転生して男の娘メイドになるそうです。…て、え!?  『問題児編』   作:楠木 蓮華

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ギフトゲーム、そして‟最強の使用人”

メイドとしてリリと一緒に料理を作った。

 

「おいしそうです!!私にも作り方教えてください」

 

という話から会話が進み、もっと仲良くなった。

 

それからみんなに出した時も

 

「「「「「「「「おいしー!!空お姉ちゃんありがとー」」」」」」」」

 

と言われたのはとてもうれしかった。

 

けどきちんとお兄ちゃんなんだよって言ったときはすごく驚かれた。

 

もう慣れたから問題ないけど。

 

でも飛鳥と耀が両手をついて

 

「「ま、負けた……」」

 

と落ち込んでたけどどうしたんだろう?

 

 

そして、時は進んでガルドとのギフトゲーム当日。

 

場所は木の生い茂った森?だった。ジンいわく、これは“鬼化”というらしい。

 

「指定武具で打倒!?」

 

「どうしたの?」

 

「実は、“契約書類”によってガルドは飛鳥さんのギフトでも、耀さんのギフトでも傷をつけることが出来ず、ガルドに傷をつけるためにはその指定武具をつかわなければならないんです」

 

「ガルドはクリア条件に自分の命を賭けることで御二人の力を克服したのです!」

 

なるほど、かなり頭がいいな。それとも誰かが手を貸したのかな?

 

「大丈夫、私も頑張る」

 

「ええ、むしろあれくらいの外道のプライドを粉砕するにはこれくらいのハンデが必要かもしれないわ」

 

十六夜とジンは昨日のことで話しているらしい。

 

じゃあ僕は飛鳥と耀と話してこよう。

 

「飛鳥、耀。気分はどう?」

 

「最高よ、あの外道を叩き潰せるんだもの。楽しみだわ」

 

「私も」

 

「ハハハ……。まぁいいけど無理だけはしないでね。2人が怪我したらすごく心配だから」

 

「!!///」

 

「///」

 

「ん?どうしたの?」

 

「いいえ、なんでもないわ」

 

「うん」

 

2人とも顔を赤くしてどうしたんだろう?

 

⦅まったくなんでそう簡単に手を握ってあんなことを言えるのよ⦆

 

⦅ほんとだよ。あれはずるいよね⦆

 

 

 

なにはともあれギフトゲームが始まった。

 

僕はギフトゲームに参加してないので、十六夜と黒ウサギと一緒にお留守番です。

 

「GEEEEEYAAAAAaaaa!!!」

 

突然の大きな獣の咆哮がが聞こえた。なんだろ?

 

「い、今の凶暴な叫びは?」

 

「ああ、間違えない。虎のギフトを使った春日部だ」

 

「ぶっ!!」

 

つい笑ってしまった。ごめん耀。

 

「ああ、なるほど、ってそんなわけないでしょう!?幾らなんでも今のは失礼でございますよ!!」

 

「黒ウサギに一票かな」

 

「なんだよ、空も笑ってただろ。」

 

「ナンノコトヤラ」

 

「誤魔化すなよ。じゃあジン坊ちゃんだな」

 

「ボケ倒すのも大概にしなさい!!!」

 

「でも、生き物はいつでも獰猛になるし、あながち間違いじゃないと思うけど」

 

「空さんまで!!」

 

「だって僕、みんなにお風呂場で汚されそうになったし」

 

「「すまん(いませんでした)」」

 

「別に土下座しなくても」

 

「「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ」」

 

「そんなに怖かった!?」

 

今度からはもう少し優しくしようと思いました。

 

 

 

「そういえば、今の咆哮といい、この舞台といい、前評判より面白いゲームになってるじゃねえか。見に行ったらまずいのか?」

 

「お金をとって観客を招くギフトゲームも存在しておりますが、最初に取り決めにない限りは駄目です」

 

「何だよつまらねえな。"審判権限(ジャッジマスター)"とそのお付きってことにすればいいじゃねえか 」

 

「だから駄目なのですよ。黒ウサギの素敵耳はここからでも大まかな状況がわかってしまいます。状況が把握できないような隔絶空間でもない限り、侵入は禁止です」

 

チッ、っと十六夜が舌打ちをして

 

「貴種のウサギさん、マジ使えね」

 

「せめて聞こえないように言ってください!本気でへこみますから!」

 

「そうだよ十六夜!そんなこと言ったらだめだよ!!」

 

「そ、空さん!!」

 

「そういうのは聞こえないところで言わなきゃ、黒ウサギが可哀想だよ!!」

 

「お、おう」

 

「やっぱりまだ怒っておられるのですか――――!!!」

 

え?別に怒ってナイヨ……。

 

 

 

それからどれくらいたったころか。

ゲームの終了を告げるように木々が消えた。

その後、耀と飛鳥とジンがいるところに向かっていた。

 

「おい、そんなに急ぐ必要ねえだろ」

 

確かにただ迎えに行くだけにしては早い気がする。

 

「大ありです!!黒ウサギの聞き間違いでなければ、耀さんは重傷のはず!!」

 

「!!」

 

重傷という言葉を聞いた瞬間、背筋に悪寒を感じた。

もう!!無理するなって言ったのに!!

 

「黒ウサギ!早くこっちに!耀さんが危険だ!」

 

耀の容態は想像以上だった。

血がたくさん出ていて、前の僕なら間違いなく卒倒ものだろう。

こういうのを見てもだいぶ平気なのもオーディーン達のおかげなのか?

こういう時は素直に感謝したくなるよ。

 

「黒ウサギ!どいて!!〈召喚(サモン)〉!!」

 

とっさにやったがどうやらこれで異空間にある物を出せるみたい。

なので〈傷と疲労を癒す能力〉のナイフを出した。

 

「空さん何を!!?」

 

「治療だよ」

 

少し体に刃で切る。すると、傷がみるみる治っていく。

どうやらここまで重傷でもきくようだ。

 

「これは!!」

 

「「すごい!」」

 

「ほう」

 

「あれ、私……」

 

「一応治療はしたけど安静にした方がいいよ」

 

「え、きゃあ!」

 

「黒ウサギ、先に帰ってるよ」

 

「あ、あの!!」

 

「ん?」

 

「あのナイフはいったい」

 

「それは俺も気になるぜ」

 

「それは後で話すよ」

 

そして、“ノーネーム”に向かっていた。

 

「ねえ///」

 

「なに?」

 

「ど、どうしてお姫様抱っこなの?///」

 

「え、ダメ?」

 

「いや、ダメじゃないけど///」

 

?確かに恥ずかしいけど今までのことに比べたら別に、そうでもないよね?ね?

 

そして僕は、僕達に何者かの視線が向けられていたことにきずいたが、今は耀を優先した。

 

 

“ノーネーム”についてベットに耀を寝かせた。

 

「ありがと」

 

「ううん、問題ないよ。でも僕、ギフトゲームやる前に言ったよね。無理しないでって」

 

「そ、それは」

 

「確かにそれは僕がいちいち言うのは耀からすれば迷惑なのかも知れないけど……」

 

「そんなこと!!」

 

「でもね、これだけはおぼえておいて。僕も、飛鳥も、十六夜ももちろんノーネームのみんなも、仲間であり、友達なんだ。だから自分がもし頼りたいと思ったら頼っていいんだよ。」

 

「……うんわかった。ありがと」

 

「どういたしまして」

 

 

 

部屋を出てしばらく待っているとみんなが帰ってきた。

話を聞いたことによると、“フォレス・ガロ”に奪われていた“名”と“旗印”を返還して、“打倒魔王”のコミュニティとしての宣伝もしてきたらしい。

 

十六夜って商売の裏方やったら一気に儲かりそうだ。

 

え?表は無理だよ。だってあの性格だもん。

 

 

 

そして………

 

「それじゃあ教えてもらおうか。お前のギフトについて」

 

 

ここからは僕の話だね。

 

 

 

「って、耀!もう大丈夫なの!?」

 

「うん、問題ない。私も空のギフト気になるし」

 

「あぁ、そう」

 

「それでは聞かしてもらっても?」

 

「うん、ほかの2つは分かると思うから。問題は‟最強の使用人”だよね」

 

「ああ」

 

「“最強の使用人”は合計5個のギフトが合わさったものなんだ」

 

「「「「「5個!!?」」」」」

 

「うん、〈ナイフを無限に作る能力〉〈ナイフに様々な属性や能力を付与出来る能力〉〈時を操る能力〉〈全てを想像する能力〉そして〈メイドモード〉この5つだよ」

 

「なるほど、これは使い方を工夫すればかなりのチートだな」

 

「まあね、でもこの能力にも制限があるんだ」

 

「制限?」

 

「うん、例えば能力の付与だけどあまりに逸脱した能力は付与出来ないんだ」

 

「例えば?」

 

「例えば、死者蘇生や破滅、未来予知なんかも試してみたけど出来なかったんだ」

 

本当はオーディーン達から制限されているんだけど。

 

「なるほどな、聞きたいことは最後なんだが。時を操る能力は巻き戻すことも可能なのか?」

 

「うん、たぶん」

 

やはり来たか

 

「だったらその能力で、“ノーネーム”の土地を直せるんじゃないのか?」

 

「「!!!」」

 

「まあ、言葉だけなら簡単だよね」

 

「何?」

 

「時間を止めるのも、進めるのもそれは簡単なんだけど戻すのはそれ以上に神経を使うし下手したら戻し過ぎる可能性もあるんだ」

 

「「はあ」」

 

「なるほどな」

 

「それにね」

 

「ん?」

 

「こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど、僕はみんなで協力してこのコミュニティを再建していくことに意味があると思ってるんだ。それに僕が全部やっちゃったらみんなのやることなくなっちゃうよ?」

 

 

その言葉にみんなは目を丸くしていた。

 

「ヤハハハハハハハハ!!!」

 

十六夜が大声で笑った。

 

「そうだな。その通りだ。空に全部やらせんのはつまんねぇもんな!!」

 

「そうね」

 

「うん」

 

「そうです。私たち全員でコミュニティを再建させましょう」 

 

そんなこんなでまた一つ、団結力を高めた僕達だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




メイドちゃんねる始まるよー

♪『未完成ストライド』

「さあ始まりました。メイドちゃんねるの時間です」

「第五回目というわけでだんだん定番化してまいりました」

「今回のゲストはこの方!!」

「こんにちは!黒ウサギでございます」

「はい、ゲストは月の兎の黒ウサギさんです」

「今までの中で一番まともなゲストさんですね」

「ありがとうございます」

「それでははじめましょうか」

「はい!!」

「黒ウサギに質問です」

「はい、どうぞ!」

「黒ウサギは僕達を呼んだけど、その時の感想を一言で言うと?」

「それはもうなんて問題児達なのだろうかと!!」

「それはもう、なんていうか、ご愁傷様」

「ありがとうございます。でも空さんのようなまともなお方がいてくれて助かったのデスよ」

「ありがとう」

「それよりも」

「はい?」

「いつもやっているコーナーはやらないのですか?」

「質問がこの頃ないのでやることがないんですよね」

「だから作者さんも何かやれることはないかと考えているようですが」

「そうなんですか」

「うん、でもあることは考えてるみたいだよ」

「そうなんですか?」

「うん、でも調べるのが億劫だよって言ってたけど」

「アハハハ……」

「それでは今回はここまで、皆さん質問や要望があればどんどん送ってください」

「よろしくおねがいします」

「それではまた次回!!」

「「よろしくお願いします」」




「平和だ。今回は……」


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