遊戯王ARC-V実況プレイ   作:ネオニューもけもけ

8 / 8
主人公ちゃんのデッキが弱すぎて難産しました。


ごめんなさい不敬罪です。
ボスデッキ最強!パワーこそ至高!ボスのカードが弱いわけないだろいい加減にしろ!!



第8話 埠頭遭遇戦

たかしー!!!!おきてー!!!!カンカンカン!!!朝よぉー!!!起きてぇー!!!カンカンカン!!!いつまで寝てるのー!!!朝!!!すごい朝!!!カンカンカン!!!

 

 

 

皆さん起きましたか?続きをやっていきます。

 

前回は思わぬ強敵に苦戦したものの、勝利を果たしました。

今回も勝てた事でバイちゃんが喜んでいますね。

 

これで何とか大会出場ノルマまで半分に達したところです。第4回戦もこのまま勝ち続けたいですね。

第4回戦までインターバルがあります、練習とお出掛けを繰り返してステータスアップを図りましょう。

 

 

……さて、そろそろ現実を見なければなりませんね。

 

ハイ!まずベッド!

小型化したオシリスの天空竜がとぐろを巻いてグースカ寝ています。

また球体型になったラーの翼神竜がゴロゴロしています。

これで三幻神のうち二体が実体化したことになります。あとはオベリスクの巨神兵を使ったら実体化するのでしょうか?

 

次、入口!

あいも変わらずゲート・オブ・ヌメロンが入り口に陣取っています。

別に実害はないですが出入りごとに『ゴゴゴゴゴ』と大袈裟な音を立てて開くので腹筋に悪いです。だれがラスダンのボス部屋だよ。

 

次、そこでトランプしてる三人衆!

時械神祖ヴルガータとインフィニティ・ダークホープとトリロジーク!お前ら中途半端に人型だからって人間らしい遊びしてるんじゃない!

あとババ抜きはジョーカー2枚入れたら意味ないだろ!首を傾げあっているんじゃない!気付け!

 

次、ぬいぐるみの山の中!

Sinパラドクスドラゴンが埋まった状態で首だけ飛び出ています。見た目だけなら癒されますがデフォルメされてないので違和感がすごいです。何?そいつらのSin化でも企んでるの??

 

大所帯になってきたよぉー!助けてユベルえもーん!

 

『僕に振るな』

 

あ、はいごめんなさい。

 

さてこいつらですが、別に意味なくボコシャカ生まれてるわけではないようです。

ステータス画面を開きます、こちらをご覧ください。

 

 

身体能力 5

敏捷性 8

知能 35

技術 30

精神力 69

運命力 216(+150)

 

 

これが現在のバイちゃんの能力となっています。

数値の目安としては、50が一般的に鍛えたデュエリストくらいだと思ってください。

このうち知能や技術、精神力については最初からある程度伸びていますが、身体能力と敏捷性はまったく伸びていません。病弱の影響でしょう。

ここて気になるのは運命力の欄です。この数値の右側にあるプラス補正が精霊が増えるごとに増えていっているのです。

これはつまり、とりついた精霊が多くなるほど運命力に補正がかかっていると見ていいでしょう。個体ごとに補正は違うようですが、その辺詳しくは分かりません。wikiが整備されるのを祈りましょう。

 

これから見るに、精霊を増やしていけば破格の能力補正が得られるという事です。

今のところデメリットも見えてませんし、いろんなカードを極力使っていくのが良いでしょう。こんなプレイングした事ないので楽しみです。

 

さて、これから練習です。塾までイグゾー!

 

デッデッデデデデッ (カーン) デデデデッ

 

 

 

 

 

「今日はどの練習に参加する?」

 

兄貴ィ!うちの塾のエースニキ!

ドロー練習でオネシャス!

 

「分かった、今日も付き合おう」

 

おぉ!兄貴がまた一緒に練習を突き♂あってくれるようです!

共同練習補正が美味しい!ナイスゥ!

 

運命力が上昇した!

『おろかな埋葬』を入手した!

 

ナイスゥ!(建前)ナイスゥ!(本音)

おろかな埋葬はデッキから直接墓地起動カードを落とせる優秀なカードです。ガチカードのひとつで、現実では制限カードになります。

あ、いや……うーん、よく考えたら墓地起動カードはあんまり無いですね。なくはないですが。

試験的に導入しましょう。微妙だったら後から抜きます(意味深)

ところで『おろかな』シリーズばかりくれますが、バカくんって呼んだの気にしてます?ごめんって…

 

えー気を取り直して、練習が終わったら今日もお出かけします。

今までは市街地の商業区と住宅区ばかりでしたが、今回は港区へ行ってみましょう。

 

 

 

 

 

 

これまで訪れたカードショップと公園は住宅区にありました。住宅区と商業区が一番人が多く賑わっています。人が多いということはイベントが起きやすいということなので安定択です。

 

では何故港区に向かうのかと言いますと、皆さん原作を思い出してみてください。

あの沢渡シンゴがたまり場♂にしていたのは埠頭にある倉庫でした。

また、みんな大好き黒咲さんが腹パンされた伝説の回もコンテナの並ぶ港区でありました。

そう、実は港区は原作イベントが発生している場所でもあるのです。

 

今回狙うのは原作イベントではなく、沢渡シンゴとの遭遇です。

彼へのリベンジを成功することで『ワン・フォー・ワン』を入手することか出来ます。それがあればデッキの強化になりますので、ぼちぼち狙っていこうということです。

 

港区で沢渡シンゴと遭遇を狙うムーブは別周回で何度かチャレンジしていますが、およそ成功しています(3敗)

ランダム性はありますが、範囲はおよそ決まっています。バイちゃんの体力的にも余裕はないので、うまく鉢合わせられる事を期待しましょう。

 

「(キョロキョロ)」

 

バイちゃんは物珍しそうに周囲を見渡しています。

おや、海辺に出ましたね。

 

「わあっ!?」

 

バイちゃんが興奮して海へ近寄りました。目を輝かせて楽しそうです。

入院生活だったから、見る機会なかったんやろなぁ……(涙)

 

こうして気になるのは、家族が彼女の外出を基本的に容認している点でしょう。

「人の多い場所にいるのよ」と念押されていますが(知らん、管轄外だ)病弱キャラがここまで放任されるのも珍しいです。

こうして楽しめてるから一向に構いませんけどね!

 

『〜〜〜』

『〜〜!』

 

 

おや?話し声が聞こえますね?

こんな場所にいる人なんて限られています。聞こえたのは近くの倉庫のようですし、ビンゴかもしれません。

ここはダイナミックに入場しましょう。

 

 

お邪魔するわよ〜(ドア開け失敗)

 

お邪魔するわよ〜(ドア開け失敗)

 

お邪魔するわよ〜(ドア開け失敗)

 

 

重すぎんだろゴルァ!

開け!開けっつってんだろポンコツが!(ボタン連打)

 

よし開きました。この手に限る。

 

 

 

中には4人の人影があります。沢渡シンゴもいました。

ん?4人?多くない?

 

「あ、あなたは誰?沢渡の仲間?」

 

 

柚子!?どうして柚子がここに!?逃げたのか?自力で脱出を!?

 

まさかのストロング柚子の登場です。この時期、この場所で沢渡一味と柚子ってまさか?

これはチャンスです。すかさず柚子の前に出て沢渡と対峙しましょう!

 

「お前、あの時のガキじゃねーか。そうか榊遊矢の仲間だな!?」

「やっと会えた……ずっと会いたかったんです」

「ソイツを助けにきたってことか。上等じゃねーか、かかってこいよ!」

「あれから貴方のことばかり考えてました。この胸を焦がしてやまないんです」

「お前が勝ったらあの時のレアカードやるよ。けど俺が勝った時は分かってんだろうなぁ?」

「身体が火を吹くように暑くなって、何だか恥かしいけど、そんな気持ちを吹き飛ばすくらいの衝動……あっ!これがライバルへの闘志ってやつですね!」

「話聞けよ!?何だこいつ無敵か!?」

 

バイちゃんキャラ変わってません???

沢渡さんドン引きしてますよ???

 

と、とにかく両者デュエルディスクを構えました。これはクエストクリアのチャンスです。

ここは何としても勝ちましょう。相手はネームド、決して弱くありません。全力でいきましょう!

あっ柚子ちゃんは放っておきます。そこで座ってなさい。

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

 

 

沢渡 シンゴ「真沢渡帝国」

 

 VS

 

志波 伊豆奈「ボスラッシュハイランダー」

 

 

 

 

今回は先攻です、遠慮なくいきます。手札確認!

 

 

カオス・コア

ヌメロン・ウォール

神縛りの塚

オシリスの天空竜

次元融合殺

 

 

ふむ、まずは様子見しましょう。奴の召喚を狙えるかもしれません。

 

カオス・コアを召喚!棒立ちでターンエンド!

 

「なんだぁ?手札事故でも起きたか?ツイてないねェ〜!」

 

いいえ、これで構いません。煽られていますが気にしません。

相手のデッキは帝王だと分かっていますので、下手にヌメロンを展開しても破壊されるのがオチです。

一方、このカードなら対応であればいなす事が出来ます。更に『例のカード』につなげられる可能性も秘めています。

煽りには乗らないようにしましょう。

 

 

ぶっころしてやる

 

 

「軽くひねってやるぜ。俺のターン、ドロー!」

 

まず相手はこちらのフィールドにトークンを特殊召喚することで、雷帝家臣ミスラを特殊召喚しました。

次に永続魔法『帝王の開岩』、そして……『ドラゴノイド・ジェネレーター』!?

このカードは発動時にライフコスト1000を必要とするカードです。この世界においてライフコスト1000は馬鹿に出来る数値ではないため、避けられるカードなのですが…

 

「このカードの効果を2回発動するぜ」

 

相手の場にトークンが2体現れました。これはリリース要因が揃ったとみていいでしょう。

さて、何が来るか……

 

「ミスラをリリースしてアドバンス召喚!こいよ風帝ライザー!」

 

ちっ、やっぱり来ましたか。こいつが来るならカオス・コアは除去されるでしょう。

風帝ライザーは相手のカード1枚をデッキの一番上に置く無慈悲な効果を持っています。

除去されるほか、ドローカードを固定されるのでドローロックにもなります。厄介です。

 

「チェーン1!風帝ライザーの効果発動!」

 

ん?

 

「チェーン2!帝王の開岩の効果発動!」

 

チェーンをわざわざ宣言するのは珍しいですね。

遊戯王においてチェーンはご存知の通り重要な独自要素です。これについて理解しているか否かで大きくプレイングが変わって来ます。

この場で説明しきれないほど難しいルールのためか、知能ステータスの低いNPCはチェーンを活用してこなかったりします。

アニメ世界においても存在しますが、わざわざ宣言せず暗黙の了解じみたルールになっていますが…

 

 

「そんでチェーン3!速攻魔法『サモンチェーン』発動だ!」

 

 

ダニィ!?サモンチェーン!?

そういう事か!それを発動するための宣言確認か!

 

サモンチェーンはチェーン3以降に発動できる速攻魔法です。条件こそ扱いづらいですが、成功すれば3回もの通常召喚を許される強力なカードです。

しかし手札補充の難しい帝王では扱いづらいはずなのですが、やりますね沢渡さん。

これならドラゴノイド・ジェネレーターの採用も納得がいきます。

こちらもうかうかしていられません。

 

「チェーン4、風帝ライザーの効果対象にされた事で、カオス・コアの効果を発動」

「へぇ?ちゃんと分かってやがるな」

「勉強していますから」

 

チェーンを理解していた事で評価が上がったようです。

たまにデュエル中に好感度が上がったりしますが、正直この辺のシステムはよくわかっていません。教えてえろい人!

 

さて順番に処理していきましょう。

まずチェーン4、カオス・コアの効果を適応します。

デッキから『幻魔皇ラビエル』『降雷皇ハモン』『神炎皇ウリア』を1枚ずつ墓地へ送り、このカードに幻魔カウンターを3つ乗せます。

この効果を発動したことで、このターンこちらの受ける戦闘ダメージが0になります。防御は盤石です。

 

チェーン3、サモンチェーンの効果が適応されます。沢渡はあと2回まで通常召喚が可能となります。

 

チェーン2、帝王の開岩の効果が適応されます。うわっ、沢渡はこの効果で『光帝クライス』をサーチしました。

 

チェーン1、風帝ライザーの効果が適応されます。せっかくカウンターを乗せたカオス・コアがデッキの一番上に戻ってしまいます。

このドローロックは恐ろしいと言わざるを得ないですね。

 

「さて、トークンを1体リリースして『光帝クライス』をアドバンス召喚!効果発動!」

 

ここで来ましたか光帝クライス、ガチカードともいえる性能を持つカードですね。

この効果で効果を使い終わった『帝王の開岩』と『ドラゴノイド・ジェネレーター』を破壊して2枚ものドローを行いました。

これで使い切っていた手札も補充されます。

 

「最後だ!炎帝テスタロスをアドバンス召喚!効果発動!」

 

ぐ、来ましたか前回の雪辱!

この効果で捨てられるのは……うわっ!?よりにもよって『次元融合殺』!?

 

「うぐっ……」

「おんやぁ?モンスターじゃなかったが、その反応を見る限りいいカードを落とせたかぁ?やっぱ俺ってカードに選ばれてるゥ!!」

 

くっそ、悔しいですが確かにビンゴです。

これで『例のモンスター』を特殊召喚する手立てを失いました。

 

相手はそのまま風帝ライザーでミスラのトークンを戦闘破壊してきました。残していれば、オシリスの召喚に繋げられたのですが……流石にないですね。

 

「俺はカードを1枚セットしてターンエンド」

「この瞬間、ヌメロン・ウォールの効果を発動!」

 

ここでドラゴノイド・ジェネレーターのトークンが特殊召喚されてしまいますので、その前に「自分の場にこのカード以外のカードがないこと」が条件のヌメロン・ウォールを発動しておきます。

ヌメロン・ウォールを手札から捨て、デッキから『ヌメロン・ネットワーク』を直接発動します。

 

「デッキからフィールド魔法を直接発動だと!?……いや、そっちじゃねえな。やるじゃん」

 

どうやら沢渡は気付いたようですね。なんだかんだ技術ステータスが高く設定されているだけはあります。

デッキからカードを発動したため、デッキがシャッフルされるのです。これにより、風帝ライザーによりデッキトップに置かれたカオス・コアが入れ替わります。

あのカードは既に役割を終えているため、ここで引いても旨味はありません。これでドローロックをしのぎます。

 

ここでドラゴノイド・ジェネレーターの効果により自分の場にトークンが2体特殊召喚されます。

ヌメロン・ダイレクトは使えませんが、これでリリース要因を確保しやすくはなっています。いや邪魔だよ(本音)

 

 

ではこっちのターン!ドロー!

 

 

ユベル

 

 

ほう?面白いのが来ましたね。

さて、ここからですが……あのセットカード、怖いですね?ちょっと誘ってみましょう。

 

2体のトークンをリリースしてアドバンス召喚!

 

「力を貸して、ユベル!」

 

『良いだろう、力を貸そう』

 

人型の悪魔のような姿をしたモンスター『ユベル』が舞い降ります。

前回ぶりですね、今回もよろしくお願いしますユベルさん。

 

 

「はん!トークンに惑わされて上級モンスターを出しやがったな!セットカード発動『進撃の帝王』!」

 

やっぱり来ましたかセットカード!

あれは確か相手ターンにもアドバンス召喚する事が出来るカードです。

相手の手札は一枚、ということは…

 

「光帝クライスをリリースして『雷帝ザボルグ』をアドバンス召喚だ!」

 

やっぱり来ましたか除去能力を持った帝!相手ターンにアドバンス召喚とは好き勝手してくれますね。

 

「上級モンスターなんだ、攻撃力0とはいえ厄介な効果持ってるに決まってるよなあ?効果発動!そいつを破壊だあ!」

 

登場したユベルはザボルグの雷撃によって打ち砕かれました。

これでこちらはモンスターなし、召喚権を消費した上で相手には上級モンスターが勢揃いしています。

正直舐めてましたが、コントロールデッキの運用としては上位と言わざるを得ません。

 

 

「破壊されたユベルの効果を発動、ユベルは更なる混沌へ進化する」

「何っ!?」

 

ユベルの進化条件は「破壊されること」、デッキから進化形を呼び出します。

 

 

「進化せよ、喰らいつくせ。『ユベル-Das Abscheulich Ritter』

 

「なんて??」

 

 

ユベルの姿は、元々の人間の形をとどめていたものから大きく様変わりし、2頭の竜のような悪魔の姿へと成り代わります。

うわ、これリアルすぎて怖……

 

 

「これでターンエンド」

 

「何だって?」

 

相手が怪訝な表情をしますが問題ありません。このユベルの恐ろしさは自分のエンドフェイズに分かります。

 

進化したユベルの効果発動!自分エンドフェイズ時、場の自分以外のモンスターを全て破壊する!

帝たちをくらいつくせ!ユベル!

 

 

「な……なんだってぇ!?うわぁ~~!?」

 

 

沢渡はヘンテコなポーズで吹き飛びます。ダメージはありませんが、すべての帝が全滅することになりました。

これで相手の場は『進撃の帝王』が1枚、手札なしの大ピンチ。帝はリリース要因を必要とするため、逆転は非常に難しいでしょう。

ガハハ勝ったな!

 

「あなたのターンです」

 

「くっ……なめやがって!俺のターン!!」

 

 

おや?この演出は……?

 

 

「俺は沢渡シンゴだ!こんなチャチな負け方はしねぇ!ドローッ!!」

 

 

 

D e s t i n y D r o w

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ターンエンドだ」

 

よし!これは勝ちです!

どうやらこの場に適切なカードを引けなかったようですね。

 

今のはディスティニードローです。大ピンチに陥ったとき、1度だけ使用可能なコマンドですね。

逆転を切り抜ける切り札を引きやすくなりますが、必ずではありません。普段は強いけど今は使えない、なカードを引くことも結構あります。

あとはこちらが攻撃可能なカードを引くだけですね!

 

「私のターン、ドロー!」

 

 

Sin パラダイム・ドラゴン

 

 

よし来ましたバッチリ!さすがは運命力極振り!

 

まずはヌメロン・ネットワークを張り替えます!『神縛りの塚』を発動!

そしてEXデッキの『Sin パラドクス・ドラゴン』を除外することで特殊召喚する!

 

 

「時空を司る竜よ!次元の狭間より真なる姿をあらわせ!『Sin パラダイム・ドラゴン』!!」

 

 

バイちゃんの背後の空間に亀裂が入り、そこから這い出るように鎧を着たような竜があらわれます。

攻撃力4000の超大型モンスターです。

 

「Sin パラダイム・ドラゴンは本来、『Sin World』の中でしか存在できない」

 

「な、なら何故……まさか!?」

 

沢渡は気付いたようですね。

Sin パラダイム・ドラゴンはSin Worldのない場合は自壊する効果があります。

しかし、神縛りの塚によりレベル10以上のモンスターは破壊されません。無論、自分の効果であってもです。

 

 

「これで終わりです!バトル!」

 

「う、うそ~~ん!?」

 

「Sin パラダイム・ドラゴンでダイレクトアタック!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ~~んちゃって」

 

「え?」

 

「手札の『バトルフェーダー』の効果を発動!特殊召喚して、バトルフェイズを強制終了だ!」

 

 

な、なんだって!?ここでバトル強制終了のカード!?

まさかディスティニードローで引いていたというのか……!?

 

 

「ハッ、どうよこのレアカード!レベルこそ低いが、俺様が扱えばこんなもんよ!」

 

「「さすがっす沢渡さん!!」」

 

「ネオ沢渡だ!」

 

「「さすがっすネオ沢渡さん!!」」

 

 

ぐ、これでトドメをさせませんでした。

でも出来ることはありません、ターンエンドです。

 

だがエンドフェイズ時にユベルの効果発動!バトルフェーダーを破壊!

Sin パラダイム・ドラゴンは神縛りの塚で破壊されない!

相手はこれで何も出来ません!

 

 

「なら引けばいいんだろ、逆転のカードを!俺様がなぁ!引けないわけがないんだよねぇ!ドロー!」

 

 

い、いやディスティニードローは使い切りました。もはや手はないはず……。

 

「俺様が引いたのは、死者蘇生!」

 

あっ……

 

「甦れ光帝クライス!こいつの効果は特殊召喚でも出来るんだぜ?」

 

あっあっあっ

 

「効果発動!神縛りの塚と進撃の帝王を破壊だあ!」

 

あ~~!護っていた神縛りの塚が破壊されたので、Sin パラダイム・ドラゴンが自壊しました!

互いに1枚ずつ破壊されたので、それぞれ1枚ドローします。引いたのは『時械神ラツィオン』、良いカードですが今は……。

神縛りの塚は破棄されたら神属性モンスターを手札に加えられるので『ラーの翼神竜』を手札に加えておきます。

 

しかし!場には攻撃力0のユベルだけ!あ~~!逝っちゃう!(ライフが)逝っちゃう!

光帝クライスでユベルに攻撃されたら2400ダメージで死にかけダブル幻神獣でヌメロンヌメロン(隠語)しちゃう!

 

 

「これでも喰らえ!光帝クライスでユベルなんちゃらかんちゃらを攻………」

 

 

なぁ~~んちゃtt………(^ω^)

 

 

「…………。」

 

 

…………。

 

 

あ、あれ?攻撃してきませんね?

ユベルは進化しても、ダメージ反射能力は健在です。このまま攻撃してくれば、反射ダメージで勝利に進むのですが……

 

 

「……危なかったぜ、俺様が気付かないと思ったか?」

 

「え?」

 

「そいつ、攻撃力0なのに攻撃表示だな?モンスターを破壊する効果だけなら、守備表示の方が安全のはずだ」

 

「……そうですね」

 

「つまり俺様の攻撃を誘っている!ターンエンドだ!」

 

 

ファッ!?ユベルの反射能力を察しやがりましたよこいつ!?

沢渡シンゴ、いやネオ沢渡、思ったより強敵ですね。

 

 

「フッフッフ、このデッキにはそいつを除去する手段がある。次のターンが貴様の最後だ!」

 

 

なかなか決着がつきません。しぶとく生き残られています。実際、相手は何とかして『邪帝ガイウス』等をアドバンス召喚できれば、ユベルを除去するのも可能です。見た目より余裕ではありません。ぶっちゃけ今の手札1枚で握っている可能性も大いにあります。

 

というか、なんで沢渡ごときにめちゃくちゃ接戦なんですか?

エンタメポイントが計上されないのがもったいないくらいです。悔しいですが、熱いデュエルになっています。

 

ですが相手の場は光帝クライス棒立ちです。ここまで凌がれましたが、もう墓地起動カードもありません。

ここで光帝クライスを倒し、相手のライフ3000を削りきれるカードを得るのが最適ですが…。

さっき引いたカードと組み合わせられるものが引けるか、勝負の瀬戸際です。

 

 

「私は負けません!この熱い戦いに敬意を表して、ここで倒します!ドロー!」

 

 

 

 

千年の啓示

 

 

 

キラキラバシュゥゥゥン!!(口頭)

これはいけます。ぶっちゃけ引くの期待してヲーを手札に加えてました!

 

まず永続魔法、千年の啓示を発動!手札の『ラーの翼神竜』を墓地に送り、デッキから『死者蘇生』を手札に加えます。

更にもうひとつの隠された(隠れてない)効果!千年の啓示を墓地に送り、このターン、ラーの翼神竜を墓地から特殊召喚可能になる!

よって死者蘇生を発動!

 

「(ようやく)不死鳥のごとく甦れ(るようになった)ラーの翼神竜!!」

 

ただ効果を発動していないため攻守ともに0です。こいつを呼んだのは戦闘ではなく、効果を使うためです。

ライフ1000を払い効果発動!モンスターを1体破壊する!

 

「わが命を食らい、焼き尽くせ!ラーの翼神竜!」

 

「ま、まさか俺様のクライスを!」

 

「いいえ、違います」

 

 

こっちが破壊するのは、ユベル-Das Abscheulich Ritter!!

焼き尽くせ、ラーの翼神竜!!

 

 

「は……ハハッ!とち狂って味方に攻撃しやがったな!俺様の勝t……いや、まさか!?」

 

 

沢渡は気付いたようですね。そう、ユベルの進化は1段階だけではないのです。

ユベル-Das Abscheulich Ritterがフィールドを離れたとき、ユベルは更なる進化を遂げる!

 

 

「これがユベルの究極の姿。進化せよ!『ユベル-Das Extremer Traurig Drachen』!!」

 

「なんて??」

 

 

この何いってるか分からない名前のモンスターこそ、ユベルの更なる進化の姿。

レベル12モンスターは伊達ではありません。バトルフェイズ!ユベル-Das Extremer Traurig Drachenで光帝クライスに攻撃!

 

「攻撃だと!?ま、まさか!?」

 

今までのユベルは「攻撃された場合にダメージを反射する」でした。しかし、この姿はそれに限りません。

この姿になったユベルは、自ら攻撃した場合にも反射ダメージを与えます。

 

「私の受けるダメージは、貴方に与えます。ナイトメア・ペイン!」

 

「うわぁ~~!?」

 

ライフ3000を600まで追い込みました。もはや相手に猶予はありません。

ユベルの効果!更に攻撃したモンスターを破壊する!

 

 

「破壊しろ、ユベル!フェロー・サクリファイス!!」

 

「光帝クライスが!?」

 

 

これで相手の場はがら空きですが、こちらのラーもまた攻撃力0のため追撃出来ません。

またやり逃した……わけではありません、メインフェイズ2!私はまだ通常召喚を行っていません!

 

 

「ユベルとラーの翼神竜をリリース!」

 

「な、なんだ!?」

 

「アドバンス召喚ッ!!『時械神ラツィオン』!!」

 

 

ユベルとラーという切り札級のモンスターをリリースしてまで召喚したモンスター、こいつもまた攻撃力0です。

しかし、こいつが沢渡シンゴにとどめをさすキーカードです。

 

 

「ターンエンド。あなたのターンです」

 

「な、何を企んでいるか知らないが、俺様のターン!ドロー!」

 

「ドローしましたね?」

 

「ヒョ?」

 

 

時械神は攻撃したバトルフェイズ終了時に発動する効果を持っている。

しかし、時械神ラツィオンの隠された効果、「相手がドローしたとき」に発動する効果を所持している!

 

 

「ライフ1000のバーンダメージです!」

 

「えっ」

 

「ネオ沢渡さんのライフは残り600!」

 

「つまり沢渡のライフが尽きる……?」

 

「ちょ、タンマタンマ!今すごく良いカード引いたから!」

 

「これで、トドメです!!燃やせラツィオン!!!」

 

「あ、炎なのね」

 

 

 

 

「イワァァァァァァァァクッ!?!?!?」

 

 

 

 

 

 

WIN  志波 伊豆奈

 

 

DP500を取得しました

経験値を取得しました

『帝王の烈旋』を入手しました

 

 

クエスト『打倒・沢渡シンゴ』をクリアしました

DP500を取得しました

経験値を取得しました

『ワン・フォー・ワン』を入手しました

 

 

 

いやギリギリの勝利すぎない?

 

 




今回の登場したカードたち


『ユベル-Das Abscheulich Ritter』
星11/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
「ユベル」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードは戦闘では破壊されず、
このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが相手モンスターに攻撃された場合、
そのダメージ計算前に攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
また、自分のエンドフェイズ時、このカード以外のフィールド上のモンスターを全て破壊する。
このカードがフィールド上から離れた時、自分の手札・デッキ・墓地から
「ユベル-Das Extremer Traurig Drachen」1体を特殊召喚できる。



『カオス・コア』
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが効果の対象になった時、
または相手モンスターの攻撃対象に選択された時に発動できる。
「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」を
それぞれ1体まで手札・デッキから墓地へ送り、
墓地へ送った数だけこのカードに幻魔カウンターを置き、
このターン自分が受ける戦闘ダメージは0になる。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードの幻魔カウンターを1つ取り除く事ができる。



『光帝クライス』
効果モンスター
星6/光属性/戦士族/攻2400/守1000
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊し、破壊されたカードのコントローラーは
破壊された枚数分だけデッキからドローできる。
(2):このカードは召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。
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