転生して男の娘メイドになるそうです。…て、え!?  『問題児編』   作:楠木 蓮華

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魔王という名の天災の足跡

白夜叉とも別れ、僕は今店員さんからもらった地図をもとに、“ノーネーム”へ向かっていた。

 

「はぁー、すっかり暗くなっちゃったなぁー」

 

辺りはすっかり暗くなっていて、辺りの音が静かになってきていた。

 

「なんかこんな感じで歩いてると、心も落ち着いてくるよなぁー」

 

僕は昔から、暗い中を歩くのが好きでよく迷子になって母さんに怒られたっけ……

 

 

そんなこんなで歩き続けて数分。

 

全く着かない。

 

「あれ?もしかして僕ってユリとかのギフト関係なく方向音痴だったのかな?」

 

いやきっと違う。けど遅くなりすぎるとあれだしフェスからもらったギフトで飛んでいこうか。

 

背中に力を込め、翼を思い浮かべる。

 

すると突然背中が暖かくなった。するとそこには朱色に輝く綺麗な翼があった。

 

無事成功したようだが、そこで少し疑問が浮かぶ。

 

「こっからどうやって飛べばいいんだろう?」

 

やはり翼を羽ばたかせる感じでやるのだろうか?

 

ものは試し。思いっきり力を込めてイメージしてみた。

 

すると視界がいきなり変わって気が付くと空高くに……

 

「って、速すぎるよーーーーーーーー!!!!」

 

その後もコントロールがうまくいかず、右往左往。

 

「よ、酔う!!」

 

なんでこんなジェットコースターみたいに!!?

 

「わああああああぁぁぁ!!!」

 

そして急降下。

 

「きゃん!!!」←僕

 

「きゃ!?」←誰か

 

何かにぶつかった。

 

「イテテテ……」

 

「イタタタ」

 

運よく地面が柔らかくて助かったようだ。

 

「あ、あの~」

 

「え?」

 

そこにはキツネ耳と2本のキツネ尻尾がある幼い女の子がいた。

 

「あ!ご、ごめん」

 

「い、いえ!大丈夫です。あなたはどうして空から?」

 

「あ、そうだった。ねぇ、この辺りに“ノーネーム”って言うコミュニティがあるんだけど知らない?」

 

「え!?どうしてですか?」

 

少し警戒しているような顔になった。

 

「あ、えっとね。僕、黒ウサギから召喚された人の一人なんだけど」

 

「え?……あ!そういえば十六夜様がここで待っていればそのうちメイド服の綺麗なお姉ちゃんが来るって言ってました!!」

 

い、十六夜~~~!!

 

「それ、少し違うかな」

 

「へ?」

 

「確かに見た目はこんなんだけど、僕は男なんだ」

 

「へ、へぇぇぇぇぇぇ!!??」

 

ものすごい驚かれた。まぁー当然だよね。

 

「ご、ごめんなさい!!あまりにお綺麗だったので」

 

すごい慌てて謝られた。

 

「別に謝る必要ないよ。綺麗って言われるのは嫌じゃないしね。それに悪いのは全部十六夜だから」

 

「は、はい。ありがとうございます」

 

「そういえば名前ってなんていうの?僕は夜月 空」

 

「あ、はい。リリです。」

 

「よろしく。それじゃあ案内してもらっていいかな」

 

「あ、はい!!」

 

今の会話だと“あれ”が好ましいかな

 

「違うよ。こういうときはこう言うんだよ」

 

そしてリリに“あれ”を教える。

 

「それじゃあリリ。案内してもらってもいいかな」

 

「い、いいとも~////」

 

すごく可愛かったです。

 

その後、“ノーネーム”に向かって歩いていたが、結構距離があった。やはり方向音痴ではなかった。

 

 

そして、コミュニティについたのだか……

 

「な、なんだ。これ……」

 

そこはまさしく荒れ地。木も水も何もない。まさしく死んだ土地。

 

「こんなにも酷かったなんて……」

 

「はい、ここは魔王とのギフトゲームで負けて、失ったのです」

 

全くここまでとは予想外だった。全くこんなことをした魔王は絶対にそれ相応の、いや、それ以上の報いを受けてもらわなきゃ。

 

「それに、母様も連れ去られていきました。だから黒ウサギのお姉ちゃん達が安心してギフトゲームで頑張っていけるように私がしっかりしなきゃいけのいから、一番お姉さんだから、だから、私は…」

 

リリは目に涙をためていた。

 

こんな小さな体にたくさんの不安を抱えていた。

 

こんなにも小さいのに、みんなのことを気遣って元気に見せて、わざと明るく振る舞っていたのか。

 

僕はそんな姿を見てられなくなって、そんな小さな体を抱き締めた。全く、近頃こんなことばっかだな。

 

「ふぇ!?///」

 

「今は、我慢しなくていい。僕、今はリリの顔は見えないから、ね」

 

「う、うわぁぁぁぁん!!!」

 

まったく、この物語の世界の人は悲しみを一人で抱え込みすぎた。

 

「す、すいません///、ご迷惑をお掛けしました。」

 

 

「いえいえ、僕でよければいつでも」

 

「ありがとうございます///」

 

 

ドカーーーン!!!

 

「な!何の音ですか!!」

 

「あぁ、たぶんこれ十六夜だよ」

 

「え?十六夜様ですか?」

 

「あぁ、たぶんこれから大変になるだろうけど、きっとコミュニティを再建してみせるよ。十六夜は」

 

「あの、空様は?」

 

「ん、僕?僕も協力するよ。どんな奴が現れても倒してみんなで笑えるように。リリもよろしくね」

 

「はい!」

 

 

そしてコミュニティに、入っていった。

 

さて、“ノーネーム”をこんなにした魔王には相応の覚悟をしておいてもらわないとね。

 

 

 

 




「メイドちゃんねる始まるよー」

♪『その声をおぼえてる』

「さあ、始まりました。メイドちゃんねるの時間です」

「今回は第三回目ということで、ゲストはこの方!」

「よう、空。来たぜ」

「と、いうわけで今回のゲストは二変態の1人の十六夜くんです」

「おい、ずいぶんな言い草だな」

「今までに僕にしてきたセクハラの数々を胸に手を当てて思い出してみなよ」

………………

「……ナイスなセクハラだったぜ」

「なぜそうなるんだーーーーー!!」

「おい!落ち着け!前回聞いたばかりの“トゥエルブテール”12本全部を向けてくるな!!」

「あぁ、本当に、十六夜はどうしちゃったのかな?いつもいつもやめてって言ったのにやめてくれないし、確かに十六夜はすごいけど、やりすぎはだめだよ」

「お、落ち着け」

「少し、頭冷やそうか」

「や、やめ!ろろろろろろおおお!!」


「コホン、というわけで十六夜が気絶してしまったので、1人で進めていきます」

「これは、作者さんから皆様に聞きたいことだそうですが」

「えっと」

〈こんにちは、皆様お久しぶりです。作者のアニスキです〉

「あ、作者さん。どうも」

〈どうも〉

「それで聞きたいこととは?」

〈はい、今作の主人公の夜月 空ですが。そろそろ戦闘描写に入るのですが、戦闘前の決め台詞のようなものを考えているのですが何か案はないでしょうか?もしあったら教えてくれるとうれしいです〉

「と、言う事でした。作者さんありがとうございました」

〈いえいえ、お邪魔しました〉

「行ってしまいましたね。それから僕からも連絡があるのですが、今このメイドちゃんねるで行うことがないのでアイディアを募集します。なにか案があったらこちらもよろしく!!」


「う、ん、あれ、ここは」

「あ、十六夜起きた?」

「あ、あぁ、なんかものすごいヤバいことを体験したきがしたんだが思い出せないんだよな」

「思い出せないんなら、対してすごくもなかったんじゃない?」

「そうか」

「そうだよ」

「というわけで、今回も終わりが来てしまいました」

「俺は寝てばっかだったからな。また読んでくれよ」

「わかったよ。それでは皆様、次回もよろしくお願いします」









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