転生して男の娘メイドになるそうです。…て、え!? 『問題児編』 作:楠木 蓮華
あの後、‟ノーネーム”に帰った後みんなにすごく怒られた。
まあ、当然といえば当然だけど
「おい、あんなこと言って、勝算はあるのか?」
「勝算どころか、どの方法で戦うか迷ってるくらいだよ」
「ハハッ、そりゃ頼もしい」
「すまない、私のせいで」
「気にしないでください。レティシアさんはもう僕達の仲間、家族なんですから」
「あ、ありが、とう。空」
「へ?」
「ん、今変なこと言ったか?」
「いや、今空って……」
「あ、ああ。せっかくだしな。だ、だめ、か?」
な!!レティシアさんが顔を赤くして上目使い!!なんかすごく可愛い!!
神よ!!これがギャップ萌えだ!!
「どうした?」
「いや、大丈夫です、レティシアさん。久しぶりにこっちのテンションになって」
「むぅ」
「はい?」
「レティシア」
「なんです?」
「私だけ呼び捨ては不公平だろう///」
え?こんなキャラだったっけ
《《《ああ、またライバルが……はぁ、ようこそこちら側の世界に》》》
なにか重たいものを感じるが
「じゃあ、レティシアでいいですか?」
「ああ///」
「また、一人増えたことはひとまず置いておくが、お前、あいつに尽くすとか言ってたが、お前男だろ」
「いや、性別を変えるギフトぐらい簡単に、って、は!!」
「「「「「いいことを聞いた!!」」」」」」
ああ、しまった。やってしまった。ルイオスよりもこっちの方が怖いッ!!
**
というわけで時は進み、ギフトゲーム当日。
ギフトゲームの内容は
「姿を見られたら失格。つまりペルセウスを暗殺しろってことか?」
「YES!この宮殿の最奥にルイオスが待ち構えているはずデス」
「でもそう簡単にはいかないかと」
「どうして?」
「まず僕達は不可視のギフトを持っていないことと、そして」
「隷属させた元・魔王様」
「そう、元・魔王の……え?」
「もしかして十六夜さん気づいていたんですか!?」
「ああ、だが空も気づいてたと思うぞ。なあ?」
「ん?うん、まあね」
「もしかして御二人って意外と知能派でございますか?」
「意外ってひどくない?十六夜は、まあ仕方ないけど」
「おい」
「まあ、問題ないよ。行こうか」
「待てよ」
「ん?」
「よく見てなかったのか?見られたら失格なんだが?ったくこれだから天然は……」
「後で、水攻めにしようか?」
「風呂にお互いに入ってたら別に構わない」
まさか
「十六夜って実はMなの?エム夜なの」
「「「「うわぁ~」」」」
「ふざけんなーーーー!!」
というわけで
「行こうか」
「あの、だから不可視のギフトが」
「大丈夫だよ。問題ない」
「どうして?」
「僕達以外の時を止めたから」
………………。
「「「「「そうだったーーーーーー!!!」」」」」
「というわけで行こうか?」
**
はい、ここは宮殿の最奥
「まじでルイオスまで止まってやがる」
「もうこれ」
「チートじゃない」
「はい」
「そうですね」
みんな元気がないどうしたんだろう?
「それじゃあ、時を動かすよ」
「え?」
「なんでわざわざ?」
「だって、あんなゲスをただ簡単にやつけるなんてそんなの面白くない。僕はわざわざ景品になったんだからこれくらいはしないとね」
「あ~、なるほど」
動き出したルイオスが僕達を見て驚愕する。
「貴様ら、いつの間に!!?」
「僕のギフトで」
「チッ、まあいい。ようこそ白亜の宮殿・最上階へ。ゲームマスターとして相手をしましょう。あれ、このセリフ言うのはじめてかも」
「そうなんだ」
「ああ、だがそんな反則的なギフトを持ってるんだ。こっちも最初から使うとしよう。
目覚めろ―――――‟アルゴールの魔王”!!」
その瞬間、甲高い女の声が聞こえた。
「ra……Ra、GEEEEEEEYAAAAAAAaaaaaa!!!」
それはまるで怒り狂っているようにも、泣き叫んでいるようにも聞こえた。
ああ、そうなんだね。君も苦しんでいたんだね。今までとらえられていたことに、昔はいろんなことをしたのかもしれない。けどまた始められる。いや、僕が始めさせてみせる!!
「下がってて」
「!!なに言ってやがる!!」
「違う。庇ったり、心配してるんじゃない。いや、少しはしてるけど。でも今は出ない方がいい。巻き込まれるよ」
十六夜がかなり怖い顔で怒っているが、ごめん、これは譲れない。
「はっ、しゃーねーな」
「え?」
「だが、ぶっ倒してこい!!」
「!!…………うん!!」
さあ、始めよう。ここからは僕の‟ノーネーム”の力の見せどころ。
「さあ、掃除の時間だ!!」
「ふざけるなぁーー!!行け!!アルゴ―――――ル!!」
「GEEEEEYAAAAAAaaaa!!!」
「〈創造〉〈融合〉!!!」
僕は、無限にナイフを作り出した。ギフトの名のように。
そして〈自由に操る能力〉を付与。
僕の周りには、そうまるで弾幕のようにナイフが宙を舞っている。
「な!なんだその数は!!」
「さあ、ルイオス!!自分のやった行いを後悔し!そして、感じろ!!自分の罪を!!」
一斉にすべてのナイフがルイオスとアルゴールに向けられる。
そうだね。この技は無限のナイフ。そのままだけど、言うなれば……
「【インフィニティ・ナイフ】!!!」
「があああああぁぁぁぁぁ!!」
「GEYAAAaaaaaaaaaaaaaaa!!!」
**
「ルイオスは死んだのか?」
「いや、いちようついでに〈痛みだけを伝える能力〉を付与しておいたから死んでないよ」
「まさか、死ぬほど痛い思いはするのに死ねないと?」
「うん」
「お前、本当にSなんじゃないか」
「どうだろうね」
そして僕はアルゴールに近づく。
「空さん、何を?」
「ああ、アルゴールを隷属させようと思って、出来るよね?」
「あ、はい」
「なら」
アルゴールに〈封印を解き、再封印する能力〉のナイフを使って、隷属させる。
姿が、なぜか幼女に変わったことにはみんな驚いていた。僕もだいぶ驚いたけど。
だが、起きないので僕の空間に入れておいた。
今はゆっくりお休み。アルゴール
そして、黒ウサギがギフトゲームの勝利を宣言し、僕達は勝利した。
**
その後、レティシアが完全に‟ノーネーム”の仲間となり、十六夜達がレティシアにメイドをやってくれと言っていた。
僕だけじゃダメなんですか。
なんて気持ちはないです。はい
しかし、今回は僕しか活躍していないだろうと言う話になり、なぜかレティシアの所有権が完全に僕だけになってしまいました。十六夜達にしては珍しいことだったので、かなりびっくりしたけど。
しかし、占領する気はさらさらないから、‟ノーネーム”メイド二人目として頑張ってもらうことにしたのだが、
「まったく、主殿は欲がない。まあいい、しかし用があったら主殿を優先しよう。夜の相手でも、な」
「な!!/////」
「「「「なに言ってるんですか!!!!////」」」」
「ヤハハハハハハ!!!」
**
‟ペルセウス”との決闘から三日後。
子供達を含めた百二十六人+一匹が集まっていた。
「えーそれでは!新たな同士を迎えた‟ノーネーム”の歓迎会を始めます!」
そして、歓迎会が始まる。もちろん僕はメイドなので、手伝いはしている。大丈夫と言われたが、メイドとしてはやるべきだろう。
黒ウサギから満天の星空に注目するように言われる。
そして星空からペルセウス座が消えた。
この箱庭は空に輝く星までも盛り上げるための舞台にしてしまう。この箱庭のすごさを改めて知るきっかけになった。
十六夜はこの星空に自分たちの旗を飾ることを思いついた。確かに、すごくロマンがあっていい。
そして僕も、一つ。決まりを作ることにした。
それは、なにかいいことがあった時、それにまつわる能力を持ったナイフを作ること。
「〈創造〉〈融合〉」
そのナイフは〈闇を照らし浄化する能力〉を持った白く輝くナイフ。そのナイフには『
その時、星白の光が強くなった気がした
そして、星が輝く夜空を彩る。こんな星空を見ていると、また母さんのことを思い出してしまう。
『あなたを空となずけたのはね、この星空のようにたくさんの人を包み込めるような人になってほしいから』
母さん、僕はそんな母さんの思ったような人でいられているでしょうか…………。
第一巻がついに完結いたしました。
そこで、活動報告でも書きましたが、アンケートを取りたいと思います。
一、二巻の内容に入る。ハーメルンのメンバーをどうするかも書いてください。
二、女体化する話をかく。
三、日常編を書く。
この中から選んでください。
ご協力お願いします。