転生して男の娘メイドになるそうです。…て、え!?  『問題児編』   作:楠木 蓮華

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アンケート明けの小説で、オリジナルのストーリーなのでつたない文章になるかもしれませんが暖かく見守ってください。


魔王殺しの契約精霊
ギフトゲームの招待状と剣精霊


「はあー、今日も良い天気だなぁ」

 

今日も日の光が心地良い。とても良い洗濯日和である。こうも太陽が暖かいと眠くなっちゃうなあー。

それに、このメイド服にもだいぶ慣れてきた。この姿がそろそろノーマルになりつつあった。しかし、少し疑問に思ったのは、十六夜も、白夜叉も僕に変な服を着せてきてないからだ。

 

断じて着たいというわけではないから誤解はしないように!!

 

そんな感じで洗濯物を干していると、

 

「空様、手伝いに来ました」

 

そこには、“ノーネーム”のマスコット、リリがいた。

 

「ああ、ありがとう」

 

「いえいえ、元々は私がやらなきゃいけないことなので」

 

ええ子や!!この子めっちゃええ子や!!真面目で、健気で、一生懸命!!

僕、リリのためならなんでもやっちゃう!!

 

「こほん、僕も一応メイドだからね。こういうのはやらないと」

 

「そうなんですか、いつもありがとうございます」

 

「いえいえ」

 

と、こんな感じで穏やかに過ごしている。ああ、平和が一番だよねー。

こんな平和が続けばいいのに……

 

 

**

 

白夜叉side

 

「オーナー。オーナーに手紙が来ております」

 

手紙じゃと?

この私にか?いったい、なんの手紙じゃ?

 

そこには、女性がドレスを来ている模様がついていた。

中身を読んでみると、

 

「な!?」

 

こ、これは……。

フムフム、なるほどのぉ~。これは“ノーネーム”に、

 

いや、

 

“ノーネーム”のメイド隊の隊長に話をしなければいけないのぉ。

 

ヤホホのホ!!

 

 

**

 

 

空side

 

洗濯物が一段落したので中に戻ると、

 

「あ、主殿。洗濯物、お疲れ様」

 

「レティシア、ううん、リリが手伝ってくれたからそんなに疲れてないよ」

 

そう言って頭を撫でてあげると、

 

「えへへへ////」

 

嬉しそうな顔をしてくれるので、撫でりがいもあるというものだ。

 

「そうか、お疲れ様。リリ」

 

「いえ!恐縮です。」

 

慌てているリリもやっぱり可愛い。レティシアもそう思っているのか、とても優しい笑みを浮かべている。

 

と、その時。

 

「空さーーん!!」

 

「ん?」

 

声が聞こえた方を向くと、いつも通りの際どい服を着た人が走ってきていた。

 

「黒ウサギ、どうしたの?そんなに慌てて」

 

「はあ、はあ、実は、空さんに白夜叉様からギフトゲームのお誘いがありまして」

 

「え?」

 

「内容は詳しくは教えてもらってないのデスが。とにかくお伝えしようと思ったデスよ」

 

「ありがとう」

 

「いえいえ」

 

早速、招待状を見てみる。

 

『“ノーネーム”のメイド隊隊長のおんしにお願いがあっての。近いうちにある剣精霊をかけるゲームがあって、その者は私にも少し面識があってな、他のものになるぐらいならとおんしに託したいと思っての。まぁ、階層支配者がこんなことを頼むのは卑怯かと思うが、おんしに頼みたいのじゃ。よろしくの』

 

と、書いてあった。確かに階層支配者がいちコミュニティにこんなことを頼むのはあまりよくない気もするけど白夜叉のお願いは、断れないよね。

 

「それで、開催日は何時なの?」

 

「えっとですね。一週間後です」

 

「そうなんだ、取り合えず皆に話しておこうか」

 

「そうですね」

 

 

**

 

 

「空へ白夜叉直々にギフトゲームのお誘いだと」

 

「ずるい」

 

「そうね、確かに私達をほおっておいて空くんにだけなんて」

 

「右に同じだぜコノヤロウ。ちなみにギフトゲームの内容は?」

 

「それが書いてないんだよね」

 

「そうなのか?」

 

「はい、ギフトゲームの内容は私にも教えてもらってません」

 

「そうか」

 

「もしかして女装コンテストだったりして」

 

「いやいや!!やなこと言わないでよ!!」

 

「ありえるわね」

 

「そうだな、白夜叉に期待だな」

 

「そんなのない!!絶対にない!!そんなギフトゲームなんて僕は認めないよー!!」

 

そんなこんなで僕は一週間後に訪れるギフトゲームに早くも不安を感じていた。

 

 

**

 

 

???side

 

 

この感じはなんでしょう?

随分と前にこんな感情を感じた気がします。

なんでしたっけ?

 

「ん?どうしたんだ、エスト?」

 

「いえ、なんか懐かしい感じがしたんです」

 

「懐かしい感じ?」

 

「はい、確かコレは私の元マスターに出会う前にも感じたことのある物です」

 

「そりゃあ良いことじゃあないかい。お前にもまた、新しいマスターが出来る前兆かもしれないね」

 

「そうなんでしょうか?」

 

「ああ」

 

私にもまた、マスターが。

 

でも私は呪われた剣。

 

………

 

まだ見ぬマスター。

 

私はあなたが拒むのならば求めません。

 

でも、叶うのならばまだ見ぬあなたとともにいたい。

 

 

 

あなたが望むのなら、私はあなたの剣になります。

 

 

 

 




このお話に出てくるエストですが、容姿や性格は同じですが、設定はオリジナルになっています。
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