされている時点で今更である。

さらに、歩くたびに生じる僅かな振動の影響により、指揮官の体と接している朧の柔らかい部分が擦れ合い、奇妙な心地よさを生み出してしまっていることから、指揮官は自分の努力にうっすらとした意味のなさを感じていた。

 

「指揮官殿の自室に?」

 

(ああ、今の自分の姿をあんまり人には見られたくないし……)

 

最高責任者である今の自分の姿を他のスタッフにでも見られたりしたら、下手をすれば基地全体の士気が落ちてしまうかもしれない……そう考えた指揮官は、セラスティアの分析が終了するまで大人しく自室に引きこもることにした。

 

(それに、薬の副作用の疑いもあるから……)

 

もし、周囲の女性を魅了するというような副作用があると仮定した場合……指揮官がこのままウロウロすることによって、副作用に暴露してしまった女性を増やすことになってしまえば、それこそ大惨事に発展しかねなかった。[指揮官の理性的な意味で]

 

「分かった。では、そこまで運ぶとしよう」

 

朧は指揮官の頭に顎をぶつけてしまわないよう小さく頷いた。そして、指揮官に配慮し人気の少なそうな通路を選んで歩を進めた。

 

道中、数名の女性スタッフと出くわしたが、朧は咄嗟に指揮官の顔を見られないよう体の向きを変えるなどしてなんとかやり過ごした。見知らぬ子どもを抱っこしている朧を見て、スタッフたちは驚いたような表情を浮かべたが、幸いなことに指揮官の顔を見られることはなかった。

 

(……朧)

 

スタッフたちとの距離が離れたのを確認してから、指揮官は朧へと声をかけた。

 

「うん、どーした?」

 

(その、色々と……ありがと)

 

「……!」

指揮官が礼を述べると、途端に朧の顔がパアッと明るくなり……そうして、小さな笑みを浮かべて指揮官の頭に頬ずりをし始めた。

 

「何! 例には及ばないさ、私だっていつも何かと指揮官には助けられているからな。それに、困った時にはお互い様と言うだろう?」

 

そう言いつつも、朧の顔から笑みが少しだけ消えた。

 

「それに……」

朧の足が止まる。

 

「だから、こういう時くらい……たっぷり甘えて欲しいな。それが……お姉ちゃんとしての役割だからな」

 

それはまるで線香花火のような、切なげで、小さな笑み。口調は依然としておかしいものの……指揮官を優しく抱きしめ、そんな笑みを浮かべる朧は、どこか寂しげでもあった。

 

(朧……?)

朧の様子に疑問を抱いた指揮官だったが、すぐさま彼女の言わんとしていることに気がつき、ハッとなった。

 

無理もない……彼女はかつて孤独だった。

 

彼女にとって、信じられるのは歳の離れた妹である睦月のみ。しかし、当の睦月は強力かつ制御不能な超能力を持ち、これに姉妹は長らく苦しめられていた。

 

姉として、自らの能力に苦しむ妹にしてやれることもなく、強力すぎる睦月の能力故に、妹が受けている苦しみを分かち合うことも出来ず、そばにいてあげることすら出来ず……

 

何か出来ることはないかと考え、妹を守ろうと決意するも、実力も素質もないと蔑まれ……

 

それでも、がむしゃらになって妹を治す方法を模索し、彼女は延々と孤独の戦いを続けていた。

 

しかし、それも過去の話。

 

今では、睦月もある程度能力を制御出来るようになり、姉妹の間にあった「すれ違い」も徐々に解消されつつあった。

 

だが、現在がどうであれ、それで彼女の過去が平和的に改変される訳ではない。それまで孤独だった彼女の心にできた、孤独という名の穴が消えることはない。

 

(そっか……)

そんな朧の心を察して、指揮官は朧の顔をじっと見つめた。

 

「……指揮官? 私の顔に何かついてるのか?」

 

指揮官の視線に気づいた朧は、指揮官を見つめ返し……そして、その表情と視線の意図するものに気づいた。

 

「そんな顔をしないでくれ」

朧は指揮官を強く抱きしめ、耳元でそう囁いた。

 

「昔の話だ……もう辛い時代は過ぎ去った。今を生きる私たちに必要なのは過去ではない、未来に向かって歩み続けようとする意思だ……もう、過去の根断ちはできている……」

 

頼もしい言葉とは裏腹に、朧の表情から寂しさが抜けない。

 

「もう、私は未来を求めて歩き続けると決心した。妹と歩む未来を作るために……その為に必要なことは、過去を振り返って悲しむことではない……いや、私は悲しんではならないんだ」

 

そこまで言って

「でも……」

朧は指揮官の額に自分の額を当てた。

 

 

 

「指揮官は悲しんでくれるのだな……」

 

 

 

そうして、指揮官のことを至近距離で見つめた。

 

「ありがとう、指揮官……私の……いや、私たちの代わりに悲しんでくれて……」

 

彼女の紅い瞳から、小さな雫が流れ落ちた。

光を伴って朧の頰を伝い、跡をつけながらやがて顎に達すると落下し、2人の間で美しく弾けた。

 

(……仲間として、当然のことだよ)

 

「そうか、仲間か……」

 

指揮官の言葉に、朧は小さく笑った。

 

「こんな私にも、出来たのだな……睦月とは違う、信頼できる人が。安心して背中を任せることの出来る、仲間という存在が……」

 

(だから、もう1人で抱え込む必要はないよ。自分も……今はこんなだし、朧みたいに強くないし、頼りないかもしれないけれど……仲間として、できることならなんでもするから)

 

「なんでも……か……?」

 

朧はその言葉を噛みしめるように目を閉じると

 

「では、仲間として……」

 

朧はそう言って顔をうつむかせ、指揮官の首筋に顔を埋めた。

2人の頰が重なり合う。

 

 

 

「すまない……もう少し、このままでいいか?」

 

 

 

接触面に生じた僅かな振動によって伝わる小さな呟き。朧の表情は指揮官の頭の陰に隠れて見えない。それはちょうど、指揮官の存在を周りに知られないよう顔を隠していた時と、全くの逆の状態だった。

 

 

 

指揮官はすぐ近くに、朧の放つ小さな息遣いを感じた。

 

 

 

その声は、僅かに震えていた。

 

 

 

(……朧)

そんな朧を、指揮官は強く抱きしめ返すのだった。

 

普段の彼女からは想像もつかない弱々しい姿。

それは孤独の戦いを続けることでいつしか忘れ去り、不器用になってしまった彼女の姉としての一面が現れたものなのかもしれない。

 

そう考えると、睦月の自分に向けられる執心的な言動に関しても説明がつく……

 

 

 

つまり、姉妹は愛情に飢えていたのだ。

 

 

 

過去、満たされなかった自身の心を穴埋めするかのように……心の中で、密かに誰かの温もりを求めていたのかもしれない。

 

睦月はともかく、朧のそれは、普段の理性的な彼女の心によって完全に抑制されていたのだが、恐らく……薬の影響によって表側に出てしまったのだろう。

 

指揮官はしばらくの間、朧が落ち着くのを待った。

 

 

 

「……恥ずかしい姿を見せてしまったな」

 

数分後……落ち着きを取り戻した朧が顔を上げた。

 

「忘れてくれ」

 

いつもの調子を取り戻しつつも、朧は少しだけ恥ずかしそうに指揮官から視線を逸らした。そんな朧の、いつもとは違う可愛らしい様子に指揮官は愛しさを感じた。

 

「わ、笑うな……」

 

そう言って、朧が指揮官のことをちょっぴり睨んだ後……

 

「もう…………ふふっ、仕方のない人だな」

 

小さく息を吐き、それから暖かい笑みを浮かべた。その表情には、先ほどまでの寂しさを含んだ暗い色は完全に消えていた。

 

「さあ、行こうか」

 

(お願いね)

 

そうして、2人は再び歩み出すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機動戦隊アイアンサーガ

非公式イベント『機動戦隊おねショタサーガ』

第2話:愛撫と媚薬と超絶テクニック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後……

 

依然として基地の通路を進む指揮官と朧

しかし、その足取りはいつのまにか重くなっていた。

 

(朧……?)

 

「…………」

 

指揮官は朧の腕の中から彼女へと呼びかけるも、しかし、彼女からの返答はなかった。

 

(朧!)

 

「ん…………どうした、指揮官?」

大きな声に反応し、ようやく朧が視線を向けた。

 

(顔が赤いけど、大丈夫?)

 

「む……? そうか?」

 

そう言われて、朧は首を傾げた。

本人にとっては確かめようのないことなのだが、朧の顔は頬を中心に、にわかに赤く染まっていた。

 

「言われてみれば……いつもより、少しだけ体が熱いような気が……妙だな、風邪を引いたとは思えないのだが……?」

 

(そう? とにかく、体調には気をつけてね?)

 

「ああ。だがもし風邪なら、指揮官殿にうつしてしまっては大変だ……少し、歩くスピードを早めるぞ」

 

そう言って、朧は足早に歩き始めるのだが……

 

「はぁ……はぁ……」

どういうわけか、朧の息が上がっていた。

 

基地の外周を全力疾走で駆け抜けても、決して乱れることがないにもかかわらず……しかも、それと連動するようにして歩くスピードも徐々に遅くなり、ついに指揮官を抱えたまま、今にも倒れそうな足取りになるのだった。

 

(何かおかしい……)

 

ここまでくると、朧がうっすらと感じていた熱っぽさを、抱っこされていた指揮官ですら気づくようになり、指揮官は朧へ体の異常を訴えた。

 

(朧、一回下ろして)

 

「ああ、分かった」

 

説得の末に、朧はしゃがんで指揮官を下ろすと、途端にその体がグラリと揺れ動き、かろうじてバランスは保つも、指揮官の前でぐったりと床に膝をついてしまった。

 

(朧!? 大丈夫……?)

 

「はぁ……はぁ……指揮官、すまない」

 

息を荒げ、朧はしきりに頷いた。

どう考えても普通の状態ではなかった。

 

(とにかく、人を呼ぼう)

 

指揮官は周囲を見回した。人気のない通路、陽の光が入らず、天井に取り付けられた照明が1つだけの薄暗い空間……

 

(だめだ、なら……)

 

周囲に誰もいないことを知ると、指揮官はポケットから携帯端末を取り出した。

 

(待ってて! 今、グニエーヴルを呼んで……)

 

「……だめだ!」

 

(えっ!?)

 

突然、朧の伸ばした腕が、電話をかけようとする指揮官の腕を掴んだ。指揮官が振り返ると、朧は虚ろな目をして指揮官の瞳を覗き込んでいた。

 

「あの部屋に……」

 

そう言って、朧は通路の先……1つの扉を指差した。

 

「私を、連れて行ってくれ……」

 

(あの部屋に、何かあるの?)

 

「……頼む」

 

(分かった)

 

おぼつかない両足を言い聞かせ、指揮官はよろめく朧の手を取って、彼女の指定した部屋に向けてゆっくりと進んだ。

 

幸いなことに、扉には鍵がかかっていなかった。

 

指揮官は扉を押して朧より先に部屋の中へと侵入した。薄暗い……だが、壁の天井付近に取り付けられた小さな窓から光が入っており、完全に見えないというほどではなかった。

 

原因不明の体調不良に陥ってしまった朧を一旦部屋の入り口近くに座らせ、指揮官は部屋の中を見渡した。

(……っ)

その際……床に腰掛ける朧の、半開きになった股の間に一瞬だけ指揮官の視線が吸い寄せられるも、指揮官はすぐさま正気を取り戻し、頭を振って視線を逸らした。

(ここは……?)

 

そこは基地の物置だった。人気のない通路の中にポツンとあったことから、カビと埃が酷いことだろうと踏んでいた指揮官だったが、意外なことに部屋の中は綺麗だった。

 

タイル張りの床はフローリングが行き届いておりゴミは落ちていない。空気も全くと言っていいほどカビ臭くなく、棚の中身も整理整頓されており、汚れているということもなければ埃が積もっていることもなかった。

 

まるで……つい最近、誰かが掃除をしたかのようだった。

 

部屋の様子に疑問を抱いた指揮官だったが、壁際に小さな折りたたみ式の椅子が立てかけられているのを見て、これを使って少しでも朧に楽な姿勢を取らせようと考え、指揮官は椅子を持ち上げた。

 

(朧、これ使って……)

椅子を引きずりつつ、朧へ振り返ろうとした時……

 

 

 

カチャリ……

 

 

 

(…………?)

 

それはまるで、鍵をかけた時のような音だった。

 

不意に背後から聴こえてきたその音を耳にして、指揮官が振り返ると……そこには、虚ろな瞳の朧が佇んでいた。

 

「…………」

そして、その手は扉の錠前に触れていた。

誰がどう見ても、朧が扉に鍵をかけたということが分かる。

 

(朧……?)

 

「…………」

 

心配する指揮官をよそに、赤ら顔の朧は錠前から手を離し……ゆらり、ゆらり……と、指揮官のことを虚ろな瞳で真っ直ぐに見据え、ゆっくりと距離を詰め始めた。

 

(朧さん……?)

 

「…………」

 

コツリ……コツリ……

部屋の中に、朧の足音が響き渡る。

 

(あの……)

持っていた椅子から手を離し、指揮官が後ずさりを始めた時だった……

 

「ここは……」

唐突に、朧が口を開いた。

 

「ここは……基地の物置き部屋らしいが、この部屋に面した通路には人通りが少なく、さらに居住区や工廠からは離れているため、比較的静かで瞑想をするにはうってつけの場所でな」

 

淡々と説明しながらも、朧は足を止めない。

 

「だから……軽く掃除をして、少し前から個人的に使わせて貰っている」

 

(そっか、それは……結構なことで……)

 

「つまり、今この部屋の中は私と指揮官の2人っきりというわけだ。鍵もかけておいたから、誰かに邪魔される心配もない」

 

(……邪魔……?)

 

指揮官が怪訝そうな目をしていると、朧は唇をキュッと結び、指揮官から目を逸らした。先程から顔が赤くなっていることもあって、朧のその仕草は、恥ずかしさに耐えきれず視線を逸らしたようにしか見えなかった。

 

「少しだけ、私の話を聞いてくれないか?」

 

そして、朧は指先をツンツンと……可愛らしくモジモジとした様子でゴニョゴニョと呟いた。周囲が静かだったこともあり、指揮官はその呟きを聞き取ることができた。

 

(な、何かな?)

普段とは明らかに違う朧の様子に疑問を抱いた。指揮官だったが、とりあえず話だけでも聞いてみることにした。

 

「先程……医務室で、持っていた箱のせいで指揮官が見えなかったと言ったのを覚えているか?」

 

(ああ、覚えてる)

 

指揮官は小さく頷いた。

それは、指揮官が医務室にてグニエーヴルの診察を受けている時のことだった。途中からやってきた朧は最初、抱えていた箱で視界を塞がれ、指揮官の存在に気がつかなかったと言っていた。

 

しかし、それが一体どうしたと言うのだろうか?

指揮官がそう思っていると……

 

「実は、あれは嘘なのだ」

 

(え?)

嘘……と言われ、一体何事かと指揮官がたじろいでいると、朧はさらに顔を赤く染め、とても言いにくそうに言葉を続けた。

 

「いや、視界を塞がれていたのは変わりないのだが……その、私の視界を塞いでいたのは、箱ではなく……正確には、その……」

 

 

 

 

 

 

私の胸なのだ

 

 

 

 

 

(……?)

 

指揮官は最初、朧が何を言っているのか理解できないでいた。しかし、その眼前で朧が眉をひそめ、自分の胸に手を当てて軽くむにむにとしているものだから、指揮官の視線は否が応でも朧の胸に吸い寄せられてしまった。

 

「あまり、見ないでくれ……」

 

自分の胸に向けられる指揮官の視線を感じ、朧が蚊の鳴くような声でそう告げると、我に返った指揮官は慌てて目を逸らした。

 

(ああ、つまり……さっきの医務室での出来事は、荷物で視界を塞がれていた訳じゃなくて、小さくなった自分の姿が、朧の大きな…………それに隠れて見えなくなってしまっていたから、ということ……?)

 

「そ……その通りだが、あまり言わないでくれ……」

指揮官が要約すると、朧は恥ずかしそうに目を閉じた。

 

(ご、ごめん……)

 

「いや、いいんだ……」

 

2人の間に微妙な空気が流れた。

 

「と、とにかく……その、無駄に大きくなり過ぎてしまったこの胸は、私にとってとにかく邪魔でならないんだ。下方向への視界は塞がれるし、何かと揺れるものだから、剣を振るう際にも邪魔になる……」

 

(ゆ……揺れ……?)

 

「武人になることを望み、無駄を捨てるべく修練に励んできたというのに……出来上がったのは鋼の肉体ではなく、このたるんだ胸! なぜ、こんなにまで卑しく成長してしまったのだろうか……?」

 

朧は悔しそうに自分の胸を見下ろした。

 

「武人としての素質がないことは、私自身でも承知していた。しかし、まさか自分の体にすら裏切られるとは思っていなかった……いわば、この胸は私にとって武人としての志を阻む、障害物に過ぎないのだ」

 

(そんな事は……)

 

胸の大小がどうこう以前に、男である指揮官にはあまり関係のない話なため実感が薄かったのだが、朧は自分の胸が相当コンプレックスなようだった。

 

「これではただの乳牛ではないか!」

 

(乳ぎ……!? そこまで言う!?)

 

「指揮官だって、本当はこの胸が嫌なのだろう?」

 

(え?)

 

「誤魔化さなくてもいい! 私が貴方を抱きかかえていた時、貴方は時折チラチラと見つめるだけで、ずっと私の胸から意図的に目を逸らしていた……」

 

(いや、それは……)

女性は男性の視線を読み取る能力に長けていると聞いてはいたが、どうやら本当のようだった……指揮官はそう思いつつも……

 

……言えない

指揮官は心の中で密かに呟いた。

 

「本当は嫌だったのだろう? でも、優しい貴方はそれを口にしなかった。私のことを気にかけてくれて……」

 

……そうじゃなくて

 

「私の胸は指揮官にとっても邪魔だっただろう? その上で、こんなものを押し付けてしまって……だが、指揮官は嫌な顔1つせずにそれを受け入れてくれた。そんな指揮官の優しさに私は……甘えてしまっていたのだ」

 

……本当は、そんなことはないのだと

見ないようにしていたのは、恥ずかしさもあったが、それが彼女のためにならないと考えてのことだったということを

 

「だから……指揮官」

朧は決意の込められた瞳で指揮官を見つめ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私の胸を……揉んでくれ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………は?

 

 

 

 

(朧……? 何を言って……?)

指揮官はまた、朧が何を言っているのか理解できなくなってしまった。

 

「いや、混乱するのも無理はない」

 

朧はとても恥ずかしそうにしながら、手を胸元に当て、指揮官のことをチラチラと見つめた。

 

「これは風の噂で知ったのだが……揉むことによって、この卑しく成長してしまったこれが小さくなると聞いたことがある」

 

朧はポツリポツリと続け、指揮官へにじり寄った。

 

「だから自分でも時間を見つけては、人目を憚ってこっそり揉んではみたのだが、上手くいかなかった。しかも、この前測った時にはどういうわけか大きくなってしまっていた……」

 

(……!)

あの厳格な朧が自分の胸を揉んでいたという事実と……さらに、恐らく意図的ではないのだろうが、朧が言葉を続けつつ自分の胸を寄せるように抱いたものだから、指揮官は胸の高鳴りを感じた。

 

「恐らく……やり方が間違っているのだと思う。指揮官が私の下品な胸を嫌っているとは承知の上で、頼みたい!」

 

 

 

私の胸を……揉んではくれないだろうか?

 

 

 

(……ッッッ!)

朧の意図を完全に理解した指揮官は、自分の心臓が大きく跳ねたのを感じた。

 

「こんなことを頼めるのは指揮官殿しかいないのだ……だから、頼む!」

 

朧の気持ちに押され、思わず後ずさりした指揮官だったが……その時、指揮官の背中が壁に当たった。もう後退することはできない、覚悟を決める必要がありそうだった。

 

「さっき、なんでもすると言っただろう?」

 

(いや、確かに言ったけどさ……)

朧に迫られ、指揮官は先ほどの発言を後悔した。頼もしさを重視し、朧ならばそんなことはないだろうと思っての発言だったのだが、どうやら裏目に出てしまったようだ。

 

逃げるとして……大人の時はともかく、子どもの体では並外れた身体能力を持つ朧を突破するのは無理なことだろう。仮に突破できたとしても、部屋には鍵がかけられており、鍵を外している間に朧に捕まってしまうのは目に見えていた……逃げるのは、まず不可能と言えた。

 

朧を説得しようにも……彼女は冷静さを完全に無くし、まるで獲物を目の前にした肉食獣のような血走った瞳を浮かべて詰め寄ってきているため、彼女が聞く耳を持っているかどうかすらあやふやな状態だった。

 

……怖い

というか、これ以上焦らし続ければいつ朧に襲いかかられるか分からない……そうなってくると大変である。

 

指揮官はため息を吐き、そして決心した。

 

胸を揉むだけだ……これはあくまでも胸を小さくするという、ある種の医療のため。やましい事なんて何1つない、肩を揉むのとそう変わりはないはずだ。朧の気が済むまで。そうすれば、きっと解放してくれるだろう。

 

 

 

所詮、脂肪の塊に過ぎないのだから

 

 

 

自分にそう言い聞かせ、指揮官は朧を手招きした。

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

指揮官は先ほどの椅子に座り、朧は指揮官に対面する形で膝立ちの状態になった。これにより、指揮官が手を真っ直ぐに伸ばせば、すぐに朧の胸に触ることができるようなっている。

 

「その……なんだ……」

 

朧は顔を真っ赤にして、上目遣いで指揮官を見つめた。

 

「……きてくれ」

 

(あ、ああ……)

 

洋服越しでも分かる、その圧倒的質量の塊……

見ているだけでもいい香りがしてくる。

 

朧に促されるまま、指揮官は朧のそれに手を伸ばした。

 

「……っ!」

 

指揮官の両手が朧の双丘に触れた瞬間、朧はまるで電気が流れたかのように、びくりと体を震わせた。

 

(大丈夫……?)

思わず、朧の双丘から手を離した指揮官だったが……

 

「だ、大丈夫……」

朧は両腕で自身の胸を抱き、全身に生じた奇妙な感覚を不思議に思いつつも、その感覚に流されてしまわないよう堪えているようだった。

 

どうやら、朧の肌はかなり敏感なようだった。

 

「すまない。少し、驚いただけだ……続けてくれ」

 

そう言って朧は腕を下ろし、再び胸を差し出した。

 

(ああ……)

指揮官は小さく返事をしつつ、今度は先ほどよりもゆっくり……敏感な朧の肌を極力刺激しないよう、優しく触ることにした。

 

「……んんっ!」

 

指揮官の手が朧の双丘に触れると、その口から小さな嬌声が生じた。彼女は目を細め、体を少しだけのけ反らせる……

 

朧の放つ色っぽい雰囲気に惑わされないよう、彼女の双丘に這わせた手を動かし……少しずつ、感覚に慣らすように揉みしだいていく……

 

「くふ……ぅ……っ」

 

朧は唇をキュッと結び、声が出るのを必死に堪えようとするが、今まで味わったことのない感覚に、その口から熱のこもった吐息が漏れていた。

 

朧の吐息を肌に感じながらも、指揮官は彼女のために行為を継続する。すると、不思議なことに朧の体から色気のある芳香が漂い始め、指揮官の鼻孔を刺激した。

 

(…………)

豊満なそれを激しく握り潰し、傷物にしたい衝動に駆られるも……指揮官は理性で自らの欲望を抑え、ペースを早めずに、じっくりと浸透させるように両手を動かした。

 

「〜〜〜〜〜ッッッ!!!」

 

その時、自らの体に広がる感覚に耐えきれなくなったのか、彼女は体を大きく震わせ、声にならない悲鳴をあげた。

 

(朧……少し声抑えて……)

 

静まり返った密室に響き渡った悲鳴、この辺りは人通りが少ないとは言え、こうも大きな声を出されると通りすがりの誰かに聞かれてしまうかもしれない。

 

「はぁ……はぁ……そう言われても……」

 

思わず指揮官が手を止めると、朧は息も絶え絶えと言った様子で指揮官を見つめ、全身に広がる快感を熱と共に吐き出した。

 

「あなたの手が……気持ち良すぎるのだ……」

 

(朧が……感じ過ぎだから)

 

「それは……くぅ……そうかもしれないが……」

 

ただ触っているだけにも関わらず、朧はまたも体を震わせた。それに合わせて、朧の大きなそれもいやらしく揺れ動いた。

 

服越しに触ってこれなのだ。

 

もし、直接肌に触れるとなると、朧は一体どうなってしまうのだろうか?

 

「はぁ……こんな感覚は初めてだ……自分でする時とは、全然違う……とても、気持ちいい……なるほど、この快感が胸の収縮に繋がるのだな……?」

 

朧はうっとりとした表情で指揮官の手を見つめた。

 

「温かくて、力強い……これが殿方に触れられる感覚……いや、そうではなくて……ひうっ! む……胸を触られただけで私がこうも気持ち良く感じているのは……きっと指揮官が触ってくれているからだろうな……」

 

朧の言葉に、指揮官の心臓がドクンと波打った。

 

「指揮官だから、私はこんなにも……んんっ! 」

 

朧が言い切る前に、指揮官は朧の胸を激しく握った。それ以上言わせてしまえば、自分が自分でなくなってしまう気がしたからだった……

 

「し、指揮官……!? どうして急に、そんな……っ!」

 

朧は快感と戸惑い入り混じった表情を浮かべた。

それでも指揮官は激しくする手を止めない。

 

「ああ! これは……もう、ダメ……っ!」

 

朧の口から甲高い悲鳴が放たれようとしたその瞬間……彼女の昂りを感じ取り、指揮官は手の動きをピタリと止めた。

 

「はぁ……はぁ…………指揮官、どうして……?」

 

あとほんの少しで昂りも最高潮に達しようとしたところで寸止めされ、朧は物欲しそうな瞳を浮かべた。

快感にまみれ、蕩けきった表情の朧……それでも、指揮官は彼女に押し寄せる感覚の波が引くのを待ち続けた。

 

(…………)

指揮官は顔を真っ赤にしながらも何とか理性を保ち、朧の顔色を伺っている。本来であれば、このまま胸を強く揉みしだき、彼女を未開の境地へと誘いたかった。

 

 

 

しかし、これはそういう話ではない

 

 

 

これはあくまでも胸を小さくするという治療であり、快楽が目的ではない。……散々やっておいて、何を今更という感じではあるが……

 

それに、彼女がこうなってしまった原因は、恐らく……いや、まず間違いなく自分が飲んでしまった薬が影響していることだろう。

 

つまり、朧本人の意思ではなく……このまま雰囲気に流れてしまえば、お酒を飲んで酔い潰れた女性と関係を持つことと同じである。

 

「ああ……そうか……」

 

指揮官の必死そうな表情を見て、その思惑に気づいた朧は深々とため息を吐いた。

 

「ん…………少し落ち着いた、続けてくれ……」

 

(……分かった)

 

波が収まったのを感じ、指揮官は手の動きを再開した。

先ほどのように激しくはせず、彼女のことを思って優しく、それでいて大切なものを取り扱うようにゆっくりと扱く……

 

(……朧、どう?)

 

「ああ……良い、とても良い……」

 

先ほどの激しい手つきですっかり慣れてしまったのか、朧は時折小さな悲鳴をあげつつも、大分落ち着いていた。

 

「何というか……指揮官に触られる度に、胸が引き締まっていくような気がする……んんっ!」

 

(え、そうなの……?)

 

「ああ……指揮官の掌から放たれる熱と、熱く滾る私の心臓に挟まれて、外と内、その両方から燃焼していくような……」

 

(そ、そっか……)

 

正直、人の手で揉んだだけでそこまで小さくなるとは思ってもみなかった指揮官だったが、朧がそのように実感しているのならまあいいか……と、行為を続ける。

 

「ああ……睦月に触られる時とは、大違いだ……」

 

(……睦月?)

突然、朧がそんなことを口走った。

 

「い、いや! 勘違いしないでくれ……別に、私が睦月に触らせている訳ではなく、その……睦月がよく、触ってくるのだ」

 

朧は慌てて首を横に振った。

 

「その……指揮官も知っての通り、睦月はまだ体つきが幼いから……私のこの卑しい部分を羨ましいと言って、触ってくるんだ……」

 

朧はそう言って自分の胸に目を落とした。

 

「妹は自身の貧相な体つきに悩みを抱いているらしいが、私に言わせればこんなもの……一体何が良いのだか分からないな……」

 

指揮官は手を止め、

(まあ、悩みは人それぞれってことでしょ)

……と、伝えた。

 

「そうか、そういうものなのだな……」

すると朧は少しだけ考えるそぶりを見せ……

 

 

 

「ところで……指揮官は、睦月のことが好きか?」

 

 

 

唐突に、そんなことを聞いていた。

 

その言葉に指揮官は少しだけ戸惑うも……睦月のことは、自分に対して積極的すぎるところもあるが悪い気持ちはしないので、概ね好きであることを伝えた。

 

「そうか……それは良かった」

 

すると、朧はホッとしたように息を吐いた。

 

「指揮官も気づいているだろうが、睦月は貴方のことを好いている。だから……その、睦月のことを嫌いにならないで欲しい」

 

なぜ、自分が睦月のことを嫌いになることが前提なのだろうか……? 指揮官がそう思っていると

 

「実は……私が睦月のようにまだ幼かった頃、私の体型は今の妹とほぼ同じくらいだったのだ……それがいつの日か、急激に育ってしまって今はこんな風になってしまった」

 

(そうなんだ)

朧の告白に、指揮官は意外そうな表情を浮かべた。その話が本当ならば、現在の豊満な体つきの朧からは中々想像することが出来なかった。

 

「睦月が私と同じであるならば……この後、妹は急激に成長することだろう。睦月にはそう言い聞かせているのだが、中々聞く耳を持ってくれなくてな。そう焦らずとも良いというのに……」

 

そこで朧は……

「いや……問題はそれではなくてだな」

と、言葉を返した。

 

「信じられないかもしれないが、睦月の胸囲は……将来、恐らく私よりも遥かに大きくなることだろう。そう言える根拠はない……しかし、姉である私には分かるんだ」

 

……今の子どもっぽい睦月が、朧以上に……?

朧の言う通りに成長した睦月の姿を想像できず、指揮官は信じられないと言いたげな表情を浮かべた。

 

「だから……指揮官!」

 

指揮官が悶々としていると、朧は急に声を上げ……

 

 

 

「胸が大きくなった睦月を、どうか嫌いにならないであげてくれ……」

 

 

 

そう言って、真剣な眼差しで指揮官のことを見つめた。

 

(……あのさ)

 

朧の誤解を解く良い機会だと思った指揮官は、そこで『自分は胸の大きい女性が嫌いというわけではない』ということを伝えた。

 

「そ、そうなのか? しかし、先程は……」

 

驚いた表情を浮かべる朧に、指揮官は『抱っこされている時は恥ずかしかった』『本当は心地よかったのだが、流されてはいけないと思って目を逸らしていた』ということを伝えた。

 

それと同時に、自分は胸の大小で人を好き嫌いすることは絶対にないと告げた。

 

「そう……だったのか……?」

 

そこで、朧はハッとなった。

 

「じゃあ……指揮官は、胸の大きい私のことが嫌いではなく……」

 

(誰も、そんなことは言ってない)

そう言いつつ、指揮官は『寧ろ、自分も1人の男として胸の大きな女性には好き嫌い以前に、つい惹かれてしまう』ことを告白した。

 

「指揮官は……大きくて邪魔なだけの私の胸に、価値があると思っているのか……?」

 

(それは……)

指揮官はそこで、どう言えば良いか言葉に詰まった。

 

人の体とは産まれながらにして誰しも平等、本来であれば切り売り出来ないものであり、それは胸もまた然りである。しかし『胸に価値があるのか?』の『価値』と聞くと、ついお金をイメージしてしまう。

 

それだと、自分の体という『商品』を売る……つまり臓器売買の類を想像してしまう。さらに場所が場所だけに……自らの体を駆使してお金を稼ぐ、娼婦を彷彿とさせられたからだった。

 

朧の体は商品ではない、ましてや娼婦でもない。

指揮官は朧の言葉を否定しようとして……

 

「…………」

そこで目の前の朧と目を見合わせた。

期待に満ちた、彼女の眼差し……

 

指揮官はそこでハッとなった。

理性で抑えてはいたものの、心の中では朧の大きな胸に惹かれ、無意識のうちに彼女を求めてしまっていた。

無論、そこに恋愛感情はない…………多分

しかし、それはまさしく娼婦のあり方であり、お金のやり取りこそないものの、自分は朧の胸に『価値』を感じていたと言わざるを得ない状況ではないだろうか?

 

それに、朧と触れ合っている時……まず間違いなく、自分は行為を愉しんでいた。それは朧の胸に価値を感じていた紛れも無い証拠であり、いくら否定のための理由を並べようとも、その証拠がある限り、完全なる否定は困難と言えた。

 

そもそも、朧はどういう答えを望んでいる……?

指揮官は朧の気持ちになって考えてみた。

 

(……ああ)

考え抜いた末に、指揮官は覚悟を決めた。

 

今だけは、自分を偽るのを止めよう。

ならば答えは……

 

(……あると思ってる)

指揮官はシンプルにそう答えた。

 

「……!」

すると、朧は少しだけ驚いたように指揮官を見つめ……それから、頰をポッと赤く染めて熱のこもった瞳を浮かべた。

 

「そ、そうか…………なら、んっ……」

 

そう言って朧は体を揺さぶった。それにより、朧の大きな双丘が揺れ、止めていた指揮官の掌との間で静かに擦れあった。

 

「もっと、触ってくれ」

 

(……分かった)

 

豊満なその身体を、自ら惜しげも無く押し付けてくる彼女。その姿は、話題の方向を睦月へと逸らし、さりげなくこの治療を切り上げさせようとしていた指揮官から、完全にその気をなくさせた。

 

「んんっ……! し、指揮官が今の私の胸に価値を感じていてくれるのは素直に嬉しい。だが、私には守りたいものがある。それは睦月であり、久遠であり、そして……貴方でもある。はぁ……はぁ……私は既に武人として生き、守るべきものを守り通すと決意したのだ……ふぅ……だからっ……志半ばで立ち止まるわけにはいかぬのだ……」

 

快楽に晒されながらも、朧は優しげな表情を浮かべた。

 

「だから……私はやはり、胸は小さい方がいいと思う。しかし……ひぅっ……貴方は私のこの胸が良いと仰る……ならば、まだ大きな形を保っている内に、私の胸を好きなだけ……んっ……堪能してくれ……!」

 

瞳を輝かせ、指揮官の頭を撫で始める。

 

「もっと強く……乱暴にしてくれても良いのだぞ……? 私の胸は……もう貴方のものだ。大きくなるも、小さくなるも……全て貴方に身を委ね…………んんっ!!」

 

朧の求めに応じて、指揮官は力を強めた。

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

蜜柑は皮を剥く前に揉むと比較的甘くなるそう

 

それと同様に、目の前で淫靡に震えるたわわな果実は、一通り揉みしだいたことにより更に甘みが増したであろう。服という皮を丁寧に剥き、その中に包まれた新鮮で瑞々しく、噛み心地の良い質感の果実をこの手に収め、そして思いっきり頬張りたい。

そして……その甘味が最も集中しているとされる先端へ容赦なく吸い付き、そこから溢れ出す果汁を一滴残らず絞り尽くし、吸い尽くし、心の底まで甘美を貪り尽くしたい。

 

指揮官の脳裏に、そんな欲望が渦巻き始めた時……

 

(……ハッ!?)

指揮官は唐突に我に返った。

 

手元を見ると、指揮官の手は朧の胸を荒々しく鷲掴みしていた。触れただけで快感に打ち震えていた最初に比べると、物凄い進歩である……壁に掛けられた時計を見ると、朧と行為に及んでから既に30分以上は経過していた。

 

つい夢中になり過ぎていた……

指揮官は小さく詫びて、朧の胸から手を離した。

 

(こ……これだけすれば、もう十分でしょ……?)

そう言って、朧へ視線を送ると……

 

「はぁ……っ……はぁ……っ……」

朧は熱のこもった荒い息を吐いていた。顔には明らかに赤みが増し、その瞳にはうっすらとハートマークが浮かび、恍惚の表情で……胸を艶やかに揺らし、さらに膝立ちの両足はガクガクと震えていた。

 

これは快楽目的ではなく、胸を小さくするという治療行為であることを心に止めていた指揮官は、どうやら無意識のうちに朧の昂りに合わせて感覚の寸止めを行なっていたようで……朧は幾重にも及ぶ昂りを30分もの間全く解消できず、快楽を蓄積するだけとなっていた。

 

……やり過ぎた!?

指揮官がそれに気づいた時には既に遅く……

朧は快感のハングリーモンスターと化していた。

 

「はぁ……っ……はぁ……っ! もう、我慢できない!」

 

そう言って朧は、服の着崩れを直すどころか逆にわざと悪化させ、服を半分だけ脱ぎ、裸の上半身を曝け出した。巨大な塊がぷるんと震えながら、指揮官の前へ飛び出した。

朧は、そのまま指揮官へと抱きついた。

 

(……っ!)

 

上半身だけ生まれたままの姿になった朧は、柔らかな胸部を指揮官の顔へと押し付けた。布越しではない初めて直に感じられるその温かさと、この世のものとは思えない柔らかさ、そして彼女から放たれる良い香りに、指揮官の思考回路は爆発した。

 

「指揮官……っ! 指揮官……っ!」

 

朧は溜まりに溜まった快感をどう発散して良いのか分からないのか、指揮官の髪に顔を埋め、指揮官の頭皮めがけて熱い吐息を漏らしている。

 

どうして良いか分からず、指揮官がオロオロしていると……

 

「あらあら、お盛んねぇ」

 

部屋の隅からのんびりとした声が聞こえてきた。

女性の高い声、挑発的で、色っぽさも込められた……指揮官にとってはつい先ほどぶりの声色

 

(その声は……まさか黛?)

 

「はーい、君の黛さんですよ〜」

 

朧の胸で視界を塞がれ、指揮官は確認することができなかったが、どうやら部屋の中には黛がいるようだった。

 

「君が今思っていること当ててみましょうか? 指揮官くんは〜黛さんはいつの間にここに来たのか? しかも、どうやって部屋の中に侵入したのか……って、思ってるでしょ?」

 

指揮官の思考回路を読み、黛が続ける。

 

「こう見えても私は極東の諜報員よ。ターゲットの身辺調査、敵地潜入、ステルス&ストーキング、そしてピッキングの類はお手の物。特に……指揮官くんを探すためなら……いつも以上に頑張っちゃうわぁ」

 

そう言って、黛はいたずらっぽく微笑んだ、

 

「因みに、君と剣聖さんの情事は……ちょうど剣聖さんが自分の胸を小さくして欲しいって、指揮官くんを求めてきたところから見ていたわ〜」

 

(……ほ、ほぼ最初から?)

2人は治療に夢中になり過ぎて、黛の侵入に全くと言っていいほど気づかなかったようだった。だったら止めてくれればいいのに……指揮官がそう思っていると

 

「まあ、仕方ないわよね〜〜〜効果が出ると、本人が満足するまでなかなか止まらないって聞くから……」

 

……効果?

 

「本当は即効性があるはずなんだけど……それでもなかなか効果が出なかったのは剣聖さんだからかしら? まあ、後になってズドーンって来る感じみたいだったけど」

 

……まさか……!

 

「ふふっ、気づいた?」

うっすらと笑う黛の声を聞いて、指揮官は確信した。

 

先程から朧の様子がおかしいと思っていたが、それは自分の飲んだ薬だけが原因というわけではないようだった。

 

(朧に……何か盛った?)

 

「大正解!」

 

指揮官の言葉に、黛は指を弾いた。

 

「ちなみに、剣聖さんに盛った薬は媚薬よ〜。これを摂取すると、異性を求めて体が疼いちゃう〜っていうすっごくエッチなお薬ね」

 

(なんてことを……!?)

その言葉を聞いて、指揮官は愕然とした。

 

しかし、分からないことが1つあった。

 

一体いつの間に、朧に媚薬を盛ったというのだろうか? 朧が飲食をしている場面は見ていない。そもそも警戒されている以上、黛が朧に接近する機会は他になかった筈だ。

 

ただ一つ、黛の色仕掛けを受けている指揮官を救出するために、朧が乗り込んできた時を除いて……[第1話参照]

 

(まさか……!)

そこで、指揮官はハッとなった。

 

指揮官は、朧が部屋へ踏み込もうとした直前に……黛が胸の谷間から何やら小さな瓶を取り出し、その中身を自分めがけてかけようとしていたのを思い出した。

そして、朧が身を呈して守ってくれたことも……

 

 

 

「そうよ〜、あの時の瓶が媚薬だったってわけ」

指揮官が答えに辿り着くと、黛はケラケラと笑った。

 

 

 

「本当は剣聖さんに奪われる前に指揮官にかけて〜、私にメロメロになって貰いたかったんだけど、代わりに剣聖さんがかぶっちゃって予定が狂っちゃったの〜」

 

(ええ……)

 

「効果が出るのが遅かったのは、媚薬の大部分が服に染み込んじゃったってのもあるかもね? でも……剣聖さんは私のように薬物に対する耐性を身につけていないようだから、少量でも効果は抜群だったと……」

 

黛の声が大きくなる

それは彼女の接近を意味していた。

 

「でも、君も君よね〜」

 

(何が……?)

 

「いくら媚薬の効果があるとはいえ、あのカタブツの剣聖さんをこんなになるまで躾けちゃうなんて……物凄いテクニックね〜」

 

(いや、それは……もご!?)

指揮官はそこで、朧がおかしくなったのは自分が飲んだ薬も影響しているのだと主張しようとするが……その時、朧が突然体を震わせたことによって指揮官の頭は彼女の胸の谷間の、さらに奥へと押し込まれ、口を塞がれてしまった。

 

「〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!」

敏感になった肌に生じた刺激に、朧は悦楽の悲鳴をあげた。

 

「わぁ……凄い……」

室内に響き渡る足音、黛は指揮官のすぐ側にまで迫っていた。

 

「ところで……指揮官くんと剣聖さんの情事をずっと見せつけられてぇ、黛さん、体の奥が疼いて疼いてたまらなくなってきちゃったの……」

 

指揮官のすぐ近くで、彼女の艶かしい声が響いた。

 

「終わってからでいいからさ、剣聖さんを落とした指揮官くんの超絶テクニック……私にも感じさせてちょうだぁい……?」

 

(そんなのないよ……)

柔らかいものに埋もれながらも、指揮官は辛うじて声を出すことができた。

 

「いいからいいから……ん?」

 

そこで黛は何かに気づいたような声を上げた。続いて、彼女の足音が少しずつ小さくなり、彼女が後退したことが分かる。

 

(……?)

 

すると、朧が突然立ち上がり、今まで指揮官の顔を覆い尽くしていたものが離れ、指揮官は視界を取り戻した。

 

(……!)

目を開けた指揮官の前には、上半身裸の朧の姿があった。女性の大切な部分を隠そうともしない彼女の様子に気づいた指揮官は、慌てて視線を逸らした。

 

「はぁ……はぁ…………やはり、そうだったのか」

 

赤く染まった頰、荒い息を吐き、トロンとしたような瞳を浮かべてはいるものの、先ほどと比べると朧は少しだけ吹っ切れたような顔をしていた。

 

「まさか……媚薬の効果に打ち勝った?」

 

彼女のそんな様子を見て、黛が驚いたように呟いた。

 

(朧……大丈夫?)

 

「ああ、大丈夫……と言いたいところだが……くぅ」

 

そこまで言いかけて、朧の体がゆっくりと崩れ落ちた。指揮官は何とかそれを受け止め、彼女を床の上に座らせた。

 

「ふぅぅぅぅぅぅ……まだ、妙な感覚が私の体を蝕んでいる。これは一度発散しなければどうにもならないようだ……」

 

朧は深いため息を吐き、うっとりとした目で指揮官を見つめた。

 

「これが媚薬というものか……今、私は指揮官のことが欲しくて欲しくて堪らない。少し気をやってしまえば、まもなく私は指揮官めがけて襲いかかってしまうだろう……」

 

(そんな……)

 

「だが安心してくれ。指揮官の前ではそのような無様な姿は絶対に見せはしない……」

 

朧は優しく微笑みかけ、そして……

 

「こうなったら……」

 

そう言って、腰に吊っていたブレードケースの中から紅い刀身の小太刀を引き抜いた。

 

(何をする気……?)

 

「痛みで、この感覚を紛らわせる」

朧の持つ紅い刀身が、部屋に差し込む日の光を受けてギラリと輝いた。

 

(えっと……大丈夫?)

 

「ああ、少し血が流れるだろうが問題ない。そうだ……血が飛び散るかもしれないから指揮官は少しだけ離れていてくれ……」

 

(分かった)

言われた通り、指揮官は朧から離れた。

 

「ふぅ…………よし!」

指揮官が安全な位置にいることを確認した朧は、礼儀正しく正座をして、脱ぎかけていた上着を完全に脱ぎ捨てると、ポケットから白いハンカチを取り出した。

 

そして日ノ丸の時代劇にもよくあるように小太刀を逆手に持つと、刀身を覆い尽くすようにハンカチを押し当て……

 

「いざ!」

力強いかけ声と共に、朧は小太刀の切っ先を……自身の下腹部へと突きつけ……

 

(待って!)

上着を脱ぐことや、白い布を用意するなどと言った一連の動作から、朧が切腹をするのではないかと予感し身構えていた指揮官だったが……案の定という展開に、慌てて朧を制止させた。

 

「指揮官、なぜ止める?」

 

(なんでお腹なの!?)

手とか腕とか、もっと簡単な場所があるのではないのか? 指揮官はそう主張するも……

 

「いや、それでは痛みが薄くてこの感覚を誤魔化しきれぬだろうと思ってだな」

 

(だとしてもお腹はまずいから!)

 

ただでさえ女性の体に傷が入ること自体がアレだというのに、それがお腹ともなると……例え小さな傷であったとしても、朧の将来を考える意味ではとても危険な行為だった。

 

「大丈夫! 先っちょ! 先っちょだけだから!」

 

(いやいや! この流れはとことんまで行くやつだから! 根元までずっぽり行くやつだから!)

 

お腹を切るのをやめさせたい指揮官と、お腹を切りたい朧が攻防戦を繰り広げていると、先程から黙ってそれを聞いていた黛はニヤニヤと笑い……

 

「あらあら……2人とも、エッチな会話ねぇ〜」

2人には聞こえない声で、ひっそりと呟いた。

 

(黛……っ、笑ってないで朧を止めて!)

 

黛が何か呟いたことに気づいた指揮官は、朧の切腹を止めるべく、彼女の助けを借りることにした。

 

「もう、しょうがないわねぇ……えい!」

 

 

 

パシャ……

黛はそう言って、手に持っていた何かを朧めがけてふりかけた。

 

 

 

(……!?)

 

気づいた時には、既に朧の髪の毛は濡れていた。

 

(何を……?)

 

指揮官は黛へ視線を送ると、彼女は自信たっぷりに「切腹を止めてあげたわよ」と言いたげな表情を浮かべていた。

 

「…………」

 

すると朧は何を思ったのか、小太刀をブレードケースへ収めると、ハンカチをポケットへ戻し、それから無言で立ち上がった。

 

(まさか……)

 

黛の放った何らかの液体。朧の髪の毛からはポタポタと……その液体が重力に引かれ、滴り落ちている。最悪の事態を想定し、指揮官は半裸の朧から距離を取るも……

 

「……!」

 

次の瞬間、朧が抜刀

ブレードケースから紅い色をした刀が引き抜かれたと思った瞬間……朧は指揮官との間にある、何もない空間めがけて超高速の斬撃を放った。

 

(……っ!?)

 

朧の間合いからは十分な距離を取っていたにもかかわらず、指揮官は刀の風圧をひしひしと感じ、少しだけ怯んだ。

 

そして、指揮官は違和感に気づいた。

慌てて身体中を見回すも、特に切られただとか痛みだといったものは感じられない。しかし、全身を駆け巡る異様な寒気と軽快さに、指揮官が呆然としていると……

 

 

 

……そんな…………

 

 

 

 

 

(……どうして?)

 

次の瞬間……朧の斬撃の余波を受け、驚くべきことに指揮官の着ている制服が破裂した。

 

 

 

朧の放った一撃……それは指揮官が着ていた服だけをターゲットにした斬撃だった。A.C.E.学園の制服とズボンは一瞬にして細切れになり、誰がどう見ても修復不可能な状態へと陥ってしまった。

 

さらに、斬撃は指揮官の下着にまで及び……制服とズボンが崩壊した僅か数秒後には、連鎖的に指揮官のパンツが真っ二つに切り裂かれ……ハラリと床の上に落ちてしまった。

 

「……!!!!!」

突然のキャストオフに、黛は驚愕して鼻をつまんだ。

 

ごめん、龍馬くん……

指揮官は心の中で、制服の持ち主である高橋龍馬に涙ながら謝罪した。

 

因みに、パンツは流石に人のものを借りるわけにはいかなかったので、小さくなった腰回りに合わせて紐で結びつけた自分のものを着用していた。

 

「…………」

 

全裸になった指揮官を前に、朧は……やはりというか、黛の放った新しい媚薬の効果を受けていた。

彼女の瞳は飢えた肉食獣のように血走っており……その視線は、まだ幼く穢れを知らない指揮官の純真無垢な身体に向けられていた。

 

「可愛い……」

 

眼光炯々な朧の放った言葉に、指揮官はぞくりとするものを感じた。

 

「かわい〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」

 

その一方で、黛は全裸になった指揮官の姿を頭の先からつま先まで、とくに[削除済み]を重点的に凝視しつつ……鼻から少しだけ血を垂れ流しながら、嬉しそうに目を細めてガッツポーズをしていた。

 

「…………」

刀を携えた朧は、無言で指揮官へと歩み寄った。

 

(……ッ!)

このままではまず間違い無く暴走した朧に襲われてしまうことだろう。しかし、今の小さな体ではどうすることもできず、指揮官は目を瞑った。

 

そして、次の瞬間……

 

 

 

 

 

ナデナデ……

 

 

 

 

 

(……?)

ふと、頭に感じた優しげな感触に指揮官が目を開けると……朧は刀を床に刺し、指揮官の髪を優しく撫でていた。

 

(朧……?)

 

「拒まないんだな……」

 

朧の瞳には、いつもの優しげな色をしていた。

 

「媚薬を盛られ、ケダモノと化したこの私を前にしても、貴方は私のことを否定せず……真っ直ぐに向き合おうとしてくれるのだな」

 

朧は明らかに正気を取り戻していた。

 

(どんな姿になっても、朧は朧だから……それに)

 

「それに?」

 

(信じていたから)

 

「そうか……全く、貴方という人は……」

 

朧は指揮官の答えに小さく微笑むと、床に刺した刀を手にして反転……その切っ先を、見物に徹していた黛へと向けた。

 

「まさか……私の作った媚薬の効果に耐えたというの? 何という精神力……ッ」

 

「はぁ……はぁ……生憎だが……私と指揮官殿の絆は、この程度では揺るがない。私を乱心させたくば、その10倍は持ってこい!!!」

 

驚く黛に、朧はニヤリと笑って対峙した。

 

しかし正気に戻れたとは言え、朧の状態は深刻だった。息が上がり始め、その瞳は凶悪なものへ変貌しつつあり……いつ暴走してもおかしくない雰囲気を放っていた。

 

朧は指揮官を背にして、黛へ刀の切っ先を突きつけて誘導を行い、彼女を部屋の奥へと追いやると、反対に自分たちは部屋の出入り口へと移動した。

 

「逃げろ! 指揮官!」

扉にかかったロックを外しつつ、朧が叫ぶ。

 

(いや、でも……)

 

「いいから早く! 長くは保たない!」

 

(……分かった!)

 

……しかし、素っ裸で逃げまわれと……?

せめて腰に巻く布か何かが欲しかった指揮官だったが、朧の必死な叫びに押される形で部屋を後にした。

 

(朧……信じてるから!)

部屋の扉が閉まる直前……限界ギリギリまで見つめ合い、指揮官は朧に向かって別れの言葉を放った。

 

 

 

それが、彼女の姿を見た最後の瞬間だった。[嘘]

 

 

 

そして、指揮官は走った。

 

 

 

脇目も振らず、振り返らずに……

 

 

 

広い基地の中をただ1人、おぼつかない足取りで

 

 

 

唯一の安全地帯である、自室に向かって……

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

「指揮官を守るのは……私の仕事だ」

 

力尽きた朧は、扉を背にして膝をついた。

 

「行け、指揮官……貴方はただ進み続ければいい」

 

 

 

 

 

だから……止まるんじゃないぞ……

[キボーノーハナー♫]ヽ(;▽;)ノ(´;Д;`)(;ω;)

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

「あ〜あ、逃げられちゃった……」

 

指揮官が去った部屋の中で、黛はため息を吐いた

 

「まあいっか……でも、折角だし」

 

そう言って黛は……なにやら胸の谷間に指を入れ、そこから超小型の携帯端末を取り出し、手短に操作を行って耳に当て、どこかへと電話をかけ始めた。

 

「もしもし……私よ、今どこ〜?」

 

挨拶もそこそこに、黛は続ける。

 

「実は今、基地の中で面白いことが起きていてね……来れそうだったら手を貸して欲しいの。うん……そうそう! だから……」

 

 

 

 

 

……協力してくれる? 姉さん

 

 

 

 

 

指揮官の女難は、まだ続く……




一通りおねショタは書けたと思うので次回は少し遅れます。
アイブラサガの方を書きたいので……

次回は本物のおねショタが登場します。
それでは、また……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。