ライダーがいないので、ショッカーを作りました。   作:オールF

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原作との絡みが少なくて私は悲しい……ポロロン……
進撃に再ハマりしたので初投稿です。
土曜の9時に更新すると明記して金曜日に更新したアホは私です。


恐怖! 蝙蝠男

蝙蝠とは脊椎動物亜門哺乳綱コウモリ目に属する動物の総称である。特殊な超音波を出して、水中で泳ぐ魚の場所を探知するなど、同じく飛行能力をもつ鳥類とは明確に異なる特徴を持つ。

夜行性という特徴の他に、吸血能力を持つ種類がいるため吸血鬼の仮の姿にも使われる動物である。

そして、ショッカーの作り出した蝙蝠男は、蝙蝠の持つ時速100キロのスピードと人間を意のままに操ることができるビールスを持った恐るべき改造人間である。

ショッカー首領の命令を受けた蝙蝠男は、日本の首都である東京にあるマンションにて、彼の能力であるビールスの性能実験と、ショッカーの日本征服作戦に向けての足がかりを作るという重要な役割を全うするため、都内でも多くのマンションが密集する地域へと飛来した。

 

 

「ケケーッ!」

 

 

背中から腕にかけて生えた羽根を広げた蝙蝠男は、マンションの屋上へと降り立つと、不気味な鳴き声を出しながらマンション内へと通じるドアに手をかける。

夜行性の蝙蝠の特徴を付与された彼は、夜ならば室内でも十分な活動が可能であり、人工的に作られた光程度で動きが阻害されるということはなく、ビールスを投与する人間を探しながら階段を降りていく。

 

 

「ふっふっーん、ふふーん〜」

 

 

すると、陽気に鼻歌を唄いながら階段を上がってくるスーツ姿の男が蝙蝠男の視界に入る。ネクタイは取れており、ボタンも上から2つは外れており、顔も僅かに上気して、仕事終わりに飲んできて酔っ払ったその男は、目に映った黒いブーツを見て立ち止まる。

ふと、視線を上げればそこには異形の存在がいた。しかし、異形型の個性で見た目がサイ人間の同僚がいる彼は、目の前の蝙蝠のような風貌をした男もそのようなものだと考えて特に恐怖することはなかった。

 

 

「ちょっとあんた、そこどいてくれよ。俺の家、1番上なんだよ」

 

 

アルコールが入って、やや上擦った声でそういう男の指を蝙蝠男は見た。

首領には多くの者に感染させるために、所帯持ち、つまりは結婚指輪をしている人間を狙えと言われていた。他にも親がいるであろう子供や、マンション内の見回りなどで動き回る警備員も候補として上がっていたが、目の前の男にはキラリと左手の薬指に光るものがある。

それを見て口角を上げた蝙蝠男は、その男に道を譲るために壁際に寄る。

 

 

「ありがとねぇい───────ガッ!?」

 

 

道を空けてくれた相手にお礼を言ったサラリーマンはこれまた陽気そうに鼻歌を唄おうとするも、首筋に走った痛みによってそれどころでは無くなる。

 

 

「あ、あんた何をッ……!?」

 

 

その痛みはアルコールの酔いを覚ますほどであり、首筋に噛み付いてきた男へと目を見開くと、サラリーマンはその時初めて蝙蝠男の目を見る。

サイ人間である同僚が向けるような、優しい目ではない。

異形型の個性を持つ人間は、その見た目故に個性が当たり前となった今でも差別を受けたり、偏見に晒されたりしている。そのためかヴィランとなる者が多いのだが、普通の人間として日常生活を送るものは、敵意がないことを伝えるためかその表情はかなり柔らかい。

しかし、目の前の異形型は違った。

首筋に突き立てた牙を引き抜いた蝙蝠男は、舌なめずりをして歯に付いたサラリーマンの血を拭き取ると聞き心地の悪い声で笑う。

 

 

「くっ……!? ほ、ほんとに何をしたのだっ……? ま、まさかお前ヴ、ヴィラ……」

 

 

「そんな生易しいものではない。我々をあんなチンピラ達と一緒にするんじゃない」

 

 

ヴィラン呼ばわりされたことに腹を立てた様子で蝙蝠男が憤慨する頃には、サラリーマンの意識は奪われていた。

 

 

「先程のことは聞かなかったことにしてやる」

 

 

「……はい」

 

 

否、奪われたというよりは蝙蝠男の手中に落ちた。

サラリーマンは虚ろな目と、顔に紫色の紋様を浮かび上がらせた顔で蝙蝠男の言葉を待つ。

 

 

「お前は何事も無かったように家に帰れ。そして、お前の務めを果たせ」

 

 

「はい」

 

 

蝙蝠男は自身の放つ声に、ビールスを送り込んだ人間にのみ作用する特殊な超音波を乗せて命令を下す。

すると、アルコールなどはビールスによって中和されて抜け去ったのか、彼はフラフラとした歩き方ではなくとぼとぼとした力無い歩き方だったが、真っ直ぐと自分の行くべき場所へと向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら、おかえりなさい」

 

 

「パパおかえりー」

 

 

「あぁ……ただいま……」

 

 

一家の大黒柱である父親の帰宅を、母親と娘はドアが開く音で察すると目を向けることなく迎えのメッセージを発する。

そのため、父親の顔に浮かび上がっている紫色の模様も、仕事疲れやアルコールとはちがった顔色に気づかない。

なので。

 

 

「ッ!? ちょっ、ちょっとあなたっ!?」

 

 

唐突に噛みつかれても対応が遅れる。

 

 

「もうパパ何やってるの?」

 

 

娘は父親が酔って母親に甘えているのだと思って、深刻に考えずにちらりと視線を向ける。しかし、そこで今、初めて父親の顔を目にした。

 

 

「えっ、ちょっ……パパ……?」

 

 

甘えている顔ではない。明らかに異常だ。

朝見た時には無かった痣のような紋様に、うつろで焦点の合わない目に娘は怒っている父よりも怖いと感じてしまった。

ガタリと音を鳴らして椅子から立ち上がる頃には、母親にも父親と同じ虚ろな目と顔に紫の紋様が出ている。

娘は震える手でスマホの電話アプリを開いて、すぐさま警察へ通報しようと指先を動かす。

 

 

「キャッ! なぁッ!? やっやめてパパぁッ!! ママァっ!?」

 

 

しかし、それよりも早く父親がスマホを取り上げて、母親が娘へと牙を立てる。

娘がもがき暴れるも、皮膚をぶち抜いて血管へと流し込まれたビールスが直ぐに娘の脳へと到達すると大人しくなる。

親子揃って蝙蝠男のビールスに侵食された彼らは、家の扉を開けるとそれぞれ別方向へと歩き出す。

父親は下の階へ。母親は右へ。娘は左へ。

それぞれが別の部屋の住人にビールスを浸透させるという使命を果たすために、インターホンを鳴らして、不用意に出てきた住人たちに襲いかかる。

そこからそのマンションに響き渡ったのは阿鼻叫喚。

人が人へと歯を立てる。仲間を増やすために何人もの住人が蝙蝠男のビールスに侵されていく。

このビールスにはそれ自体に致死性はなくとも、蝙蝠男が「死ね」と言えば死ぬのだ。

しかし、ビールスに冒された人間達は恐れなどなく、曇った意識の中で盲目的に蝙蝠男へと忠誠を誓っている。

 

 

「キーキッキッ……実験は概ね成功だ」

 

 

その様子を傀儡にした住人たちから覗き見た蝙蝠男は満足気な表情だ。これなら首領も満足してくれるだろうと、褒美を楽しみにしている。

 

 

「へぇ、これはキミがやってるのか」

 

 

背後に立つ気配とその声に反応した蝙蝠男が身を翻すとそこには無機質な男が立っていた。

蝙蝠は夜行性で、視覚よりも聴覚のほうが発達しているものが多い。なのに、話しかけられるまで蝙蝠男の耳にはドアを開ける音も足音1つ聞こえなかった。

人間と蝙蝠の改造人間なので、視覚は人間程度にはあるので月明かりに照らされた白髪とやや紳士的な雰囲気が蝙蝠男には感じ取られた。

 

 

「お前、何者だ」

 

 

「ふむ、それはボクが聞きたいんだけど。そうだね、魔王、とでも名乗っておくよ」

 

 

 

魔王? 些か、ビッグネームが過ぎるとその男の見た目から判断する。

自分と同じ改造人間のようには見えないし、異形型ではないから内に個性を秘めたタイプであろうことは蝙蝠男にも予想出来た。

だが、手には武器もないし、体つきを見ても自分を一撃で倒せるようには見えない。

 

 

「では、次はボクかな。キミの名前は?」

 

 

「俺の名前は蝙蝠男。偉大なる首領が作った改造人間第2号だ」

 

 

「首領……改造人間? ふむ……面白いことを考える。人間と他の生物の混ぜものか」

 

 

蝙蝠男の言葉にやや興味を持ったのか、紳士的な男は上機嫌に目の前の生物の本質を理解するとまた面白そうに笑う。

 

 

「ボクの趣味とは違うけど、興味が湧いてきたよ」

 

 

目の前の男には敵意はないし、蝙蝠男の邪魔をする素振りも見せない。だが、彼は常人が見れば邪悪としか言いようがない顔でこの出来事の終焉を見守っていた。

蝙蝠男はあとで傀儡にしたマンションの住人の性能テストも兼ねて殺そうと判断して、マンション内に響く阿鼻叫喚に耳をすませた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果として、蝙蝠男がやってきてから3時間───日にちも変わってしばらく経った頃にはそのマンションの住人は全て蝙蝠男の手に落ちた。

今回は実験であったが、ねずみ算式に感染者が広がってるのを見ると、首領の目論見通りであり、それに蝙蝠男は口角を吊り上げる。

初回であるために時間を要したが、次はこのマンションの人間……総勢116人が隣のマンションへと赴いて連鎖的に増やすだけなので、そう時間はかからないだろう。

特徴的な紫の紋様も、蝙蝠男のように鋭く尖る歯も、蝙蝠男の支配下に置かれてビールスをばらまく時のみのため、その時まで周りにバレることは無い。

その周到性と技術に感服した様子で、紳士的な男は手を叩くと蝙蝠男を讃えた。

 

 

 

「すごいじゃないか。キミも。キミを作った首領とやらも」

 

 

当然だと言わんばかりに蝙蝠男は鼻を鳴らすと、次のマンションへと向かうために羽根を広げて飛び立とうとする。

それに男は待ったをかけた。なんだと振り向いた蝙蝠男に魔王は薄く微笑んだまま聞いた。

 

 

「ボク、キミの首領に会いたいんだけど……いいかな?」

 

 

「俺の一存では決められない」

 

 

「それだけの能力を持ってるのに?」

 

 

「当然だ。俺のこの力は首領によって与えられた」

 

 

よって、蝙蝠男からすれば、首領は自分よりも遥か上にいる存在である。その実、第2号怪人である自分ですら首領と顔を合わせて話したことは無い。

今まで首領に逆らった者はいないし、蝙蝠男自身にも逆らう気は無い。

だが、歯向かえば最後にどうなるかは口にはしないが誰もが理解していた。

 

 

「……ふむ、個性は2つあるのか? いや、脳を改造されている可能性もあるな」

 

 

精神系と肉体を操る個性か、もしくは自力で本当に改造したのか。

どちらにせよ、魔王にとっては興味深い存在であることは言うまでもなかった。

 

 

「やっぱり、その首領に会いたいね。連絡手段とかはないの?」

 

 

「くどいぞお前」

 

 

自分の一存では決められないと言ったから譲歩したつもりであった魔王も難色を示す蝙蝠男に流石に眉が下がった。

 

 

「……仕方ない」

 

 

本来ならば、魔王である自分が譲歩する必要もなく、下手にでる必要も無い。なのに、自分がこうして交渉するとは、余程舞い上がっていたのかもしれない。

 

 

「……キミを殺せば首領も出てくるのかな」

 

 

ヴィランはヴィランらしく。欲しけりゃ奪う。

それだけだ。

出てこないのならば、無理矢理引きずり出せばいい。

 

 

「ちゃんと戦うのは、アレ以来だが……はてさて、キミが能力だけでないことを祈るよ」

 

 

魔王は大きく手を広げると、先手を蝙蝠男へと譲ろうという姿勢を示す。

蝙蝠男は戦う意思はなかったものの、ここで退けば偉大なる首領とショッカーの名前に傷がつくではないかと蝙蝠男は逡巡する。

 

 

「いいだろう。見せてやろう! 俺の力を! ケケーェッ!!!」

 

 

魔王と名乗る男に闘争心を剥き出しに高らかに叫ぶと、魔王が背にしている扉から人がなだれ込んでくる。全ての人間の顔に紫の紋様が浮かび、歯は鋭く尖っており、全員が魔王の身体へと進行していた。

 

 

「これは……数だけなら確かに多いかな」

 

 

自分が相手にしたことあるヒーローや国の番犬に比べたらかなり少ないものの、一度にこれだけの数は経験上少ない。だが、複数の個性を持つ人間の頂点に立つ自分からすれば大したことは無い。

精神を支配されているだけでマンションの住人も自身が持つ個性を使えるようだが、日常生活を謳歌する者の力など大したことはなく、魔王は右手をサッと払う。

それだけで、マンションの住人の3分の1の頭部が潰れたプチトマトのようにぐちゃぐちゃになる。

 

 

「おや、すまないすまない。この力を使うのは初めてでね」

 

 

そう言いながら、彼らの主である蝙蝠男の方を見る。普通、初めて見る人間ならばこれだけで手足が恐怖で震えるものだが、蝙蝠男にその様子は見られない。そこから改造された時に負の感情(恐怖や嫉妬など)は持たぬようにされたのかと魔王は面白くないなと続いてやってくる第2陣を広がる炎で燃やし尽くす。

 

 

「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ッ!!?」

 

 

「あ"づい"! あ"づい"よォっっっ!!!?」

 

 

「こ、こうもり男さ"ま"ァッ!!? た、たずげぇっ!!!」

 

 

燃え盛る炎はすぐさま人から人へと広がると、蝙蝠男が数時間かけて傀儡にした人間達を消し炭にしてしまう。

炎の力は万能であるが対策されやすいため、使用を控えていた魔王もこれには些か驚いた。しかし、ヒーロー相手に使うには物足りないなと、最後の残り数名を一撃で消し飛ばすために個性の重ねがけを行う。

 

 

「筋力増強に、バネ×3と衝撃波くらいで良さそうだね」

 

 

言うと、マンションの住人どころか屋上の給水塔や柵も含めて消し飛ばしてしまう。蝙蝠男はそれに目を見開き、パンパンと手を払う魔王に戦闘型ではない自分では勝てないと悟ってしまう。

 

 

「さて、やっと君が相手かな。よろしくね」

 

 

障害物のなくなったフィールドには、頭のなくなった人間に最後まで燃え尽きなかった骨の残りカスくらいしかなく、蝙蝠男は歯噛みした。

初めての作戦で初めての敵との遭遇。予想外だったのはヒーローではなく、自分たちと同じ部類の悪であることだろうか。

蝙蝠にとって火は弱点だし、頭部がなくなっては死が確定する。さらには先程の個性の重ねがけ攻撃をされては跡形もなくなるだろう。

 

 

『蝙蝠男』

 

 

そこで自分が敬愛する首領からの言葉が響く。

だがそれはいつもの脳内へのものでは無く、耳に直接声として届いたものだ。ということは、魔王にも聞こえていることになり、魔王は空から聞こえる厚みのある声の主が首領であると直感すると嬉しそうな表情を浮かべた。

 

 

「し、首領!」

 

 

『その男を私のもとへと連れてこい』

 

 

「よ、よろしいのですか?」

 

 

蝙蝠男はどこから見ているのか分からない首領を探すようにしながら問いかける。

 

 

『貴様に勝てる相手でないことは、その惨状を見ればわかる。2度も言わせるな』

 

 

「はっ!」

 

 

敬礼した蝙蝠男は先程まで相対していた魔王へと向き直ると「そういうことだ」と彼の前に立つ。

 

 

「では、連れて行ってもらおうかな。あぁ、飛行能力くらいはあるからキミの後ろをついていくよ」

 

 

こいつどれだけの個性を持っているんだと考えた蝙蝠男ではあったが、すぐに止めた。

目の前の男は規格外であり、全ての判断は首領がしてくれるだろうと。自分の本来の目的が達せられたのだから、これでいいだろうと早々に結論づけた蝙蝠男は月明かりが雲に隠れた空へと羽ばたく。

そして、魔王はそれに続くように羽根も生えていない身体で飛び上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




蝙蝠男は自分より強い敵や、脅威が迫ると仮死状態になる能力があるのですが、なる暇もありませんでしたね。

感想が新しい発見だったり、なるほどという話もあるのでどしどし送ってくれると嬉しみを感じで紀伊半島の南端に基地を作ってしまいそうになります。
なお理解してくれていると思いますが、この首領は昭和ライダーが好きなだけで、平成や令和ライダーが嫌いという訳ではありません。
けれども、平成ライダー嫌いになるとクォーツァーになります。


魔王くんの喋り方が原作と同じなのか気になりますが、違うかったら若いからしゃーない(個性により不老)と思ってくださいませ。


昭和ライダーを知らない人のためのコラム
(知ってる人の方があったなーってなれるから楽しい……かも?)
仮面ライダー2号/一文字隼人
仮面ライダーを倒すためにショッカーが生み出した改造人間だが、脳改造の寸前で1号ライダー助け出される。
ヨーロッパでのショッカー侵攻を阻止すべく日本を離れた1号に代わって日本を託された悲しみのヒーローその2(本当は本郷猛の中の人がバイク事故で出演不可能になったからなのは有名な話)。
彼から今でも続く変身ポーズが生まれた。ただし、最初の変身は順序を間違えてたらしい。あれはかなり好き。
「お見せしよう、仮面ライダー!」
1号は「技」と呼ばれるのに対して、2号は「力」であり、その名の通りパワフルで豪快な動きや技が多い(個人的な感想)。2号も決め技が「ライダーキック」なのだが、敵幹部を「ライダーパンチ」で倒した影響か彼=ライダーパンチの風潮があったりする。
変身者は空手と柔道の有段者の一文字隼人。本郷が文武両道であったのに対して、こちらは完全に「武」。だが、性格は一文字の方が柔らかである。
一方で2号編開始時は改造人間になった自分に苦しむ場面も見られた。職業はカメラマンであり、バイクは嗜む程度(でも中の人は放送当時免許を持ってなかった)。
フリーのカメラマンだが、スノーモービルを乗りこなし、物語終盤の偽ライダー編ではショッカーライダーとバイクチェイスを演じている。
柔道、空手の有段者のためか、変身後に敵を投げることが多い。
1号が日本に戻ってからは南米のショッカー共をぶっ飛ばすために日本を離れるも、南米から怪人が送られたり、本郷がピンチと知れば颯爽と駆けつけた。
「ライダー2号を忘れていたな!」
(好きなセリフだが、プレステゲームのショッカー編でのトラウマでもある)

本編終了後はショッカーの脅威もなくなり、日本にいたがデストロン出現時は本郷と共に再び変身する。自分達を庇って瀕死となった風見志郎に改造手術を施し、カメバズーカの原子爆弾を海上で爆発させた際に行方不明に。
しかし、V3本編で生存していることが伝えられ、映画やユキオオカミ、原始タイガー戦で再び姿を現す。ユキオオカミ、原始タイガー戦ではV3や1号が苦戦するのに対して、ユキオオカミは3人がかりだったのもあって圧倒(3人ライダーに勝てるわけないだろ!!)。原始タイガー戦ではやられたフリして、アジトの場所を見つけるなどの活躍を見せる。
Xライダー(5号)でも後輩のピンチに何度か駆けつける。ストロンガー(7号)では、ストロンガーの変身者、城茂が敵組織デルザー軍団に捕らえられた際に1号と共に救出した。
「誰だ!? ロープを切ったのは!」「俺だ! 仮面ライダー1号!」「むむっ!? お前はっ!?」「仮面ライダー2号!」

スカイライダー(8号)でも出演。スーパーワン(9号)にはライダーのみの出演となったが、ZX(10号)では一文字としての出演はなかったが声だけ出演していた。
その後の本人出演はない(RXでもライダーの姿でのみ登場)と思われたが、レッツゴー仮面ライダーにて1号と共に堂々の出演。ショッカーに操られたふりをして、ショッカーグリードを倒す隙を狙っていたりと諦めが悪いも平成になってもライダーダブルキックが見れて我は満足じゃ。


2号好きだから熱くなっちゃった。次(V3)の方がもっと熱かったりする。

更新曜日と時間

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  • 休日の朝
  • 平日の夜
  • 休日の夜
  • ニチアサ

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