水を飲みながら、あの後寝かされたんだ・・・てか 3錠も飲まされたら寝るに決まってるよ
と悪態が悪態になってない・・・私 変だ!!!
テーブルのシチューを見てちょっと嬉しくなったり、悔しくなったり恥ずかしくなったり
感情が渦巻いてどうしたらいい?て声に出してた、笑っちゃうよね?
と言いながらレンチンする事にして、それでもシチューを眺めてた。
たった40秒が凄く長い
チーンて音にはっとして、火傷しないようにしなきゃとふと思う。
ラップを剥がしたらいい匂い、お腹がぐーてなった。
ゴロゴロと大きなじゃがいも、煮えすぎたブロッコリーとちょっと土臭い人参
「皮むいたの?」
ルーに何も入れてないままの味てこんなだっけ?ほんの少しのお味噌とお醤油垂らしたら?
て教えてあげなきゃ。
私の口には大きすぎるじゃがいもと戦いながら、
それにしてもどうやって作った???と 彼の顔を思い浮かべてた。
なんか嬉しくて、ポロポロ泣いた。
シチューを食べ終わる頃
傍にあったスマホがブルブルして、ドキドキしながら電話に出る…
「おはよう、 大丈夫? これから行くから生きててね」
「シチュー食べてたから、生きてるし・・・」
「えっーーそう、やーん、作れるなら大丈夫そうね」て
て、マキちゃんが笑う。
「もうすぐ着くから 待っててね」
ながら運転か・・・危ないからダメよなんて私に言うのに、自分は何よ!
「分かったぁぁ、待ってるね」
やっぱり親友だねと笑いながら、ため息も友達にしてる私は何か後ろめたいまま電話を切った
「薬飲まなきゃ!!!」
て自分に気合入れて、プチプチと薬を手にしてコップに入れた水で流し込む
薬を飲んだ安心感ていうのかな?ちょっとした仕事した気分
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「さっき聞いたのよぉ 大変だったんだって?でも佐々木君、何もしなかった?私さぁ佐々木君のことぉ、信用してないわけじゃないんだけど、でも弱ってるカナに手出すなんて思ってないしぃ、ホント助けてもらったよねぇ」
て、言われて
「カナはラッキーだよぉー、ていうかなんで佐々木君に電話したわけ?なんか信じらんないていうか、カナあんまり年下好きじゃなかったでしょ、それがさぁ佐々木君だよ?イケメンなのは認める、背も高いし頭もいいのにこんな会社に派遣で来て、その後正社員?てさーもっといいとこ佐々木君ならあるでしょう?私もあの子何考えてるんだかわかんないわ」
「・・・・・」
「そう言えば悪口とかじゃないけど、この前みんなで飲んだじゃない? もしかして私に気ぃあるのかなぁぁ、てちょっと思っちゃったよ。だってさぁスゴイ気が利くし笑うと素敵だしさぁ~、話まとめるの上手いし、そっとお酌してくれたりしてさぁ、なんか騙されてんのかなて、あっ、私の事ねごめん、だからぁカナも気をつけなよぉ、あの子相当なれてるよ、女扱いうますぎ」
「私は彼の事なんとも思ってないから、マキが好きなら取らないから・・」
「はぁ? 何言ってんのよ」
と急に熱が上がったみたいに赤い顔。笑える。
だから言ってやった
「ナナさんて・・・・・呼ばれてる・・・けど」
マキの眉間に皺、口元は笑ってる形で目がキョロっと大きくなった
「それダメじゃん、ナナて・・・なんでそうやって特別なの教えるの?カナぁ・・・期待してた私がバカみたいじゃん、なんでいつもこっそり先にーー???」
えーー???キスされたなんて言えない・・・
「・・・・・・なんで?」
「弱ってる時ってぇ、あんたカナじゃなくて最強のナナだもん、それじゃなくたって誰かにいつも護られててズル―――、ねねねね、何んで佐々木君に電話したのよ、やっぱり好きなの?」
昨日の午後はクライアントの打ち合わせの後 帰社する途中
グニャと目の前が曲がって、そこにいるのが凄く怖くなって、
「助けて」
て言った。助けてくれる人どこにもいないのに
「助けて、助けて 怖い」ていってたのか思ってたのかも分からなくて
震えながら、しゃがみこんだ時にスマホが鳴っただけ…
そこまでマキちゃんに話して、偶然て 分かってもらおうとしたけど
「ムリムリムリムリ、出来すぎ嘘くさっ」
「ホントなんだってぇーー、去年からパニックなるの知ってるでしょ?マキちゃん」
「まぁねぇ、そうねぇ 分かってるけどぉ・・・今はどうなの?昨日の服のままだからまぁいいけど、それよりシャワーして着替えたら?私お皿とか片付けとくから」
「 ありがと そうする・・・」
マキちゃんは私と間を取りたくてシャワーにいけと・・・だよねぇ・・・
誰だってイケメンは気になるよ、それに私ズルくないもん、彼が『誰にでも優しいだけし』
『キスだってあいつがしてきただけだもん』
私は悪くないし・・・
暖かいシャワーをあびながら、そんな事考えてた。
車で彼が来てくれて嬉しかった気もする、部屋に帰ってきて安心するはずなのに、おかしくなってた。
そういえば会社の車 だったような・・・
抱きかかえられてる時にどこかにぶつかって
「痛いよー!」
大げさな声だして、何か悪態ついたと思う。
それでも混乱してる私に彼は怯まないでいたのかなぁ、嫌われたなぁきっと・・・ダメだよ、顔合わせらんないなぁ・・・
「倒れてないぃぃ???大丈夫???」
てマキちゃんが言うから
「うん平気ー」て応えて「ごめんね心配かけて」
と言うのが精いっぱいだった。
土臭かったけど・・・人参もじゃがいもも美味しかったなぁぁぁ。