Assault Lily・Stratos InFinite Fake (PROJECT RE TAKE第4弾) 作:XIYON
数時間後…
達臣「(『眼球から放つ閃光は推測値3万燭光。およそ1万サイクルの高周波を発しながら再生した』)」
華武利あての手紙をタイプライターで打っていた達臣は色々なことを考えていた。
達臣「(マイスはともかく、あのドゥランという仮面ライダーに変身した藤丸立香は何者だ?最初はただ単に他の生徒と変わらないヤツと思っていたが、私の考えが甘かったのか…これほどの実力を持っている者がいるなんてな…)」
そう言った達臣はホーコクローに書いた手紙を渡し、十二支同盟の基地へと向かわせたのだった。
達臣「申しわけありません。華武利様…」
立香SIDE
数日後、眼不可思議の調査を任せたあかねから連絡があった。
あかね「あの不可思議を調べましたが、ある事実が分かりまして…」
立香「それは?」
あかね「あのネズミと黒い猫とアナタが相対した不可思議は本体に指示されて動いているダミーである事が分かったんです。」
麗華「つまり本体はどこかに隠れているってことね?」
あかね「その通りです。2人1組で行動し、高周波でイルカやシャチのようなコミニュケーションができるみたいなんです。さらに言うと本体は相方への指示や復元再生などの支援を担当しているそうです。」
都「厄介やなぁ…回復能力を持っているヤツは…」
絢香「再生能力を潰す方法は?」
あかね「強力な攻撃を心臓に叩きつけるか、偽物ごと倒してしまうかのどっちかですね?」
立香「中に人がいる可能性もある。それも考えて行動しないと…」
そう言った俺は研究部の部屋を去ろうとするが…
あかね「立香さん。待ってください。」
立香「どうした?」
あかね「またあの黒猫の戦士と戦うことがあるでしょう。これを持っててください。」
そう言って渡されたのは内側が黒く、外側が黄色で装飾されたライドエグズだった。
立香「これはカイザのライドエグズか?」
あかね「完成には少し時間はかかりましたが、上手くいきましたよ。」
立香「ありがとう……あ、そうだ都。お前に頼みたいことがある。」
都「お?立香にしては珍しいやないか?どないしたん?」
立香「裏社会の情報に詳しいお前にある組織のことを調べてほしくてな?頼めるか?」
都「OK、任せとき?」
一方、十二支同盟の基地では…
華武利「……」
リュウズ「どうした?」
華武利「達臣の報告書を一通り呼んだんだけど、君以外にも龍のライダーがいるみたいでね?あ、正確には簡単な方の竜かな…」
リュウズ「なるほど…」
華武利「しかもそのライダーもネズミくんみたいに制御バックル無しで変身したそうだ…同じように胸に付けてね?」
リュウズ「それは奇妙だな…」
華武利「とにかく、暫くは達臣に任せてもいいかもね…ま、失敗すればドライバーは返してもらうことにはなるけどね……」
するとそこへ…
エンデ「華武利さま、例の図面が一段階、進みましてございます。」
華武利「入っていいよ。」
エンデ(外の声)「二ヒヒヒヒ、ここ入れるの羨ましいかろ?」
華武利「……」
リュウズ「ネズミはともかく部外者が我々の技術を使っているのは見過ごせん。」
華武利「分かっているよ。早く僕のベルトを完成させないとね?」
一方、とある工事現場では眼不可思議が姿を現す。そこへ宙が駆けつける。
宙「予想通り…機材を導入して正解だった。」
『マイスドライバー!』
────瑞生家の豪邸…
優菜「ネズミさんになぁ〜れ。(小声)」
────
『エッグリューション!』
宙「変身」
『マウス!』
『ネイズミーチーザー!』
『マイス!』
宙「早くしてくれ!じゃないと不可思議に逃げられちまう!」
そんな宙が声をかけたのは黒い布に覆い隠された何かの機械。それは眼不可思議の本体を誘き出すための巨大スピーカーだった。
達臣「俺はお前の召使いじゃないぞ…」
そう言われた達臣は文句を言いつつも、そのままそのスピーカーを起動する。
宙「見つけた!お前が本体だな?」
達臣「(ふん、ネズミの癖に頭がいいんだな…)」
マイスドライバー(ハンマーオン)装着音
達臣「────
(ライドエグズ装填音)
達臣「ハァァァァーッ……変身!」
『猫!』
『仮面ライダー!』
『リド!』
達臣(リド)「さぁ、いくぞ!」
宙「またお前か黒猫!」
達臣(リド)「不可思議は私が倒す!」
そこへ不可思議の噂を聞きつけた立香が到着。移動で使っていたバイクから降りた彼はヘルメットを外したあとにドゥランドライバーをバックから取り出し、胸に装着する。
『ドゥランドライバー!』
立香「(またあの黒い猫の仮面ライダーか。ま、正体は凡そ予想はしているが、今は触れないでおくか。)」
そう言った立香はドゥランライドエグズを取り出して変身しようとするが…
???「貴様が仮面ライダードゥランか?」
立香「あ?」
そこへ乱入するかのように現れたのはなんと識渋明神だった。どうやら不可思議をターゲットにしているみたいだが…
立香「お前の目的は不可思議か?なら、ここは通すわけにはいかないな?」
明神「不可思議もそうだが、俺が気になるのは……貴様だ。藤丸立香。」
立香「なに?」
『ロードインヴォーカー!』
明神「お前のこと、調べさせてもらうぞ?」
『エクストラ』
『オンユアマーク オンユアマーク』
明神「擬装。」
『インヴォーク ロードシステム』
『エクストラ』
立香「力づくでも俺のことを聞くつもりか……だが。」
『エッグリューション!』
〜♪
立香「そう簡単に人様にはいどうぞと情報を渡すわけにはいくわけにはいかない!────変身!」
ドラゴン!
ロード・イン・ザ・ソード!
ドゥラン!
立香「お前が俺から情報を聞き出すなら、こちらも同じ手を使うまで!」
俺はロードスリーに変身した明神との戦闘を開始。それを見た宙とリドは困惑した表情で見る。
宙「なんだ?黒猫以外にも乱入者がいたのか?────お前の仲間か?」
達臣(リド)「ふん。あんなヤツは知るか。」
宙「あらそう……──あ、そうだ。今日はたしか満月だったな?────なら、コイツで!」
そう言った宙が取り出したのはライドエグズ8。未の卵である。
達臣(リド)「ヒツジ!?」
宙「……残念」
『エッグリュージョン!』
『ウルフ!』
宙「オオカミだよ。」
『ヨーキャミングムーン!』
『マイス ウルフフレーム!』
宙はウルフフレームへと変身。そのまま眼不可思議へと攻撃する。しかし、ウルフフレームの真骨頂が発揮されないためか、宙は大苦戦を強いられてしまう。
それもそうだ。その形態には月が必要なのだから…
宙「あぁ!お月様!」
月が出ないまま、眼不可思議に追い詰めらる宙。しかし彼も負けてないわけではない。
『マイスエッジ!』
マイスエッジを取り出し、眼不可思議に対抗する宙。そしてその狼の力はついに発揮される。
宙「月が出た!」
そう言った宙は月の月の光を自身に浴びさせる。すると口にある「マイスクラッシャー」の拘束が解除される。力を解放した眼不可思議の心臓を噛み潰される。
宙「これで再生できないだろ?」
眼不可思議は宙の言う通り、再生能力も喪失してしまった。
宙「トドメだ……おふ!?」
達臣(リド)「え?」
宙「黒猫、今回はお前に譲る。」
達臣(リド)「なんだと?」
宙「俺もお前も目的は同じだろ?このダメージは無理だ。お前がバシッと決めてくれ?」
そう言った宙はその場から立ち去っていった…
立香「アイツ、何やってるんだ?」
明神「仲間が1人、退場したみたいだな?」
立香「さぁてどうかな?そうとも限らないぞ?」
そう言った俺はカイザライドエグズを懐から取り出し、ドゥランライドエグズと交換する形で装填する。
『エッグリュージョン!』
立香「それに、お前はどこか気に入らないんだよ…」
『カイザ!』
『フォトン・ゴルド・スマッシャー!』
『ドゥラン!カイザフレーム!』
明神「なに!?」
『カイザクロスラッシャー!』
俺は仮面ライダーカイザを纏ったカイザフレームへと変身。目の前にいる明神が変身したロードスリーへ向けて高火力の攻撃を叩き込む。
明神「くっ、これで勝てると思ったら大間違いだ!」
『クリア!』
明神はクリアカプセムで透明化し、俺を追い詰める。しかし、これはカイザの力。この程度の攻撃怯むことなどないのだ。
エッグシード!
立香「そこだ!」
カイザ!アウェル!
俺はカイザスラッシュに似た攻撃でロードスリーの透明化を解除したあとに、ゴルドスマッシュに似たライダーキックで彼を擬装解除へと追い込んだ。
明神「まさかここまで強いとはな…またどこかで会おう。仮面ライダードゥラン。」
立香「その前に1つ聞かせろ。お前は誰に仕えている?」
明神「そのうち分かるさ。」
そう言った明神はクリアカプセムを使って透明化し、その場から撤退するのであった。それを確認した俺はその場で変身を解除した。
何故なら…
達臣(リド)「トドメだ、不可思議!」
もう既に決着が着く頃だったのだ。
『猫!』
『バ・ク・メ・ツ!』
達臣が以前と同じようなライダーキックで眼不可思議を倒そうとする。しかし…
『ウルフ!セパレード!』
宙が彼より先に眼不可思議へライダーキックを浴びせて撃破。それを見た達臣は…
達臣(リド)「うぉおおおい!卑怯者ォー!!」
宙はそのまま俺のところへと着地。達臣に関してはライダーキックの衝撃でそのまま壁へ激突して倒れてしまった。可哀想である。
宙「ふぅ、今日はかなりの量を手に入れたな?」
立香「10個……もしかしたら何か変な物を食べたのか?」
宙「どうだろうな?あ、ちなみに不可思議に食われた人は?」
立香「あそこで眠ってるよ。うちの生徒だって聞いたから、今回は色々と驚いたけどな?」
宙「ふぅ…これからも戦ってくれるのか?」
立香「もちろん。十二支同盟の本当の目的とこの世界で渦巻く何かを突き止めるまではな?」
それから数日後…
華武利「報告書、一通り呼んだよ。今回の君は残念だけど、40点だ。」
達臣「申しわけありません…」
華武利「ネズミを狩る猫がまさかそのネズミに出し抜かれるとはね?────バックルとドライバーは持ってきた?」
達臣「はい。卵もです。」
達臣はそのままライドエグズ1とマイスドライバー、そしてハンマーバックルを素直に返した。
達臣「あの、人と不可思議を分離して助けることができたのを目撃したんですが、それは…!」
華武利「今その話は必要ないよ。」
達臣「……」
数時間後、ドライバーとハンマーボーンバックル、そしてライドエグズ1を渡してしまった達臣は学園の廊下で考えていた…
達臣「(潜入捜査だけじゃダメだ。もっと何か情報を掴まないと。)」
そこへ、予想外の人物が達臣の前に現れる。
???「君が麻尾達臣くん?」
達臣「ん?」
達臣の前に現れたのは髪は白く、紅色のインナーカラーが入っており、ショートで、前髪は、若干斜めに直線状にカットしており、瞳の色がピンク色…
髪には正面側に五つの星の髪飾りをつけ、首には、正面に金のリングがついた、黒いチョーカーをつけている女の子がいた。
達臣「アナタは何者ですか?」
綴理「ボクは夕霧綴理、IS学園仮面ライダー部の部長だよ?」
達臣「仮面ライダー部?」
綴理「単刀直入に言うよ?君は潜入捜査のためにこの学園へ転校してきた…そうじゃないかな?」
達臣「!?」
綴理「別に君を脅すつもりじゃないんだよ。君の行動を監視しているうちに潜入捜査のために転校してきたんじゃないかと思ってね?」
達臣「……随分と詳しいな?何が目的だ?」
綴理「君の潜在的な力を解放したいんだよ。強くなりたいんでしょ?」
達臣「ふん……いいだろう。だが、こっちが裏切る可能性もあるぞ?」
綴理「それなら問題ないよ。こっちの情報を渡す代わりに君は十二支同盟の情報をボクたちに渡す。それでいい?」
達臣「そんなこと自殺行為じゃないのか?俺もそうだが、お前の命も危うくなるぞ?」
綴理「大丈夫、君とボクが入ればこの世界を守ることができる。正義の仮面ライダーとしての力をね?」
達臣「……」
綴理「というわけだから、明日ここの部室で待ってるからね?────楽しみにしているよ?」
そう言った夕霧綴理はその場から立ち去っていった。
達臣「(仮面ライダー部か…いいだろう。そこに入って存分に利用させて貰おうか?)」
そして同時刻…
千冬「今回はお前の活躍で我々の生徒を1人、助けることができた。感謝する。」
宙「当然のことをしたまでです。」
千冬「それとしばらくの間、音澄と瑞生の2人にはここで暮らすことになった。」
紅莉栖「え?それってどういうこと?」
絢香「あれを見れば分かるわよ。」
その瞬間、全員が近くの窓の外を見るとそこには何故か瑞生邸があったのだ。
千冬「立香がどんな力を使ったかは知らないが、この学園の近くに瑞生の家を移動させたらしい。」
宙「お前、魔法使いか?」
立香「まぁ、そんなところかな?(本当はダ・ヴィンチに同じ家を作るのを頼んだだけなんだけど……こんなに早く出来るなんて知りもしなかった…)」
千冬「とにかく、今後不可思議が現れた際は音澄や瑞生、そしてお前たちにも任せることにする。あの怪物をなぜ一夏たちが操っていることもな?」
そういえば今回の目不可思議はあまりアイツらが目立たなかったな?なにか嫌なことでもあったのか?
千冬「あぁそうだ音澄。今回の件のお礼の品としてお前に渡したいものがあってだな?」
千冬先生は黒い紙バックの中にある黒い箱を渡す。それを貰った宙は目を丸くして大驚きしていた。
宙「こ、これは!?シラクリュアよりも熟成度の高い、ジューン・ビガーザの最高級チーズ詰め合わせ!」
一同「「……」」
宙のチーズ愛に俺は疎か、他のみんなもドン引きしていた。これがチーズ中毒者か。全く、困ったものだ。
千冬「チーズが好きだと聞いてな?これは心からの御礼として受け取ってくれ。」
宙「ありがとうございます…────香りが、すごい!」
二月「また俺の冷蔵庫がチーズの保管庫にされるのか…(困惑)」
次回
・蛇と戌とチョコレート