Assault Lily・Stratos InFinite Fake (PROJECT RE TAKE第4弾)   作:XIYON

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・新たな胸巻式変身装置と正義の黒猫ライダー

 

IS学園内にあるとある一室。そこで立香とある何人かの人物が何かの実験をしていた。それは二月や十二支同盟たちが使うマイスドライバーと酷似した新たなドライバーだった。

 

あかね「製造は完了しました。あとは変身が出来ればの話ですが…」

 

IS学園不可思議研究部 研究部員 丸山あかね

 

立香「変身できれば問題ないさ。それに二月にばかり負担をかけさせたら俺が持たないからな?」

 

絢香「アナタ本当にやるの?相手は得体の知れない連中だよ?正義という名の元に動いてて、実際は何を考えてるんだか…」

 

IS学園不可思議研究部 部員 立川絢香

 

麗華「絢香の言っていることも確かだけど、対処しなくちゃいけないのは十二支同盟だけじゃないでしょ?」

 

IS学園不可思議研究部 部長 佐藤麗華

 

立香「あぁ、アイツらがどうして不可思議を操っているのかを突き止めてやる。」

 

都「それは構わへんけど、無理はせんといてな?」

 

IS学園不可思議研究部 部員(問題児) 河野都

 

都「おいそこ!なんで部員(問題児)やねん!ウチのどこに問題児があるんや!」

 

あかね「アナタは誰に話しかけているんですか?」

 

麗華「まぁまぁ、みんな落ち着きましょう。」

 

絢香「ところでさ。タケルはどうしたの?二月もいないけど…」

 

立香「あぁ、タケルなら今日は用があると言ってたけど…」

 

するとそこへ噂をすればなんとやらの如く、タケルがやって来た。しかも彼だけではなく、マリアや凛までもやって来たのだ。3人とも何か焦っているかのようだったが…

 

タケル「はぁ…はぁ…着いた。」

 

立香「お前ら、どうした?」

 

凛「どうしたじゃないわよ!二月が、二月が大変なことになったのよぉ!」

 

一同「「え?」」

 

タケルと凛の話で嫌な予感がした俺は部室をあかねと都の2人に任せ、二月がいる部屋へと入った。するとそこには…

 

???「おい。お前も食えよ?力でねーぞ?」

 

二月「人様の部屋に入ってチーズフォンデュ食ってるヤツに言われたくねぇ!出てけよ!」

 

そこには鼠色のレザーシングルライダースジャケットと、マゼンタのスクエアリュックサックといった身軽なライディングウェアで通した男が二月と言い合っていた。

 

絢香&麗華「「誰!?」」

 

立香「お前は…」

 

その男に俺は心当たりしかなかった。音澄宙…仮面ライダーマイスの変身者で主人公そのもの…そんな彼が二月の部屋で堂々とチーズフォンデュを食っていたのだ。

 

宙「全く。人様のドライバーをまさかこうも使いこなすヤツがいるなんて…流石は織斑家の次男だな?」

 

立香「失礼なことを言うが…お前は瑞生家の執事をしている音澄宙で違いないか?」

 

宙「俺のことを知ってるのか?何者だ?」

 

「「……」」

 

立香「凛。」

 

凛「分かったわ。防音をかける。」

 

そう言った凛は二月の部屋の扉を閉め、この一室全体に防音をかけた。

 

立香「絢香と麗華、二月とタケルと凛も知ってるが、コイツはたぶんこの世界で何が起きているのかを知らない。まずはそっちの事情を聞かせてもらおうか?」

 

宙「わかった。いいぜ。」

 

話によればある日のこといつも通りに仕えている優菜と共に不可思議を追っていたらしい。しかし突然、その不可思議は眩い光を放ちながら消えていった。

 

それと同時に世界もISだのヒュージだの知らない単語が多くなってしまい、マイスドライバーはあるものの、ライドエグズもなかったのだ。

 

立香「なるほど、俺の見立て通りだな?」

 

宙「見立て通り?なんの話だ?」

 

立香「恐らく、このISの世界が混じったのはアサルトリリィだけじゃない。宙たちの世界も融合したんだ。その不可思議の影響でな?」

 

凛「でも元々の変身者である宙が持っているマイスドライバーをどうして二月が?」

 

立香「恐らく何かしらの歴史改変があったんだよ。例えば、瑞生家に仕えているのは音澄家だけじゃなく、織斑家も仕えていたことに…」

 

宙「……」

 

立香「そして、織斑家が一夏の件をキッカケにただの一般家庭へと成り下がったんだ。お前の本来の魂と一夏が対立してな?」

 

二月「……」

 

麗華「だけど、時間改変をした不可思議は何者なの?」

 

宙「分からない。その為に俺と優菜お嬢様がここへ来たんだよ。お嬢様が転校する形でな?」

 

「「はぁ!?」」

 

凛「アナタの仕えている令嬢がいるって言うの!?」

 

宙「ま、そういうことだな?────お?」

 

その瞬間、彼のスマホから着信音が流れる。その相手は仕えている優菜だった。

 

宙「優菜お嬢様…はい、はい…分かりました。いま向かいます。」

 

ピッ!

 

立香「不可思議か?」

 

宙「あぁ、噂どおり現れた。今回は眼の不可思議らしい。」

 

そう言った宙は二月のテーブルの上にあったマイスドライバーとライドエグズ1とライドエグズ4を手に取る。

 

宙「俺が来るまで戦ってくれてありがとうな?」

 

という言葉を言い放ったあとに、その場から立ち去っていった。

 

二月「なんなんだよアイツ…せっかく俺が戦える力を手に入れたっていうのに…」

 

立香「戦える力か…お前はそれをどう思う?」

 

二月「どういうことだ?」

 

立香「お前は不可思議、そして十二支同盟のあのライダーと戦っていた時に何を思った?」

 

二月「……」

 

立香「いいか?人によって戦う理由は沢山ある。他の人を顧みずに遊び目的で戦うヤツもいるし、人を守るために戦うヤツも、自分の願いを叶えてるために戦うヤツもいる。俺はそういう英雄を沢山と見てきた。」

 

タケル「二月…」

 

立香「それと比べて、お前にはまだ躊躇いが見える。なぜ俺や宙が戦うのかをこのモニターで見てろ。」

 

そう言った俺もその場から立ち去ろうとするが…

 

麗華「いけるの?変身。」

 

立香「微調整を俺がしたんだ。きっと上手くいけるさ。」

 

バタン!(扉を閉める音)

 

タケル「アイツ、大丈夫なのか?」

 

絢香「安心して。立香は強いから。」

 

立香が去った後に二月は水分補給をするために自分の冷蔵庫を開ける。しかし、その中には予想外の物が入っていた。

 

二月「うわあ!?」

 

凛「どうしたの?」

 

全員が二月が驚いた表情を見て冷蔵庫で何かが起きたことを察するとその中身を覗く。その中に入っていたのは多種多様な種類のチーズだった。

 

絢香「う、うわぁ…」

 

麗華「これってチーズよね?」

 

凛「アイツ、チーズが好きなのね。」

 

タケル「( ꒪⌓︎꒪)」

 

二月「俺の冷蔵庫をチーズ専用に変えるなよぉおおおおおお!?」

 

一方、眼不可思議が現れた場所に宙が現着。胸にマイスドライバーを装着する。

 

『マイスドライバー!』

 

優菜『全く…タイミングが悪い時に戦わないでくれる?』

 

宙「仕方ないだろ?不可思議が目の前にいるんだから…てか、不可思議が来たって言ったのはそっちだろ!」

 

優菜『はぁ…さっさと変わりなさいよ…』

 

宙「(全く俺の仕えるお嬢様は…)」

 

『エッグリューション!』

 

「変身」

 

『マウス!』

 

『ネイズミーチーザー!』

 

『マイス!』

 

仮面ライダーマイスへと変身した宙はそのまま眼不可思議へと攻撃を仕掛ける。だが、そこへある人物がそっと出てきた。そう、IS学園へ転校してきた麻尾達臣だったのだ。

 

達臣「まさかネズミに会えるとは…」

 

そう言った達臣は腰にマイスドライバー(ハンマーオン)を腰に装着し、マイスと同じライドエグズ1を装填する。

 

龍臣「────形質転換(メタモルフォシス)!」

 

するとそこへ俺が駆け着けるが、変身途中である達臣を見て立ち止まり、物陰に隠れて観察する。

 

達臣「ハァァァァーッ……変身!」

 

『猫!』

 

『仮面ライダー!』

 

『リド!』

 

達臣(リド)「さぁ、始めようか?」

 

そう言った達臣は宙と眼不可思議が戦っている場所へと乱入する。

 

立香「全く…世も末だな?」

 

戦いへと向かったリドを見た俺はそんな彼の後を追うことにした。そして宙はというと、眼不可思議との戦闘を続けていた。

 

宙「全く…随分とめんどくさいヤツだな…」

 

眼不可思議の力で追い詰められてしまう宙。そこに邪魔をするかのように割って入ってきたのはリドに変身した達臣だった。

 

達臣(リド)「随分とボロボロだな?」

 

宙「黒猫!?────はぁ、まさかお前がまた現れるなんて…」

 

達臣(リド) 「黒猫ではない。私は十二支同盟所属・仮面ライダーリド。正義を邪魔する者は……許さない!」

 

────しかし、その瞬間…

 

バーーン!

 

「「!?」」

 

ある銃弾が不可思議へと発砲されて吹き飛ばされことによって周囲が変な空気に包まれる。そんなマイスの後ろへと現れたのは紛れもなく、俺である。

 

立香「随分と楽しそうだな?宙。」

 

宙「お前!どうしてここに!てか、なんで俺が!」

 

立香「ま、俺の気まぐれだと思ってくれ。」

 

俺は背中に背負っていたバックからマイスドライバーと良く似た黒いドライバーを胸に装着する。

 

『ドゥランドライバー!』

 

達臣「なに!?」

 

宙「アイツ、どうして俺と同じようなベルトを!?」

 

そのあとに懐から『エグズアースロウ』(ライドエグズの銀色の部分)が黒、『エグズスピーシーズ』という外面のイラスト部分が紺色に染められたライドエグズを取り出す。

 

その外面には西洋の竜の足跡のようなものが書かれていた。

 

「「!?」」

 

達臣(リド)「あれは!?」

 

宙「竜の卵!?」

 

立香「テスト開始だ。」

 

そう言った俺はドライバーにそのライドエグズを装填し固定する。

 

『エッグリューション!』

 

〜♪

 

立香「変身。」

 

ドラゴン!

 

ロード・イン・ザ・ソード!

 

ドゥラン!

 

俺は西洋の竜をイメージした仮面ライダードゥランへと変身。それを見た宙は疎か、十二支同盟である達臣ですら驚いていた。

 

その姿は仮面ライダーゼッツ エージェントドリームをベースに、そこへドラゴン系ライダーの意匠を幾つかを散りばめた仮面ライダーだった。

 

立香「仮面ライダードゥラン、さぁ…不可思議狩りだ。」

 

ブレイカムドゥラン!

 

俺はブレイカムゼッツァーをベースに作ったブレイカムドゥランを召喚し、眼不可思議へと攻撃。次々と斬撃を繰り出してソイツを追い詰めるが、進展が進まずにいた。

 

『エッグシード!』

 

立香「様子見でやってみるか。」

 

ドラゴン!アウェル!

 

立香は急に現れたドラゴンを模した炎を右足に纏ったあとにその場から飛び上がり、眼不可思議へと向かってライダーキックを放った。しかし眼不可思議はその攻撃でふっ飛ばされるだけになってしまい、完全には倒しきれていなかった。

 

達臣(リド)「ふん。その程度か…なら私が決める。」

 

立香「アイツ…目先のことを考えずに!」

 

達臣(リド)「トドメだ、不可思議!」

 

『猫!』

 

『バ・ク・メ・ツ!』

 

リドは両足「リドレッグ」にエネルギーを纏って周囲を何度も跳び回ることで肉球型のマーキングを残し、そこからレーザーを放つことでテリトリーを形成して眼不可思議を拘束する。

 

そしてそのままエネルギーを纏ったライダーキックを眼不可思議へと放つ。

 

しかし、眼不可思議はその攻撃で倒されて爆破されたかに見えたが…

 

(高周波音)

 

宙「こ、これは!?」

 

達臣(リド)「なんだこの音は!?」

 

立香「高周波!?」

 

それと同時に眼不可思議が復活。その場で攻撃したあとに、その場から立ち去っていった…

 

それと同時に俺も宙を連れてその場から立ち去っていった…その場に取り残されたのは黒い仮面ライダー、リドだけだった。

 

────

 

達臣(リド)「くっ……私の何が間違っている?」

 

変身を解除したあとにその周辺を見渡したあとに自分を嘆いた。

 

達臣(リド)「自分には何が足りなかったんだ……くっ、次こそは必ずアイツを倒す……!」

 




次回

・十二支のエグズとレジェンドライダーのエグズ
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