転生して男の娘メイドになるそうです。…て、え!?  『問題児編』   作:楠木 蓮華

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今回はついにアンケートを出した。
戦闘前のセリフのお披露目です!!


僕が時を止めた。

光が迫りくる。迫られてる方からすれば壁が来るような感じだ。妙な圧迫感を感じる。

 

「レティシア様!!空さん!!」

 

でも、そんな物、切り裂けばいい。

 

「〈召喚〉!!」

 

〈全てを切り裂く能力〉のナイフを出す。そして思いっきり切り裂いた。

 

「はっ!!」

 

光は簡単に切り裂かれ、そして消滅した。なんて出鱈目な。

 

「「な!?」」

 

「ハハ!!おもしれぇ!!」

 

そして気配が近づいてきた。

 

「いたぞ!て、何!?吸血鬼が石化していない!?」

 

「例の‟ノーネーム”もいるがどうする!?」

 

「構わん!!斬り捨てて、吸血鬼を奪え!!」

 

「まいったな、生まれて初めておまけにに扱われたぜ。手を叩いて喜べばいいのか、怒りに任せて叩き潰せばいいのか、どっちだと思う?」

 

「とにかくレティシアさんを連れて本拠に行ってて!!」

 

「お前はどうすんだ?」

 

「決まってるでしょ。僕はメイドだよ?侵入者を野放しにするわけないでしょ?」

 

「ハハ、そうだな。」

 

 

黒ウサギに駆け寄る。黒ウサギはかなり憤慨しているようで、肩を震わせていた。

 

「黒ウサギ!!」

 

「空さん、私はもう限界です。あの無礼者たちに天誅を!!」

 

先程までの会話は何となく聞こえていたが、どうやらレティシアさんを太陽が浴びれない外の世界に連れて行くことや、‟ノーネーム”を馬鹿にされたことが悔しかったらしい。

 

「でも、‟サウザンドアイズ”と問題になるよ」

 

「そ、それは……」

 

「でも」

 

「へ?」

 

「ただのメイドが侵入者を叩き潰、ゲフンゲフン、捕獲しても問題ないよね」

 

「今不穏な言葉が聞こえたのですが……空さん」

 

「何?」

 

「お願いします」

 

「かしこまりました。なんてね」

 

 

僕は‟ペルセウス”メンバー達に近づいていく。

 

「ん?なんだ貴様は?」

 

「ただのメイドだよ」

 

「メイドがなんのようだ」

 

「ただあなた方が僕達のコミュニティに侵入したので捕獲して‟ペルセウス”のリーダーさんへの脅は、交渉に使おうかと思いまして」

 

「たかが‟ノーネーム”風情が調子に乗るな!!」

 

侵入者たちがこっちに斬りかかってきた。

 

ナイフに軽くキスをしそして僕は告げる。

 

「さあ、掃除の時間だ!!」

 

「〈創造〉〈融合〉」

 

〈爆発する能力〉を付与したナイフを十本程度作った。

 

「さあ、頑張って避けてよ!!」

 

次々に投げていく。

 

「ぐあ!!」

 

「 なんだこれは!」

 

衝撃を与えることで爆発していくナイフで着実にダメージを与えていく。

 

「〈創造〉〈融合〉」

 

〈眠る能力〉を付与する。そして、

 

「眠れ」

 

侵入者達を全員眠らせて無力化する。

 

 

**

 

レティシアside

 

先程のメイド服を着た男が“ペルセウス”のメンバーをいともたやすく無力化してしまった。私はその実力もそうだがその手際の良さに、素直に賞賛を送りたいと思ったほど鮮やかな立ち回りだった。

 

「黒ウサギ」

 

「はい、なんでしょうか。レティシア様?」

 

「あの者ははいったい何者だ?」

 

すると、黒ウサギは少し考えたあとこう答えてきた。

 

「そうですね。あの人は優しくて頼もしい、私達“ノーネーム”のメイドさん。夜月空さんです」

 

私はそんな黒ウサギの嬉しそうな顔を見て悟った。

 

(ああ、きっとあの者はこのコミュニティを救ってくれる)

 

「夜月空…………か」

 

噛み締めるように私は言った。

 

**

 

 

空side

 

“ペルセウス”のメンバーを捕獲した後、コミュニティのリーダー、ルイオスと話をするために“サウザンドアイズ”に向かっていた。

 

「さて、どうやって脅は、ゲフンゲフン、交渉しようかな」

 

「空くん、なんか怖いことを言いかけなかった?」

 

「そんなことないよ。ねえ、十六夜」

 

「あ、ああ、そうだな」

 

「空が怒ってる」

 

「やだなあー、怒ってないよ。あんな部下達のリーダーだからどんなゲス野郎で、どんな風に痛め付けようなんて思ってないよ?」

 

《なんか性格変わってませんか?》

 

《たぶんだか、空のやつめちゃくちゃ怒ってるぞ 》

 

《どうしてよ?》

 

《さあな、レティシアの扱いについて、空なりに思う所があったんじゃねぇか?》

 

《私のせいか?》

 

《いや、そういうわけではないかと》

 

《とにかく物凄く怖い》

 

「みんなどうしたの?」

 

「「「「「なんでもありません!!!」」」」」

 

「そ、そう?」

 

何故かみんなで僕に向かって敬礼していました。

どうしたんだろう?

 

 

   **

 

 

「あ、店員さん、どうも」

 

「どうも、お待ちしておりました。中でオーナーとルイオス様がお待ちです」

 

「あ、うんわかった。ありがと。」

 

「いえ、それでは気をつけて」

 

へ?何に?

 

離れの家屋に着いたのだが、いきなり

 

「うわお、ウサギじゃん!うわー実物初めて見た!噂には聞いてたけど、本当に東側にウサギがいるなんて思わなかった!つーかミニスカにガーターなんてエロいな!ねー君と、そこのメイド服のちょー美人さんも、うちのコミュニティに来いよ。三食首輪付きで毎晩可愛がるぜ」

 

今までいろんな反応を見てきたけど、いきなり人のことをペット呼ばわりしてきた人は初めてなんだが!!それに、店員さんに気を付けてと言われた意味が分かった気がした。

うぇ、気持ち悪い。まさかここまで屑だとは。ほら!!黒ウサギも引いてるじゃないか!!

 

その時、さっと飛鳥が前に出た。

 

「これはまた、分かりやすい外道ね。先に断わっておくけど、この美脚と体は私達の者よ」

 

「そうですそうです!黒ウサギの脚は、って違いますよ飛鳥さん!!」

 

「僕はもうすでに体全部の所有権とられてるし!!」

 

なんてことをいきなり言うんだ。飛鳥は!!

そんなこと言ったら十六夜が、

 

「そうだぜお嬢様。この美脚とこの体は既に俺のものだ」

 

「そうですそうですこの脚は、って黙らっしゃい!!!」

 

「いつ僕は十六夜の物になったの!!」

 

「よかろう!!ならばいい値で買おう!!!」

 

「「売、り、ま、せ、ん!!いい加減本気で怒るよ(りますよ)!!!」」 

 

「馬鹿だな。怒らせてんだよ」

 

「僕にも一つ頂戴」

 

「はい」

 

パァーン!!ドカーン!!

 

「グハァ!!おい!!今のは何だ今のは!!俺じゃなかったら死んでたぞ」

 

「そりゃそうだよ。殺すきだったもん」

 

「「「どうもすいませんでした!!」」」

 

三人そろって土下座をしていた。今度こんなことしたらジゴクヲミセテヤル……

 

《《《たぶん次は魂とられる!!》》》

 

 

「あっははははは!まさか‟ノーネーム”って芸人のコミュニティなの。ならうちに来いってマジで。勿論、その美脚と、体は好きなだけ僕のベットで見せてもらうけどね」

 

「無理です」

 

「ん、なぜだい?」

 

「あなたに男とあーんなことやこーんな、とても大声では言えないことをするご趣味があるんですか?」

 

「は?」

 

ゲスイロス硬直。

 

「おい、空。いきなり事実を言うなって。」

 

「なんで?」

 

「世の中には知らない方が幸せなことだってあるのよ」

 

「その通り」

 

「「うむ(はい)」」

 

「な、納得いかない!!」

 

 

   **

 

 

ゲスイロスもといルイオスが硬直からとけ本題に入った。まさか僕が男宣言をした後の記憶だけすっぽりと抜けていた。

 

「それで、君達はその吸血鬼を届けてくれたの?サンキュー」

 

「そういうわけではありません。実は―――」

 

黒ウサギは‟ペルセウス”のメンバーがしたことを伝え、決闘を申し込んだ、のだが

 

「いやだね」

 

「は?」

 

「それにそんなことをした証拠がどこにあると?」

 

「それが、あるんですよ」

 

「何?」

 

〈召喚〉

 

僕はコミュニティに侵入した人達を出した。その瞬間ルイオスがびっくりした顔をして

 

「お前ら!!なに、」

 

ふーん、まあいい判断。なにをしている、なんて口走った時は自分から罪を言ってるような物だから

 

「だけど、もっとポーカーフェイスに気を付けようぜ」

 

「そうだね」

 

「何!」

 

それに――

 

「空」

 

「うん、〈創造〉〈融合〉」

 

〈真実を話す能力〉を付与し、捕まえた人達に使う。すると次々とルイオスに命じられたことなどを吐き始めた。その時ルイオスが止めようとしたが、

 

突如、ルイオスが止まる。

 

この事には、ルイオスだけでなくほかにみんなも疑問に思ったらしい。

 

「簡単なことだよ」

 

みんなが僕の方を見る。

 

「僕が時を止めた。と言ってもルイオスが動くという時間を止めただけだから、心臓や思考は動くよね」

 

その言葉にみんなが驚愕する。確かにそうだ。これはおかしすぎる現象。だが出来てしまった。

 

「もうわかるよね?ルイオス坊ちゃん?もうあなたには決闘を受ける以外の選択の余地はない」

 

ルイオスが目の奥に明確な殺意を向けてくる。でも、殺意ぐらい、父さんに何度もぶつけられてきた。

なんの問題もない。

 

「でも、そうだね。それじゃあ流石に可哀想だから、もし、僕達に勝ったら―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕があなたに一生をかけて尽くしてあげるよ」

 

「「「「「は?……はぁぁぁぁぁ!!!」」」」」

 

 




次回もよろしくお願いします
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