Assault Lily・Stratos InFinite Fake (PROJECT RE TAKE第4弾) 作:XIYON
突然、俺たちの目の前に現れたラウラ・ボーデヴィッヒ。ソイツはVTシステムで造られた怪物と化した不可思議と共に俺たちを追い詰めた。
ジャオ「……ヴァンケン、どうする?」
ヴァンケン「撤退しよう。あれはもう不可思議ではない。」
ジャオ「……だな。」
宙「あ、おい!逃げるな!」
立香「よせ宙、今はコイツらの相手をするぞ!」
俺と宙は目の前にいるVTシステムへと変化した不可思議とラウラの相手をする。しかしシステムによって不可思議が進化したのか、その圧倒的な力に追い詰められてしまう。
宙「なんてバカ力だ!これが不可思議なのか?」
ラウラ「終わりだ仮面ライダー。地獄に叩き堕とされろ!」
とラウラが攻撃をした瞬間、なぜか着信音らしきものが鳴り響いた。
箒『ラウラ、撤退だ。』
ラウラ「なぜだ!?敵は近くにいるのだぞ!」
箒『派手にやり過ぎだ。────セシリアがギルガメッシュに発破をかけにいった。止めに行ってやれ。』
ラウラ「ちっ……────命拾いしたな?仮面ライダー。」
そう言ったラウラはその場で煙幕を広げてその場から立ち去っていった。
宙「ちっ……」
立香「(十二支はまだいいとして、不可思議をあのような姿にさせるなんて…アイツらの目的はなんだ?)」
宙「優菜わるい。飛んだ邪魔が入った。解除を頼む。」
優菜「分かったわ……もーどれ…」
バタン…
宙「おい優菜?おい!どうした!優菜!」
突然、人が倒れた音が宙のスマホから響く。それに気づいた俺は彼を心配して声をかけるが…
立香「どうした?」
宙「優菜から連絡がないんだ。もしかしたら、シードエグズがないせいで…」
立香「(そうか…コイツが仕えているお嬢様はシードエグズがないと生きていけないのか…なら、こっちで用意するか。)────シードエグズがあればいいんだな?」
宙「え?あ、あぁ…」
立香「なら任せておけ。明日の夜には届けてやる。」
そう言った俺はその場から立ち去り、研究所へと向かいながらあかねへ連絡を取る。
立香「あかね、今すぐにライドエグズ11を造ってくれるか?」
あかね『構いませんが、何に使うんですか?』
立香「なんでも盗む癖があるネズミに渡すんだよ。向こうから厄介な邪魔をされる前にな?」
一方、十二支同盟のアジトでは…
華武利「へぇ、倒した不可思議にそんなことが…」
ヴァンケン「それだけではありません。不可思議を操っていた連中も我々の前に姿を現しました。」
華武利「そうか…ところでジャオ、僕に言わなきゃいけないことがあるよね?」
ジャオ「……」
華武利「不可思議を狩りにいったかと思ったら、勝手にマイスを倒そうとしているなんて…」
ジャオ「それは……華武利様にヤツの変身装置をお捧げしようと!」
華武利「誰がそんなことをしろと?」
ジャオ「!?」
華武利「僕は敢えて、アイツを泳がせてるんだけどな?」
ジャオ「……」
ジャオが華武利のところへ振り向いた瞬間、華武利はスネークサイズでジャオの顔に傷をつけた。その威力は後ろにあったダーツボードを半分に割るほどだった。
華武利「僕たちの使命は不可思議を倒して人々の安全を守ること…だよね?」
ジャオ「しかし、100年後の災いがあの泥棒ネズミならば…」
華武利「余計なことは考えなくていい。君のやるべきことは分かっているよね?」
そう言われたジャオは華武利が持ったスネークサイズを取ろうとするが、華武利はそれを落とした。華武利が去ったあと、ジャオはスネークサイズを拾ってその場から立ち去った
ヴァンケン「ジャオ殿!」
ムトン「放っておきなされ。ケン様はお優し過ぎる。」
ヴァンケン「……」
それから数時間後…
「「ミイデラゴミムシ?」」
立香「そうだ。」
ミイデラゴミムシ、腹部に過酸化水素とヒドロキノンが蓄えていて、体内の酵素と酸化還元反応を起こすことで高温高圧の水蒸気とベンゾキノンを含むとんでもない悪臭の毒ガスを超高圧で放つ。
その温度は瞬間的に摂氏100度にも達する。
本来ならば角不可思議はジャオから強力な電流攻撃を執拗に受けたことによって体内の酵素が偶発的に変質し、更なる変異を遂げるはずだった。
しかしそれをVTシステムが許さず、彼の身体を完全に乗っ取って新たな姿へと変化したのだ。
立香「とにかく、あの不可思議モドキをどうにかしないと大変なことになる。俺は十二支同盟へ警戒しながら、あのVTシステムをどうにか倒せないか、考えてみるよ。」
都「んじゃ、とりあえずは解散やな…」
全員がそれぞれの持ち場へと着いたあとに、俺はあかねのラボの近くにあるシードエグズをいくつか卵パックに入れる。それを見た絢香は不思議そうな顔をして見つめていた。
絢香「何をしてるの?」
立香「宙が仕えているお嬢様がシードエグズ不足で倒れたんだ。ヤツが集めているのはあのお嬢様のためらしいが、詳しいことはなにも…」
あかね「いずれ分かりますよ……はいこれ。頼んでいた物です。」
立香「ありがとうあかね。」
あかね「お安い御用です。」
それから放課後、俺は学園の近くにある瑞生家の豪邸へとやってきた。
達臣「はーい……って、アナタは1組の…」
立香「君は確か、2組の達臣くんだよね?どうしてここに?」
達臣「見舞いに来たんです。優菜お嬢様の…」
立香「そうか……あぁそうだ。宙はいるか?」
達臣「自室にいますよ?気になることがあるみたいですけど。」
立香「そっか…」
そう言われた俺は宙がいる自室へと入った。勝手に邪魔されたことで不満を持っているのか、彼は溜息を吐いていた。
宙「入るんだったらノックぐらいはしてくれよ。」
立香「悪い悪い…ほい、これ俺が言っていたもの。」
シードエグズが6個も入ったパックがある紙袋を宙に渡す。彼はどうやってこうも簡単にシードエグズを手に入れていることを不思議に思っているが、俺たちが秘密で一から製造していることをあまりいえないため、黙っていることにした。
宙「お前は凄いよな…こうも簡単にシードエグズを作れるなんて。」
立香「あんまり聞くな……ほい、あとこれも渡すよ。」
さらにライドエグズ11を彼に渡し、彼をサポートするのであった。
宙「……なぁ、お前のところにもシードエグズがないと生きていけないヤツがいるのか?」
立香「……どうだろうな?俺は世界と学園の平和を守りたいだけだからな?」
宙「そっか…」
すると俺のスマホから突然、着信音が鳴り響く。その相手は麗華だった。
立香「どうした?」
麗華「大変よ。またあの不可思議モドキが現れたわ。」
立香「分かった。今いく。」
宙「あの不可思議か?」
立香「あぁ、学園の外に現れたらしい。いこう!」
一方…
ギルガメッシュ「……」
ギルガメッシュは1人、アリーナの中心に立っていた。まるで誰かを待つかのように…
するとそこへ…
セシリア「お久しぶりですわね?ギルガメッシュ。」
ギルガメッシュ「オルコット、随分と腕を上げたようだな?」
セシリア「C.C.に煽られましてね?このままではアナタにも彼女にも勝てないと思いまして。」
ギルガメッシュ「ならば来るがいい。オルコット家の令嬢よ!」
セシリア「いきますわよ!」
セシリアはティアーズ・ゼフィルスを纏ったあとに分離させたBT兵器を使ってギルガメッシュを攻撃した。しかし彼も負けるわけにもいかなく、同じようにバビロンから武器を射出して応戦するのだった。
そして…
楓「全く…昼間からこんなにも騒がしいなんていったいなんなのかしら…ん?」
昼間からの戦いに飽き飽きしていた楓の前に、あの人物が現れる。それは紛れもなく彼女の姉で不可思議を操っている人物の1人、凰鈴音だった。
鈴音「久しぶりね?楓。」
楓「姉さん…」
鈴音「久しぶりの再会はどうかしら?嬉しい?」
楓「嬉しいじゃないわよ!どうしたのよその服装!」
鈴音「新しい力を手に入れたのよ。新たな戦いと新たな力に備えるためにね?」
そう言った鈴音は楓に向かって攻撃を仕掛ける。彼女は立香たちのように戦う力はないので、避けるぐらいしかできなかった。
鈴音「戦えるアナタにはなにもできないわ!このまま私に倒されなさい!」
鈴音が双天牙月で楓にトドメをさそうとしたその時…
(銃声)
鈴音「!?」
楓「え?」
それを助けるかのようにわって入ってきたヤツがいた。それはIS学園にある保健室の先生、花家恭我だった。彼の腰にはゲーマードライバーが装着されていた。
楓「アナタは保健室の!?」
恭我「たく……騒がしいったらありやしない。」
『バンバン!シューティング!』
恭我「第弐戦術…変身!」
『ガッチャーン!』
『レベルアップ!』
『ババンバン!バンババン!バンバンシューティング!』
鈴音「アナタ、何者?」
恭我「仮面ライダースナイプ、IS学園の保険教師だ。」
一方、VTシステムで強化された不可思議を追うためにやってきた立香と宙。するとそこへ…
ラウラ「きたか。仮面ライダー。」
宙「えぇと…」
立香「あぁ…」
そこにはVTシステムの影響で増殖した不可思議が4体もいたのだ。
立香「ちっ、やるぞ宙!」
宙「あぁ!」
ドゥランドライバー!
『マイスドライバー!』
『エッグリューション!』
立香&宙「変身!」
ドラゴン!
ロード・イン・ザ・ソード!
ドゥラン!
『マウス!』
『ネイズミーチーザー!』
『マイス!』
変身した俺たちは増殖した不可思議たちの対応にあたる。しかし以前よりも強化されており、その質と量に大苦戦してしまう。するとそこへ、スネークサイズが一体の不可思議に刺さった。
急所に当たった不可思議の一体は倒れたあとに消滅した。
ジャオ「しっかりしろ。泥棒ネズミ、ドゥラン。」
宙「お前はあの時の!」
ジャオ「形質転換(メタモルフォシス)────変身!」
『巳(み)!』
『仮面ライダー!』
『ジャオ!』
ジャオ「なぜアイツが増えている?」
宙「分からない。あのワケの分からないシステムのせいじゃないか?」
ジャオ「VTシステムというものだろう?」
立香「あぁ、だけどこれじゃあキリがないぞ?」
宙「(あ、そうだ!立香から貰ったこれを使うか!)」
ジャオ「それはヴァンケンが使っているライドエグズ!どうしてお前が?」
宙「気にするな。」
立香「(俺があかねに頼んで作っただけなんだが…)」
宙「『ワシさんに……な〜れ』だ!」
『エッグリューション!』
『イーグル!』
『ワシウィンドー!』
『マイス イーグルフレーム!』
立香「鷲か…なら、俺もいくか!」
『エッグリュージョン!』
立香「最初に言っておく。」
『ゼロノス!』
立香「今の俺はかなり強い。」
『アルタイルデッドエンド!』
『ドゥラン!ゼロノスフレーム!』
ジャオ「お前もそんなことができるのか…」
ゼロノスフレームへと変身した俺は目の前にいる不可思議たちを次々と撃破する。そして宙も残りの不可思議たちを1つに纏めて必殺技を放つ。
『エッグシード!』
宙「悪いが、シードエグズはもらうぜ。」
『イーグル! セパレード!』
宙は円を描くように飛翔し、散らばる羽根で一つの輪を作り狙いを定めて急上昇。その輪をくぐり、高空からの急降下によって威力を上げたキックを不可思議に与えた。
それを喰らった彼らはその場で爆発四散。そして宙はシードエグズを回収するかに、見えたが…
宙「変だ。」
立香「どうした?」
宙「シードエグズがない!」
立香「えぇ!?」
それを裏から聞いていたジャオは不思議に感じた。
ジャオ「(マイスが倒したのにシードエグズが出ないとは…いったい何が起きている?)」
ヴァンケン「ジャオ殿、迎えに来たぞ?……ジャオ殿?」
ジャオ「ヴァンケン、すぐにアジトへ戻るぞ。華武利様に報告しなくては…」
ジャオとヴァンケンがその場から立ち去ろうとしたのを見た俺はジャオの背中にこっそりと手紙をくっ付けた。
宙「お前、今なにしたんだ?」
立香「あ?まぁ、ちょっとしたお手紙だよ。」
宙「はぁ?」
それから数時間後…
華武利「シードエグズがなかった?」
ジャオ「はい…大凡の理由はあのシステムとは予想してはいるのですが、どうも胡散臭くて…」
華武利「どうやら僕たちの知らない事情をあのドゥランという仮面ライダーは知っている可能性があるみたいだね?」
ジャオ「おっしゃる通りです。」
華武利「……ん?」
ジャオ「どうされましたか?」
華武利「ジャオ、背中に何か付いてるよ?手紙みたいだけど…」
ジャオ「なっ!?いつの間に!?」
華武利は立香がジャオの背中に付けた手紙を取り、その中身を出して読み始めた。
『明明後日、レゾナンスで待つ。ドゥラン』
華武利「どうやら僕と対等に話したいヤツがいるようだ。」
一方、不可思議をまたもや倒されてしまった原型英雄たち。その中の一人である恋は一人で何かを作製していた。
箒「恋、何をしている?」
恋「ん?あぁ、私もそろそろ動かないといけないと思ってね?マイスとドゥランに、アナタたちと敵対している転生者……そして、十二支同盟の仮面ライダーがどれぐらいの実力を持ってるのか気になってきたんだよ。」
箒「なるほど、好きにしろ。私は知らないぞ?」
次回
・立香と華武利