Assault Lily・Stratos InFinite Fake (PROJECT RE TAKE第4弾)   作:XIYON

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・マリアVSC.C. その裏で…

 

放課後、俺と壱夏は藤丸立香から貰った案内状通りにガーデンのある場所へとやってきた。そこで待っていたのは雨喜と神琳だった。

 

雨喜「あぁタケル、来たんだね?」

 

タケル「あぁ、案内状も貰ってね?」

 

神琳「案内状?誰からですか?」

 

立香「俺からだよ。」

 

雨喜と神琳の後ろからやって来たのは立香だった。ソイツと会った俺たちは真剣な表情をして彼を見つめた。

 

立香「そんな表情なんてしなくてもいいよ。俺は話したいことがあるだけだから。そうだよな?ランサー。」

 

アルトリア・ランサー「はい。私もアナタ方とまた会えて嬉しいです。」

 

壱夏&アルトリア・セイバー「まだ馬に乗ってる…」

 

立香「立ち話なんだから来てくれ。君たちも来るかい?」

 

神琳「えぇと…タケルさんにとって凄く大事な用ですし…」

 

タケル「構わないよ。お前たちが私たちの事情をチラホラと聞いてしまっているのは感じてるからね?」

 

雨喜「いいの?邪魔にはならない?」

 

タケル「ま、どのみちリリィの2人にとっても関係のあることだから…」

 

そう言って立香に誘われたのはIS学園のガーデン内にある特別な施設である「カルデア」と呼ばれる場所だった。

 

アルトリア・セイバー「おぉ!ここは!」

 

壱夏「ここはカルデアか?」

 

立香「そこを再現した施設と言っていいだろう。ここにはヒュージの出現を観測するだけではなく、他の危機の出現にも対処できるようにしているんだ。」

 

タケル「他の危機?」

 

するとそこへ…

 

???「あら、もう既に3人の転生者が集まってたのね?私よりも先に話してるなんてズルいわ。」

 

黒髪をツインテールにし、黒い目を持った女性が赤い外套を纏った、白髪で浅黒い肌の男性を連れて俺たちの前に現れた。

 

アルトリア・セイバー「アーチャー…それに隣にいるのは?」

 

タケル「遠坂凛…」

 

壱夏「……」

 

凛「何を驚いた顔をしているのよ?私の顔に何か付いてるかしら?」

 

壱夏「いや、その…」

 

タケル「お前の服…」

 

凛「何よ?私の服に文句があるの?」

 

タケル&壱夏「スターレイル…」

 

雨喜「す、スター?」

 

神琳「レイル?」

 

凛「ちょっと!そこの女の子2人が困惑してるでしょ!メタ発言はやめてちょうだいよ!」

 

アルトリア・セイバー「そのとおりですよイチカ、それにそんなことを言ったら私の衣装もスターレイルですよ?」

 

アルトリア・ランサー「その衣装…あまり強くはないようには見えますが…」

 

アルトリア・セイバー「ふふ、甘いなランサーの私よ。これにはとてつもない魔力が入った特別衣装なのだ。」

 

アルトリア・ランサー「なるほど…」

 

エミヤ「主役は揃ったみたいだな?それじゃあ、例の話をするとしよう。」

 

立香「だな…まずは腰をかけてくれ。」

 

そう言われた俺たちは近くにあった椅子へと座った。凛は機嫌が悪いのか近くにあったカゴに入っていたお菓子を摘んだ。

 

壱夏「おい遠坂、ダラシないぞ?」

 

凛「今日の私は機嫌が悪いのよ。許してちょうだい。」

 

タケル「(機嫌が悪いからってそんなことしなくても…)」

 

立香「うっうん……お前たちに来て貰ったのは他でもない。俺が唯一手に入れている情報をお前たちに共有するために呼んだ。」

 

凛「情報の共有?いったいなんなのよ?」

 

立香「今日の朝、銀河にある銀行であるものが盗まれた。それは警察が秘密裏に保管されていた謎の武具らしいが、それがどんな物なのかは分からない。ここ最近、マスターに呼ばれてもないのにサーヴァントが召喚されている事件が相次いでるんだ。」

 

アルトリア・セイバー「なっ!?それは確かなのか!?」

 

アルトリア・ランサー「はい。既に何人かのサーヴァントが彷徨いながらヒュージを狩っているそうですよ?それで生計を立ててるサーヴァントもいるんだとか…」

 

立香「話を戻すとして…その武具がどんな物なのかをマシュに調べて貰っているが、調査は難航していてな?さらに言うと犯人らしき人物を監視カメラで発見したんだが…フードを被っているためか素顔が見られない。もしかしたら近いうちにここへ襲撃してくる可能性がある。」

 

凛「織斑先生には言ったの?」

 

立香「一応な…だが、IS学園のセキュリティだけで守れるとは到底思えない。」

 

エミヤ「だろうな…だからこうして俺やセイバー…アルトリアのランサーが見張りをしているわけだ。」

 

アルトリア・ランサー「私の場合はガーデンを守るという使命があるので。」

 

立香「いつも頼りにしてるよアルトリア。」

 

アルトリア・ランサー「いえ、マスターに従うのがサーヴァントの勤めですから…」

 

立香「どのみち、警戒は必要だから気をつけてくれ。」

 

そして次の日、自分たちのクラスの代表を決める戦いが始まった。その最初の1戦はマリアとC.C.だった。

 

マリア「悪いけど、手加減はしないから。」

 

C.C.「こちらとてお前に容赦はしない。」

 

マリア「纏いなさい。アガートラーム!」

 

C.C.「貫け、バビロン!」

 

マリアはシンフォギアのアガートラームとほぼ同じ原型のISアガートラーム、C.C.はなぜかどこぞの英雄王みたいに何かしらの空間から剣を直接射出したり、ライフルなどを取り出して狙撃したりした。

 

てかあれ王の財宝(ゲートオブバビロン)だよね?どうしてアイツが持ってるのかなぁ…そんなことを思っていると俺は何かを感じ取った。どうやらネズミが紛れ込んだみたいだ。

 

しかしそれを感じ取れたのは俺だけではなかった。

 

壱夏「気づいたか?」

 

タケル「私と同じことを思っていた君とは気が合うといつも思うよ…それじゃあ、命知らずのお客さんに会いに行こうか。」

 

俺と壱夏はどさくさに紛れてアリーナを後にし、紛れ込んだ敵を迎え撃つために移動したのだった…

 

2人の戦いがさらに激化していることを知らずに…

 

マリア「近接武器をぶっ放すことしか脳がないのかしらアナタは!」

 

C.C.「貴様こそ。逃げてばかりで勝ち目があるとでも思ったか?」

 

村正「マスターのヤツ容赦ないな…なんか悪いことでもあったのか?」

 

C.C.とマリアの戦いをポップコーンを摘みながら見ていた村正。そこに誰かが足を踏み入れてきた。

 

村正「おいおい。人が鑑賞中なのに戦いを申し込むバカがいるか?」

 

???「あら、私からしたらアナタが平気で呑気にそれを摘みながら2人のマスターの戦いを見るのもいかがなものかと…」

 

彼の前に現れたのは2本の槍を携えた黒い鎧とマント姿の女性…その姿はどこぞの竜の魔女に酷似しているが、ジャンヌ・オルタと比べると強気で挑発的な態度は全く見られない。命令に淡々と従う機械的なその目と口調は、全てを諦めたかのように陰鬱かつ悲観的だった。

 

村正「よう黒ジャンヌ、戦いに来たのか?」

 

黒ジャンヌ「バカを言いなさい。無益な戦いをするために来たわけではありませんよ?それと、その黒ジャンヌという言い方はやめなさい!」

 

村正「わかった!わかった!んで……何をしに来たんだよ。」

 

黒ジャンヌ「感じませんか?上空に2人の人間が空から2人の戦いを高みの見物のように見つめていることを…」

 

村正「あぁ、まるで好機を伺ってるみたいだな?」

 

黒ジャンヌ「警戒はしておいた方がよろしいかと。」

 

一方、誰もいない廊下に一人で歩いている黒いフードの男がいた。何か…いや、誰かを探しているかのようだった彼は周囲を警戒しながら近くにあるものをあらかた探っていた。

 

しかしそこへ…

 

タケル「随分と焦ってるみたいだな?探し物か?」

 

???「……」

 

壱夏「お前…あの時の強盗事件にいたヤツだろ?こっちは監視カメラで確認済だぜ?」

 

壱夏はISとCHARMの端材で作ったと見られる刀、俺はグングニルを取り出して、警告する。

 

タケル「どうする?ここで降参して俺たちに捕まるか…」

 

壱夏「俺たちに倒されるか!」

 

???「やれるものならやってみろ……!」

 

そう言われた俺たちは一斉に彼へ向かって攻撃を仕掛けた。だが、黒いマントの男はその攻撃を瞬時に避け切った。

 

壱夏「避けるのだけが得意か……その黒いフードは自分の正体を隠すために使ってるのか?」

 

???「……」

 

壱夏の言葉に微動だにしない謎の男。今までの経験で俺はソイツの戦い方に違和感を覚えていた。それは…

 

タケル「(妙だ。ヤツの戦いは武器を一切に交えてない。寧ろ、こちらから攻撃してきてもいいですよのような…まさか!)」

 

壱夏「なら…お前のその装いを剥いでやる!」

 

タケル「壱夏!よせ!」

 

壱夏「もう遅い!」

 

タケルは俺の言葉も聞かずに、ISで精製した光の刃を飛ばしてその黒いフードを剥がした。そして黒いベールに包まれたその正体に俺たちは衝撃を受けるのであった。

 

タケル&壱夏「!?」

 

???「ふぅ……まさかフェイクにここまでやられるとはな?」

 

壱夏「お前は……織斑一夏!」

 

そう。その容姿はインフィニット・ストラトスである織斑一夏…というより、その人物そのものであった。そして彼の右腕に装備されている物は彼の専用ISである白式の武装、雪片弐型であった。

 

タケル「(どうしてオリジナルの織斑一夏がいる?いや、そもそも元々の織斑一夏の代わりがこの壱夏だが……あぁもう!何がどうなってるか分からねぇ!)」

 

一夏(?)「ビックリしたか?いや、驚くのも無理ないな?織斑の名を借りて、よもや自分が織斑一夏だと名乗っているのか?馬鹿にもほどがあるな?お前は。」

 

壱夏「お前は何者なんだ?」

 

イチカ「織斑一夏だった者…全てを裏切られ、全てを奪われ、全てを捨てられた男さ。お前がいなければ、何もないよな?織斑二月(ふつき)!」

 

「「!?」」

 

二月「(どういうことだ?アイツの言っていることがサッパリ…)」

 

イチカ「お前は選ばれるんじゃなかった…白式は俺が継いだ。だが、俺には素質がないと言われてな?だけど、織斑家の恥をさせたくなかったから俺はお前を選んだ織斑家を抜けたんだ。」

 

二月「……」

 

イチカ「まだ何もできない…教わっている養子のお前からな…」

 

タケル「(二月の中のソイツは動揺しているんだろうな?まさか自分が憑依した男がこんなにも過酷な運命にあったなんて…)」

 

二月「はっ、バカバカしいな?」

 

イチカ「なに?」

 

二月「正直、この男がどんな運命を辿ったかなんて転生者の俺なんか知らねぇーよ。お前のことは初めて見たし、俺も転生した時にはコイツは中学生だった!」

 

タケル「お前…」

 

二月「さっさとケリをつけるぞタケル。」

 

タケル「わかった!」

 

一方のアリーナでは余計な乱入者が2人の邪魔をしていた。

 

C.C.「はぁ……随分と会ってないと思っていたら、ISを違法改造していたとはな?」

 

マリア「あ、アイツは?」

 

???「お久しぶりですわね?ティアーズ試験体1……いいえ、今はC.C.と呼ぶべきでしょうか?」

 

C.C.「セシリア・オルコット…見ないうちにブルーティアーズを改造したみたいだな?その意匠はサイレント・ゼフィルスのものか?」

 

セシリア「イギリスで開発して完成されたいたものを贈られましてね?ワタクシがメカニズムに詳しい方にお願いして改造して貰いましたの。」

 

C.C.「ふん。いくら装備を改造したとて、私のバビロンには勝てまい!」

 

セシリア「お黙りなさい!ワタクシのティアーズ・ゼフィルスの力を思い知るといいですわ!」

 

そう言った彼女は無数のBT兵器を使ってC.C.とマリアに攻撃してきたが、マリアは近くにあった遮蔽物に隠れ、C.C.はバビロンから発射される武器たちで跳ね返して難なく突破する。

 

マリア「あぁんもう!これだから弾幕戦は嫌いなのよ!」

 

C.C.「少しはいい余興にはなるだろう?お前にとっては騒がしくていいじゃないか。」

 

マリア「そういう問題じゃないわよぉおおおおおおお!」

 

C.C.「(体力の限界が近い、マリアも私との戦いでエネルギーを消耗してるはずだ…何とかしなければ!)」

 

するとそこへ…

 

村正「よっマスター、随分と苦戦しているみたいじゃねーか?」

 

C.C.「村正?なぜここにいる?」

 

村正「あんなの見せられたらたまったもんじゃないからな?ほら黒ランサー、お前の出番だぞ?」

 

黒ジャンヌ「その言い方もやめなさい。私はジャンヌ・ダルクです!」

 

そう言った黒い礼装のジャンヌ・ダルク(ランサー)は目の前にいるセシリアへと向かって攻撃を仕掛ける。

 

セシリア「なんと無礼な!」

 

黒ジャンヌ「無礼なのはそちらの方です!」

 

ジャンヌが次々と攻撃を仕掛けたあとに最後の一撃を放とうとするが、そこへ余計な横槍が入った。

 

黒ジャンヌ「なっ!?」

 

黒い刀を持った面の女性が突然、彼女たちの前に現れたのだ。

 

黒ジャンヌ「何奴!?」

 

???「ふん……」

 

マリア「黒い狐の面の……女?」

 

村正「随分と趣味の悪いヤツだ……お前、何者だ!」

 

セシリア「篠ノ之さん!アナタ!」

 

???「セシリア、その名前で私を呼ぶのは禁止と言ったはずだ。」

 

セシリア「分かりましたわ。ホウキさん。」

 

ホウキ「……今日は挨拶程度に来た。またお前たちに会える日を楽しみにしている。」

 

そう言ったホウキとセシリア・オルコットはその場から立ち去るのであった。

 

マリア「篠ノ之箒…」

 

C.C.「知っている人間か?」

 

マリア「私の姉よ。勝手に家出したヤツだけど、まさかテロリストになってたなんてね…」

 

C.C.「(どうやら、この世界は黒い謎に包まれているようだな。)」

 

同時刻、俺と二月は目の前にいる織斑一夏と戦っていた。まさか白式をこんなにも上手く使えるとは……得意の唐変木はどこへいった?

 

イチカ「どうした?それでも俺の代わりか?」

 

二月「抜かせ。コイツに何があったかは知らないが、今の俺の体力スペックはお前よりも超えている!」

 

二月は窓ガラスからなんとべノサーベルを取り出し、それを使って目の前にいる一夏へと向かって攻撃を仕掛けた。

 

イチカ「(ちっ、ここまで強くなってるとは…アイツ自身が言っていた転生者の影響か?)」

 

俺も負けじと一夏に向かって攻撃を仕掛けるが、反応速度が早いためかすぐに防がれてしまった。するとそこに…

 

アルトリア・セイバー「マスター!」

 

エミヤ「2人とも下がれ!」

 

アルトリア・セイバーと英霊エミヤが助けに入った。

 

エミヤ「気をつけろセイバー、アイツは…」

 

セイバー「分かっている…」

 

イチカ「……潮時か。」

 

二月「逃げる気なのか?」

 

イチカ「お前とはまた決着が付けられる。その日まで鍛錬を止めるんじゃないぞ?」

 

そう言った彼は立っているところに黒い空間らしきものを出現させたあとに、それを利用してその場から立ち去るのであった…

 

タケル「(いったい……この世界で何が起きているんだ?)」

 




次回

・英雄王、現る。

本当の主人公は?

  • 宮本タケル
  • 藤丸立香
  • 織斑二月
  • 識渋明神
  • アラスター・トンプソン・樋口
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