Assault Lily・Stratos InFinite Fake (PROJECT RE TAKE第4弾) 作:XIYON
2日後、ギルガメッシュから連絡があった。2人の転生者について新たな情報があったらしい。
ギルガメッシュ「まず1人目の転生者である識渋明神だが、ある組織と繋がっていることが分かった。」
タケル「組織?」
クーフーリン「言ノ葉…ISの違法行為などを取り締まる言わば警察みたいなものだ。」
立香「武装した公的機関のヤツらか。噂には聞いている。」
ギルガメッシュ「アイツらの持っている情報は多種多様ではあるからな…使わない手はないとは思うぞ?」
タケル「信頼できるのか?ソイツらは?」
ギルガメッシュ「リーダーの東方天乙女はかなりのやり手だ。その気になれば転生者との交渉もする女だ。」
立香「ヤツは転生者の存在を認知している。だから俺らを送った天界の連中と交渉したいらしいが…ヒヒイロ様はなぜか避けてるらしいんだ。カンナギ様は逆に大歓迎だけどな?」
タケル「ヒヒイロさんはどうして東方天乙女……というより、言ノ葉との協力を避けている?」
立香「あぁ…あそこにいる邪答院仄仄ってヤツがいるんだが、色々と事を騒がせながら解決している問題児らしい。」
ギルガメッシュ「乙女の側近である勘解由小路無花果も狂ってると言うほどらしいぞ?」
タケル「狂ってるか。あんまり関わりたくないな?」
ギルガメッシュ「その方が自分のためだ。そういえば、仄仄には2人の幼馴染がいるらしいぞ?」
タケル「幼馴染?」
一方…
明神「今日も賑わってるな…」
ロキ「騒がしいにもほどがあるのではないかと私は思うがね?」
明神「よく言うぜ…」
そんないつもの会話をしているところへ…
???「〜♪」
ロキ「……」
目の前に緑色の髪をした褐色肌の少女が現れた。それを見たロキは何かが嫌な予感がすると思って彼女を監視する。
明神「ロキ?」
ロキ「いやなんでもない。行くとしようか…」
しかし2人がさきほどの少女とすれ違った瞬間だった。その少女が明神にスリをしていたのだ。しかしロキはそれを既に見抜いており、彼女が盗んだクリアカプセムを取り返した。
そして…
ロキ「君は随分と手癖が悪いみたいだね?エメラルド・サストライ。」
???「(ウソ!?私が盗んだ球体のデバイスを簡単に取り返すなんて!コイツ、何者なの?)」
明神「ロキ?」
ロキ「この女が君の大事にしているカプセルを盗んでな?そうだな…この世界の言葉で言えば、スリだ。」
明神「驚いた…まさかこの学園でスリをするヤツがいるなんて。……識渋明神だ。」
エメ「エメラルド・サストライ、エメって呼んで。」
ロキ「意外だ。まさか悪いヤツを許すとはな?」
明神「俺の感知に気付かれずに人の物を盗んだんだ。(コイツは使える。)」
ロキ「(ふん、使えるか。お前にしてはやるようになったじゃないか。)」
エメ「アナタ、普通の人じゃなさそうだね?どこかで話さない?」
明神「それならいいところがある。放課後、IS学園の地下に来い。侵入するのは得意だろ?」
一方、特殊防衛組織機関言ノ葉の執務室では…
乙女「デュノア・プロジェクトですか。」
無花果「はい。スパイの情報によればこのプロジェクトはデュノア社による計画のもので、それはかなり恐ろしいものだと…」
乙女「それで、その内容は?」
無花果「シャルロット・デュノアの遺伝子を元に作り出したクローンを使って兵士にするというモノです。社内ではソルジャー計画と呼ばれているそうで…」
乙女「ソルジャー計画…」
無花果「スパイの情報によれば既にもう何体…いえ、何人かが出来上がっている頃だとのことです。」
乙女「フランスに行きたいところですが…こちらも数が少ない…手を考えなければいけませんね…」
???「へぇ〜…随分と人手が足りないのねぇ…言ノ葉の本部は…」
2人の会話にわって入ってきたのは同じ言ノ葉の制服を着用した女性。その人物は2人を小馬鹿にするような笑みで見つめていた。
無花果「邪答院!貴様、勝手に乙女様の執務室に!」
仄仄「話があった来たのよ?もちろん、デュノア計画の話も聞くためにね?」
無花果「貴様!ズケズケと!」
乙女「構いません無花果さん。それで?仄仄さん、話したいこととは?」
仄仄「明神くんが倒したあの怪物の正体についてよ?…鑑識にあれを調べさせたら驚くべき事実が明らかになったの。」
乙女「驚くべき事実?」
仄仄「あれは不可思議という謎の人食いよ。少なくとも、この怪物は大正時代から現れたかしら。 ?」
無花果「だが、その不可思議という怪物は我々の情報データにはなかったぞ?」
仄仄「それはそうよ。私だって情報のない怪物で困惑したから不可思議の写真を撮って情報通の知り合いに頼んで貰ったぐらいだもの。」
乙女「情報通…カルデアのあの人ですか。」
仄仄「えぇ…そしてその不可思議と戦っていた組織が存在していたの。大正時代の1926年に…」
無花果「ざっと100年前か…だが、その十二支同盟というのはなぜ十二支という名前に?」
仄仄「彼らそれぞれの12の力が干支の力だからよ。彼らはその力で仮面ライダーに変身する。そして私の部下から十二支同盟が復活した可能性があるとさっき報告を受けたのよ。」
無花果「……」
乙女「とても興味深い……仄仄さん。アナタはその不可思議と十二支同盟の同行について調べてください。私と無花果さん、そして合歓さんは例のプロジェクトの阻止を転生者の皆様方と協力して阻止しに行きます。」
仄仄「分かったわ乙女様。あ、明神は借りてもいいかしら?」
乙女「構いませんよ。転生者は全員、実力揃いですから。」
それから数分後…
タケル「デュノア計画?」
立香「正確にはデュノア・プロジェクトだ。俺たちの目的はそのデュノア・プロジェクトを阻止することだ。」
タケル「今度もまたきな臭い内容だな?お前はその依頼を誰から請け負ってるんだ?」
立香「安心しろ。今日の任務ではその誰と会うことになるからな?フランスで。」
タケル「フランスか。マナーの準備はできているんだろうな?」
立香「もちろん。」
タケル「はぁ……雨喜、神琳、初、純、出撃準備だ。フランスへ行く。」
立香「今回は俺も行こう。調べたいことがある。」
タケル「だと思った。遅れるなよ?」
立香「抜かせ。お前みたいに馬鹿じゃない。」
するとそこへ…
二月「俺も行かせてくれないか?」
なんと二月が現れた。どうやら何かに覚悟を決めたような表情をしていた。
立香「二月。」
二月「嫌な予感がするんだ。うちにある何かが目覚めようとしている。何かを止めるために…」
タケル「(この状況…一夏の可能性があるな?彼を誘うにはいい条件だ。) 立香。」
立香「あぁいいだろう。だが、無理はするなよ?」
二月「ありがとう。」
そんな3人の会話を盗み聞きしていた人物がいた。そう、アヤカ・サジョウだった。しかしさきほどの大人しい感じはどこへ行ったのやら、どこか余裕のある表情をしていた。
メガネを取り、付近でレンズを拭きながらその場で何かを語り出す。
アヤカ「へぇ〜…あれが新しいレギオンか。面白いことになりそうだな?さぁて、なら、俺も手助けに行くか。」
その表情はどこぞの覇王を思わせる風格だった。正体をひた隠ししているアヤカはメガネを戻し、彼らの後を追うのであった…
そして同時刻、IS学園の廊下で2人の人物が歩いていた。伊弉冉一二三と観音坂独歩。この2人も前世は別人の転生者だ。
独歩「暇だな〜?」
一二三「それを言うなら平和なのが1番だろ?」
独歩「だな……ん?アイツは…」
一二三「ん?……お。」
仄仄「あ!いた!いた!」
そんな2人は偶然、言ノ葉のメンバーである邪答院仄仄と出会った。
仄仄「ひっふっみ〜♪」
一二三「おっと!?仄仄。お前どうしてここに?」
仄仄「一二三と独歩がIS学園の教師をやるって聞いたから会いに来たのよ!てかさ、お願いしたいことがあるんだけど…」
一二三「なんだ?」
仄仄「十二支同盟ってなにか知ってる?」
一二三「はぁ……そのために明神も連れてきたのか?」
明神「残念だが仕事なものでね…独歩、体調は回復したか?」
独歩「何とかね…ホワイト過ぎて逆に信じられないけど…」
一二三「んで?どうしてお前が十二支同盟という組織の情報を?」
仄仄「明神が倒した怪物が不可思議だったからよ。それを調べてたらここに辿り着いたってわけ…」
一二三「はぁ…別に悪気はないんだが。」
仄仄「ん?どうしたの?」
仄仄に心配された一二三はなんとマイスドライバーを取り出したのだ。しかし二月や立香が使うのとは違い、通常のマイスドライバーに赤色の形質転換装置が取り付けられていた。
一二三「これは十二支同盟のメンバーが使っていた物らしいんだ。これとこの卵型の小型アイテムを使って変身するらしい。」
仄仄「まさかアナタ…それで変身したの?」
独歩「そのまさかだよ。」
仄仄「全く……アナタって人は凄いわね?」
一二三「君だって…僕の姉さんの政略結婚を止めてくれたじゃないか。」
仄仄「そうね。私もアナタもウィンウィンに得したもの。」
独歩「それで…これからどうするの?」
仄仄「ふふ、そんなの当たり前でしょ?不可思議を探すついでに十二支同盟を見つけるのよ。さぁ、いくわよ!2人とも!」
一二三「あ!?おい無理やり連れて行くな!まだ退社を押してないんだぞ!?」
独歩「ちょっと!仄仄!話して!離してってばぁ!?」
明神&ロキ「……」
仄仄に強引と連れて行かれた一二三と独歩を見た明神とロキはある人物との話を忘れていた。
ロキ「そろそろ、彼女とのお話だな?」
明神「あぁ、さっさと向かおうぜ?」
次回
・シャルロット・デュノアの救出