アテネ「たぁー!」
ルク「おぉおぉ!やるねぇ!」
ルクと時雨はアテネと協力して怪異を倒していく。
時雨「キリがないわ。何とかして倒さないと!」
ルク「なら任せてよ!」
と剣を2段階で溜めるルク。そして……
ルク「ラグナロクファング。」
と狼のような幻影が剣に纏って次々と怪異達を食い殺していく。
デダラ「!?」
ルク「そりゃーーー!」
狼がデイダラボッチを食い尽くし、爆発四散させた。
時雨「ふぅ〜……やっと終わったわ……」
アテネ「へへへ……んじゃ素材を〜……」
とルクは何かを感じた。それは……
ドドドドド!
アテネ「えぇーーーー!?」
デイダラボッチがあれほど倒したはずなのにまた起きやがった。
時雨「うそぉ……」
ルク「怪しいと思ったんだ……デイダラボッチは本来ならかなりの火力を叩き込めば倒せるはずだけど、まさかすぐに回復するなんてね?」
ルク達は剣を構えて警戒するが……
デダラ「?」
ルク「ん?……あっ!みんな!飛べ!」
「「え?」」
時雨「おぉ!?」
アテネ「あぶねっ!?」
ルク達は何かを警戒して飛んでいく。すると地面が凍っていった。どうやらルクはこれを見越していたのだろう。すると向こうから人が現れて……
ルク「君は……」
渚那「やはり……1000年前の英雄が転校してきたのは本当か…」
と周辺に滝を召喚し……
渚那「水晶纏。」
滝の水が一気に彼女の体に纏われ冷気で氷に凍らせた後、それが割れた瞬間。戦闘服を武装された。
渚那「怯えろ怪異よ!我は氷醒渚那!氷と水を操りし騎士である!」
と右に剣、左に棒のような物を持ってデイダラボッチを攻撃する。デイダラボッチが最初に応戦するが……
渚那「甘いな。その攻撃で私を倒せると思うな!」
棒のような武器でデイダラボッチを吹っ飛ばした後に、右の剣をその棒にくっ付ける。そう……それは……
鋼「薙刀!?」
ルク「そういえば……水と氷を極める物は、長き物を使って悪意を倒すという伝承が1000年前にあったんだ!今もその言い伝えがあるなら……彼女は……」
アテネ「そうか…水氷族!」
水氷族。それは水と氷を使った技を駆使する薙刀を使う者達。その力で様々な物を氷で封印しては壊し……水で全てを無にし、流し込んできた最強でありながら最悪な連中だ。
渚那「終わらせるぞ!水天氷牙!」
渚那という女性はそのままデイダラボッチに進撃し、ギリギリのところで飛び上がってデイダラボッチの後ろに着いて胴体を薙刀で貫通させ、凍らせる。
渚那「これで貴様は水の泡だ。」
そしてデイダラボッチの氷は溶け、水と化した。
鋼「長年やってきてるように見えるけど……」
時雨「そりゃまぁ……渚那だからね。」
ルク「え?知り合い?」
すると渚那が俺たちの前に立ち……
渚那「入学する前からの知り合いだ。まさか私以外にも頼もしい仲間がいたとはな。それに君は確か1000年前の英雄だろう?ルシファロク。」
ルク「ルクでいいよ。」
アテネ「とりあえず。このことは上に報告した方がいいな。」
渚那「あぁ、それがいいな。」
そして俺たちは……
鋼「なるほどね……今回の件はこの前の百足と関係あると見てるんだな?」
ルク「うん。誰かが私達のところに怪異を送り込み、何か裏で暗躍している……ならば……」
鋼「ソイツをぶっ潰す方法を考えればいいのか……」
渚那のお陰で今回のデイダラボッチの件は助かったが……次に何が来るかは分からない。まず、俺たちは明日に備えて睡眠を取るのであった。
氷醒渚那 イメージCV 小松未可子
冷静沈着で敵には無慈悲だが、仲間には1番の信頼を得ており、その見た目とは裏腹に優しく仲間思いである。武器は剣を棒の様な物にさして薙刀にする水天氷牙。