ライダーがいないので、ショッカーを作りました。   作:オールF

14 / 22
首領と一緒に仮面ライダーを見よう! これがショッカーからのクリスマスプレゼントだ!(遅い)


恐怖! 蝙蝠男!(2回目)

 志村菜奈……いや、アジャーラレクスにヒーロー掃討を命じてから数日、彼女に異変が起きていることがわかった。彼女はヒーロー殺しを遂行しているものの、自分の予想に対して殺している数が少ないのだ。

 

 彼女の実力ならば、1日あれば九州地方のヒーローを完膚なきまでに蹂躙し、殺し尽くすことは簡単だろうに、まだ半分も殺していない。しかも、人目を避けて夜に殺している節がある。

 

 一応、俺の言った条件は満たしているようなので、口出しはしないようにしているが。身元がわからないようにかつ、見た者が恐怖を覚えるようにというのはしっかり守っているらしく、はじめのヒーロー殺害から2日経っても身元判明者が少ないのが現状のようだ。

 

 ヒーローに頼りきりで警察の質が落ちたのかと憂いたが、肉片すら残ってない人間の身元なんて俺でも分からないから是非もないね。そのせいか、報告では20人殺したと言っていたが、警察が把握してる死者数は11人と9人も足りてない。これでショッカーが攫ったことにされていたらひとたまりもないぜ。しかし、今のところ、アジャーラレクスとヒーロー達の戦闘を見た者はいないらしく、複数のヴィランによる仕業と囁かれていたり、あるスジではオールフォーワンが動き出したのではないかと噂されているようだ。

 

 まぁ、今回のヒーロー殺しはただの掃除みたいなもので、ショッカーの布教活動とは何ら関係がないし、誰の仕業にされようが知ったことではない。模倣犯や虚言者が現れようともそこは俺の関与するところでは無い。それに今のショッカーの運営は志村菜奈に任せてるわけで、俺は俺でゲルダムの結成や、この世界にも存在していたであろう神々の意匠や怪物や偉人のDNA採取と大忙しである。ゲルダム以外は死神カメレオンにやってもらっているのだが、あの子優秀すぎない? けれども、残念なことに蜘蛛男が倒れた以上、そろそろお役御免……というか、仮面ライダーに吹っ飛ばされることになるだろう。

 

 ナチスの宝物も探すように命じてあるが、ナチスがいた事などこの世界では数世紀も前の話なので、見つかるかどうか怪しいものなんですけどね。俺が洗脳してる奴らを使って用意させてもいいんだけど、下手すると足がつくから難しいところだ。ともあれ、死神カメレオンに代わる諜報員を作らないとな。

 

 そう考えながら、左手に着けた腕時計に目をやる。時間を見れば、そろそろ蝙蝠男が動き出す時間である。パソコンの画面を切り替えて、彼が拠点に選んだマンションへと送り込んだ飛行型カメラの映像を見る。すると、そこにはすでに蝙蝠男のビールスの餌食となった住人たちの様子が映し出されていた。屋上には本郷猛の到着を待ちわびるかのようにして蝙蝠男が立っていた。

 

 そして、本郷の近くへと張り付かせたカメラに切り替えるとマンションのエントランスに本郷が現れるのが見えた。しかも、後ろには何故か知らないおっさんの姿もあった。

 

 

 

「誰だこのおっさん……」

 

 

 

 もしかして、立花藤兵衛か? とカメラをズームにするも、監視カメラが安物なのか、画素数が低くて俺の知ってる立花藤兵衛の顔かどうかの判別がつかない。髪型は昔見た通りなんだけどな。

 

 

 

『おやっさん、本当に大丈夫ですか?』

 

 

 

『あぁ、やっぱりお前を1人にさせるとまた音信不通になりそうだからな』

 

 

 

『……わかりました。行きましょう』

 

 

 

 おやっさんだった。なんだ実は俺って仮面ライダーの世界に転生していたの? 早く言ってくれよ。個性個性って言うから、アイデンティティ重視の世界だと思ってたよ。いや、大体合ってるんだけど。しかし、個性個性って言うやつに限って二重の意味で個性が大したことない。ソースは俺。洗脳と改造手術とかショッカーの首領を夢見ないと使いどころがない。ないよね。

 

 

 

『な、なんだこいつら!?』

 

 

 

『……みんな正気を失っている』

 

 

 

 俺が1人でブツブツ呟いていると、マンションに突入した2人がビールス感染者を前にして驚きを隠せないでいた。しかし、蝙蝠男は2人を襲う気がないのか、傀儡達に命令を下さずにじっとさせているだけだった。

 

 

 

『どうする? 通報するか?』

 

 

 

『……そうですね。警察に事情を話して救護に来てもらいましょう。俺は他の階の様子を見てきます』

 

 

 

『お、おい! 行っちまったよ……』

 

 

 

 そう言って本郷が1人で階段を駆け上がり、おやっさんが携帯電話で警察へと連絡する。仮面ライダー放送時には携帯電話なんて便利なものはなかったから、こうしておやっさんらしき人が使ってるのを見ると違和感すげぇな。

 

 

 

 カメラに追いかけさせて本郷が駆け上がる様子を見守る。どうやら蝙蝠男は本郷との一騎打ちを望むのか、あるいは俺が改造人間の中でも最高傑作と評した存在が気になるのか、今のところは手を出すつもりがないらしい。

 

 

 

 そうしてあっという間に蝙蝠男がいる屋上へと辿り着いた本郷は、自分と同じく改造人間に成り果てた男の姿を見て吠えた。

 

 

 

『出たな! ショッカーの改造人間!』

 

 

 

『来たか、本郷猛。ショッカーの裏切り者よ』

 

 

 

『違う。俺は裏切ってなどいない! お前たちに脳改造を受ける寸前に博士が救ってくれた!』

 

 

 

『だが、貴様は我が同胞である蜘蛛男を殺した! その時点で貴様は裏切り者だ! かかれ!』

 

 

 

 言葉のジャブの打ち合いの後、満を持して蝙蝠男が傀儡としたマンションの住人たちに命令を下す。内容はもちろん、本郷への攻撃である。

 

 

 

『ちっ!』

 

 

 

 しかし、さすがは改造人間、仮面ライダーに選ばれた男と言うべきか、普通の人間ではまともに相手にならない。鳩尾や顎へと掌底を喰らわせて住人たちの意識を刈り取って行く。

 

 

 

『キキキキッ、いいのか貴様? こいつらには何の罪もないのに傷を負わせて』

 

 

 

『……っ!』

 

 

 

 下卑た笑みを浮かべながら、本郷の罪悪感をえぐろうとする蝙蝠男であったが、本郷は適切に傷が残らないように配慮しつつ住人たちを倒していく。

 

 

 

『やはり普通の人間ではダメか……だがこいつらはどうかな?』

 

 

 

 蝙蝠男が次なる指令を出す。すると、住人たちは特殊な力を使う。この世界で個性と呼ばれる超常であり、威力は大したことの無い水や風が本郷へと襲いかかる。

 

 

 

『逃がすな!』

 

 

 

『な、何っ!?』

 

 

 

 それを躱そうとする本郷に住人たちの1人が手を前に突き出す。すると、本郷の動きが鈍くなる。恐らくは金縛りとか重力付加系統の個性なのだろう。

 

 

 

 先程のような機敏な動きができなくなって苦闘の顔を浮かべる本郷に蝙蝠男は愉快そうに笑った。

 

 

 

『終わりだ! 本郷!』

 

 

 

 ショッカー史上最強の改造人間もこの程度かといった様子で嘲笑う蝙蝠男に対して本郷は歯噛みしながら迫り来る蝙蝠男のビールスに毒された人々へ目をやる。本郷の強靭な身体であれば、蝙蝠男のビールスに感染するまで数分は持つであろうが、感染する前にビールスの抗体や血清もない今では無謀でしかない。それは彼も理解しているのか、壁を背にしてなるべく1対1の状況になるように住人たちを倒していく。

 

 

 

 そして、人数が徐々に少なくなり、本郷は重くなった足を精一杯動かしながら、金縛りの個性を使う男の意識を奪おうと進む。その時だった。

 

 

 

「なんだ?」

 

 

 

 カメラの映像が乱れて、画面の中の蝙蝠男や本郷も俺と同じようなセリフを吐く。

 

 

 

『な、なんだ!』

 

 

 

 蝙蝠男が振り向いた先には、屈強な肉体に触角のように伸びたに髪型をした男。つまりはいつものアイツである。

 

 

 

「余計な邪魔を……!」

 

 

 

 もう少しで仮面ライダーに変身するだろうというところでヒーローのお出ましということだろうか。

 

 

 

『SNSの投稿通りだな。例のビールスの感染者に……そのベルトはショッカーの改造人間か!』

 

 

 

『お前がオールマイトか』

 

 

 

『私を知っているのか。ショッカーでも有名人とは光栄だね』

 

 

 

 SNS? そう言われて、ケータイを見てみるとビールス感染者がとあるスナック近くに現れたことがニュースとなっていた。考えるにこのスナックはおやっさんらしき男が経営していて、ビールス感染者がおやっさんか店に来ていた本郷を襲って、他の客が写真で撮って拡散させたのだろう。

 

 

 

 にしても、こいつどこにでも現れるな。というか、SNSやってるのかこいつ。いや、意外とおやっさんが通報したら来たのかもしれない。分からないけど。

 

 

 

『キキキキッ、俺は貴様に構っている暇はない! 死ね!』

 

 

 

 かかれと本郷へと向けられていた住人たちが一斉にオールマイトへと駆け出していく。

 

 

 

『これはまたまた随分と、多いなっ!!』

 

 

 

 オールマイトの言う通り、その数は彼が過去に相手にした数よりも多く、しかも今回は蝙蝠男が直接命令を下しているため個性も使ってくるという厄介さを併せ持つ。さしものオールマイトと言えど、屋上という開けた場所で囲まれてしまっては自由に身動きが取りにくいだろう。

 

 

 

 だが、それをなんとかしてしまうのがヒーローだと言わんばかりに彼は誰一人として怪我させることなく、拳の風圧や、首への手刀で意識を奪いながら、呆然と立ち尽くす本郷へと言い放った。

 

 

 

『君! 私が来るまでありがとう! あとは私に任せろ!』

 

 

 

『逃がすか!』

 

 

 

 差し向けられた住人の半分を相手しているオールマイトへと、蝙蝠男は追加で他の階からも傀儡を招集して襲いかからせると同時に屋上の出入り口を塞がせると、2人の退路を断ってしまう。

 

 

 

『これで逃げられまい!』

 

 

 

『俺は逃げも隠れもしないぞ!』

 

 

 

『ダメだ! そいつは君が相手できるやつじゃない!』

 

 

 

『黙れ! 貴様はそこで大人しく死んでいろ!!』

 

 

 

 激高した蝙蝠男が傀儡とした人間の残り全てをオールマイトへと向けて、本郷猛と対面する。これで邪魔者はいないと蝙蝠男は構える本郷へと牙をギラつかせる。

 

 

 

『くっ、くそっ! 仕方ないっ……!』

 

 

 

 ジリジリと距離を詰めて近づく蝙蝠男の後ろで、様々な個性を使って自分を足止めしようとしてくる傀儡となった住人たちへ謝罪の念を募らせながらオールマイトは自分の下へと拳を突き出した。

 

 

 

『デトロイトスマッシュ!!』

 

 

 

 コンクリートの地面へと突き立てられた拳はショッカーカメラを遠くへと吹き飛ばすほどのソニックブームを起こし、周囲にいた住人たちをも吹き飛ばす。その威力からカメラと共に屋上の外へと吹き飛んだ者もいたが、それをオールマイトはすかさず救出して安全な場所へと寝かせる。その間に非常時のために待機させていたショッカーカメラを起動させる。

 

 

 

 屋上に意識を持って残るは蝙蝠男と退路を塞いでいる5人の感染者のみとなり、蝙蝠男は本郷よりも先にオールマイトを倒すべきだと判断すると歩みを止める。

 

 

 

『そんなに殺して欲しいなら、まずは貴様からだ!』

 

 

 

 だが、蝙蝠男が襲いかかろうとした時、デトロイトスマッシュとは違った衝撃波がマンションの屋上で走る。オールマイトと蝙蝠男の立ち位置からちょうど中間地点に降り立った巨躯なるワシの姿をした怪人に、その場にいた全ての者が息を呑んだのがわかった。

 

 

 

 それは多くのヴィランを倒してきたオールマイトも、自分の能力と力に絶対的な自信を持つ蝙蝠男も、改造人間となって常人離れした力を持った本郷猛だけでなく、蝙蝠男に傀儡とされて自意識を奪われていた住人たちですら、その怪人へ畏怖を抱かずにはいられなかったのだろう。

 

 

 

 九州制圧に出ていたはずのアジャーラレクスがわざわざここまでやってきた理由は分からない。他のヒーローの乱入で仮面ライダーとの戦いに支障が出るようならば駆けつけろという命令を下した覚えはないし、志村菜奈個人が蝙蝠男に対して何か特別な感情があるということはないだろう。

 

 

 

『お前は本郷猛を始末しろ。オールマイトは私がやる』

 

 

 

『あ……あぁ、わかった』

 

 

 

 突然現れたアジャーラレクスに戸惑った蝙蝠男だが、腰に巻かれているショッカーベルトから同胞だと理解すると、踵を返して本郷へと再び向かっていく。対して本郷は蝙蝠男を迎え討つべく構えるも、仮面ライダーになる様子はない。仮面ライダーへの変身は今のところ、変身ポーズではなく風力エネルギーが必要である。けれども、その風力はオールマイトの起こしたもので十分に蓄積されているはず。なのに変身しないのはオールマイトの目を気にしているのだろう。

 

 

 

『ッッッッ!!!?』

 

 

 

 やはり邪魔だなと考えると、アジャーラレクスは俺のその意思を感じ取ったように何の発言もなく、大きく羽を広げるとオールマイトを遥か後方へと吹き飛ばす。アジャーラレクスもオールマイトを吹き飛ばした方向へと飛翔していく。

 

 

 

 その様子に蝙蝠男が気を取られている隙に本郷は変身の最後のひと押しのために上空へと飛び上がる。変身に必要な風エネルギーが注入され、彼の身体に内蔵されていたベルトが浮かび上がり、全身が黒と緑のアーマーに覆われていく。この間0.5秒である。なので、俺が見たのはいきなり現れた仮面ライダーの姿のみ。

 

 

 

『な、なんだ貴様は!?』

 

 

 

 オールマイトの方を見ていたらいきなり現れた戦士に、蝙蝠男は動揺を隠せていなかった。こいつ蜘蛛男が死んだ時のビデオ見てないな。

 

 

 

 だが、いい反応だ。驚きすぎな節があるが良しとしよう。

 

 

 

『いくぞ、ショッカーの改造人間! 仮面ライダーが相手だ!』

 

 

 

『何をっ!』

 

 

 

 そこからの戦いは瞬く間であった。仮面ライダーへと変身したことで能力のリミッターが解除された本郷猛は改造人間となったその力を存分に振るう。まさかの蝙蝠男がピンチになったら仮死するという能力を使う暇がないほどに仮面ライダーは強かった。

 

 

 

『これで勝ったと思うなよ!』

 

 

 

 蝙蝠男が最後の手段として屋上の扉の前へと配置していた5人の傀儡に仮面ライダーの足止めを命じる。その中にはオールマイトが来るまで本郷の動きを止めて居た男も混じっており、仮面ライダーの動きが鈍くなる。さらには糸を出して仮面ライダーの足を拘束し、ボンドのような粘着質の固まりを吐いてもう片足の動きを制限し、残りの2人が仮面ライダーの腕を取り押さえる。噛みつかないのは仮面ライダーの厚く硬い装甲には自分達の牙が通らないという判断なのか、あるいは蝙蝠男が自分の手で下したいからなのか。多分どっちもだろうな。

 

 

 

『無様だな仮面ライダー! お前の守ろうとしている人間に裏切られた気分はどうだ!』

 

 

 

『……っ!』

 

 

 

『冥土の土産に教えてやろう。こいつらを元に戻す方法だ! 俺の羽根や身体についたトゲの中にある血清を撃ち込めば元に戻る! だが、俺を倒すことすら出来ないお前には不可能な話だ! キキキキキッ!』

 

 

 

 あっ、これは(察し)。

 

 

 

『ふふふ、ははははは……!』

 

 

 

『死ぬ間際で気が狂ったか仮面ライダー!』

 

 

 

『俺は正気だ!』

 

 

 

 そう言い放った仮面ライダーは右足を地面と接着していたボンドを引き剥がし、両腕をクロスして無理矢理に拘束していた2人の頭をぶつけさせて気絶させる。そして、左足に巻きついていた糸をチョップで切り落としてしまう。

 

 

 

『き、貴様まさか俺に血清のことを話させるためにわざと!』

 

 

 

『その通りだ、いくぞ!』

 

 

 

 声を荒らげた蝙蝠男へと、一足で一気に距離を詰めた仮面ライダーは蝙蝠男の顔面に右左、右左と殴打を浴びせていく。あまりの攻撃の連打に思わず蝙蝠男がよろけたところを狙って仮面ライダーは血清が入ったトゲの多くついた羽へと狙いをつける。

 

 

 

『ライダーチョップ!!!』

 

 

 

『キキキキィッ──!!?』

 

 

 

 右羽がちぎられて悲痛の声をあげる蝙蝠男へと追い打ちをかけるように左の羽も切り裂かれると蝙蝠男はあまりの痛さに地面をのたうち回ったうちにオールマイトが吹き飛ばされた際に柵のなくなった場所を通過して、数十メートル下へと落下していく。羽根がなくなり、飛行能力を失った蝙蝠男では、いくら改造人間でもあの高さから落ちてしまうと死は免れられない。その証拠に数秒後にはけたたましい爆発音が響いた。

 

 

 

 仮面ライダーは蝙蝠男が爆発した場所に誰もいないことに安心したのか肩を落とすと変身を解除する。そこには仮面ライダーの姿はなく、本郷猛の姿があった。

 

 

 

 本郷はちぎった蝙蝠男の羽からトゲを抜いて、主君を失って目的を見失って彷徨する糸を使う個性の人間へと突き刺す。

 

 

 

『あっ………………ん、ん…………俺は一体……何を……?』

 

 

 

 突き刺された男は特に苦しむ様子もなく、口から出るほどに伸びた牙はなくなり、顔に浮かび上がっていた紋様もなくなっていた。

 

 

 

『良かった、本当に良かった』

 

 

 

 こうして本郷猛、いや仮面ライダーは蝙蝠男を倒して2年もの間未解決となっていたビールス感染事件に終止符を打った。けれども、彼はこのことを公表しないだろう。それはおそらく政府や警察組織も同様だろう。本郷猛はおやっさんと自分の研究室の伝手を使って、血清を政府の医療チームへ送る話をしているのを観てショッカーカメラを帰還させる。

 

 

 

 オールマイトのおかげでマンションの屋上に設置されていた監視カメラは破壊されている。だから、仮面ライダーの存在は捉えられることなく、彼らはオールマイトが倒したのだと考えるだろう。

 

 

 

 そういえば、オールマイトとアジャーラレクスはどうなったんだ?




恐怖したのは本郷猛か一方的にぶちのめされた蝙蝠男なのか。
ショッカーからのお年玉については未定です。


昭和ライダーこらむ
敵組織(番組)からのクリスマスプレゼント、お年玉
ショッカーは社会的イベントを利用した作戦をすることがあり、その代表格がクリスマスである。始まりはゾル大佐によるオオカミ作戦。まぁ、これはクリスマスとはあまり関係が無かったのだが、狼男を倒した仮面ライダー2号が孤児院の子供たちのプレゼントを持っていくという描写がある。
次にダブルライダーが揃ったのがリアルタイムで1月1日、つまりお正月。視聴者のお年玉として届けられたのがダブルライダーそろい踏みである。このイベントはシリーズ中は恒例となり、さらには夏休みにも揃うようになった。このためショッカー長期休暇中の作戦はどんなに上手く運ぼうとも、来日したどちらかに確定で邪魔される結果になった。
そして、仮面ライダーV3。これはかなり有名でサイタンクによるブラックサンタ。加えて敵幹部からの年賀状があげられる。ここまでぶっ飛んでいたのは仮面ライダー史上これくらいである。年賀状にはしっかりデストロン(敵組織)の基地の場所が書いてあるのだが、さすがに素直に教えるほどデストロンもバカではなくV3とライダーマンを誘い込むための罠だった。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。