バニラ   作:トンカラリン

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書き出しは割と短く書きました。

どれくらいの方に読んで頂けるか分からないので
もしかしたら未完で終わるかも知れません。


バニラ

その人の優しく響く声に安心する、

ナナさんて呼ぶ声・・・そういえば前の時もそうだった。

 

私がホントに壊れてしまった夜。彼は私を抱きしめて離してくれなくて

叩いて噛みついてもギュっと抱きしめ、パニックになってる私を離してくれなかった。

「大丈夫だから、大丈夫だから、」て わけわかんない事言いながら・・・・・・

 

 

 

 

 

「大丈夫」てなによ・・・。

 

「これ飲みましょう」

お薬ポーチと水を持ってた。

 

「ヤダ、私のバックあさったの?」

「だって仕方ないですよ、僕もどうしたらいいかわかんないし、他に連絡できなかったから、出来る事しようて思って…それにバックからポーチ取ってて言ったのナナさんじゃないですか?

そしたらポーチあったんで、飲むと楽になるでしょう、だから飲んで寝たほうがいいですよ」

「だからああ、ヤダってばああ」

薬は私を楽にしてくれる、ホンの10数分で眠くなるけど、何か我慢できない。

ワガママてわかるけど、恐怖と苛立ちが3色のマーブル

「さっき バックから薬取ってて言ったから、悪いて思いましたけど・・・・・」

そっか 私が言ったのか、バックの中見られた??? えーー

「スマホ鳴ってましたよ」

「面倒だから・・・・いい・・・」

お母さんかな?

 

 

風の音がした。

 

「はい、飲んで」

と、またポーチを持たされて、そのまま突き返した。

「だから、ヤダっていってるでしょううう !! 」

「どうしたら いいんだよ・・・」

彼の小声の後、突然風が窓をバンて叩く

 

驚いて息を飲むと身体に入った恐怖が心を支配して

叫んでた。

慌てた男の力がぎゅっと背中まで抱きしめる

「・・ょっと、痛いよ」

「ごめん、でも僕もびっくりしました。」

どっちに???

抱きしめられてるうちに、温もりと安心感が少し湧いてきてた。

 

「なんか落ち着いて大丈夫そうだから、もう僕帰りますよ」

えっ・・・居てくれないの???

彼の腕の力が少し抜けて包まれてる感じ。

なんですがってるんだろ?て思いながら、早く帰れと心で悪態をついたら

「分かりましたよ!! もう少しこうしてますか??? そとも薬のみすか?」

彼は笑顔だったと思うけど良く覚えてない。

 

「寝かせて襲う気???」

胸に彼の手…

「馬鹿な事言わないで下さいよ、そんな事したら大変です。落ち着くて言うからこうしてたのに・・・いつまでこうしてたらいいんですか」

怒った???

「いい・・・もういいから」と少し焦ってたかな?

男の手から離れようとして、身体を起こした。

「良くないです、薬飲むまで帰りませんよ、じゃないと危ない気がするんで」

と、真っ直ぐに私を見てた。

 

外の風はやまない、ずっと凄い音と雨、数分の沈黙が距離感を狂わせてる。

どうしたらいいか分からなくて、その後薬を飲まされたようだ。

 

 

 

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