Assault Lily・Stratos InFinite Fake (PROJECT RE TAKE第4弾) 作:XIYON
十二支同盟の基地…
華武利「今日は4個か。ご苦労さま。」
十二支同盟の戌、ヴァンケンがシードエグズを華武利に渡した。自身の部屋へと戻った華武利を見届けたヴァンケンを見て巳であるジャオがあることを言い放った。
ジャオ「それにしても華武利様に任されたあの下級構成員はまだ学園で楽しんでるのか?呑気なことだ。」
ダット「無理だろ。華武利様のライドエグズを借りてもダメなんだから。」
ジャオ「やむを得んな…」
ヴァンケン「ジャオ殿、どうする気だ?」
ジャオ「華武利様のために出来ることをする。」
ダット「あのネズミ、侮ると痛い目を見るぞ?」
ジャオ「お前とは違う……謎の多い奴の変身装置、俺が奪い取って一番に試してやる。」
ヴァンケン「ジャオ殿!」
そう言ったジャオは基地内をその場から去っていった。それを見たヴァンケンは彼のあとをついて行こうとする。
ムトン「どうしてたのじゃケン様?」
ヴァンケン「些か心配でね?」
しかしムトンはそんなヴァンケンの腕を掴み、制止する。
ムトン「要らぬお節介では?」
ヴァンケン「すぐ戻る。」
ヴァンケンはムトンを安心させたあとに、その場から立ち去るのであった。
一方!
鈴音「……」
(足音を立てる音)
ラウラ「鈴音、うるさいぞ?」
鈴音「……」
セシリア「り、鈴音さん?」
鈴音「ああぁー!もうムカつく!何なのよ!ここ連続の敗北は!」
一夏「落ち着け鈴音。十二支同盟の乱入は予想していたが、藤丸立香が仮面ライダーになることは信じられないのはみんな同じだ。」
恋「まさかあの男にあんな力が隠されてたとはねぇ…しかも、彼の使っているライドエグズ…本来は十二支同盟の龍、リュウズの力のはず。」
ラウラ「だが、こうも簡単に負け続けるわけにはいかない。」
そう言ったラウラはその場から立ち上がり、右手を開きながら前に出す。するとそこから灰色の液体が彼女の手から溢れ出す。そこから形勢されたのは角不可思議だった。
しかし、その不可思議は本来とは様子が違うようだった。
箒「それは…VTシステムか?」
ラウラ「あぁ、不可思議の中に組み込めばヤツらにバレずに済むと思ってな?」
箒「バレずに?どういうことだ?」
ラウラ「VTシステムの発動条件は操縦者の精神状態と一定以上の機体のダメージレベル……さらに、操縦者の意志が揃った時に起動するよう設定されている。この角不可思議は、放電を受けると着火する性質がある。これを利用するのさ。」
そうやって生み出された角不可思議はIS学園へ派遣される。それと同時にラウラも自分たちの拠点から去って行こうとするが…
箒「待てラウラ。」
ラウラ「どうした?まだ私に不満があるのか?」
箒「お前と不可思議ではあの竜には勝てない。コイツらを連れて行け。」
箒はそう言ったあとに手を2回叩く。するとその場から赤い服装の忍者がその場から現れる。
ラウラ「コイツらは?」
箒「ザ・ハンドと呼ばれる組織の生き残りを私が預かって鍛えた連中だ。上手く使え。」
ラウラ「ふん。いくぞ…」
ラウラはザ・ハンドの忍者と共にその場を去った。
一夏「随分とピリピリしているじゃないか?何かあったか?」
箒「このまま我々が負けるわけにはいかないからな?────オリティアルの誓いを忘れたか?」
一夏「まさか、忘れるわけないだろう?」
セシリア「はぁ……」
鈴音「セシリア?どこへ行くのよ?」
セシリア「旧友に発破をかけに行ってきますわ。」
そう言ったセシリアもその場から立ち去るのであった。それを見た箒は2人のことが心配なのか…
箒「遠くでアイツらを見張っている。」
一夏「すまない。どうにか頼む。」
そう言ったあとに壁をすり抜けたあとに去った。そこへ恋が帰ってきた。
恋「あれ?もしかしてみんな出かけちゃってる感じかしら?」
鈴音「偽物、何しに来たのよ?」
恋「酷いなぁ?偽物だなんて…今の私はアナタたちに協力している共犯者に過ぎないのよ?」
鈴音「それでもシャルロット・デュノアはIS学園にいるのよ?」
恋「それで?そんなことを言ったところで、アナタは何ができるのかしら?」
鈴音「……」
一夏「そこら辺にしておけ……────恋、頼んでいた物は?」
恋「あるわよ?でも今は輸送中だから少しかかるかもしれないけど…」
一夏「問題ない。」
鈴音「ねぁ、頼んでいた物って?」
恋「なんでもバカスカと壊すアナタには教えないわよ。」
鈴音「(コイツぅ…!)」
一方…
乙女「やはり介入して来ましたか。」
明神「あぁ、多方アンタの予想通りだ。」
乙女「これ以上IS学園へあの連中が介入されたら我々も困ります。もちろん、アナタのご友人も…」
明神「藤丸立香のことか?アイツとネズミはは利害が一致しているだけだ。」
乙女「だとしても我々の目的はあの連中の目的です。探るのは任せましたよ?」
すると乙女のスマホから着信音が流れ出す。その相手は…俺である。
立香SIDE
立香「随分と派手なヤツを送ってくれたな?────東方天乙女。」
乙女『お久しぶりですね?立香さん。どうやらライダーシステムを完成させたようで…』
立香「あぁ、お陰様でな?────しかしまさかコードナンバー3を部下にするとは…やっぱりお前たちの目的もあのシードエグズか?」
乙女『シードエグズというより、嶺髙華武利の目的です。あのまま100年の時を経て目覚めた彼を放っておくわけにはいきませんので…』
立香「警戒はしておく。だが、もし万が一の時は俺に任せておけ。」
乙女『分かりました。』
俺は乙女との連絡を終え、近くにあったベンチに座って溜息を吐いた。そこへ…
絢香「また言ノ葉の連中?」
コーヒーオレの缶を持っていた絢香がやって来た。彼女は俺にその缶を渡した。
立香「あぁ、アイツらも十二支同盟をマークしていてな?」
絢香「あまり戦いすぎると身体に悪いよ?気をつけてね?」
立香「分かってるよ絢香。────ありがとう。」
一方…
綴理「あぁあぁ…可哀想な達臣くん。上司の人にバックルとドライバーを盗まれちゃって、悔しがってるねぇ?」
達臣「人を煽っているつもりか?夕霧綴理。」
綴理「そうだよ〜?じゃなかったら、君を奮い立たせることができないでしょ?」
達臣「……」
梢「……────綴理、十二支同盟のヤツらが侵入してきたよ?古い校舎にいるみたい。」
綴理「おっと……君のお仲間がやってきたようだよ?」
達臣「なら今すぐに……」
綴理「でも今日は待って。」
達臣「なぜだ?」
綴理「恐らくここに不可思議がいることを分かっているから入ってきたんだと思う。だけど、その不可思議に嫌な予感を感じるのよ。」
そしてそれを裏付けるかのように角不可思議が学園内で大暴れしていた。遭遇した宙はすかさず胸にマイスドライバーを装着する。
『マイスドライバー!』
優菜『《……ネズミさんになあれ♪》』
『エッグリューション!』
宙「変身。」
『マウス!』
『ネイズミーチーザー!』
『マイス!』
マイスに変身した宙はマイスエッジを使って、角不可思議を追い詰める。しかしいつもの不可思議とは様子を違うことを見た宙は違和感を覚える。
宙「(変だ。あの不可思議、今まで倒したヤツと違う。)」
するとそこへ割って入るかのように乱入してきた者がいた。
スネークサイズ!
宙「アイツは!?」
ジャオ「変身装置を貰うぞ、泥棒ネズミ。」
それは十二支同盟からやってきたジャオだった。彼は腰にマイスドライバーを装着したあとにその上からバイトボーンバックルを取り付け、ライドエグズ6を取り出した。
ジャオ「
『巳!』
『仮面ライダー!』
『ジャオ!』
宙「新手の十二支か……今度はなんだ!?」
ジャオ「十二支同盟の蛇、仮面ライダージャオ!」
ジャオ「反逆者の力を継いだ者を野放しにはできん。身の程知らずの愚行を魂の深淵まで後悔させてやる。」
一方の立香も不可思議の報告を受けてそこへ駆けつけようとするが、そこへ思いもしない邪魔が入った。
立香「アイツらは忍者か?」
赤い衣装を着た忍者がその場で道を塞ぎ、そのまま彼へ攻撃を仕掛ける。だが立香はその程度では怯まず、そんな彼らに挑んでいく。しかしそこへ同じ十二支同盟所属の戌、ヴァンケンが合流する。
ヴァンケン「あれは不可思議?────いや、だとしても困っているヤツを見捨てることはできないな…」
そう言ったヴァンケンはマイスドライバーを腰に装着したあとにショットボーンバックルを取り付け、ライドエグズ11を取り出した。そして…
ヴァンケン「
『戌(いぬ)!』
『仮面ライダー!』
『ヴァンケン!』
仮面ライダーヴァンケンに変身したヴァンケンはドッグガンを取り出し、赤い忍者の1人へ発砲する。それを見た立香も面倒くさそうにドゥランドライバーを取り出した。
立香「ちっ、まさかこうなるなんてな…」
ドゥランドライバー!
ヴァンケン「まさか、彼は!?」
『エッグリューション!』
〜♪
立香「変身。」
ドラゴン!
ロード・イン・ザ・ソード!
ドゥラン!
ヴァンケン「まさか君がもう一人の…」
立香「話はあとだ。まずはコイツらを倒すぞ。」
ヴァンケン「くっ……致し方ない。」
一方、ジャオに襲われた宙はそんな彼に対処をしていた。ジャオはマイスに変身している宙の右足を
ジャオ「『毒蛇は急がない』というシャムのことわざを知らないか?」
宙「んなこと知ってるよ!────ってか いつの国名言ってんだ?今はシャムじゃなくてタイだ この野郎!」
宙はそんな言葉を言われたあとにやり返そうとしたが、勝てずにやり返される。
ジャオ「終わりだ。泥棒ネズミ!」
『巳!』
『バ・ク・メ・ツ!』
「最高の苦しみの中であの世へ送る。俺からのはなむけだ!」
ジャオは必殺技を発動し、不可思議こと宙を倒そうとした。しかしそこに、ブレードモード状態のブレイカムブレイカーがその必殺技を無効化。それと同時にジャオの装甲にダメージを与えたのだった。
そしてそれを行った人物こそ、明神だった。
宙「アイツは……あの時の!」
ジャオ「貴様…何者だ!」
『エクストラ』
明神「お前に言うつもりはない。ここで倒れる運命にある貴様にはな?」
『オンユアマーク オンユアマーク』
明神「擬装…」
『インヴォーク ロードシステム』
『エクストラ』
明神「不可思議をやれ。この蛇は俺が相手をする。」
宙「なんだか知らねぇーけど、助かる!」
ジャオ「逃がすか!」
明神「いかせん。」
ブレイカムブレイカーを手に取った明神は宙を追いかけるジャオを防ぐ。そしてそのまま、攻撃する。しかしジャオも負けてはおらず、スネークサイズで互角の戦いをする。
ジャオ「その力、仮面ライダーじゃないな?何者だ?」
明神「世間からはロードと呼ばれている。────さぁ、ここで終わらせるとしよう。」
『ブレイカムディバイド!』
ジャオ「ならば貴様も地獄に送ってやる!」
『巳!』
『バ・ク・メ・ツ!』
明神はブレイカムブレイカーで半透明の斬撃を放ち、ジャオはそれと同時に電撃を帯びたジャオベロウズで破壊しようとしたが、その威力がお互いに強すぎたせいか、爆発を引き起こしてしまった。
そのチャンスを見た明神は擬装を解除したあとにその場から立ち去っていった。
ジャオ「くっ…逃げられたか。」
一方、角不可思議を追っていた宙は次々と攻撃して追い詰めていった。
宙「これで終わりだ!」
マイス!セパレート!
いつもの通りに角不可思議へと向かってライダーキックを放とうとする宙。それを食らった角不可思議は爆発四散して倒れた。
その場へ忍者を倒しながら駆けつけた俺とヴァンケンも倒したかと一安心していた。しかし…
立香「待った。様子がおかしい。」
宙「あ?なんでだ?」
宙が放ったマイスセパレートでも倒れなかった角不可思議はなんと異様な動きをしていた。そしてそのままその身体を見たこともない液体で変化させる。
立香「あ、あれは!?」
その液体には俺は見覚えがあった。ヴァルキリートレースシステム。過去のモンド・グロッソ部門優勝者(称号名「ヴァルキリー」)の動きをトレースするもので、条約により研究・開発・使用全てが禁止されている。
「操縦者の精神状態」「一定以上の機体のダメージレベル」「操縦者の意志」が揃った時に起動するよう設定されていたらしい。
そして角不可思議は液状となり、千冬さんの暮桜を模した姿に再構成された。それを影で見ていたジャオを驚いたような顔をしていたのだった。
ジャオ「(な、なんだあれは?角じゃなかったのか?)」
するとそこへ…
ラウラ「随分と手間のかかったことだ…この不可思議にVTシステムを組み込んでおいて正解だった。」
立香「お前は……ラウラ・ボーデヴィッヒ!」
ラウラ「ここで決着をつけるぞ…仮面ライダー!」
次回
・最初に言っておく!